Q: コンクールの自由曲を選ぶ時、自分たちのやりたい曲とできる曲、聴き映えのする曲がよくわかりません。

Q: そろそろコンクールの自由曲を選ぼうと思うですが、自分たちのやりたい曲とできる曲、聴き映えのする曲がよくわかりません。去年は「かっこいいから『大仏と鹿』!!」なんてお気楽に決めましたが、今年はそうもいかないなあと思っています。私自身がとくにアレンジ物についての知識がないのですが、どういう曲から聴いてみたらいいのでしょうか?(高校教員)

 

A12: まずは、自分の楽団の特徴や実力知ることから。

 コンクールの自由曲を選曲する時、次の項目をチェックしてみて下さい。

・自分の楽団の特徴は、売りは、そして求めているものは、何ですか?
・どのような人数・編成ですか? 特殊楽器はありますか?
・どのパートが実力を持っていますか? 逆に初心者の多いパートは?
・ソロを吹ける人はどの楽器ですか?

 どうですか? ご自分の楽団の実力などが改めて見えてきたのではないでしょうか。

 ここから、先生の好きな分野・作曲家、勉強させてみたいこと、挑戦させてみたいこと
などを整理して、今のレベルより少し上を見定め、そして1年後に到達していたいレベル目標を決めて選曲すると良いと思います。
今の楽団に音楽的にも精神的にも有益になる曲がきっと見つかります。
そして決めた曲を「大好き」になることが大切と思います。

<選曲のアイデア>
・作曲者で選ぶ
・小編成の楽団なら編曲者で選ぶ
・課題曲がある時は、12分間のミニミニコンサートとして考える
・オリジナル作品は一般的に鳴り(響き)が出てきます。
・アレンジ曲は、時代・様式・作者の特徴(地域や国、素材とする内容、原曲での楽器 の使い方など)を充分調べる

<私がアレンジ曲を選ぶ時のひとり言>
・スッペ、オッフェンバック、ヴェルディ、ニコライ、ロッシーニ、エロールなどの歌劇序曲もいいな。木管の音色を美しくしたし、指も回るようにしたい。金管は細かい動きより、豊かなサウンドと歯切れ良さを追求したい。打楽器は今年は人数が少ないけれど大丈夫。

・バレエ音楽(組曲)もいいな。
どの楽章を使うかによって、自分のバンドの特徴を出せるな。金管(特にTpとEp)にも細かい動きが要求されているな。情景がリアルに表現できそうだ。鍵盤打楽器が今年は良さそうだな。

・大編成なら、ラベル、レスピーギもできるかな。でも、原曲のスコアとアレンジ版のスコアをチェックしないと……今年は時間も限られているし……
・オペラからも最近良いアレンジが出版されたな。

 どうですか?
きっと先生の楽団の魅力を引き出せる曲がみつかりますよ。

回答:五十嵐 清

Q: 3年生が引退して人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。

Q: 夏のコンクールを終わり3年生が引退すると共に退部する部員もありサックスパートの人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。知恵を貸してください。
ちなみに現在の編成は
Fl 2 Cl 6 BassCl 1 Asax 1 Tsax 1 Bsax1
Tp 3 Hr 5 Tb 3 Eu 2 Tu 2 Perc 4
です。2年生が11名 1年生が19名です。
1年生はほとんど初心者です。おねがいします。(高校教員)

 

Q11: 夏のコンクールを終わり3年生が引退すると共に退部する部員もありサックスパートの人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。ちえを貸してください。
ちなみに現在の編成は
Fl 2 Cl 6 BassCl 1 Asax 1 Tsax 1 Bsax1
Tp 3 Hr 5 Tb 3 Eu 2 Tu 2 Perc 4
です。2年生が11名 1年生が19名です。
1年生はほとんど初心者です。おねがいします。(高校教員)

A11: バンドを一つの楽器と考えてみて下さい。例えばピアノとすると、ある音域で出ない(出にくい)音があると修理調整すると思います。全ての音域がカバー出来るような編成が理想です。

 総勢31人の編成ですが、なかなかバランスのとれた編成だと思います。
Saxはアルト2、テナー1、バリトン1が理想です。
また、Hrはバンド総員の10%を目安にするといいと思います。そのことから考えますと、HrからA.Saxに移動してくれると嬉しいのですが。また、A.Saxは、ほぼ1stと2ndに分れて書かれていますので、常に2ndが無くなることになってしまいます。(常に何処かのパート(Hr?)が補うことになる)
このことからもHrからのコンバートがいいのですが、、、

もし移動しますと、 バスパート(Aグループ)がTu・BCl・BSx・Tb3rd・Ep =7人
テノールパート(Bグループ)がTb1st2nd・TSx・Hr =7人
アルトパート(Cグループ)がASx・Tp3rd・Cl2nd3rd =7人
ソプラノパート(Dグループ)がFl・Cl1st・Tp1st2nd =6人
とバランスも良くなると思います。
Aグループから順番に音を重ねていってバランスのある響きを作って下さい。
Saxへのコンバートの質問ですが、Flもあと一人増やしたいところです。

 バンドを一つの楽器と考えてみて下さい。
例えばピアノとすると、ある音域で出ない(出にくい)音があると修理調整すると思います。全ての音域がカバー出来るような編成が理想です。
そして、一人でやっているので無く、一人一人がそれぞれの役割を果たしながらメンバー全員で演奏していることを大切に音楽を創っていって下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 指揮をするとおかしいとからかわれたりする。また、指揮の形も悪いと言われる。

A10: 自分たちで選んだ、または承認した指揮者のはずです。仲間を大切にしない楽団は音楽以前の問題です。仲間がいるから合奏できるし、音楽も広がっていいきます。なぜ、楽団を崩壊させようとするのでしょうか?もし、何か悪いところや疑問の所があったら、言葉を選び、個人のレベルで話してはどうですか?
大勢の合奏中にからかうということは、もってのほかです。一度全員で考えてみて下さい。

以下に、指揮の基本を書きました。これまでのこのコーナーの内容も参考にしてみて下さい。(学生指揮者の心構え・・・)

指揮の基本的考え方
五十嵐 清

指揮者は、奏者(の集合体)に自分の意思を伝えて、演奏してもらわなければ音楽が表現できません。ですから正確に自分の欲しい音(音楽)を奏者に伝えていかなければなりません。そのためには奏者との信頼関係は必要不可欠です。奏者を愛することを忘れず、音楽的にも人間的にも魅力のある「プラス」の存在でいて下さい。また、吹奏楽、管弦楽、合唱等全ての指揮は、表現する手段(楽器の種類等)や方法(奏法、発声法等)が違うだけで、指揮の技術や音楽作りは同じであることを認識しておいて下さい。

 それでは、次の指揮の三つの基本をマスターして下さい。
1.演奏者の呼吸や奏法を理解する。
2.楽譜を充分に読んで構成、テンポ等をつかむ。
3.正確な基本動作を身につける。

1.演奏者の呼吸や奏法を理解する。
各々の楽器の奏法・特徴を理解することが、良い指揮を生むキーポイントです。
例えば、弦楽器のアルコとピチカートの場合では、指揮するときの気遣いが違います。そして呼吸法を知ることにより、フレーズの終わりのブレスの取り方にも配慮することができます。

2.楽譜を充分に読んで構成、テンポ等をつかむ。
指揮者は、奏者より前に楽譜を充分に読んで、その曲の作者の意思、構成、テンポ等をつかんでおかなければなりません。スコアリングは、指揮者が絶対にしなくてはならないことです。特に、フレーズ、アーティキュレーション、アゴーギグ、曲全体の流れについて注意をすることが大切です。
特に、一つ一つの音を出すことより、その音がどの様に移り変わって次のどんな音につなげるかが大切で、このことが音楽の表現になっていきます。

3.正確な基本動作を身につける。
指揮の基本動作には、
1)フォーム(各拍の区分、一拍目はDOWN)
2)タイミング(ブレス、打点、予動作等)
3)メリハリ(曲の感じにあった棒)
4)脱力(流れる棒、力まない棒)
の四つがあげられます。しかし、このことについては、実際にレッスンをしなくては、言葉だけでは伝わりません。

 ここまでが、指揮者が基本としてマスターしなければならないことです。それでは、実際の合奏では、どうしたらよいか。
アマチュアの楽団では、トレーナー性が最も重要です。
1)奏者から出てきた音から、いろいろな問題点をすばやく抽出し、
的確に迅速に指示をする(このためには多くの経験が必要)
2)テンポ、アインザッツ、音程、リズム、バランス、音色、等に変化と統一を与える。
3)音楽性(生命とエネルギー)を与える。

 曲はただ通し流すだけでなく、技術的に正確に、そして統一できるように部分的にも繰り返し練習することです。しかし、常に曲の全体の流れを感じていて下さい。

 最後に、上手なバトン技術=良い指揮者ではなく、心を語る音楽性を重視した指揮を目指してもらいたい。

回答:五十嵐 清

Q: 基礎合奏におけるパーカッションの立場です。(中略)管・打楽器ともにまんべんなく成長できる基礎合奏法はないですか?(E.Tさん 学生)

A: 打楽器は常に指揮者と一緒にテンポ感や音楽の方向を司っていることを意識して、基礎の段階から管楽器とのアンサンブルに力を注ぐことが大切です。

 どうしても基礎合奏練習の時は、何もやることが無いようでしたら、先生にお願いして打楽器パートは別室でパート基礎練習をお推めします。

そして、メトロノームを使い
1) パートで同じリズムを皆一緒に演奏
2) カノンでやってみる
3) 楽器をローテーションする
4) リズムを声に出しながら楽器を演奏する

等 工夫すれば色々と練習できると思います。この時必ず録音をしてパートでチェックをしてみて下さい。以外とアインザッツがずれていたり、リズムが乱れていたり、音の処理がまちまちだったり、、問題点が見えて来ますよ。

 さて、では管打楽器で一緒に基礎合奏を行なう時(こちらの方が理想的)は、管楽器はロングトーンやスケールを吹いていると思います。このとき、打楽器はテンポやビートをリードする様に、指揮者の位置で演奏可能(移動可能)な楽器は移動することをお推めします。

音量については管楽器のダイナミックスに合わせて調整して下さい。

1) SDのスナッピーをOFFにして8分音符で演奏
→裏拍を意識することやテンポ感や拍子感を養う
2) ロングトーンやスケールをしている管楽器の音程を歌う
→音程感やアインザッツ、ブレス感を養う
3) ハーモニーをしている管楽器の音程を歌う
→ハーモニーの進行によるフレーズ感や音楽の緊張感を養う
4) 打楽器教則本のリズムパターンやロール練習をどんどん演奏する
(SDスナッピーはON)
→リズム感やクレッシェンド、デクレッシェンド感を養う
5) マーチの一フレーズのリズムを「繰り返し」演奏する
→時間がたってもテンポやリズムが乱れないようにする。
(以外ときつい!)

工夫次第でいろいろと出来ると思います。先生にアイデアを話してみてはどうですか?打楽器の人は、積極的かつセンスが良くなければ、頑張って下さい。

回答:五十嵐 清

Q:部員の多くダレてしまい練習に身が入らない

Q:現在、3月の演奏会にむけて曲を練習中なのですが、ダレてしまって部員の多くが練習に身が入っていません。「やれ」と言われたこともろくにやらずにおしゃべりばかりして練習時間を過ごす毎日です。
部活全体がそういう雰囲気になってきているので何とかしたいのですが、どのように士気を高めるのがよいでしょうか?(S君 高校生)


A: まず、ミーティングをしてみて、各部員の考え、やる気などを全員に話す機会を作って下さい。

 今、何をしなければならないのか? その前に今何をしたいのか?を見失っているのでしょう。まず、ミーティングをしてみて、各部員の考え、やる気などを全員に話す機会を作って下さい。
テーマとしては、例えば、
1) 一所懸命やろうとしているメンバーがいることが見えているか
2) 自分から積極的に活動に参加しているか(人に求めてばかりいないか)
3) 部活をしていて「楽しいことは?」「楽しくないことは?」を具体的にあげてみる。そして「楽しくするためには」まず何を実行すべきか?

 そして、約束として
1) 時間厳守(開始と終了時間の確認)
2) 出欠席の連絡徹底(欠席の時の届出方法の確認)
3) 練習内容の徹底(掲示して目で確かめられるように)
4) 挨拶、思いやりなど、人に気を遣う
など決めてみてはどうでしょうか。

 そして、どのような演奏会にしたいのかを明確にし、それを達成させるために、合奏をするまで個人(自分)の責任、仲間に対する最低の礼儀があること、パート、分奏、そして合奏と段階を得て組み立てていく過程での一体感などが大切であることをきちんと話してみてはどうでしょうか?
「口に出して言ってみる」・・・そうすると、きっとわかってくれるメンバーがいます。きっと計画を立てようと言ってくれるメンバーがいます。きっと一生懸命やろうとしているメンバーがいます。

 やれることからひとつひとつ「実行」してみて下さい。

回答:五十嵐 清

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