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その誇り高き軍楽隊は、合衆国建国とともに始まった  年 表 

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A History of
“The President's Own”United States Marine Band


その誇り高き軍楽隊は、合衆国建国とともに始まった!
 アメリカの吹奏楽の歴史は軍楽隊より始まった。現在、実にさまざまな楽隊が存在しているが、その中で最も古いのが、「ワシントン海兵隊バンド(TheU.S.Marine Band of Washington D.C.)」である。1798年に創設されたこのバンドは、1801年にホワイト・ハウスに招かれて演奏をしており、また、同年3月のトーマス・ジェファーソンの大統領就任式でも演奏を行ない、大統領直属の名称が与えられ、大統領付海兵隊バンドとなった。
 アメリカのマーチ王、ジョン・フィリップ・スーザは、1880年にこのバンドの隊長となり、1892年に同職を退くまでに様々な改革を行なう。隊長就任後、まずは大量の楽譜を購入し、新しいレパートリーの開拓を始めた。ベルリオーズやチャイコフスキー、ワーグナーなど、いろいろなクラシック音楽を演奏し、それによってバンドの技術も飛躍的に向上したのだ。さらにスーザ自身も数々のマーチを作曲し、それらも次々とレパートリーに加えていった。



 演奏技術の向上やレパートリーの充実がなされた後、スーザは1891年に大統領の承認を得て、国内演奏旅行の制度を設けた。このころは南北戦争が終わって、人々は開拓に打ち込んでいた時代である。当時、望まれていたものは娯楽であった。映画やラジオなどもちろんなく、蓄音機すらなかった時代、娯楽の中心はサーカスや音楽だったのだ。いまのようには娯楽のなかった時代、海兵隊バンドの演奏は各地で好評を博したのである。
 その後、アメリカ海兵隊バンドを一流のバンドに育て上げたスーザは、1892年に隊長の職を辞し、自らのバンド「スーザ・バンド」を組織した。教育的な意味ではなく商業的だったこの楽団は、各地で精力的に演奏会を開き、アメリカでもっとも有名な楽団となり人気を得た。結果、このようなバンドが各地で誕生し、民間楽団のレベルも飛躍的に向上していった。

 しかし、1914年に第一次世界大戦が勃発すると、そのためにたくさんの軍楽隊が編成され、一般楽団の優秀なメンバーが召集されてしまう。スーザ・バンドを頂点とする商業バンドは下火となり、次第に姿を消していった。
 1918年、大戦が終了すると、民間の優秀なプレーヤーの加入により、それまで一般楽団より格が低かった軍楽隊のレベルは向上していった。また、戦争終了後も解散しない楽隊もあり、さらに格上に位置する軍楽隊も出てきていた。
▲エドウィン・ゴールドマン
 このころから、アメリカは吹奏楽の先進国となり、この分野における重要な仕事を成し遂げてきた。そのなかで中心となっていた人物は、エドウィン・ゴールドマンである。彼もスーザ同様、1911年にニューヨーク・ミリタリー・バンド(1918年にゴールドマン・バンドと改名)を組織していたが、彼は当時ニューヨーク在住の大作曲家や指揮者をゲストとして呼んでいた。また、1920年には吹奏楽曲の懸賞募集も始めた。
 ゴールドマンの最大の功績は、アメリカン・バンドマスターズ・アソシエーション(American Bandmasters Association アメリカ吹奏楽指導者協会)の設立を完了したことである。1929年に第1回の会合があり、その時にスーザが名誉会長に、ゴールドマンが会長に就任した。会の目的は、吹奏楽作品の作曲の奨励、演奏技術を高め、より芸術性を追求するなど、吹奏楽全般の向上を願ったものとなっている。


アメリカ海兵隊バンドは、世界的レベルをもつ吹奏楽団のひとつである。歴史があり、その演奏技術、および音楽性も非常に素晴らしい。全世界の注目を浴びており、さらなる活躍が期待されているバンドである。


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