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五十嵐先生、教えてくれっチョ >> インデックス
Q81:私はSaxを吹いているんですが、演奏会で、Soloを吹くことになりました。すごくゆったりとしたきれいな旋律で、ビブラートをかけて吹いているんですが、「ビブラートがわざとらしい」と、よく先生に言われてしまいます。「ビブラートは気持ちの高まりによって自然にかかるもの」とよく聞きますが、自然なビブラートって、どんなものなんですか?( M・S/中学生)

A:Soloメロディーを声に出して歌ってみましょう。
訴えたい、伝えたい、頂点に達した感情の部分をお客さんと共用したい、なんてところにかかってくるのではないかと思います。
速さ、深さ、高さ、長さなどの組み合わせは無限です。

ビブラートをつけた時、お腹で息をしっかり支えて音が均一になるようにして下さい。

Q82:はじめまして。コンガのチューニングの仕方がわかりません。
僕んとこのコンガは5つのボルトなんですけど、どのようにすればいいんでしょうか。(匿名希望)

A:均等に皮が張られるように、5本のボルト(できるだけ専用の工具で)を調整して下さい。音程は曲想に合うように調整して下さい。

Q83:吹奏楽を始めたばかりの中学生です。
テナー・サックスをしているのですが,高音のピッチが全体的に高くなりがちでよく練習のときに指摘されます。特にFやGが高いです。
換え指をして、ロングトーンを心がけてるのですが,あまりよくなりません。
合奏の時はほとんど吹くこともないです。
どうしたら良いでしょうか?よろしくお願いします。(K・Y/学生)

A:楽器のバランス調整はしていますか?
キイのバランスやホールとの高さの具合により音程が変化します。
また、口の締めすぎや息のコントロールもチェックして下さい。

Q84:初めまして。A.Saxをやってる高1の女です。ほぼ毎日自主練をしているのですが、なにをしたら良いのかわからないまま日々を過ごしています。一応ロングトーンを2、3本、タンギング等、主に基礎練をしてます。このままではいけないと思っているのですが・・・。アドバイス宜しくお願いします。(V/高校生)

A:毎日自主練習をされていることは素晴らしいことです。自分の成長や欠点は分からないので、先生や先輩に見て(聞いて)もらう。録音してチェックして見ることをお薦めします。

【基礎練習の項目】としては、

1.ロングトーン:アンブシュアーを変えずに、真っ直ぐな息で、「音量、音程、音色」が一定になるように練習する。

2.スケール:音域やアーティキュレーションが変化しても、一つ一つの音しっかり鳴らし、全ての音がまんべんなく響くように練習する。

3.タンギング:息のスピードや量などに注意して、舌先でリードと触れるように舌つきする。アンブシュアーが変化しないように音形に注意して練習する。スタッカートの練習もいれる。

4.音域の拡大:どんな音域でも、しっかりした息で、音色、音程、音量が一定になるように練習する。

5.フィンガリング:替指やクロスフィンガーなど指を早く動かすように練習する。

6.インターバル:跳躍音でも音程、音色、音量が不安定にならないように練習する。アンブシュアーが崩れないようにする。

【お薦め教則本】は以下のとおりです。

1.スケール集(阪口 新):メトロノームを使い、1日ごとに2つの長調と短調をアーティキュレーションを変えて行う。ロングトーンやアティキュレーション、ビブラートの練習にも使う
2.クローゼ:運指や替指、スラー、スタッカート、タンギング等のテクニック練習
3.ラクール:フレーズ、ブレス、テンポ、ダイナミックス、ビブラートの応用のエチュード

また、サクソフォーンパートでの音色の統一、ハーモニーの練習など基礎的なパート練習もすると良いと思います。

今の意気込みで頑張って下さい。絶対に上手くなりますよ。そして素晴らしい音色になることでしょう。

Q85:合奏のときなどにスネア・ドラムの8分音符に合わせて他の打楽器が4分音符をやったりするのですが、普段練習しているメトロノームに合わせてやるのではできるのに(ズレずに)スネア・ドラム(の8分音符)に合わせてやるとズレてしまうのはなぜでしょうか? 何かいい練習方法があったら教えて下さい。(RT/中学)

A:合奏で打楽器を効果的に使われているようですね。
さて、メトロノームの練習の時、「1拍(または半拍)ずつ、目で見て、音を聞いて」というように、受身でテンポをとって(感じて)いるように思います。自分の身体や頭等にメトロノームが埋め込まれているイメージでないといけません。各奏者間で微妙に違っている体内時計(時間)を合わせることが合奏では大切です。
裏拍を常に感じて、拍子を感じて、次の拍に常に動くイメージで練習してみて下さい。はじめは声にだして裏拍もカウントしながらやって見るといいと思います。

Q86:私はクラリネットを吹いています。よく音色、音質に注意しろって言われるんですがどういう風にすれば音色をそろえたり音質をよくしたりできるんでしょうか?(hana)

A:目標の音を決めて下さい。プロの方のCDを聴いてイメージをつくり、実際には、パートのリーダーの人の音色にあわせていくといいと思います。

・マウスピースとバレルのみで、音程、音量、音色を合わせる。
・楽器をつけて、息のスピード、量、圧力、長さを各自で調整し、リーダーの音と交互に吹く。
・単音だけでなく、スケール練習で合わせていく。
・ダイナミックスを変化して合わせていく。
・会得したら、個人での基礎練習でも繰り返し練習する。

曲想にあわせていろいろな音色を出せるといいですね。

Q87:腹式呼吸がうまくできないのですがどうやればいいのでしょう?!部活ではメトロノームの60のテンポで8拍吸って8拍はく、4拍吸って8拍はく、2拍吸って8拍はくという方法を立ってやっているのですが・・・・。(匿名希望)

A:立って練習させていることはとてもよいことです。ここで姿勢を整える時、息に通り道を確保することです。

吸う力を増強して、コントロールして息を安定して出していく。
吸ってからはく「瞬間」にきちんとお腹での支えが出来ているかチェックして下さい。

息をはいている時、拍の長さのみに気が行っていないようにして下さい。

吸う時は、ただダラダラ吸うのでなく、空気の塊を吸い込み、お腹の下、腰の周りに深く浸透させて良いイメージでおこなって下さい。
はく時は空気中で直ぐに発散していくのではなく、長い円筒が空気中にあたかもあるように、揺れずに真っ直ぐに円筒の内側を進行していくイメージで出して下さい。

たまに、かかとを少しだけ上げて練習してみて下さい。

Q88:アルト・サックスしています。人を感動させる音ってどんな音ですか?
あと音がきついのはどうすれば直りますか?(keiko/学生)

A:人を感動させる音は、自分の感じている「思いや情景」を素直に歌い上げるように、楽器を通してお客様に
伝えようとしている音と思います。一方通行でなく会話コミュニケーションがあることが感動してもらえる要素になると思います。

音がきつい時の注意点としては、以下のことをチェックしてみましょう。

・アタックが強すぎないか。
・口の中が狭くないか。
・マウスピースやリードを噛み過ぎでいないか。
・ただ息のスピードだけ上げていないか。

Q89:サックスに必要な練習はなんですか?(K・E/中学生)

A:他の質問でも関連のことがありますので、あわせて見て下さい。

1. ロングトーン:音の安定を目指す練習。
2.スケール:指の練習と音程感を養う練習。
3.タンギング:息のスピードや量などに注意して、舌先でリードと触れるように舌つきして、
  音の形をしっかりさせる練習。
4.音域の拡大:どんな音域でも、一つ一つの音しっかり響かせられることを目指す練習。
5.フィンガリング:替指やクロスフィンガーなど指を早く動かす練習。

また、サクソフォーン・パートでの音色の統一、ハーモニーの練習など基礎的なパート練習も
すると良いと思います。

Q90:私は先週ぐらいからピッコロ担当になったんですが、音も不安定で高い音がほとんど出ません。でも、どのように練習すればいいかわかりません。ピッコロの練習法が何かあれば教えてください。
あと、よい音を出すために注意することがあれば教えてほしいです。お願いします。(A・S/高校生)

A:ピッコロの練習ポイントは以下のとおりです。

・フルートより柔軟な唇と小さなアパーチャーを作ることが大切です。
・トーンホールの中心とキイラインが一致するよう、楽器の組み立て方を再度チェック
してみて下さい。
・上唇がトーンホールに覆いかぶさらないようにしてみて下さい。
・息をきちんと支え、「少しずつ」連続して息をコントロールして、小さくまとめた唇(アンブシュア)から楽器に送り込んで下さい。


■バンドカウンセラー:五十嵐 清(いがらしきよし)

(社)日本吹奏楽指導者協会(JBA)の理事を長年務め、同協会主催の「吹奏楽指導者・学生リーダーのための吹奏楽ゼミナール」を始め、全国各地の吹奏楽(合奏)指導法や指揮法の講習会の講師や社会人、企業、大学、高校、中学校の吹奏楽団において客演指揮や指導を行っている。また全国各地の吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどの審査員、ビデオマガジン「ウインズ」(新チューニング法)、Web吹奏楽雑誌「バンドパワー」での講師を務める。
 これまでアメリカ吹奏楽指導者協会(ABA) 創立60周年記念演奏会、ウイーン楽友協会ホールクリスマスコンサート、ベルリンフィルハーモニーホールドリームコンサートや和田薫氏作曲の初演曲を「日本フィルハーモニー交響楽団他」を指揮し成功させているほか、東京都立杉並高等学校吹奏楽部を指揮指導して、全日本吹奏楽コンクール、全日本アンサンブルコンテストや全日本高等学校選抜吹奏楽大会(第22回大会グランプリ受賞)等に出場している。
  現在、日本ブラスバンド指導者協会理事、東京都吹奏楽連盟参与、東京都高等学校吹奏楽連盟監事、日本管打・吹奏楽学会会員、世界吹奏楽指導者協会(WASBE)メンバー、21世紀の吹奏楽「響宴」会員、日本スーザ協会会員、東京都立杉並高等学校吹奏楽部名誉音楽監督等を務めている。

(C)Igarashi Kiyoshi / Band Power

 

 
 
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