吹奏楽マガジン バンドパワー 吹奏楽マガジン バンドパワー
吹奏楽マガジン バンドパワー
■グローリアス・ヴェンチャーズ/ピーター・グレイアム作品集/GLORIOUS VENTURES
■ポートレイト・オブ・ア・シティー〜フィリップ・スパーク作品集(CD-0359)ハイランド讃歌組曲を収録
■ハイランド讃歌/YBS(CD-0226)ハイランドの3楽章「フラワーデール」で聴けるピーター・ロバーツ(sop_cor)のプレイはまさに絶品!
■ハーモニー・ミュージック(CD-0041)ジュビリー・プレリュードを収録
■ヨーロピアン・ブラスバンド選手権1992(CD-0037)今も語り継がれる「鼻血ドラゴン」といえば、これのこと!
■グリニッジ・バンドスタンド(CD-0933)オリエント急行の決定版!
■ヴェネチアン・スペルズ(CD-0225)ダンス・ムーブメントを収録
■ニュー・ウインド・レパートリー2001(CD-0081)ハノーヴァーの祭典を収録
BPセミナー ユーフォニアム
木村寛仁の"レッツ、ユーフォニアム!!"
〜ピーター・グレイアムを吹いてみよう〜
講師:木村寛仁
(きむら ひろまさ/ Hiromasa Kimura) Euphonium

1963年、兵庫県川西市生まれ。ユーフォニアムを的場由季、三浦徹、室内楽を森下治郎の各氏に師事。大阪芸術大学演奏学科(ユーフォニアム専攻)を、グランプリを得て卒業。その後、米国、Dr.ブライアン・ボーマンの許で研鑚を積む。日本管打コンクール入選(1989)、世界ユーフォニアムテューバカンファレンス独奏コンクール第2位受賞(1990)などの栄誉にも浴し、在阪各オーケストラをはじめ、大阪市音楽団、東京佼成ウィンドオーケストラなどの客演奏者を務める傍ら、自身が主宰する大阪小バス倶楽部、ジャパンブラスコレクションのメンバーとして活動。ブリーズ・ブラス・バンドでは、1990年の発足時より10年間ソロ・ユーフォニアム奏者を務め、同バンドの欧州公演では、ソリストとして各地で好評を得た。日本管打コンクール(ユーフォニアム部門)ほか、各種音楽コンクールの審査員をつとめる。大阪音楽大学専任講師をへて、2007年、同大学准教授に就任。(使用楽器 : BESSON, BE2052-2)

【セミナーの進め方 】
このセミナーは、皆さんから送っていただいた演奏の録音に対して、感想やアドバイスをページの中でお返しする、キャッチボールのようなスタイルで進めていきたいと思います。応募は無料。一緒に上達していきましょう。

【vol.1】【セミナーNo.euph001】 林 和宏さん/レインフォレスト 
【vol.1】【セミナーNo.euph002】 やすたかさん/ホーリーウェル
【vol.2】【セミナーNo.euph003】 おにぎりさん
【vol.3】【セミナーNo.euph004】 いまてつさん
【vol.4】【セミナーNo.euph005】 うねうねさん
【vol.5】【セミナーNo.euph006】 やすゆきさん
【vol.6】【セミナーNo.euph007】 きよみさん
【vol.7】【セミナーNo.euph008】 かおりさん
【vol.8】【セミナーNo.euph009】 佳奈さん

木村寛仁先生による参考演奏

ホーリーウェル (The Holy Well)
The Holy Well (英Gramercy)

演奏を聴く >>>クリック


 ユーフォ吹きの皆さん、このセミナーを担当します木村寛仁です。「グローリアス・ヴェンチャーズ」楽しんでいただいてますか?

 イギリスの作曲家、ピーター・グレイアムさんの作品ばかりを集めたこのCDの発売から、ほぼ10ヵ月が経とうとしています。このCDには「誰もが口ずさみたくなる、シンプルで美しいメロディー」が収録されています。また、楽譜も出版されています。

 発売後、多くの皆さんが、このCDに入っている同じ曲を演奏されているようですね!!

 このセミナーは、まず、このCDの中から選んでいただいた曲の演奏を皆さんから録音で送っていただき、それに対しての感想、アドバイスをこのページの中でお返しする、キャッチボールのようなスタイルで進めていきたいと思います。もちろん、応募は無料。ユーフォニアムの演奏であれば、年齢、経験、使用楽器、伴奏の有無などは問いません。また、同じ曲で何度チャレンジしていただいても結構です。(詳しくは、下記、応募要領をご覧ください)
 

◎演奏のヒント

 さて、今回は最初のセミナーになりますので、特別に、収録曲の演奏ヒントをお届けします。

ホーリーウェル (The Holy Well)
【ピアノ伴奏つき楽譜】The Holy Well (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81014/

 本当に美しいメロディーです。いとおしい人に語りかけるように、耳もとでささやく様に、愛情たっぷりに表現したいですね。ポイントは跳躍の部分。重要な部分でかなり頻繁に出てきます。演奏のヒントとしては、まず音程がソルフェージュできること。(マウスピースだけで何度かやってみてください。)その時に音色が大きく変わらない無い事が大切です。
 中間部とその前後の部分との対比、テンポ変化、音色の変化にも配慮してください。

グローリアス・ヴェンチャーズ (Glorious Ventures)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Solo Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81017/  

 この曲は、特に中高生の方に人気が高いように思います。スタイルはベィシックな変奏曲。
 やはりヴィルトーゾの要素が大切です。鮮やかに、余裕を感じさせる技術、スピード感を表現したいですね。その為にはやはり「ゆっくりからの練習」が肝心です。四分音符を40より遅く設定してまるで「歌」のようにひとつひとつの音を慈しむように練習してみてください。ポイントは「良い音」でそれが出来る事。これに尽きます。

レインフォレスト (Rainforest)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Lyric Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81016/

 雨音を模したピアノ伴奏のニュアンスが重要なポイントになります。決して急がず、けれど決して止まらない。永遠に続く穏やかな雨を表現したいところです。二分の三拍子、4小節を一つのフレーズと感じて、中心に山(フレーズのピーク)を作るようにして見ましょう。その際各小節の三拍目(またはその裏拍)にあたるアウフタクトの表情がこの曲の出来を大きく左右すると思います。

ケルトの夢 (Celtic Dream)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Lyric Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81016/

 こちらも「レインフォレスト」同様、アウフタクトを伴った三拍子系の作品です。大きく4小節を一つのフレーズと考えるのも前曲と同じ。ただテンポが違います。
 前曲が雨を表していたのに例えるとこちらは「風」でしょうか。一拍目の重心をおいて、ちょうど一小節ごとに一回転するようなスピード感のあるフレーズを作ってみましょう。
 こちらも4小節のほぼ中心にフレーズのピークがやってきます。

ドイルの哀歌 (Doyle's Lament)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Lyric Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81016/

 大人好みの曲です。「ラメント」の色合いを表現して欲しいですね。表面に露出する「悲しみ」、内に秘められた「痛み」、抑制された「つらさ」色々な感情があると思います。音色の変化やヴィヴラートは、それらを表現する道具の一つです。中間部とそれ以外の部分のコントラストも重要な意味を持つと思います。また、テヌート・タンギングがたくさん出てきますが、フレーズを途切れさせることが無いように軽い物にしたいと思います。

つむじ風 (Whirlwind)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Solo Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81017/

 このアルバム中、最もポップスのテイストが強い曲です。2拍目に強拍がくるビートを感じながら「滑らないけど、スピード感のある演奏」をしていただきたいところですね。技術的にはかなりのテクニックが必要です。特に頻繁に転調する部分と変拍子を含む部分はゆっくりしたテンポからの練習が必要ですね。ただし、最終的には少々の事故を無視するくらいの思い切りの良さを持って演奏して欲しいと思います。

小さな願い (A Little Wish)
【ピアノ伴奏つき楽譜】Gramercy Lyric Album in Bb (英Gramercy)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81016/

 素晴らしいアンコールピースですね。これこそ「シンプル イズ ベスト」のお手本のようです。ユーフォらしい暖かく包容力のある音色でいくのも、明るくチャーミングな音色でさらっといくのもいいでしょう。ただし、テヌート・タンギングにはこだわってみて欲しいと思います。同じニュアンスの音の連続にならないように。一つ一つの音符に歌詞が乗っているイメージで吹いてみてください。この作品に限っては、あまり過度の表情つくりは必要ないかと思います。

* * *

 以上の7曲は、すべて CD『グローリアス・ヴェンチャーズ』(WindStream, WST-25002)に入っています。

 さあ、皆さんの演奏をぜひ聴かせてください。「音楽」と「音色」にこだわった、自分流、オンリーワンのパフォーマンスをお待ちしています!!

セミナー応募要項

【1】セミナーへのエントリーは無料です。何度でもチャレンジしてください。

【2】つぎの項目を必ず明記し、録音をBPまでお送りください。

・セミナーネーム(セミナーで使うご自身の名前です。お好きな名前を考えてください)
・本名(公開しません)
・住所(公開しません)
・電話番号(公開しません)
・メール・アドレス(公開しません)
・職業(学生の人は、“学生”と書いてください)
・年齢 or 学年
・ユーフォニアム演奏歴 or 年数
・使用楽器、マウスピース

【3】録音の状態は問いませんが、必ずつぎのフォーマットでお送りください。

・カセット
・MD
・CD-R
・DAT

【4】演奏は、伴奏つきでも、無伴奏でも結構です。

【5】お送りいただいた録音は、原則としてお返ししません。返送が必要な場合は、エントリー時に“要返送”と明記してください。

【応募あて先】

(株)スペースコーポレーション・バンドパワー編集部
〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-2-5(平野ビル)
「ユーフォニアム・セミナー」係
TEL:03-5932-0054 FAX:03-5932-6515

(2007.10.03)


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