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BPセミナー/パーカッション
text:冨田 篤(打楽器奏者)
VOL.3 ヴォルケーノ・タワー
〜7人の打楽器奏者のための

The Volcano Tower 〜for 7 percussionists
演奏ポイントは、ここだ!


 冒頭のマリンバ2奏者は、銅鑼の音に溶け込むように演奏してください(※銅鑼の持続音が、あまり弱くなり過ぎないように。冒頭2小節は、銅鑼の響きが各楽器に浸透し、変化してゆくイメージで書きました)。
 タイミングとしては、per.1が下降し始めるG音を機にper.3がやや早めにC音まで上昇、最後はper.1の完成を待って、per.3がD→E音と奏し双方のグリッサンドの完成・・といった具合がほどよいと思います。

 バンブーチャイムは森に風が通り抜けるときに起こる葉音を、スモールマラカスは野鳥の羽音や鳴き声を、それぞれ擬似的に表現してください。

 ビブラフォン奏者は演奏するティンパニは、単独で1台用意してください。4小節目のrin.は、いわゆる仏具のリンですが、なければフィンガーシンバルでも構いません。ただしこの2音は音程の違うものを用意してください。

 トムトムは冒頭2小節をティンパニマレットなどやわらかめなもので、7小節目からをスティックに変える、など音色の変化があってもいいかと思います。プレストから登場するトムトムのリズム(タンタ・タカタ)、これはトムトムだけに限らず、全パートに言えることですが、(1)音符全てを立ち上げたドライヴ感と、(2)8分休符の後から奇数拍を狙いに行くドライヴ感、その両方を使い分ける必要があります。場面に応じたドライヴの変化を、ぜひ楽しんでください。

 53小節目からのビブラフォンは、比較的硬質なマレットをチョイスしてみてください。69〜73小節目、per.4とper.6のシンバルの掛け合いがここで一気にボルテージを高めます。躊躇なく、クレッシェンドしてください。

 77小節目からの音楽は、ダイナミックスの変化を指定していないところでは、あまり感情の高下を表に出さないほうが、85小節目の頂点を作りやすいです。「言いたくても言えない感情」といったところでしょうか。内に秘めた力を、うまくコントロールしてみてください。

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■ヴォルケーノ・タワー〜7人の打楽器奏者のための
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-00115/

(2009.12.05)


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