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五十嵐先生、教えてくれっチョ >> インデックス
Q40: 私はクラリネットをやってます。クラリネットの2年生は2人なんですが(クラはB♭Cla×3 バスCla×1)どっちが1stをやるかで争っています。
 レッスンの先生に私は「音は良いけど指を練習して」と言われて、もう1人の子は「指は良いけど音がちょっと・・・」と言われました。どっちも1stやりたいんです。今は交互にやっているんですが、いちいち席を替わらなければいけないので・・。納得できる1stの決め方ってあるんですか? (学生)

A40: 私の場合、逆に2ndは「耳の良い人、1stにピッタリ添える人」を選びます。

 お互いにそれぞれの良いところを吸収し、克服するところを徹底的に練習してください。目標はレッスンの先生です。
さて、運指の克服は全調スケールをアーティキュレーションやパターンを替えゆっくりしたテンポからやっていきましょう。メソードのCla独特のテクニック練習をマスターしてください。
 パートの決め方ですが、当事者、レッスンの先生、顧問(指揮者)とよく話し合って決めるのが一番良いと思います。私は2ndは「耳の良い人、1stにピッタリ添える人」を選びます。ハーモニーがあるから曲が広がっていきます。

Q39: 私は中2の吹奏楽部のあやです♪ アルト・サックス吹いてます。で、質問なのですが…指揮者(顧問の先生)から見て、「合奏や練習で頑張っている人」とはどのような人ですか? 頑張ってるというか…輝いてる(!?)というか。人並み…私的にはそれ以上に頑張っているつもりなのですが「もっとがんばりや」と言われてしまいます。教えてください!!! (学生)

A39: 音楽大好き!楽器大好き!が伝わってきて嬉しいです

 音楽大好き!楽器大好き!が伝わってきて嬉しいです。
スクールバンドでの頑張っている人とは、「一所懸命」「真剣」「思いやり」「感謝」「挨拶」、そして「責任」のキーワードを合奏だけでなく、普段の生活からも伝わってくる人と思います。
 楽器を吹くテクニックの向上だけでなく、人間として魅力があるようにしたいですね。
先生が「もっとがんばりや」と言われるのは、あやさんが「がんばっていない」というわけでなく、今に甘んじることなく、もっともっとよくなる素質があるから言葉をかけていらっしゃのでしょう。だって声を掛けてくれるということは、ちゃんと見ていてくれていることですから。「がんばりや!!!」

Q38: スネアドラムのチューニングについてアドバイス願います。歯切れがよく、妙な雑音(金属音のような)がでないような方法があればお教え下さい。(教員)

A38: リムの変形や響き線の変形、たるみはありませんか?

 お使いのスネアドラムはリムの変形やスナッピー(響き線)の変形、たるみ、ヘッドの消耗などはありませんか? 確認して下さい。

■チューニング方法
・床など平ら面に毛布などを敷く。
・スネアドラムを裏向きに置き、スネアサイドヘッド(裏皮)の真中に指を少し抑え(ミュートした状態)、ボルトの位置での皮を叩きながら音を聴き、対角線上にボルトを調整していく。
・表向きにし表皮を(裏側と)同じことをしていく。
・皮の張り加減は好みですが、指で押して少しへこむ程度がいいと思います(胴の深さ、材質、楽曲により違ってきます)。
・表裏同じ張り具合(音程)がいいと思います。
 スタンドにセットしてスナッピーをON、OFFしながら実際に叩いてみてチェックする。

Q37: 私の学校の吹奏楽部は、まだできて3年目の新しい部活です。しかし、3年生が引退すると人数が12人(Tp2.Tb2.Hr2.Cl2.ASax2.TSax1.Par1.)になってしまうんです。低音が全然なくなってしまうんですが、どうすればいいんでしょうか?(中学生)

A37: マーチではバスドラム、ポップスではエレキベースやシンセサイザーをうまく活用しよう

 できれば、3年生の抜けてしまったパートを埋めるのが一番なのですが、それができないから悩んでいるのですよね。
 低音の補強ですが、マーチではバスドラム(BD)を使う。BDは音程が1つなので、チューニングをやる楽曲の調性の倍音を多く含むように調整します。ポップスではエレキベースやシンセサイザーを使うといいと思います。コンクールでなければこれは全ての曲に有効です。大切なのは、出力されるアンプのスピーカーの向きです。バランスが取れるように工夫して下さい。
 でも、Fl、Ep、Tubaは入れたいですね。Percは常にドラムセットを使って頑張ってね。

Q36: 私はトランペットを吹いてるのですが、吹いてる途中で鼻から息が漏れてしまいます。さらに、鼻がグーとなる時もあります。ナゼでしょうか? 耳鼻科に行くべきでしょうか?(高校生)

A36: 喉に力が入っていませんか?

 心配ですね。そこで次のことをチェックしてみて、それでも心配でしたら耳鼻科に行ってみてください。

 1)鼻と口はつながっていますよね。「鼻濁音」というのは知っていますか? 「いがらし」でなくて「いぐぁらし」のような「が」です(本当は美しい日本語で○○が△△する。なんて時に使います!)
この時は息の経路が、まず鼻に入り、そして口の方を通ります。腹の支えがなく、息が鼻から抜け出てしまい「んが」と発音した感じです。SYさんは息が支えられていますか? ため息をつく感じで息を出してはいませんか?

 2)喉に力が入っていませんか? そうすると鼻に息が流れ込んでしまいます。
この2つをチェックして、これからは普段、おしゃべりをする時からハッキリした発音で話してみましょう。

Q35: アルト・サックスを吹いているのですが、息の音が出てしまってきれいな音がでないんですけど、どうしたら良いですか?(中学生)

A35: マウスピースへのリードとリガチャ-の付け方はベストですか?

 マウスピースへのリードとリガチャ-の付け方はベストですか?
リードが薄めの時は、マウスピース先端のリードから見える暗い部分が少なめに、逆にリードが厚い時は多めにしてみてください。
 そして、とても大切なのは、リガチャ-の付け方です。
 普通はネジが2つあると思いますが、口から遠い方は固定するために締める(締めすぎないようにね)、もう一方の近い方は支えるだけで、あまりきつく締めないことです。
マウスピースとネックだけで実音A♭(アルトSaxのファ)が出るかチェックしてください。
上の歯をマウスピースに置く感じで、下の歯はリードを噛まない(あまり美味しくないよ)、顎を上げない、そして動かせないようにしてください。
 そうして楽器に付け、ストラップを調節してマウスピースを口に持ってくるようにして(口をマウスピースに持っていかないようにね)、音を出してみてください。
息はたっぷり吸い、体から楽器を通してお客さまのところまで連続して出していくイメージでやってみてください。ほら、いい音が出るでしょ。

Q34: 私のいる吹奏楽部ではチューナーは一切使ってはいけないことになっています。けれど、1年前までチューナーに頼っていたため、合奏の時に全体の音をぴったり合わせることができません。部員全員の耳をよくするにはどうすれば効果的ですか?(学生)

A34: 体全体から感じる振動を統一することが大切です

 一切使っていけないのは、ちょっと不安ですね。しかし、先生は「耳」の大切さを知って欲しいのでしょう。
 それでは、まずハミングで歌ってみましょう。自分の体で振動感じてみてください。その振動と耳から伝わる振動は同じですか? 次に声に出して歌ってみましょう。そして歌のイメージのまま楽器を奏してみてください。練習場の空間にも振動を感じると思います。体全体から感じる振動は同じですか? 要するに振動を統一することが大切です。そのために、「正しい姿勢」「正しい呼吸法(息)」「正しい構え(アンブシュア)」をチェックしてください。
 チューナーも上手く使えば素晴らしい道具です。チューナーを見て合わせるのではなく、基準の音との差は○セントなどと数字で読むのでなく、「確認する」程度に使って下さい。

Q33: はじめまして。私はクラ吹きの高校3年生です。以前コンサートマスターをしていたのですが、部の練習予定を上手く立てられずかなり悩みました。毎日目標を立てて練習していこうと思うのですが、曲が通せるようになると同じような動きのパートやパーカッションは練習がつまらなくなっているようなんです。音程や音色、動きなどをもっと合わせたいのですが、練習を楽しくするにはどのようにすればいいでしょうか? (学生)

A33: 本番から溯ってゲネプロ、分奏、パート練、個人練の日程やウエイトを決めましょう

 スケジュールは、本番から溯ってゲネプロ、分奏、パート練、個人練の日程やウエイトを決めましょう。その際、具体的な内容やチェックする項目も提示しましょう。これをクリアすることを日や週間で目標とするといいと思います。
 練習方法ですが、各練習(例えば分奏など)の最初はゆっくり(倍)のテンポで、「音色」「音程」「音形」「リズム」「音量」などチェックしてみてください。
 合奏では、ビートやテンポを統一するために、Prec.や低音楽器の人に8分音符や16分音符を演奏してもらい練習をリードしてもらって下さい(この際、前に出てきてメンバーの方を向いてやってもらうといいですね)。
 曲の完成度を高めるためにも、同じ動きをしているパートを抜き出して「一緒に(同時)」「リレー」でなどいろいろなパターンを使って合わせてみてください。その時、他のパートの人はテンポをとる。息を出してフレーズを取るなど、練習に参加しているようにしてください。

Q32: 町民バンドがこの度結成されました。ただ初めて楽器を手にするような方もおり、レベル差が激しいバンドです。また人数も少なく、編成も偏りがあります。そんなバンドの合奏練習をする際の注意点や、どういう流れで、曲を仕上げていけばいいのか教えてください。(教員)

A32: 一般バンドの場合、毎回の練習で曲を「ある程度」通すことをお薦めします

 学校卒業後も吹奏楽ができる地域バンドがあることは素晴らしいことです。地域のバンドには中学や高校と違い3年で卒業はありませんので、長い視野で指導されることが大切です。また、週に1回程度の練習でしょうから、学校バンドの1週間は1ヶ月というように、スケジュールの立て方も気をつけなければなりません。
vさて、まずテクニック・リーダー的存在の人を作りましょう。そうして練習時間の少しでもいいので、パート練習を行なって一緒に吹くこと、できれば教えることをしてもらってください。
 合奏練習方法ですが、ハイレベルの方には事前に「突っ込むよ」と声を掛けておいて高度な要求をしていく。初心者の人には、参加している時間を大切にちょっとでも良かったところを誉める。そして頑張ってもらいたいことを、その後に必ず指示するようにしてみてください。
 一般バンドはできましたら、毎回の練習で曲を「ある程度」通すことをお薦めします。「今日はあるパートのみの集中練習で、あまり出番がなかったなあ〜」にならないようにしてみてください。
 編成の偏りは、当面はシンセサイザーなどで低音やメロディーを補強して、「この音は管楽器でやりたいですね」といつも言うことです。そして、ハイテクニックの奏者のソロ曲を探し、バンド伴奏での曲をプログラムに入れることをお薦めします。

Q31: 私は1年からオーボエをはじめてもう2年生になるのですが、先輩がいなくていまだに良い姿勢や良い音の出し方がすべて自己流だったためによくわかりません。なにかアドバイスしていただけるとうれしいです。(高校生)

A31: 目標となる音のイメージを持つと絶対に上達します。

 Mさんと同じ悩みの人が全国で沢山いらっしゃると思いますよ。
 まずは、ぜひ吹奏楽連盟や楽器屋さんで行なう講習会に参加することをお薦めします。その時、ただ教わるのでなく、具体的に悩んでいることを質問することです。講習会ですとグループでの講習が多いと思いますので、どうしても細かいところまで教えることができません。ですから自分の一番悩んでいることを直接個人的に指導してもらうことが大切です。
 また、写真がある教則本を探して、自分のアンブシュアを写真に取り(今は携帯でもできるかも)比べて見ることです。教則本がなくても「BJ」など専門誌の写真ページを見てください。掲載されているプレレヤーの口元をじっくり観察しましょう。
そして、OBソリストのCDをたくさん聴きましょう。目標となる音のイメージを持つと絶対に上達します。


■バンドカウンセラー:五十嵐 清(いがらしきよし)

(社)日本吹奏楽指導者協会(JBA)の理事を長年務め、同協会主催の「吹奏楽指導者・学生リーダーのための吹奏楽ゼミナール」を始め、全国各地の吹奏楽(合奏)指導法や指揮法の講習会の講師や社会人、企業、大学、高校、中学校の吹奏楽団において客演指揮や指導を行っている。また全国各地の吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストなどの審査員、ビデオマガジン「ウインズ」(新チューニング法)、Web吹奏楽雑誌「バンドパワー」での講師を務める。
 これまでアメリカ吹奏楽指導者協会(ABA) 創立60周年記念演奏会、ウイーン楽友協会ホールクリスマスコンサート、ベルリンフィルハーモニーホールドリームコンサートや和田薫氏作曲の初演曲を「日本フィルハーモニー交響楽団他」を指揮し成功させているほか、東京都立杉並高等学校吹奏楽部を指揮指導して、全日本吹奏楽コンクール、全日本アンサンブルコンテストや全日本高等学校選抜吹奏楽大会(第22回大会グランプリ受賞)等に出場している。
  現在、日本ブラスバンド指導者協会理事、東京都吹奏楽連盟参与、東京都高等学校吹奏楽連盟監事、日本管打・吹奏楽学会会員、世界吹奏楽指導者協会(WASBE)メンバー、21世紀の吹奏楽「響宴」会員、日本スーザ協会会員、東京都立杉並高等学校吹奏楽部名誉音楽監督等を務めている。

(C)Igarashi Kiyoshi / Band Power

 

 
 
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