◎常に進化し続ける先駆者たち!
待ちに待った演奏会に行って参りました。そう、トレイルブレイザーズ・テンピース・ブラスの演奏会である。ゴフ・リチャーズ氏により命名された「トレイルブレイザーズ(Trailblazers)」=「新時代を切り拓く者たち、先駆者」は、やはり進化を続けていました!
毎回感心させられるプログラミングの巧みさは、本日も絶妙でありました。委嘱のオリジナル作品、委嘱の編曲作品を含め、実に流れ良く組まれたプログラミングでした。この日の演奏会の為に後藤洋氏による
「ファンシー・フライト」 は高い音楽性と技術を持つトレイルブレイザーズ・テンピース・ブラス(以下、トレイル)のメンバーの魅力を充分に引き出した作品であり、瞬く間に聴衆をテンピース・ブラスの楽しい音楽の中へ誘い込みました。テンピース・ブラスにおいてオリジナル作品が少ないという現状の中、トレイルによる特に邦人作曲家への作品の委嘱は、本当に意味の有る事だと思います。
続きまして、トレイルのバンドマスターである黒沢ひろみ氏による独奏が演奏されました。この独奏曲は、トレイルのよき理解者であるP.スパーク氏の作品です。黒沢氏の持つ暖かい音色がホールいっぱいに響き渡りました。
前半の最後を飾ります作品は、やはりトレイルによる委嘱でP.スパーク氏が書上げました素晴らしい作品です。P.スパーク氏とフレンドリーな関係にあるメンバー達が、心から彼の音楽を楽しんでいる姿を見る事ができました。また、この作品は「振舞い酒」ならぬ、「振舞いCD」としてWIND
STREAMの協力のもと音楽の殿堂「東京文化会館小ホール」に足を運んだ、ほぼ満員に近い数の聴衆にもれなくプレゼントされました
後半は、名付け親のゴフ・リチャーズ氏の2作品と昔懐かしい「ウルトラマン」「宇宙戦艦ヤマト」をスペシャル・アレンジで楽しみました。アンコールで演奏した「ディスコ・キッド」の作曲者である東海林修氏をはじめ、本日のプログラムに関わった作・編曲家が演奏会に足を運んでいました。国内外の作曲家、編曲家との交流によりレパートリーを増やしていく事、そして作品によってトレイルの音楽性と技術がさらに進化していく事は、今後日本で新しく誕生するテンピース・ブラスの活動の指針となるでしょう。
最後になりましたが「体感音響システム」について書いておこうと思います。聴覚に障害のある方々も音楽を楽しんで頂こうという願いで株式会社パイオニアが開発しているシステムです。当日、演奏会場にスタッフの方も合わせ50席を設けてありました。手話をまじえた黒沢氏の挨拶で会場の雰囲気も益々和み、私達と一緒にトレイルの音楽を楽しみました。
■「体感音響システム」について
http://pioneer.jp/citizen/karadadekikou/about/index.html
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