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【コンサート直前リポート】
大阪市音楽団による日本初演せまる!!
進化をつづけるデメイ: 交響曲第3番『プラネット・アース』

Text: ウィンド・ナビゲーター 樋口幸弘

 2007年6月8日(金)、大阪のザ・シンフォニーホールで行われる「大阪市音楽団 第94回定期演奏会」のリハーサルにおじゃました。今回は、オランダの作曲家ヨハン・デメイを客演指揮に招いて行われる自作自演コンサートで、演奏されるのはすべてデメイの作品。だが、注目はもちろん、最新作の交響曲第3番『プラネット・アース(惑星地球)』の日本初演だ。

 リハーサルは、6月5日から7日の3日間。初日は、合唱ぬきのウィンド・オケだけの練習で、コンピュータに取り込まれた効果音(SE)とのタイミングもその場で合わせられていく。SEが使われるのは合計4ヶ所。しかし、どうもSEのピッチが低い。コピーの際のサンプリング・レートに問題があったのか? ともかく、SEは作曲者がもってきたディスクのオリジナル・ピッチに再調整されることになり、この日はタイミング合わせだけとなった。SEが入るタイミングだけでなく、SEを切るタイミングも指定されている箇所があるだけに、昔、吹奏楽をやっていたという音響エンジニア氏もスコアを睨みながらの汗だくのリハーサル。コンサート当日には、SEはサラウンド方式で音楽を盛り上げる予定だ!!

 スペインで行われたウィンド・オケ版の初演シリーズでは7人もいたチェロ・セクションは、この日は4人。だが、第3楽章でチェロの弾くテーマは、一度聴いたら耳を離れないほど、美しいものだった。

 2日目のリハは、これに合唱も加わった。SEもこの日はピッチを取り戻している。作曲者自身、音域の関係もあり「どこへ行っても“こんなの無茶だ!!”」と言われつづけ、その都度「日本なら大丈夫だ!!」と反論したという合唱パートだけに、市音メンバーも耳をそばだてる。これがとても美しいハーモニーで、オケからもブラボーの大きな拍手。デメイも「出来ることがわかって作曲家として安堵したよ」と、外交辞令とも本音ともとれる発言。ともかく、本番ではホルストの『惑星』と同じく、天から降りそそぐような美しいコーラスが会場に響くことだろう。

実は、今度の来日の直前、5月12日に予定されていたイタリア初演がドタキャンになって、デメイ自身が『プラネット・アース』を指揮する最初のコンサートとなった大阪市音楽団による日本初演。作曲者の思い入れもあって、スコアもどんどんバージョン・アップ。百戦錬磨の市音がその指揮ぶりに結構あおられるシーンもあり、リハなのにコンサート本番なみのモチベーションとなった。

 デメイには、別れ際に「本番にとっとけよ!!」「OK!!」と言い交わし、市音練習場をあとにした。

(2007.06.07)

演奏会の詳細は、 下記、大阪市音楽団公式HPへ

大阪市音楽団公式ホームページ
  http://www.shion.jp/

■大阪市音楽団 第94回定期演奏会

【日時】6月8日(金) 19:00開演
【会場】大阪 ザ・シンフォニーホール
【指揮】ヨハン・デメイ
【プログラム】
ウインディ・シティ序曲(ヨハン・デメイ)/ エクストリーム・メイク・オーヴァー〜チャイコフスキーの主題による変容(ヨハン・デメイ)/交響曲第3番「プラネット・アース」(本邦初演/ヨハン・デメイ) 

若干ですが、当日券も発売されます。
  この歴史的演奏会を聴き逃すなよ

 
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