仕事を定時で切り上げ、大阪市音楽団第92回定期演奏会を聴くためにいざ、ザ・シンフォニーホールへ!
指揮はベルギーの作曲家、ヤン・ヴァンデルロースト氏。
今回は2002年以来2回目のゲスト指揮による自作曲プログラムの演奏会です。
前回の彼の指揮を見逃してしまったので(CDで我慢…)、非常に楽しみにしていました。
「見逃した」という表現でお気づきの通り、かの偉大な作曲家は自身の曲をどのように指揮をするのか見てみたい気持ちが大きかったのです。(大阪市音楽団の演奏を聴きたいのはもちろんですが)
というわけでチケットぴあにてゲットした座席は、ステージ後方のパイプオルガン付近。すなわち演奏者側なので指揮者がよく見える。でもやっぱり、演奏の聞こえ方は満足できるものではなかったかも知れません。
ベルが鳴り、いよいよ本番。拍手に包まれて、ヤン・ヴァンデルロースト氏の登場。
自分の目の前に、そしてそう遠くない距離に彼がいるというだけで、演奏が始まる前にもかかわらず「来てよかった!」の気持ちでいっぱいになりました。演奏が進むにつれて、さらにその悦びは大きくなるのでした。
前半のお気に入りは、本邦初演の「ケベック〜ボレアル・ラプソディ〜」。
カナダの古い都市ケベックとその周辺の四季における自然を、1楽章の秋から秋冬春夏の順に全4楽章で構成されています。小鳥のさえずりをバックにホルンの狩の信号。こんな始まり方の曲で、終始自然の中に身をおいているかのような気分になれる曲でした。
「リクディム」では最後のかけ声を、ヤン・ヴァンデルロースト氏も一緒に発声しておられる様子でしたよ。
後半の圧巻は「オマージュ」。
作曲者自身の希望により、パイプオルガンを加えたスペシャル・ヴァージョンで演奏されたのです。大阪市音楽団のサウンドとパイプオルガンのそれとが見事に融合し、鳥肌が立ってしまうくらいの感動を与えられた演奏でした。
ヤン・ヴァンデルロースト氏は演奏会を通して熱い指揮で、引きつけられっぱなしでした。たまに見受けられた、空手チョップのような振り方は独特だと思いましたが。
でも本当に、とても魅力的な棒でしたね。顔の表情も豊かに振っておられました。コレを読んでくれている皆様も、機会があれば演奏者側の座席で鑑賞してみることをおすすめしますよ。
アンコールの演奏が始まる前に何の曲を吹いてくれるのか分かりますしね。演奏者の楽譜が見えているわけですから(笑)
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