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【CD】

全英ブラスバンド選手権2010〜
エレビー/ オーストラリアの大地 (テラ・オーストラリス)

The Nationals 2010
Highlights from the Brass Band Championships of Great Britain

★デヴィッド・キング率いるブリッグハウス&ラストリックが全英優勝!
審査員たちが“とても音楽的”と称えたエレビーの『オーストラリアの大地』は、
何をさておき、必聴の名演です!

 3度のメシよりブラスバンドが大好きという、イギリスのブラスバンズマンが“ナショナルズ”と呼んで憧れ、寝食を忘れてその出場を目指す“全英ブラスバンド選手権2010”決勝のアツいライヴ・アルバムです。

 選手権は、ランク別に、最上位の“チャンピオン・セクション(Championship Section)”から最下位の“フォース・セクション(4th Section)”までの5つのセクションに別れ、“チャンピオン・セクション”決勝は、2010年10月9日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、“ファースト・セクション”から“フォース・セクション”までの4つのセクションの決勝は、2010年9月25日〜26日、ハロゲートのインターナショナル・カンファレンス・センターで行われました。

 このアルバムには、その5セクションのウィニング・パフォーマンス(優勝演奏)と、“チャンピオン・セクション”終了後の審査集計の間に行われたフォーデンズ・バンドによるガラ・コンサートのパフォーマンスが収められています。

 さて、全英の中でも最も注目を集めるのは、もちろんロイヤル・アルバート・ホールを会場とする“チャンピオン・セクション”です。

 2010年大会は、ディフェンディング・チャンピオン、ブラック・ダイクの3年連続優勝(ハット・トリック)がかかった年で、それに“ヨーロッパ・チャンピオン”の覇者コーリーが待ったをかけるのか、はたまた前月の“全英オープン”でブラック・ダイクやコーリーの野望を打ち砕いたトレデガーが再び金星を上げるのか、ブラスバンド・ファンの話題は大会前から大きく盛り上っていました。

 テストピース(課題)は、マーティン・エレビーの『オーストラリアの大地(テラ・オ−ストラリス)』。

 結果は、大方の予想を覆し、久しぶりに全英のステージに戻ってきたデヴィッド・キングを指揮者に招いたヨークシャーの名門、ブリッグハウス & ラストリックが優勝! バンドとしては8度目、キングにとっては、15度目の挑戦にして初めての全英優勝となりました。

 『オーストラリアの大地』は、かつてキングが率いたYBSバンドがオーストラリア演奏旅行のために委嘱した作品です。これが演奏にどんなパワーを与えたかは予見不能ですが、キングは誰もが予想しないアナリーゼでブリッグハウス & ラストリックのパフォーマンスを終始リードし、審査員がともに“とても音楽的”と称えた演奏で優勝を飾りました。(グライムソープ・コリアリー演奏の「マーティン・エレビー作品集Vol.3 テラ・オーストラリス/エルガー・ヴァリエーション」(CD-2123)と比較すれば、その違いは、もう...です!)

 その演奏をトラック1で聴けるのが、このアルバムのすべてと言えるかもしれません。

 日本のブラスバンド・ファンにとっては、コーリー(指揮:ロバート・チャイルズ)が第2位、トレデガー(指揮:イアン・ポートハウス)が第7位、ブラック・ダイクに至っては第8位という結果に終わったため、このアルバムに彼らの演奏が1曲も入っていないのは残念かもしれませんが、かつてYBSを何度も奇跡のステージへと誘い“オズの魔法使い”と呼ばれたキングの復活は、とてもハッピーなニュース! このベテランの完全復活とともに、幾多のブラスバンド・シーンにまた新たなドラマが待ち受けていることでしょう。

 フォーデンズのガラコンの各トラックも、とても愉しい曲がそろっています。

 ブラスバンド・ファンなら、ぜひとも揃えておきたいアルバムです!

◎他の全英ブラスバンド選手権のCDをチェックする
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/c/0000000523/

<<チャンピオン・セクション上位入賞バンド>>(カッコ内は、指揮者名)
(※第4位までのバンドは、2011年大会の出場権を獲得)

【1】ブリッグハウス & ラストリック・バンド (Professor David King)
【2】コーリー・バンド (Dr Robert Childs)
【3】フェアリー・ジニーヴァ・バンド (Russell Gray)
【4】ロスウェル・テンペランス・バンド (David Roberts)
【5】レイランド・バンド (Philip Harper)
【6】ヴァーチュオーシ・GUS・バンド (John Berryman)
【7】トレデガー・バンド (Ian Porthouse)
【8】ブラック・ダイク・バンド (Dr. Nicholas Childs)
【9】フォーデンズ・バンド (Allan Withington)
【10】カールトン・メイン・フリックリー・コリアリー・バンド (Philip McCann)

【ブリッグハウス & ラストリック・バンド】
英国ウェスト・ヨークシャーのブリッグハウス & ラストリック村のブラス・バンドで、練習場や楽器など、運営に必要な費用は、創立以来、村民の寄付で賄われている。公式には1881年創立だが、1850年代にすでにバンドの活動記録がある。1977年、トランスアトランティック・レーベルから発売されたシングル盤『フローラル・ダンス』が、9週連続“全英ヒット・チャート第2位”を続ける大ヒットとなり、この年50万枚以上を売り上げる。全英オープン選手権(1929, 1932, 1933, 1934, 1936, 1978)、全英選手権(1946, 1968, 1969, 1973, 1980, 1997, 1998、2010)、オール・イングランド・マスターズ(1993, 1998, 2001)、ヨーロピアン選手権(1981, 1998)、世界選手権(1968, 1969)、BBCバンド・オブ・ジ・イヤー(1975)など、メジャーな選手権においても数多くの優勝記録を誇っている。

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http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-2200/

【収録曲】

1. オーストラリアの大地 (テラ・オーストラリス)/マーティン・エレビー 【11:19】
   Terra Australis/Martin Ellerby

2. イニュエンドウ/クィーン (フレディ・マーキュリー)(arr. ピーター・ミーチャン) 【5:23】
   Innuendo/Queen (Fredie Mercury)(arr. Peter Meechan)

3. バスの主題によるディヴァージョンズ/ジョージ・ロイド 【12:00】
   Diversions on a Bass Theme/George Lloyd

4. 詩篇とアレルヤ/フィリップ・ウィルビー 【10:11】
   Psalms and Alleluias/Philip Wilby

5. アイズ・オブ・ア・チャイルド
  /カタリーナ・ステンストローム (arr. ヤコブ・ヴィルヘルム・ラルセン)【3:40】
   Eyes of a Child/Katarina Stenstrom (arr. Jacob Vilhelm Larsen )

  フリューゲルホーン (Flugel Horn):ヘレン・ウィリアムズ (Helen Williams)

6. 映画「荒野の用心棒」/エンニオ・モリコーネ (arr. ロビン・デューハースト) 【3:28】
   A Fistful of Dollars/Ennio Morricone (arr. Robin Dewhurst)

7. ウィロー・パターン/フィリップ・ハーバー 【12:28】
   Willow Pattern/Philip Harper

8. ロイヤル・マイル組曲/アラン・ファー二ー 【14:01】
   Royal Mile Suite/Alan Fernie

9. マンボ・トゥー・ゴー!/ロビン・デューハースト 【4:09】
   Mambo To Go!/Robin Dewhurst

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(2011.02.08)

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