Q:最近、私はピッコロになりました。うれしくて、うれしくてホント・・・。でも、最近先輩が引退してしまって、ピッコロは私1人なんです。前の先輩はすごく上手だったので、先輩に少しでも近づきたいのですが、イマひとつうまくなれません。基礎練習の仕方など、教えて下さい!

A:先輩に近づきたいという気持ち、とても大切です。目標の音が決まっているということですので、
その音を常にイメージして練習して下さい。

・フルートより柔軟な唇と小さなアパーチャーを作ることが大切です。
・トーンホールの中心とキイラインが一致するよう、楽器の組み立て方を再度チェックしてみて下さい。
・上唇がトーンホールに覆いかぶさらないようにしてみて下さい。
・息をきちんと支え、「少しずつ」連続して息をコントロールして、小さくまとめた唇(アンブシュア)から楽器に送り込んで下さい(一息にたくさん「ドバー」と入れないこと)。

ピッコロの練習だけでなく、フルートの基礎練習も常におこなって下さい。
フルートをpでしっかり吹く練習はメニューに入れて下さい。
あと「ソノリテ」の練習は絶対です。

回答:五十嵐 清

Q:テナー・サックスをやっている後輩がいます。私もアルトサックスをやっているんですが、どうしてもアルトは硬い音が出なく、テナーは柔らかい音が出ません。どうしたら柔らかい音、硬い音が出るのでしょうか?

A:口の中の容積(広さ)やアンブシュアをチェックしてみて下さい。
広さが増すと、倍音が増えて豊かな音色になります。
マウスピースを噛み過ぎないように注意して下さい。

下記に詳しく書きましたので、見てください。

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1186

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1248

Q:アルトとバリトン・サックスを吹いていますが、未だにアンブシュアの形がよく分りません。

Q:私はアルト・サックスとバリトン・サックスを吹いていますが、未だにアンブシュアのやり方(というか形?)がよく分からなくて困っています。先輩には、アゴを下に下げて平らにする、といわれたのですが、どのようにやればいいのかよく分かりません(;_;) アンブシュアの正しいやり方、教えて下さい。


A:次のことをトライしてみて下さい。

アルトもバリトンもしっかりとストラップを調整して(特にバリトンは、もし楽器にべグ(楽器と床の高さを調節できる支え棒のようなもの)があればしっかり調節する)、口がマウスピースをくわえに行かないように正しい姿勢にしてみて下さい。右手で持ていることがないようにするがポイントです。

マウスピース、リガチャ-、リードの付け方を調整してみて下さい。

アンブシュアをチェックしてみて下さい。

・下唇を下歯に巻き、唇の両端を中央に向かって押すようにする。
・マウスピースを下唇の上に乗せ、上歯をマウスピースの上に乗せる。
・唇全体を中心に向けるようなイメージで少し締める。
・「イ」「エ」の口の形を作り、頬っぺたをそのままにして、口だけ「ウ」にする。
・マウスピースにどこからも同じバネのように均一の圧力が掛けられるように、唇の周りの筋肉を使い支える。噛むイメージにしないこと。
(ストローを水平になるようにくわえ、この時アゴがしわができないようにする。また、ストローが「ガチ」と固定されていないように下あごを上げずに、上からマウスピースにのせているイメージにする)

回答:五十嵐 清

Q:僕は学級合唱の指揮をしていますが、指揮を振る時は図形にそったものじゃなきゃいけないのですか? もっとダイナミックにやりたいんですけど・・・。拍があっていればいいんですか?

A:演奏者(歌い手)の技量により、指揮の図形を省略したり、変形したりして構いません。
しかし、多くの人が1つの音楽を1つの気持ちで奏でるために、テンポやアインザッツの統一、曲想や歌詞のニュアンスの統一などを指示しなくてはなりません。
奏者との信頼関係をしっかりさせて、お互いの気持ちが通じ合っていることが大切です。

私なりのポイントを以下に述べます。

「合唱での指揮法」(指揮者 五十嵐 清)
ここでは基本的な合唱の指揮法についてお話致します。
右手の役割はカウントやテンポ指示をします。この時左手は、声部や新しいメロディーの入りのタイミング、ダイナミックス、曲想のニュアンスなどを指示します。

<右手>
合唱では指揮棒は使用しないと思います。ですから右手の指先や開き方、手のひらの向きなどとても大切な音楽表現になります。

1)指揮の図形を描く範囲を決める。
fの時:高さ上限は自分のオデコ、下限はオヘソ、左側は自分の左肩のライン、右側はひじが身体から20cm位離れた位置。70cm×70cm四方の範囲
pの時:20cm×20cm四方の範囲で、明るめの曲想では顔の前、落ち着いた
曲想では喉と胸の間で、そして悲しみ暗めの曲想の時では胸より下の位置で図形を描く。

2)腕全体(肩)で、ひじから先で、手首から先、指先で振るかを決める。
この時、ひじを身体からどの位離すのかも決める。

3)手のひらを上に向ける(明るい、広がり、軽い、進むのイメージ)か、
下に向ける(暗い、内面的、重い、慎重、)か。
また手を握る(感情を込める)か、開く(開放感)かを決める。

<左手>

1)声部や新しいメロディーの入りのタイミング
何部合唱の曲かチェックして下さい。
例えば混声合唱ではソプラノ、アルト、テノール、バスと4声部に分かれていると思います。それぞれの立っている方向に向いて(目線を向ける)、ハッキリ分かるように(1拍目からメロディーの時では)「サン、ブレス、どうぞ」というように振る。
(自分より左に位置しているパートには左手はやや大きめに指示、右に位置しているパートには右手も一緒に指示し、左手はやや振りを小さめにする)

2)ダイナミックス
右手は振りの大きさでダイナミックスをつけます。この時左手は手の平の向きで
ダイナミックスを指示します。上向きはfやクレッシェンド、下向きはpやデクレシェンドをあらわします。手の高さや腕の伸び縮みでも細かいダイナミックスが付けられます。

ここで大切なことを1つお話します。左手を伸ばした状態で手のひらを下にしないで下さい。「待った!ストップ!」など規制的になってしまい、音楽を壊してしまいます。

3)曲想のニュアンス
握っているか、開いているか、それも「きつく」「柔らかく」、そして「胸の前」「目線の位置」のキーワードを組み合わせて、一番曲想を表現していると思われるようにしてみて下さい。(右手より効果がある)

この他に、間奏などピアノ伴奏だけの時には、左手でテンポを指示すると歌とのコントラクトが出て来ます。

また、身体(特に上体やかがみかた)や顔の表情がとても大切です。

合唱の指揮は、メロディーと歌詞の流れを中心に指揮をするといいと思います。ピアノ伴奏の人とは曲想やテンポ感について充分打ち合せをしておいて下さい。

 指揮者は、奏者(の集合体)に自分の意思を伝えて、演奏してもらわなければ音楽が表現できません。ですから正確に自分の欲しい音(音楽)を奏者に伝えていかなければなりません。そのためには奏者との信頼関係は必要不可欠です。奏者を愛することを忘れず、音楽的にも人間的にも魅力のある「プラス」の存在でいて下さい。
最後に、上手なバトンテクニック=良い指揮者ではなく、心を語る音楽性を重視した指揮を目指してもらいたいと思います。

回答:五十嵐 清

Q:Tubaを吹いています。何かいいロングトーン練習の方法はありませんか?

Q:私はTubaを吹いている高校2年生です。
私達の学校では、3年生の先輩が引退して…1・2年生だけの活動がスタートしたところです。
冬は基礎を磨く大切な時期でもあり、ここで伸びるか伸びないかも決まってくると思います。でも、私達2年生が中心となって毎日のロングトーンのメニューも考えているんですが…何から始めたらいいのかいまいち分かりません。冬のうちに基礎をしっかり固めて、来年の夏にコンクールで上を目指したいです! 何かいいロングトーンの方法はありませんか?
それから、よく先生や先輩から「もっと周りの音を聴け」と言われてたんですが、周りの音を聴いていてもなかなか音程が合わない時がありました。『いい耳』をつくるには、やっぱり慣れしかないのでしょうか…???(A・I/学生)


A:しっかりと冬の時期の過し方を把握していて素晴らしいことです。

音作りのためにロングトーンをしていくのですが「個人」「パート」「合奏」という形態によりポイントがあります。

【個人」
全音域で音程をしっかり取れるようにする。(自分の楽器の音程の癖を把握すること)
アンブシュアを変えずに、真っ直ぐな息で、「音量、音程、音色」が一定になるように、1つ1つの音をしっかり鳴らし、響かせるようにする練習する。

【パート】
個人の要素に加え、音色の統一、音形の統一を徹底的に図る。

【合奏」
個人とパートの要素に加え、パート間のバランス、ブレンドをいろいろと試してみる。

個人のロングトーンの所でも書きましたが、音には「音量、音程、音色」の要素がありますので、この3つを聴くようにしてみて下さい。音程をあわせるには、まずしっかりと歌って見ることです。

目標の「音」はどういう音なのか?
今は誰の「音」に合わせようとしているか、常に明確にして練習をして下さい。
練習の時間数がとても重要な要素ですが、目的をハッキリさせていないと無駄になりかねません。
頑張って下さい。

回答:五十嵐 清

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