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五十嵐先生、教えてくれっチョ >> インデックス
Q71:私の学校の部室(本館とは離れている)はとても狭くて、そこでは合奏しかできなく、個人・パート練は、パーカッション以外、駐輪場付近の外でやっています。金管はいいかもしれないけど、木管の人たちがかわいそうで、冬はどうすればいいか分かりません。ちなみに、教室などの使用は、「勉強の邪魔」という事で、無理なんです。(ホルンっ子)

A:とても辛い環境で頑張っているのですね。
  学校に交渉して、最低限木管と金管それぞれ1部屋づつの2部屋を使用させてもらうようになるといいのですが、難しいでしょうか。
  気温が下がる冬場では、木管楽器においては、吹奏し息を入れた楽器の内側と外気にさらされる外側で温度差が生じ、木の収縮がおこるため楽器が割れてしまう。また、息が温度差により水滴となり管内に付着し、キーやタンポの故障や楽器が割れての原因となる。金管楽器は唇の振動で音を出すのだが、寒さにより唇が荒れや割れが生じまた柔軟性を失い音を出すことが困難になる。というきちんとした理由をもって交渉してみたらどうでしょうか?
  では今の環境での練習のアイデアですが、時間差や曜日毎で練習を計画する。屋外では、歌で音程やハーモニーをチェックする。リズムの統一を図る。打楽器もリズムの練習の時は楽器を使わず屋外で練習する。屋内では楽器の音だし、音色の向上を図る。などが考えられます。頑張ってみて下さい。

Q72:出っ歯で矯正を考えているのですが、吹奏楽部に入ってみたいと思っています。今は、まだ吹く楽器などは決めていないのですが、矯正に支障が少ない楽器とかはあるんでしょうか?それと、出っ歯の矯正はだいたい期間はどれくらいかかりますか?(高校生)

A:打楽器やコントラ(ストリング)バスは大丈夫です。また、マウスピースの大きいチューバ、ユーフォニアム、トロンボーンは支障が少ないのではないかと思います。他の楽器でも実際に吹いている人はいますよ。
矯正の期間と治療中の楽器を吹くことのに関しては、歯科の専門医に相談してみて下さい。

Q73:トロンボーンをしてます。だけど、なかなかバリッとした音がでません・・・息もあまり続きません・・・どういう事をしたらいい音がだせますか??(学生)

A:次の練習を立奏でやってみて下さい。
先ず、空気をしっかり、たっぷり吸ってみて下さい。おへその下あたりまで入り込んでいる、また腰のあたりにも入り込んでいるイメージで吸ってみて下さい。
一度止めてから、お腹をへこませないようにして、楽器のベルの先2−3m位先まで息を連続して送り込んで下さい。徐々に長く息が出せるように毎日練習してみて下さい。身体と楽器とのジョイント部分である「唇」を少しずつ緊張させていき、マウスピースの中で柔軟性を持った状態で息が楽器に入り込むようにして、響きがある音を作って下さい。そして息の量、スピードやアパーチャ(唇の息の通るスペース)の広さ
を加減できるようになるといい音が出せます。
一番大切なのは、目標となる音のイメージを持って、コツコツ練習することと思います。

Q74:今高校でホルンをしているんですが、曲で高い音を出さないといけなくなりました。どうやったら高い音が長く吹けるようになるんでしょうか?人から腹を鍛えたらいいと聞いたんですが・・・(高校生)

A:お腹を鍛えることも大切ですが、それ以外に、唇の柔軟性、息のコントロールの仕方、音程のイメージ、唇の周りにある口輪筋という筋肉を鍛える。ことも必要です。
スケールの練習
一音または半音ごと高くしていく。ドレド、ドレミレド、ドレミファミレド etc.
リップスラーの練習
をしっかりやるといいと思います。

Q75:コンクールで私達の団体の自由曲は、A・リードの「エル・カミーノ・レアル」に決定したのですが、なかなか良いカット方法(大胆じゃない)が見つからず困惑しています。
時間については約8分程度にしたいと思っています。お手数ですがアドバイス宜しくお願い致します。
尚、当団の各楽器のレベルについては、どのパートが弱いとかいった問題は特にありません。(karayan)

A:大変申し訳ないのですが、曲のカットについては、著作権や版権の関係でお答えできません。どうぞご了承下さい。

Q76:私はアルトサックスをやっているのですが、音がこもっていて、音がきついといわれています。しかも息がもれているような音がします。音をやわらかく、音がこもっていない音にするにはどうすればいいですか?あと息がもれている音にしないためにはどうすればいいですか?(はる/学生)

A:アンブシュアーをチェックしてみて下さい。
・下唇を下歯に巻き、唇の両端を中央に向かって押すようにする。
・マウスピースを下唇の上に乗せ、上歯をマウスピースの上に乗せる。
・唇全体を中心に向けるようなイメージで少し締める。
・「イ」「エ」の口の形を作り、頬っぺたをそのままにして、口だけ「ウ」にする。
・マウスピースにどこからも同じバネのように均一の圧力が掛けられるように、唇の周りの筋肉を使い支える。噛むイメージにしないこと。

次に、
・口の中の容積を広げるように、喉を開く。
・かじかんだ手を暖める。温かい息を楽器に送り込む。
・楽器のベルの先まで息を連続して入れていくイメージで吹奏する。

頑張って下さい。

Q77:吹奏楽部でアルトサックスを吹いているのですが、なかなか上達しません。音は出るのですが、先輩の音と違って、自信なさげで スカスカな音になってしまいます。どうすればちゃんとした綺麗な音が出るのでしょうか。(中学生)

A:先輩との音の違いが分かる耳をもっていますので大丈夫です。自信をもって今一番いい音と思う音を出すことが大切です。

A:先輩との音の違いが分かる耳をもっていますので大丈夫です。自信をもって今一番いい音と思う音を出すことが大切です。

「Q76」の人と同じですが、
アンブシュアーをチェックしてみて下さい。
・下唇を下歯に巻き、唇の両端を中央に向かって押すようにする。
・マウスピースを下唇の上に乗せ、上歯をマウスピースの上に乗せる。
・唇全体を中心に向けるようなイメージで少し締める。
・「イ」「エ」の口の形を作り、頬っぺたをそのままにして、口だけ「ウ」にする。
・マウスピースにどこからも同じバネのように均一の圧力が掛けられるように、唇の周りの筋肉を使い支える。噛むイメージにしないこと。

次に、
・口の中の容積を広げるように、喉を開く。
・かじかんだ手を暖める。温かい息を楽器に送り込む。
・楽器のベルの先まで息を連続して入れていくイメージで吹奏する。

きっと綺麗な音になりますよ。

Q78:私は吹奏楽の世界では異端児だと自負しています。
最近特に強く思う疑問なんですが、何故吹奏楽では音を曲げて(ベンド奏法)はいけないのでしょうか。ポップスの曲でオリジナルと同じような吹き方をしたら「しゃくるな」「真直ぐ吹け」といわれます。私が「何故吹奏楽でオリジナルに近づけてはいけないのだ。あなたはカラオケを歌うときにその歌手の歌い方を真似するだろ。それと同じではないのか」と聞くと「歌と吹奏楽は違うのだ」と帰ってきました。「何故違うのだ」と問いただすと、指揮者は「あなたは課題曲でもそのような吹き方をするのか」と全く求めている答えとはかけ離れたとんでもない答えが帰ってきました。
何故吹奏楽の皆さんは譜面に忠実になるのでしょうか。ポップス曲はもっと自由な吹き方をしてもいいのではないでしょうか。(A・I)

A:曲によって特徴を出すことは、とても大切です。
ジャンルによって違いがあって良いと思います。
ポップスとクラシックアレンジでは、奏法が違います。特に音の立ち上げ(アタック)や処理(リリース)、ビートの取り方(感じ方)については、きちんと本物(オリジナル)を重視すべきと思います。
ポップスはトッププレイヤーに合わせることや俗にいう「縦ラインや音形」をパート、セクションや楽団全体でシビアに合わせていかなければならないなど、意外としっかり打合せや練習が大切です。

Q79:私は高校にいったら吹奏楽部に入りたいと思っているのですが、高校から始めても他の人についていけるでしょうか。

A:大丈夫です。始めは経験者と差がありますが、努力次第で直ぐに追いつきます。
経験者もその努力を少々早めに始めただけです。
先ず、次のことを実行して見て下さい。
・譜読みをしっかりする。
・音作りのための基礎をしっかり身につける(姿勢、呼吸法、アンブシュアー)
・目標の音を見つける。


Q80:突然のメールですみません。私は以前、吹奏楽部の顧問をしていた者ですが、現場を離れ、時々、前に一緒だった方々と音楽の交流をしています。その時に質問されたことです。吹奏楽のスコアに「ライド・シンバル」と書いてある時、どのような奏法をすればいいのですか?教えて頂きたいのです。よろしくお願い致します。(Y・I / 元・中学校教員)

A:スタンドにセットして演奏するシンバルです。
主にスティック等を使って演奏することが多いと思います。
サスティーンが豊かで広がりがあるものが主ですが、シンバルの種類も多く曲のイメージにあったものを選ぶと良いと思います。


■バンドカウンセラー:五十嵐 清(いがらしきよし)

(社)日本吹奏楽指導者協会(JBA)の理事を長年務め、同協会主催の「吹奏楽指導者・学生リーダーのための吹奏楽ゼミナール」を始め、全国各地の吹奏楽(合奏)指導法や指揮法の講習会の講師や社会人、企業、大学、高校、中学校の吹奏楽団において客演指揮や指導を行っている。また全国各地の吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどの審査員、ビデオマガジン「ウインズ」(新チューニング法)、Web吹奏楽雑誌「バンドパワー」での講師を務める。
 これまでアメリカ吹奏楽指導者協会(ABA) 創立60周年記念演奏会、ウイーン楽友協会ホールクリスマスコンサート、ベルリンフィルハーモニーホールドリームコンサートや和田薫氏作曲の初演曲を「日本フィルハーモニー交響楽団他」を指揮し成功させているほか、東京都立杉並高等学校吹奏楽部を指揮指導して、全日本吹奏楽コンクール、全日本アンサンブルコンテストや全日本高等学校選抜吹奏楽大会(第22回大会グランプリ受賞)等に出場している。
  現在、日本ブラスバンド指導者協会理事、東京都吹奏楽連盟参与、東京都高等学校吹奏楽連盟監事、日本管打・吹奏楽学会会員、世界吹奏楽指導者協会(WASBE)メンバー、21世紀の吹奏楽「響宴」会員、日本スーザ協会会員、東京都立杉並高等学校吹奏楽部名誉音楽監督等を務めている。

(C)Igarashi Kiyoshi / Band Power

 

 
 
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