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五十嵐先生、教えてくれっチョ >> インデックス

Q141:私は中学2年で、吹奏楽部で打楽器をしています。今年は1年生がたくさん入ってきて、私は1人で2人教えなくてはいけなくなってしまいました。
  私の通っている学校は小規模なので1年生でも頑張ってもらわなければいけません((;;)。私が入部した時は、打楽器の先輩がいなく、自分で研究して練習していました。なので、今の自分にあった基礎練習しかもっていません。
  1年生は1人は小学校で打楽器をやってたんですけど、もう1人の子は音符が読めません。1年生が楽しく、密度の濃い練習ができるような基礎練習はないでしょうか?(打楽器さん)

A: 先輩がいなくても自分で研究して練習方法を見つけて実行してきたこと素晴らしいですね。

 これまでの「自分に合った基礎練習」は、同じ学校のバンドのパートで合わせていくのですから、今度は、そのまま「パートに合った基礎練習」になるのと思いますよ。
  これまで1年間やってきたことをもう一度まとめてみて、今度は3人で一緒にやってみて下さい。

 自分自身の体でリズムを会得するためにも、手拍子だけでなく、体のあちこちを叩いて、その音色の違いなどを実体験していく方法をやってみてください。そして、それから楽器で練習です。

 音符の読みが苦手な人には、リズムを口で表現したり、拍子やリズムに合う言葉にして練習してみてください。その次に手拍子→体あちこち→楽器と言う順番で、そして最後まで口でリズムを言ってみるといいでしょう。

 教則本はあなたの1年間の努力したことです! あなたにとってはもう1度かもしれませんが、同じことを何度も繰り返していくことで基礎力が蓄えられ楽曲に反映されます。頑張って下さい!

(2008.06.23)

Q142:私は高校二年生で、ホルンを吹いています。
  私のバンドで、ペア練習というものがはじまりました。ペア練習は、2年生:1年生=1:1か1:2で、2年生が1年生の指導をするというものです。
  合奏でやっても合わないことは、パートで合わせる、パートでやっても合わないことは、ペア練習で合わせるという理論の元やっている練習なのですが、私と比べると全体的に1年生のほうが、音色・音量ともに上で、何をやっていいか分かりません。
  基礎と曲をやれということなのですが…どれも中途半端になってしまっています。私も指導力がなく、更に1年生より下手なのでどうしたらよいのかわからない状態です。
(S・T)

A:「ペア練習」、素晴らしい練習方法ですね。
より密度の濃い合奏にするために、小さいグループで確認統一していく内容はきっとバンドが上達していきますよ。

 私も、「メンター制度の導入」として、色々な講習会などでこれに似た方法を提唱しています。

 合奏で示された、目標を少しでも到達できるように練習することです。そのポイントは、先ずユニゾンを合わせる。つまり、息をコントロールして「音色、音量、音程」を統一することです。
 その次に、フレーズ感やブレスのタイミングを合わせていく。
 曲ではチェンジングブレスでフレーズを二人で吹いていく練習をとりいれてみてください。

 しかし、ペア練習の目的はそれだけでしょうか?
 それは上級生が(一方的に)指導コメントしていくのでしょうか?
 ペアになった人がお互いに上達し、楽曲を研究し音楽を向上していくのではないでしょうか?

 と言うことは、上級生の音に全てを合わせるという考えだけではなく、
どちらかの音に合わせる。つまり2人が合えばいいのではないでしょうか?

 2年生は在籍しているバンドではより多く合奏を経験しているのですから、
先生の音楽性やバンドの特徴など多くのこと知っていて経験が豊富です。
自信をもって、二人のコミュニケーションを図り、バンドの一番大切な
人と人の繋がりを視野に入れた「ペア練習」をして下さい。

(2008.10.03)

Q143:吹奏楽がはじめてできることになり、まとめる立場になりました。でも、人数が少ないので、金管も木管もバラバラのパートの子4・5人(各パート0〜1人)をいっぺんにまとめて基礎練から曲練の全般をします。
  どんな基礎練をしたらみんなが楽しくうまくなるでしょうか。わたしはフルート担当なので、特に金管は分からなくて…。

吹奏楽ができることに、私もとてもうれしいです。
おめでとう!

基礎練習でマスターしたい内容

1.ロングトーンでの音づくり
2.呼吸法、ブレスコントロール
3.アンブシュアの柔軟性(リップスラー、インターバル)
4.響き(倍音)の充実(声部間の重ねバランスとブレンド感)
5.調性の統一(スケール、アルペッジョ)
6.ハーモニー
7.エチュードによるフレーズと歌い方

私はこの内容で、「5分間クイックトレーニング」としてオリジナルの基礎合奏メソードを作成し使っています。全てでなくてもいいので、項目をチョイスしてやてみましょう。

(2008.10.03)

Q144:今年アンサンブルコンテストに木管五重奏で出場することになりました。基礎練習として良い練習方法はありませんか?

木管五重奏でのアンサンブル・コンテスト出場おめでとうございます。コンサートで木管五重奏といえば、オーケストラの首席奏者で編成したアンサンブルというように、それぞれの楽器奏者がソリストであることが特徴と思います。とてもベーシックな編成で、そして魅力的な編成ですので、とても素晴らしい音楽が奏でられることと思います。

まず個人個人の演奏レベル、音楽性を磨くことが大切です。

そしてアンサンブルの基礎練習としては、

1.チューニングとスケール

リレーによる Ob→Fl→Cl→Hr→Fgの順に、
一音ごと4拍間ロングトーンしながらリレーしてスケールを行う。
(この順番だけでなく、低音からも行う))

Ob→Fl→Ob→Cl→Ob・・・というように、キャッチボールを行いながらスケールをして行く。

2.ハーモニー

四声のハーモニー・パターンやコラール練習を行う。

バランスを意識して、さらにダイナミックスを変化させ行う。
この時、5度音程をしっかり合わせることができるようにして下さい。

3.楽曲で克服しなければならない難所を徹底的に繰り返し練習する

4.フレーズごと(ソロで)をリレーして吹く

それぞれの楽器奏者が集まってアンサンブルするのですから、音楽の可能性はとても無限大です。頑張って素晴らしいそして納得した演奏をしてください。

(2009.01.05)

Q145:今度、「パリのアメリカ人」をコンサートピースにエントリーしました。そこで、楽譜及び編曲版をどうするか悩んでいます。編曲者:MARI VAN GILS版、および編曲者:保科洋版。お勧めとかのご指示はできないとは思いますが、いずれもオーケストラ版原曲をそのまま編曲しているタイプなのでしょうか? 楽譜を見ていないため、購入を悩んでいます。もし可能であれば宜しくお願いします。

パリのアメリカ人については、お問い合わせの「編曲者MARI VAN GILS版、および編曲者:保科洋版」共にスコアを見たことがないのでご回答できません。

保科洋版は、東京佼成ウインドオーケストラへの書き下ろしで、CDも出ていますので、音源を聴くことができるので、オーケストラ版と比較できるかと思います。

 ■パリのアメリカ人/東京佼成ウインドオーケストラ
   http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0448/

この版は、ウインドギャラリー(042-336-1441)からレンタル楽譜としてでていますので、直接問い合わせてみてはどう でしょうか?

(2009.01.05)


Q146:クラリネット吹いてます!あっという間に中学3年生。もう、今年の夏が最後のコンクール。だから、どーしても、いい成績がだしたいんです! わたしは、肺活量がなくて、いつも小さい音しか出せません。どうしたら肺活量がつくんですか?(香奈)

新年度が始まり、最高学年になったのですね。
中学最後のコンクールで納得した演奏をし、いい成績を取りたいという気持ち、素晴らしいです。

さて、肺活量を増やして、楽器の音量を大きくしたい!とのことですね。
本来、肺活量の検査は、肺から出入りする空気の量を測って、肺の大きさを調べることが目的です。

肺活量が増えれば肺が大きくなったということですので、たくさん空気を吸うことができるということになります。ですから吹奏楽器にはとても大切なことですね。しかし、それだけで音量は大きくなるでしょうか?

楽器を演奏するのには、音を長く伸ばしたり、次のブレスまでに安定した息をだしたり、スピードのある息を楽器に入れ込んだり、太い息を送り込んだり、いろいろな息を出せるようにコントロールできるようにしていかなければなりません。力んで吹奏しても「音になる息」が出ていなく効率が悪いですね。

吸い込んだ空気を意思のある音に100%するために、ダイナミックスレンジを変えてスケールロングトーンをして、息を意図的にコントロールできるようにしていくしかありません。

最後に肺活量を増やせるかわかりませんが、

・健康な身体作りをしていく。
・大きな声で返事をする。
・通学時にはしっかりした足取りでリズムかるに歩く。
・常に姿勢を良くして息の通り道(気道)をしっかり確保できるようにしていく。

ことを普段から実行してみて下さい。きっと今まで有効に使えていなかった息がしっかりと使えてきますよ。

では、リラックスして息のコントロールができる呼吸法とロングトーンで「音作り」を頑張りましょう。


Q147:クラリネットを吹いている中3です。私は吹奏楽が大好きです。全国大会のCDを買ってはずーっと聴いています。
  今年が最後のコンクールで、今のメンバーで金賞をとりたいと思っています。課題曲はマーチを吹きます。教えてほしいことは

★マーチを吹くときに気をつけること
★基礎の内容(できれば詳しくお願いします)
★後輩への教え方

 よろしくお願いします!!(kj8さん)

 kj8さん、中学最後のコンクールで金賞めざして燃えているのですね。
  コンクールは先生とメンバーが一つの目標に向け、お互いで協力し尊重しあい、力を出し切ることが大切です。支えて頂いている方々に感謝しながら、結果だけに拘らず、過程を大切に金賞を目指して頑張ってください。

 さて、吹奏楽の魅力を楽しめる楽曲の一つに「マーチ」があります。一般的なマーチを演奏する時、ウキウキ、ワクワクするような、楽しいマーチを演奏できるようになってもらいたいと思います。
「楽しくなければマーチじゃない!」が私の自論です!!

★マーチを吹くときに気をつけること

 では、マーチを吹くときに気をつけることについてお話しします。
 
1.テンポの設定

  • 基本的には、一定の速度を保つことが大切です。
  • テンポの設定は、曲の性格を決定づける重大要素の一つです。
  • その音楽に合った最適なテンポを探すことが大切です。
  • 普通に歩く、いわゆる自然なテンポで積極的に前進することがポイントです。

2.裏拍を感じるリズム

  • 歩くことが前提にありますので、足上げに相当する「裏拍」を全ての奏者が感じることが重要です。感覚を身につけるために、メトロノームに合わせて足踏み(Mark time)をしながら手拍子で裏拍を打つ練習が効果的です。
    (普通にテンポに合わせて足踏みをする事はとても難しいことがわかります。日頃より、リズムにのって歩くことです)

3.フレーズそして力感のある表現(Wait<待て>とWeight<重心>)

  • Waitは「待て」いわゆる「ため」のことです。Weightは「重心」をのせることで、アクセントや力強さの表現等、演奏に変化を与えます。
  • フレーズを感じられるそして力感のあるリズム感のマーチに仕上げましょう。音にエネルギーを持たせることが大切です。

4.打楽器の役割

  • テンポ、ダイナミックス、バンドの響きの厚みそして音楽表現をアピールする為に打楽器セクションの役割は重要です。なかでも、「バスドラム」は「第2の指揮者」といわれるほど重要な役割を持っています。音楽合奏の全体知って音楽を進めることが大切です。
  • 体から出る本物の生きたリズムで、奏法は体のバネを使い演奏する。さらに音質、音色、音量、リズム、ブレンド感に配慮して全体のアンサンブルにふさわしい音づくりに専念する。
  • バランスは管楽器の響きより大きな音量にならないよう、「縁下の力持ち」でバンドを支えます。

5.スタイル

  • 歯切れの良い伴奏リズムはマルカートの音形で演奏するレガートのメロディーはスラーの切れ目、ブレスの位置で流れが止まらないように、フレージング、ブレッシングに注意する。
  • リピート演奏の時は、ダイナミックス、メロディー・オブリガートの対比などを変化してコントラストをつける。

6.表現

  • リズムは同じでも、その上に流れるメロディーの流れ方の違いが大切です。
  • 「マーチ」を音楽的に演奏するには、声を出して歌うことです。弦楽器の繊細な歌い方、音楽表現が目標です。音色に変化を持ち、色彩感を出せると最高です。
  • Tuttiでのバランスは特定の楽器がなるべく飛び出さず、全体の音としてブレンドするようにします。

「マーチ」はメロディー、オブリガート、ハーモニー、リズムなど、全てが統合された 素晴らしい「音楽」です。

★基礎の内容について

 基礎の重要性を認識、やっていこうとする意気込み素晴らしいですね。
  基礎の内容はクラリネットのことかな? それとも合奏についてかな?

 クラリネットでも合奏でも共通なのが、演奏している楽器の一番良い音も目指していくこと。

その為には

  1. 正しい姿勢
  2. 正しい呼吸法
  3. 正しいアンブシュア

を常に意識して楽器を演奏することです。

今、ブレーン社の吹奏楽専門サイト「World Windband Web」のネットTVの「クリニック ch」で私のクリニックの番組が放映されていまるので、参考にしてみてください(2009年5月8日から28日にパート1、その後パート3まで放映予定)。

http://www.brain-music.com/brain_tv/brain_tv_2ch.html

クラリネットについては、

「Q15」に基本的な姿勢、アンブシュア、リードなどの付け方について、コメントしてありますので、参考してください。

http://www.bandpower.net/soundpark/q_a/igarashi/02.htm#15

練習内容は、

  1. ロングトーンでの音の安定性と音色を養う。
  2. スケールで音域の拡大と音程感を養う。
  3. 複雑で難しい運指について、繰り返し練習する。
  4. エチュードでフレーズと息のコントロールを会得する。

など、自分が楽曲を演奏するときに必要と思われることが全てが、基礎の内容です。

このQ&Aコーナーでも過去にクラリネットついての質問にお答えしていますので、参考にして下さい。

★後輩への教え方

 後輩ができて教えることは自分をもう一度見直せるいいチャンスですね。教えるというより、一緒にやっていこう! 一緒に上達していこう!という気持ちが大切です。今日の練習で○○は克服しよう…など目標を決めてスタートしましょう。

 対面で教えるより、横で一緒に吹くことを勧めます。
 そして、リレーで吹いたり、しりとり(楽曲をフレーズごとに分担して)
吹いて必ずソロで部分をつくって、運指テクニック、息のスピードや音色など
チェックして下さい。練習の終わりには、一緒にその日に練習したことを
2人で吹いて、ズレがないかチェックしてください。

 あまり口で説明するより、少しでも多くの時間を楽器を吹き、見本となる先輩の音を聴いてもらいながら練習して下さい。


Q148:はじめまして。ママさんブラスで指揮をすることになってしまい、どのように指導すれば楽しい雰囲気になるのか試行錯誤しています。
  練習は週1回(合奏する時間は1時間)、練習日以外で個人練習をする人はほとんどいません。初見でスラスラと吹ける人から、ほとんど吹けない人までレベルは様々です。曲目は、アニメや童謡が中心です。(匿名希望)

 学生時代に吹奏楽を経験した女性はとても多いのですが、家庭に入ってしまうとなかなか楽器を吹く機会が少なくなってしまいますが、「ママさんブラス」の登場で、どんどん吹奏楽復帰してくる女性が増えて、とてもうれしいことですね。
  吹奏楽は若い世代や学生だけの楽しみにしていてはもったいないです。

 週一回の練習日以外は練習ができないことを前提に、練習の時間を集中して、また来週も練習はしていないけれど参加できる環境や雰囲気つくりが大切と思います。

1.曲の長さにもよりますが、まずは止めずに通します。譜面を追って行くスピードに慣れるようにしましょう。

2.次にリハーサル番号何番まで!と宣言して、合奏形態のままだが、ソロやメロディー担当者、合奏で音楽を突っ込んで追究できる人とやや詳しくパート練習的に合わせていく。この時に譜読みをしなければならない人は自席でどんどん譜読みをしていく。

3.吹ける人にはやや突っ込んで音楽を要求し、流れの中心的存在になってもらう。練習不足の人には、笑顔で楽器でなく声で歌っても言いですよと参加できる 形態で無理なくやってもらう。
 レベルの差ではなく、自分に出来ることで参加してもらう。

4.子供の話題やテレビ番組など共通な話題を投げかけ、メンバーの参加意識を集中させて、やや指揮者が引っ張りぎみで合奏を纏めていく。
 奏者に任せると負担を感じる人が多いように思います。(テクニックの余裕のある人には一緒に引っ張ってもらう)

5.合奏中は、必ずメロディーの入りやパート入り、重要な場面での出番の時には、指揮での指示やアイコンタクトを忘れずに。
   出来るだけ良かったことを誉め、できなかかったことは、また来週一緒にやっていきましょうと、次回も来てもらうコメントにする。

 楽器を吹くことが好きだ! 皆と合奏をして楽しみたい! そこから少しでもいい音楽を奏でたい!という気持ちが出てくるように、練習でも本番!という考えで指揮してください。

  なぜなら、本番の時には、上手く演奏できた時は飛びっきりの笑顔とOKサイン。間違ってしまっても大丈夫だよ…心配しなくてもいいよ…というエールと微笑みを指揮台から送っていると思います。


Q149:私の高校では毎年7月に合唱コンクールがあって、専門の先生も数人お呼びしてけっこう盛り上がっています。
  私は合唱コンクールの担当者なのですが、合唱において音程を良くするにはどのような練習が効果的でしょうか?

  練習期間が2〜3週間ほどでとても短いです。クラスには、吹奏楽部や、歌を専門的にやっている子もいるので全員が全く分からないという状態でもありません。去年は、音程のズレがわかる子が、ズレている時にみんなを注意する、という感じでした。

  そのほか、合唱をするにあたって大切なこともあれば教えていただけるとうれしいです。担当者として、できることはすべてやりたいと思っています!(TSさん/高校3年生)

 学校中が歌声に包まれること、うらやましいです。
 合唱コンクールでのまとめ役は大変でしょうが、やり遂げた時の感動は絶対に一生の思い出になりますよ。

 合唱コンクールというコンクール形態なっていますが、クラスでまとまり、一つの曲を皆で気持ちを合わせて歌うことが、結果として納得のいく賞をいただけるのではないでしょうか?
  クラスの仲間一人ひとりのできているところを見つけだし、他のクラスにはエールを送る。こんなことから合唱コンクールの成功への道が開けてくるのではないかな?

 さて、音程を良くする練習方法ですが、

  1. しっかりした正しい姿勢で発声する。
  2. ガナリ声にならないように、喉の力をリラックスさせる。
  3. スケールでの音程取りをしていく。
  4. 音階を下から上にとっていくと、上でフラット気味に、上から下へとっていくと、下でシャープ気味になるので、注意してとっていく。
  5. 音階という階段を登る時、自分の前方方向ではなく、自分ののノドの奥、そして頭の後ろから天辺に向けての階段があるようにイメージして歌う。

 そして、大切なのは「歌詞」の意味をクラスで共有し、歌詞のアクセント、明瞭度をしっかし把握し、意味が伝わるようにシラブル(発音)や音量に注意して、声部のバランス、メロディーの受け渡しをチェックしてみてください。

 きっとクラスの思いがこもった歌声が響いてきますよ。

このコーナーのQ97に「合唱での指揮法」の回答がありますので、そちらも参考にして下さい。

【関連記事】

■Q97:合唱での指揮法
http://www.bandpower.net/soundpark/q_a/igarashi/10.htm#97


Q150:コンクール自由曲のタテとヨコがだいたい合ってきたら、次にするべきことは何でしょうか?(遠藤さん)

曲のタテ:アインザッツ、和音の響き、音形などなどなど
曲のヨコ:響きの安定性、和声の進行、音の形長さ、メロディーの流れや受け渡し、伴奏ラインの流れなどなどをチェックしていることと思います。

 楽曲は多角的に捉え、次のことを合奏でのチェック・ポイントとしてください。

1.音符について

  • 発音の統一(何を話しているのかハッキリという)
  • 音形、長さの統一(響き方、音符の持っているエネルギーの決める)
  • 消し方の統一(余韻、流れを決める)

2.音程について

  • ユニゾン(オクターブ関係も含む)を合わせる。
  • 楽器間のバランスを調整する。(楽器が大きい、管が太い・長い楽器の音量を大きめにする)

3.ダイナミックスについて

  • 各曲想、フレーズによりダイナミックスを細かくつける。
  • 曲全体を見てダイナミックスの推移を明確にし実行する。

4.メロディー、フレーズについて

  • メロディーの流れを明確にし、受け渡しを確実にする。
  • フレーズの流れを把握し、曲全体の流れを失わないようにする。

5.ブレンド、バランスによるサウンドついて
(このことが一番重要です。ブレンドしてその場面で一番相応しい新しい楽器の音色を創る)

  • 各役割、声部の音量のバランス(メロディーvs伴奏(リズム・ハーモニー)vs対旋律)をとる。特にTuttiのサウンドが崩れないように。
  • 一つの楽器(パート)のみが飛び出ないようにする。  
  • 楽器の音色のバランス(色彩感)をとる。

6.自分達の主張のある演奏、緊張感のある演奏

テクニックのみの追究に終わらず、ぜひとも自分が思い描いている音楽に仕上げてください。



五十嵐先生に質問を送る>>> bpmaster@bandpower.net

※現在は質問を受け付けておりません


■バンドカウンセラー:五十嵐 清(いがらしきよし)

(社)日本吹奏楽指導者協会(JBA)の理事を長年務め、同協会主催の「吹奏楽指導者・学生リーダーのための吹奏楽ゼミナール」を始め、全国各地の吹奏楽(合奏)指導法や指揮法の講習会の講師や社会人、企業、大学、高校、中学校の吹奏楽団において客演指揮や指導を行っている。また全国各地の吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどの審査員、ビデオマガジン「ウインズ」(新チューニング法)、Web吹奏楽雑誌「バンドパワー」での講師を務める。
 これまでアメリカ吹奏楽指導者協会(ABA) 創立60周年記念演奏会、ウイーン楽友協会ホールクリスマスコンサート、ベルリンフィルハーモニーホールドリームコンサートや和田薫氏作曲の初演曲を「日本フィルハーモニー交響楽団他」を指揮し成功させているほか、東京都立杉並高等学校吹奏楽部を指揮指導して、全日本吹奏楽コンクール、全日本アンサンブルコンテストや全日本高等学校選抜吹奏楽大会(第22回大会グランプリ受賞)等に出場している。
  現在、日本ブラスバンド指導者協会理事、東京都吹奏楽連盟参与、東京都高等学校吹奏楽連盟監事、日本管打・吹奏楽学会会員、世界吹奏楽指導者協会(WASBE)メンバー、21世紀の吹奏楽「響宴」会員、日本スーザ協会会員、東京都立杉並高等学校吹奏楽部名誉音楽監督等を務めている。

(C)Igarashi Kiyoshi / Band Power

 
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