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【レポート】

航空中央音楽隊ファミリーコンサート

日時:2011年9月23日(祝)
会場:東京・アミューたちかわ(立川市市民会館)
レポート:小野寺エリー(BP特派員)

★笑いあり・涙ありで秋にはピッタリの秋たけなわな演奏会だった

 すっかり秋の陽気になった秋分の日! 今年創立50周年を迎えた航空自衛隊航空中央音楽隊ファミリーコンサートが開催された。

 この航空自衛隊航空中央音楽隊(以下:空中音)には世界のユーフォニアム奏者として最も有名な外囿祥一郎をはじめ11993年吹奏楽コンクール課題曲「マーチ・エイプリル・メイ」の作曲者・矢部政男(フルート)、そして来年度吹奏楽コンクール課題曲「行進曲『希望の空』」に選ばれた和田 信(トランペット・ハープ)と個人でも吹奏楽界に多大な影響を与えている隊員が在籍するバンドだ。

 さすが自衛隊音楽隊の演奏会は無料ということもあり客席は学生からご年配の方まで幅広い年齢層で満席だった。

 今回は1部に『吹奏楽オリジナル名曲選』と題しオープニングには矢部政男作曲、1993年吹奏楽コンクール課題曲「マーチ・エイプリル・メイ」が作曲者自身も演奏に参加し披露された。この曲は課題曲選出後も軽快で爽やかなマーチが今も多く親しまれている。
 2曲目にフィリップ・スパークが東日本大震災復興に捧げた「陽はまた昇る」を演奏。空中音の隊員も被災した宮城県にある航空自衛隊松島基地 への災害派遣時の様子も紹介された。
 3曲目にはF.Werleの「シロフォン黄金時代」を宮島貴哉がシロフォンを独奏。この曲はラグタイム調の曲で聴いていると楽しくなる曲だ。ライトな曲だけに奏法的に簡単そうに見えるが細かいパッセージの連続で意外と難しい。“見て楽しい・聴いて楽しい曲”なので鍵盤楽器の得意な方に是非チャレンジしてほしい作品だ。
 1部最後には空中音創立50周年記念委嘱作品、北爪道夫作曲「To The Sky」が演奏された。今回が初演の曲だ。創立50周年にふさわしい壮大なスケールの作風になっている。

 2部は『秋だ!元気だ!吹奏楽!!』ジャスのスタンダード・ナンバーを演奏。ドラム、アルト・サックス、トランペットのアドリブ・ソロも白熱し開場を盛り上げた。
 アンコールに「ふるさと」で場内は大合唱。そして、やっぱりコレを聴かないと空中音の演奏会に来た意味がない!と皆期待していた、外囿祥一郎ユーフォニアム・ソロで美空ひばりの「愛燦燦」をしっとりと聴かせてくれた。

 笑いあり・涙ありで秋にはピッタリの秋たけなわな演奏会だった。


【プログラム】
・マーチ・エイプリル・メイ/矢部政男
・陽はまた昇る/フィリップ・スパーク
・シロフォン黄金時代/F.Werle
・To The Sky/北爪道夫
・ザ・チキン/P.W.エリス
・黒いオルフェ/ルイス・ボンファ
・母なる大地の歌/E.Mprricone
・サム・スカンク・ファンク/ランディ・ブレッカー

■航空自衛隊航空中央音楽隊HP
http://www.mod.go.jp/asdf/acb/index.html

■航空自衛隊航空中央音楽隊CD
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/c/0000001465/

 


■小野寺エリー
元・海自音楽隊、打楽器奏者。軍事・吹奏楽・クラシック・ライターとして活動中。

【エリーのblog】
http://ameblo.jp/erichannel-222/

(2011.10.01)

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