吹奏楽マガジン バンドパワー 吹奏楽マガジン バンドパワー

VOL.5

 大阪(広く関西圏)は、昔から吹奏楽の盛んな土地として知られています。日本最古の歴史を持ち、日本の吹奏楽を牽引し続けている「市音」こと大阪市音楽団をはじめプロフェッショナルとしての活動をする団体もいくつかあります。

 ただ、ここ大阪は“アマチュア”の人たちの活動がすごい!

 名門「阪急百貨店」や「尼崎市吹奏楽団」、「関西創価吹奏楽団」なんかのユーフォ・セクションは非常に高いレベルで、我々専門家を“ハッとさせる演奏”もしばしば。中には他に職業を持たれながら、吹奏楽・ユーフォの指導は勿論、リサイタルまでやっちゃうツワモノまでおられます。

 で、今回は、その町大阪からのエントリーです。やすゆきさん、普段の活動は地元大阪では知らない人がいないほど有名な「Eふれんず」というバリテューバ集団(何とメンバーは100名近いそうです。)で活躍。吹奏楽の指導もされているようです。


【演奏6】やすゆきさんの演奏
ホーリーウェル (ピーター・グレイアム)
The Holy Well (Peter Graham) Gramercy Music

<やすゆきさんのプロフィール>
 普段はユーフォニアム&テューバ演奏集団「Eフレンズ」という巨大なアンサンブルでユーフォニアムを吹いています。この演奏は、私が指導させていただいている上宮学園吹奏楽部の第1回定期演奏会で顧問の具志堅清一先生のピアノ伴奏により演奏させていただきました。

【演奏者セミナー名】やすゆき
【職業】会社員
【年齢】30才
【ユーフォニアム歴】約17年目
【使用楽器】Besson 967
【マウスピース】Momo 52E

【演奏を聴いて/木村先生のアドバイス】

 太くて存在感のあるサウンドですね。極めて音楽的なアシストを得て素敵な『ホーリーウェル』に仕上がりました。そして何より素晴らしいことは、この演奏が“ライヴ”であることです。前回もそうでしたが、ライヴにおいて音楽を積極的に表現する事、楽しむことは本当に難しい事だと思います。やすゆきさんとピアニストのお二人は、それを充分になされたと思います。そのため、大きな問題はほとんど感じませんでした。

 今後、更に感動的な音楽に繋げるためにいくつかお話したいと思います。

 まずは、フレーズの作り方。長い音がやや短くなったために、この曲の魅力である「息の長いフレーズ」がやや見えにくくなりました。ブレスを取ることは避けられませんが、ブレスのためにフレーズが切れてしまうのを防ぐ(ひょっとすると“誤魔化す?”)ことはできると思います。ていねいなリレーションを心掛けてください。

 また、全体を通じ音色のムラがなく、終始安定した音色をされています。このこと自体素晴らしい事なのですが、その反面、音色のバリエーションが乏しいようにも感じられます。テーマは転調して都合2回現れますが、強弱だけでない音色の(実は音楽の)変化まで表現できるといいですね。

またのエントリー期待しています。


 個性的な演奏が次々エントリーされ始めました。年齢層も大人の方は勿論、高校生のエントリーもあったと聞いています。ぜひぜひ、自分だけの演奏、そして自分のための演奏を送ってください。

 そして、「パラパラ」吹ける人、「パラパラ」吹きたい人、細かい音大好きな人には、「グローリアス・ヴェンチャーズ」や「つむじ風」でのエントリーを、特にお待ちしています。世界最速めざしてみたら・・・



セミナー応募要項

【1】セミナーへのエントリーは無料です。何度でもチャレンジしてください。

【2】つぎの項目を必ず明記し、録音をBPまでお送りください。

・セミナーネーム(セミナーで使うご自身の名前です。お好きな名前を考えてください)
・本名(公開しません)
・住所(公開しません)
・電話番号(公開しません)
・メール・アドレス(公開しません)
・職業(学生の人は、“学生”と書いてください)
・年齢 or 学年
・ユーフォニアム演奏歴 or 年数
・使用楽器、マウスピース
・自己紹介(普段の活動など簡単にコメントしてください)

【3】録音の状態は問いませんが、必ずつぎのフォーマットでお送りください。

・カセット
・MD
・CD-R
・DAT

【4】演奏は、伴奏つきでも、無伴奏でも結構です。

【5】お送りいただいた録音は、原則としてお返ししません。返送が必要な場合は、エントリー時に“要返送”と明記してください。

■■セミナーの課題CD■■

【応募あて先】

(株)スペースコーポレーション・バンドパワー編集部
〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-2-5(平野ビル)
「ユーフォニアム・セミナー」係
TEL:03-5932-0054 FAX:03-5932-6515

(2008.04.15)


投稿・問い合わせメールはこちらをクリック 
bpmaster@bandpower.net

講師:木村寛仁
(きむら ひろまさ/ Hiromasa Kimura) Euphonium

1963年、兵庫県川西市生まれ。ユーフォニアムを的場由季、三浦徹、室内楽を森下治郎の各氏に師事。大阪芸術大学演奏学科(ユーフォニアム専攻)を、グランプリを得て卒業。その後、米国、Dr.ブライアン・ボーマンの許で研鑚を積む。日本管打コンクール入選(1989)、世界ユーフォニアムテューバカンファレンス独奏コンクール第2位受賞(1990)などの栄誉にも浴し、在阪各オーケストラをはじめ、大阪市音楽団、東京佼成ウィンドオーケストラなどの客演奏者を務める傍ら、自身が主宰する大阪小バス倶楽部、ジャパンブラスコレクションのメンバーとして活動。ブリーズ・ブラス・バンドでは、1990年の発足時より10年間ソロ・ユーフォニアム奏者を務め、同バンドの欧州公演では、ソリストとして各地で好評を得た。日本管打コンクール(ユーフォニアム部門)ほか、各種音楽コンクールの審査員をつとめる。大阪音楽大学専任講師をへて、2007年、同大学准教授に就任。(使用楽器 : BESSON, BE2052-2)


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