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【レポート】

東京吹奏楽団 第59回定期演奏会

日時:2011年10月7日(金)19:00開演
会場:東京・すみだトリフォニー・大ホール
レポート:小野寺エリー(BP特派員)

★年代を越えて、誰もが楽しめる演奏会!

 秋の夜長にピッタリ! プロ吹奏楽団の老舗、東京吹奏楽団「第59回定期演奏会」がすみだトリフォニーで開催された。
 指揮は若手で今注目されている海老原光、トークゲストに作曲家・青島広志を迎えて行われた演奏会には、多くの学生の姿が見え、演奏開始を待ち遠しそうに賑わっていた。

 今回は3部構成で、第1部はアメリカ吹奏楽曲を。
始めにラルフ・フォード作曲『マーチ<ライオンズ・ゲート>』で華やかかつ軽快にスタート。

 曲間には青島氏が演奏会の楽しみ方や、作曲家の紹介、曲の解説まで分かりやすく軽快なトークで場内を盛り上げていく。

 2部はゲスト・サクソフォニスト、イケメンのティモシー・マカリスターが登場! ウィリアム・ボルコム作曲『コンサート・スイート』を披露した。

 この曲は4楽章構成になっていて、どの楽章もソロ・サクソフォーン奏者の高い演奏技術と表現力が要求される。
 ティモシー・マカリスターの音は温かく芯のある男の色気を感じる音色で、バンドと融合された見事なアンサンブルとソロは、この日集まった観客すべてのハートを魅了した。その盛り上がりは、演奏後にスタンディング・オーベーションも出るほどだ!?

 3部は「人気映画音楽特集」。
 「20世紀FOXファンファーレ」で幕を開け、「チャプリンの肖像」〜交響組曲「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」まで、時代を超えて愛されるナンバーが用意された。

 お年寄りから子供まで、どの年代の人でも耳に馴染みのある曲ということで、演奏が始まると吹奏楽を知らない人でもノリノリ・ムード、プレイヤーたちと一緒になって、音楽を楽しんでいる姿が印象的だった。
 こんなところにも、「親しみやすく・愛される吹奏楽団」をモットーとする東京吹奏楽団のポリシーが強く感じられた。

 このような演奏会には吹奏楽ファンはもとより、芸術の秋に家族で吹奏楽鑑賞、音楽鑑賞が好きな方やこれから音楽を趣味にしたい方、またデートやちょっとドレスアップしてプチリッチな女子会など、もっと多くの人に気軽に音楽・吹奏楽を楽しんでいただきたいと思える演奏会だった。


【プログラム】
第1部
・マーチ「ライオンズ・ゲート」組曲「シートゥースカイ」より/ラルフ・フォード
・セイント・アンソニーヴァリエーション/ウィリアム・ヒル

第2部
・コンサート・スイート/ウィリアム・ボルコム
(サクソフォン・ソロ)

第3部
・20世紀FOXファンファーレ/アルフレッド・ニューマン
・チャップリンの肖像/C.チャップリン&S.J.パディヤ
・「風と共に去りぬ」よりタラのテーマ/マックス・スタイナー
・スーパーマンマーチ/ジョン・ウィリアムズ
・ニューシネマ・パラダイス/A.モリコーネ&E.モリコーネ
・交響組曲「パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち」/クラウス・バデルト

【東京吹奏楽団のCD】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/c/0000001226/

【東京吹奏楽団HP】
http://www.tousui.jp/


■小野寺エリー
元・海自音楽隊、打楽器奏者。軍事・吹奏楽・クラシック・ライターとして活動中。

【エリーのblog】
http://ameblo.jp/erichannel-222/

(2011.10.12)

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