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【注目のアーティスト】

2008年は、ユーフォニアムのスティーヴン・ミードの動きが見逃せない。
初登場は6月、大阪市音楽団定期演奏会にゲスト・ソロイストとして登場!!


  ひとりのユーフォニアム奏者として、レコードやCDに録音した曲数の世界記録を堂々更新中のイギリス人スーパー・ユーフォニアム奏者、スティーヴン・ミード(Steven Mead)。フィリップ・スパークやジョーゼフ・ホロヴィッツ、ジョン・ゴーランド、ピーター・グレイアムなど、彼の演奏を通じてそれらの作品の魅力を知った音楽ファンも多い。2008年は、日本のファンにとって、彼との出会いの多い年になりそうだ。

 といっても、ここ最近は来日の機会も少なかったので、若いファンにとっては、初めて名前を聞く人も多いのではないだろうか。

 スティーヴン・ミードは、1962年、イングランドのドーセット州ボーンマスに生まれた。初期の音楽トレーニングをボーンマスの救世軍のブラス・バンドで受け、その後、全英ユース・ブラス・バンドのメンバーとしてBBC(英国国営放送)の“ヤング・ミュージシャンズ・オブ・ザ・イヤー”のファイナルにノミネート。資格を得て、ミッドランドで音楽教師となったが、その一方で、サン・ライフ・バンド、デスフォード・コリアリー・バンド、リジッド・コンテナーズ・グループ・バンド、CWSグラスゴー・バンドなど、イギリスを代表するブラス・バンドの首席ユーフォニアム奏者、ソロイストとして活躍。BBCベスト・オブ・ブラス・コンペティションのベスト・ソロ賞や、ユーフォニアム・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。

 90年代に入ると、ソロ活動のエリアはワールド・ワイドに広がり、ユーフォニアム奏者として、世界でもっとも旅をしたソロイストとして知られるようになった。また、ロンドンの王立音楽アカデミー(RAM)で、初のユーフォニアム・リサイタルを開催したのを機にRAMでユーフォニアムを教えるようになり、バーミンガム音楽院やロイヤル・ノーザン音楽カレッジ(マンチェスター)でも教鞭をとっている。

 日本への初来日は、1992年、ブリーズ・ブラス・バンドからゲスト・ソロイストとして招かれたときで、同年6月16日、大阪・森ノ宮ピロティホールと、翌17日、東京・カザルスホールで開かれた同バンドのコンサートに出演し、日本の聴衆の前で初めてソロを披露し絶賛を博した。そのときの独奏曲がユーフォニアム奏者なら今や知らないものがいないほどポピュラーとなっているフィリップ・スパークの『パントマイム(Pantomime)』だった。その後、このときのすばらしい演奏は、同バンドの自主制作盤としてシングルCD化(BBB、BBBCD-004)され、日本中はおろか世界中にこの作品を紹介するのに一役買うことになった。

 このCDは、当時このバンドのコンサート会場限定の販売グッズだったので、いつの間にか“幻のCD”と呼ばれるようになっていたが、うれしいことに、現在バンドパワー・ショップで入手可能となっている。世界的奏者の初来日時のパフォーマンスを愉しむことのできるアーカイヴCDだ。

 そして、2008年6月6日(金)、大阪のザ・シンフォニーホールで開催される「大阪市音楽団第96回定期演奏会」にゲストとしてステージにたつスティーヴン・ミード。演奏プログラムはまだ発表されていないが、消息筋によると委嘱新作のお披露目が予定されているらしい。

 来日のたびに大きな話題を提供してくれるスティーヴン・ミード。詳細は、市音からの正式発表があり次第、続報する!!

(Text:樋口幸弘)


【アーカイヴCD情報】


PANTOMIME 〜 Breeze On Stage Volume 4

【演奏】ブリーズ・ブラス・バンド
【独奏】スティーヴン・ミード (2, 3)
【指揮】上村和義

【曲目】
1.ファンファーレ & フローリッシュ(ジェームズ・カーナウ)
2.パントマイム(フィリップ・スパーク)
3.エストレリータ(マヌエル・マリア・ポンセ / マルコム・ベネット編)
4.ベルフォードのカーニヴァル・マーチ(ラッセル・アレグザンダー)

【収録】1992.6.16 森ノ宮ピロティホール(1, 4) / 1992.6.17 カザルスホール(2, 3)

【CD番号】BBB, BBBCD-004 (8cm シングルCD)

【BPショップ】http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1090/

(2008.02.02)


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■スティーヴン・ミード
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