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『身体で聴こう音楽会』
第146回 体感音響システム・コンサート

出演:トレイルブレイザーズ・テンピース・ブラス

◎身体の振動を伝えて演奏する金管楽器と、
 このコンサートのコンセプトはピッタリはまっていた

 5月28日、トレイルブレイザーズ・テンピース・ブラス(以下トレイル)がパイオニア株式会社が主催する「身体で聴こう音楽会」に出演しました。

 パイオニア本社のロビーにて月1回開催されているボランティア演奏会で、すでに開催回数は146回を数えているそうです。
 対象は主に聴覚に障害のある方々で、同社が開発している"身体で振動を感じる体感音響システム"を使って、全身で音楽を楽しもうというコンセプトだそう。トレイルのお得意分野ともいえる、老若男女誰でも親しめるプログラムを軸に据えて、楽しいトークを演奏者後方の字幕と手話通訳によってお客様に伝える内容です。

 注目は2つの企画で、まず1つは「ホースらっぱ 実演コーナー」。
 実際にテューバとトランペットと同じ長さのホースをそれぞれ用意して、トレイルのメンバーが演奏してみるものです。アルミのじょうごを付け楽器に変身した長〜いホースを触ってみて、お客様もきっと驚かれたのではないでしょうか?

 もう1つは「楽器を体験してみよう!」というコーナーで、トレイルのメンバーのサポートを受けながら、希望者が実際に楽器を吹いてみるものです。プラスチック・マウスピースが、トランペット用20本、トロンボーン・ユーフォニアム用20本とたくさん準備されており、できるだけ多くのお客様に楽器を、音楽を体験してもらいたい、というトレイルの意気込みを感じました。
 ちなみに私も"体感音響システム"を体験してみました。座布団と小さな抱き枕のような2つのセットから、トレイルの演奏が振動として伝わってきます。リズムを直接全身に浴びる感じで、なかなか面白い経験でした。

 お客様と演奏者の距離がとても近く、客席は笑顔の絶えないリラックスした雰囲気で、トレイルの奏でる音楽もより伸びやかでキラキラしていたように思います。実際に自分の身体の振動を伝えて演奏する金管楽器と、このコンサートのコンセプトはピッタリはまっていたのではないでしょうか。

 来年1月に東京文化会館小ホールで行われるトレイルの第7回公演にも、このシステムが導入されるそうです。コンサートホールのステージで輝くトレイルの演奏を、また一層、多くのお客様に楽しんでいただきたいものです。

■トレイルブレイザーズ・テンピース・ブラス
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/trailblazers/

【メンバー】コルネット/小島光博、平林徹、平林剛、フリューゲルホーン/小野美海、テナーホーン/鈴木克博、バリトン/山戸宏之、ユーフォニアム/黒沢ひろみ、トロンボーン/金川マコト、バス・トロンボーン/沼田司、テューバ/佐野日出男、パーカッション/小田もゆる、ドラムス/佐藤一人)

【関連記事】
http://pioneer.jp/citizen/karadadekikou/report/index.html



【プログラム】

第一部
○トレイルブレイズ/ゴフ・リチャーズ
○トレス・メンデス/ラファエル・メンデス
○交響曲第9番「新世界より」“ラルゴ”/ドヴォルザーク
○さくら/森山直太朗
○ベートーヴェンズ・ビーノ/ハワード・スネル
【ホースらっぱ 実演コーナー】
○茶色の小バス/グレンミラー
○道化師のギャロップ/カバレフスキー

第二部
【楽器を体験してみよう!】(トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、打楽器、セットドラム)
○グループサウンズ・メドレー
○となりのトトロ・メドレー
ブリージィン・ダウン・ブロードウェイ/ゴフ・リチャーズ

アンコール
○日本の唄メドレー(浜辺の歌〜荒城の月〜待ちぼうけ〜花)
○闘士の入場/フチーク

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