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【CD】

第2回ワールド・ブラスバンド選手権
(世界音楽コンクール2009ハイライト)【CD2枚組】

Highlights WMC 2009
2nd World Brass Band Championships 2009


★「ハリスンの夢」が課題曲って、マジですか? 
オランダで4年に1度行われる“世界音楽コンクール(WMC)”から、
ブラスバンド選手権のハイライトを集めた極上のセレクションCD、ここに登場!

 2009年に行なわれた“第2回ワールド・ブラスバンド選手権”の2枚組ライヴCDが、ついにバンドパワー・ショップに登場です!!

 この選手権は、オランダのケルクラーデ市で4年に一度開かれている“世界音楽コンクール(WMC)ブラスバンド部門”が発展したもので、いずれは世界中のチャンピオンを集めた大会にしようとの意気込みで始められました。

 基本レギュレーションは、WMCのものが踏襲され、最上位の“チャンピオン・ディヴィジョン(もしくはコンサート・ディヴィジョン)”の下に、“ファースト”から“サード”の各部門があります。
  “ヨーロピアン”などのシステムと少し似たイメージですが、それらと決定的に違う点は、チャンピオン・ディヴィジョンにエントリーされたバンドは、課題として指定されたテストピースを含む、1時間近いコンサートを行ない、“指定課題(セット・テストピース)”と“それ以外のすべての演奏曲”を審査されるところでしょう。

 指定課題は、プログラムの中の何曲目で演奏してもいいので、プログラミングもまた、採点に大きな影響を及ぼします。

 結果、“指定課題”と“それ以外の曲”で得た2つのポイントが合算された後に平均され、それがバンドの得点となって順位が決まります。審査は、ヨーロッパ各国を代表する指揮者や作曲家があたり、各バンドは演奏曲すべてのスコアを事前に審査員に提出しなくてはなりません。当然、演奏は、スコアでチェックされながらの審査となり、ハッタリやごまかしなどは効きません!! また、審査員全員の審査が終了するまで、バンドはつぎの演奏曲に移ることは許されず、これもケルクラーデの審査がとても音楽的だと言われる所以となっています。

 今大会のチャンピオン・ディヴィジョン指定課題は、ピーター・グレイアムの難曲『ハリスンの夢』。優勝者は、2008年の“ヨーロピアン選手権”を制した後、“ブラス・イン・コンサート選手権2008”にも優勝し、 結成125周年のアニヴァーサリー・イヤーとなった2009年も快進撃を続け、2010年に“ヨーロピアン選手権”3年連続優勝(ハットトリック)を達成したロバート・チャイルズ率いるウェールズのコーリー・バンドでした。

 上位5団体の成績は、以下のような結果となっています。

【1】コーリー・バンド(ウェールズ):総合96.5ポイント(課題97/他96)
【2】ブラスバンド・トライツ・エトワール(スイス):総合93.5ポイント(課題93/他94)
【3】ブラスバンド・バイズィンゲン(ベルギー):総合93ポイント(課題94/他92)
【4】ナショナル・バンド・オブ・ニュージーランド:総合91ポイント(課題91/他91)
【5】プロヴィンシアーレ・ブラスバンド・フローニンゲン(オランダ):総合90.5ポイント(課題92/他89)

 このCDには、そのチャンピオンシップ・ディヴィジョンのハイライトと、ファースト〜サード・ディヴィジョンに登場した注目曲が収められています。

 収録各バンドの中では、世界初演となった『光の中へ』と『森の霞み』を並べ、デーヴィッド・チャイルズが会心のソロを聴かせた『ブリランテ』とつづくコーリー・バンドの演奏プロが、サウンド、スキル、プレゼンテーションのすべてにおいて、やはり王者の貫禄といったところでしょうか!!

 その極めつけは、そのステージの最後に演奏されたヴァンデルローストの『いにしえの時から』の、涙が出そうになるくらい感動的な演奏で、これだけでBPはかなり満腹状態に!! ナマでこれを聴いた作曲者が大絶賛したのがとてもよくわかる超A級の演奏!! そして、本当にすばらしい作品だと感じさせられました!!

 有名なテューバ奏者ジェームズ・ガーレイが指揮した第2位トライツ・エトワールもすばらしいプログラムを聴かせてくれます。

 ガーレイのクレバーな解釈が光るグレイアムの『ハリスンの夢』、スピードと輝かしいエンディングが会場を圧したロヴァット=クーパーの『鷲たちの鳴き声のするところ(ホエア・イーグルズ・シング)』、本当に美しいブラス・サウンドが印象に残るヴァンデルローストの『カンタベリー・コラール』、何度でも聴きたくなるジル・ロッシャのバリトン独奏のモーレンの『東方の踊り』と、プログラムの魅力では優勝者コーリーに負けていません。

 第3位ブラスバンド・バイズィンゲンが世界初演したナイジェル・クラークの『スウィフトセブンの洪水』は、CDだけの収録曲です。まさに“ブラス・サウンドの洪水”と表現できる、怒涛のようなパワーとスピードもまた、会場にいる聴衆を圧倒しました。

 それにしても、チャンピオンシップ・セクションだけでなく、下位セクションのバンドまでも選手権の本番に《世界初演曲》をどんどんぶつけてくる情熱を、なんと表現すればいいのでしょうか。

 そして、このCDで、セカンド・ディヴィジョン優勝者のブラスバンド・バッカス(ベルギー)が初演したウィルビーの『詩篇とアレルヤ』のようなすばらしい作品と出会えることは、選手権ウォッチャーにとってこの上ない喜びです。作曲家を含め、このジャンルを支えるマンパワーの充実を感じます。

 一歩この会場に足を踏み入れたことのある者なら、聴けばすぐそれとわかる、少々の爆音にもビクともしないロダハルのすばらしい音響も特筆もの!!

 ブラスバンド・ファンはもちろん、一般音楽ファンに広くおススメしたいCDです!!

■このCDを「BPショップで」チェックする
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-2090/

【演奏団体】
コーリー・バンド (Cory Band):【CD1】1〜4
ブラスバンド・トライツ・エトワール (Brass Band Treize Etoiles):【CD1】5〜8
プロヴィンシアーレ・ブラスバンド・フローニンゲン (Provinciale Brassband Groningen):【CD1】9
ブラスバンド・バイズィンゲン (Brassband Buizingen):【CD2】1
ナショナル・バンド・オブ・ニュージーランド (National Band of New Zealand):【CD2】2〜4
ブラスバンド・ヘイスト (Brass Band Heist):【CD2】5
ラトビー・コーパレイティヴ・バンド (Ratby Co-operative Band):【CD2】6
ブラスバンド・バッカス (Brassband Bacchus):【CD2】7
ブラスバンド・ホムベーク (Brassband Hombeek):【CD2】8

【指揮者】
ロバート・チャイルズ (Dr. Robert Childs):【CD1】1〜4
ジェームズ・ガーレイ (James Gourlay):【CD1】5〜8
シートセ・ハメルスマ (Sietse Hamersma):【CD1】9
リュク・ヴェルトッメン (Luc Vertommen):【CD2】1
ハワード・テイラー (Howard Taylor):【CD2】2〜4
べルト・ヴァンシーレン (Bert Van Thienen):【CD2】5
マイクル・フォウルズ (Michael Fowles):【CD2】6
バルト・ヴァンネイフヘム (Bart Van Neyghem):【CD2】7
アルツール・ヴァンデルフーフト (Arthur Vanderhoeft):【CD2】8

【収録】2009.7.11 - 7.12、Rodahal, Kerkrade (Netherlands)

【収録曲/CD1】

1. 光の中へ/フィリップ・ウィルビー 【3:43】 (世界初演)
   Into the Light/Philip Wilby

2. 森の霞み(ミスト・オブ・フォレスト)/ギャレス・ウッド 【5:59】 (世界初演)
   Mist of the Forest/Gareth Wood

3. ブリランテ/ピーター・グレイアム 【5:54】
   Brillante/Peter Graham

ユーフォ二アム(Euphonium):デーヴィッド・チャイルズ (David Childs)

4. いにしえの時から/ヤン・ヴァンデルロースト 【19:03】
   From Ancient Times/Jan Van der Roost

5. ハリスンの夢/ピーター・グレイアム 【14:44】
   Harrison's Dream/Peter Graham

6. 鷲たちの鳴き声のするところ(ホエア・イーグルズ・シング)
/ポール・ロヴァット=クーパー 【4:40】
   Where Eagles Sing/Paul Lovatt-Cooper

7. カンタベリー・コラール/ヤン・ヴァンデルロースト 【6:05】
   Canterbury Chorale/Jan Van der Roost

8. 東方の踊り/ベアトラント・モーレン 【8:13】
   Eastern Dances/Bertrand Moren

バリトン(Baritone):ジル・ロッシャ (Gilles Rocha)

9. マスク/ケネス・へスケス 【5:48】
   Masque/Kenneth Hesketh

【CD2】

1. スウィフトセブンの洪水/ナイジェル・クラーク 【16:28】 (世界初演)
   Swift Seven's Flood/Nigel Clarke

2. ギャラクシーズ/カール・デーヴィス 【5:57】
   Galaxies/Carl Davies

3. 故郷からの手紙/パット・メズニー 【3:23】
   Letter from Home/Pat Metheny

4. 「ジーザスクライストスーパースター」より ゲッセマネの園
  /アンドルー・ロイド・ウェバー (arr. レイ・ファー ) 【4:37】
   Gethsemane (I Only Want to Say)/Andrew Lloyd Webber (arr. Ray Farr)

ソプラノ・コルネット (Soprano Cornet):コリン・クラーク (Collin Clarke)

5. エクィルブリウム/ポール・ロヴァット=クーパー 【13:13】 (世界初演)
   Equilbrium/Paul Lovatt-Cooper

6. ブリッツ/デリック・ブルジョワ 【12:02】
   Blitz/Derek Bourgeois

7. 詩篇とアレルヤ/フィリップ・ウィルビー 【10:44】 (世界初演)
   Psalms and Alleluias/Philip Wilby

8. レイク・オブ・ザ・ムーン/ケヴィン・ホウベン 【11:22】
   Lake of the Moon/Kevin Houben

■このCDを「BPショップで」チェックする
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-2090/

(2010.06.11)

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