■アルカディア(作曲:広瀬勇人)

『キャプテン・マルコ』でブレーク。その後にヴァンデルローストに師事し、『ブレーメンの音楽隊』『アメリカン・オーヴァーチャー』『バベルの塔』など、数々のヒット作品を作り出している広瀬勇人(ひろせ はやと)の新作が、2008年春に出版される。

 大阪市音楽団の委嘱で、自主企画CD「ニュー・ウィンド・レパートリー2008」(大阪市教育振興公社、OMSB-2814)に録音のための新作として作曲された『アルカディア』がそれだ。

 この作品は、「パラダイス(アルカディア)へ行くことを夢見た少年が、長い旅に出て、道中さまざまな困難に出会いながらも、それに立ち向かい、ついには夢にまで見た地にたどりつく」という、作曲者の自由な着想から生まれたもので、堂々としたファンファーレに始まり、急~緩~急の主部と、ファンファーレが再現される終結部からなる。旋律ラインもとても親しみやすく、その自由闊達なストーリー展開は、演奏者だけでなく、聴衆の多くの共感を得ることになるだろう。

 また、グレード3程度の作品としいう委嘱時の条件から、インストゥルメンテーションには特殊な楽器を含まず、厚めのオーケストレーションを使って書かれていることから、大編成のバンドでなくても、作曲者の意図を損なうことなく効果的な演奏ができるのが大きな特徴。バンドごとに実情の異なるスクール・バンドにもピッタリの作品だ。

 作品委嘱は、2007年の春で、同年8月末に完成。2008年2月17日、京都府八幡市文化センター大ホールで行われた前記CD「ニュー・ウィンド・レパートリー2008」のセッション初日、秋山和慶指揮、大阪市音楽団の演奏でレコーディングされた。

 聴衆を前に行われる世界初演は、2008年4月26日、大阪国際交流センター大ホールで催される「大阪市音楽団 吹奏楽フェスタ2008」(1日目)のオリジナル・コンサートで、指揮は小松一彦。

 これまでの広瀬作品ファンだけでなく、広く日本中のバンドに演奏されたい魅力的な新作が、ここにまたひとつ登場した!!


【編成】
Piccolo
Flutes (Ⅰ、Ⅱ)
Oboe
Bassoon
E♭ Clarinet
B♭ Clarinets (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)
E♭ Alto Clarinet
B♭ Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophones (Ⅰ、Ⅱ)
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpets (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)
Horns (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)
Trombones (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)
Euphoniums (div.)
Tuba (div.)
String Bass
Timpani
Mallet Percussion (Xylophone、Glockenspiel)
Percussion (Snare Drum、Tom-Tom<4>、Clash Cymbals、Suspended Cymbal、
Hi-Hat Cymbal、Tam-Tam、Bongo、Conga、Triangle)

【楽譜】

2008年、オランダde haske


■広瀬勇人(ひろせ はやと)

1974年12月4日、東京に生まれる。東京ミュージック&メディアアーツ尚美を首席卒業後、米マサチューセッツ州のボストン音楽院に進学し、優秀賞を受賞し卒業。さらに、ベルギーのレマンス音楽院大学院にて研鑽を積み、同音楽院作曲科および指揮科で修士号を取得した。作曲をヤン・ヴァンデルロースト、ピート・スウェルツ、アンディ・ヴォース、松平頼暁の各氏に師事。日本現代音楽協会作曲新人賞入選、ニューイングランド学生作曲コンクール第1位、21世紀の吹奏楽「響宴」入選。数多くの委嘱作品を手掛け、現在、東京ミュージック&メディアアーツ尚美専任講師、洗足学園音楽大学非常勤講師をつとめている。

東京佼成とエイベックスが贈る「夢の吹奏楽企画」《THE 課題曲=SHOWA編=》レコーディング現場潜入ルポ

  大ヒット作「ブラバン!甲子園」以来、素晴らしい夢の企画を実現している東京佼成ウィンドオーケストラ。その最新のレコーディング現場へ潜入してきた。

 エイベックスと佼成ウィンドの録音は、今回で2度目。前回は“ブラバン・エイベックス”というJ-POPを録音したものが2月27日に発売になったが、今回の録音は過去のコンクール課題曲の中から名曲をよりすぐった、タイトルもずばり、《THE 課題曲=SHOWA編=》 (仮称)となっている。発売は7月予定。

実は録音していたホールが私の仕事場の近くということもあり佼成側から「ちょっと遊びに来たら?」と嬉しい誘いがあったので、差し入れを手に訪問した次第。

 ホールの扉を開けるとさっそく何やら懐かしいサウンドが迫ってきた。おやっ、これは青木進作曲「フェリスタス」ではないか? 第27回大会(1979年)の課題曲(A)である。この年の前後はとくに心に残る課題曲が多いと記憶している。
この時代の課題曲は最近のもの(失礼!)と違って聴きやすい。曲の構成がしっかりとしていてメロディーが美しいという解りやすさが安堵感を与えてくれる。
気になる曲目は下記の通り(順不動)で、指揮はお馴染みの山下一史である。

1.吹奏楽のための協奏的序曲(藤掛廣幸)1976【B】
2.高度な技術への指標(河辺浩市)1974【B】
3.吹奏楽のための「シンフォニック・ポップスへの指標」(河辺浩市)1975【D】
4.ジュビラーテ(R.ジェイガー)1978【A】
5.フェリスタス(青木進)1979【A】
6.イリュージョン(鵜沢正晴)1981【A】
7.ポップス描写曲「メインストリートで」(岩井直溥)1976【D】
8.ディスコ・キッド(東海林修)1977【C】
9.吹奏楽のための「深層の祭」(三善晃)1988【A】
10. 風紋(保科洋) 1987【A】
11.行進曲「オーヴァー・ザ・ギャラクシー」(斎藤高順)1980【D】

 といったラインナップでなんとも懐かしい。
私事で恐縮であるが、岩井直溥先生のポップス描写曲「メインストリートで」は、当時の模範演奏のカセット録音に参加したこともあり感無量…。
録音現場は、レコーディング・ディレクターの野田智子さん(桐朋学園音楽大学ピアノ科卒、BMG、ファンハウスを経て、98年にユニバーサルミュージックに入社、フィリップス・レーベル、レーベルマネージャーを一貫して音楽企画制作を担当。93年に制作した『ピーターと狼』〈小澤征爾指揮・ボストン交響楽団〉はゴールド・ディスク賞受賞。)の的確なディレクションと指揮者山下氏の段取りの良さで実に効率的に録音が進行している。こうした録音では極力無駄を省くことが重要で、演奏者にストレスがなく新鮮な演奏が保てるのである。

 佼成ウィンドの底力を感じたのは、プレイバックの時。ほとんど全員が楽譜を持ち、録音室に終結。バランスや響きを確認するその真剣な表情は凄い。このメンバーにして常に全力で上を目指す真摯な姿勢。トップランナーとしても誇りが垣間見えた瞬間であった。
佼成ウィンドは、今年に入ってすでに5回目の録音(まだ3月なのに)だそうである。ということで練習時間がとれず、録音前日に1回の練習をして2日間で収録というタイトなスケジュールである。いやはや人気バンドも楽じゃない(笑)。

 休憩に入り楽屋に指揮者の山下一史氏を訪ねた。
「いや~、メンバーは懐かしくてしょうがないのだろうけど、僕にはまったく思い入れがない(笑)。今回の中では三善先生の「深層の祭り」と保科先生の「風紋」が過去に指揮をしたこともあり知っているくらい。メンバーは作品を良く知っているので怖いですよ。それにしてもしっかりとした作品が多いですね。この時代の良い課題曲を芸術作品として紹介することにより、吹奏楽関係者はもちろん、他の分野のリスナーにも、吹奏楽ってこんなに良いものですよ、と紹介できるのです。」と熱く語る。

この日コンマスを務めたサクソフォン奏者、田中靖人氏は「懐かしいですよ。今吹いていた曲(フェリスタス)は、僕が高校の時に吹いた課題曲ですからね。タイトな練習時間の割に良い演奏でしょう?」と語る(どおりで冒頭のアルト・サックスのソロが素晴らしいはずである)。
ライブラリアンの小野寺氏も「この時代の課題曲の多くは、実績のある作曲家にお願いしていたので質が高いですね。良い意味で展開が読める安心感があります。その上にコンテストの課題曲として、クリアしなくてはいけないことも多く含まれているのです。」と的確に分析。確かに今の作曲家に、そこまで考えて作曲している人がどこまでいるのか。「まずは選考審査に通ること」といった事情がちらつくのは私だけではあるまい。それにしても今回の課題曲、聞いていて実に良く鳴る作品が多い。
休憩の合間に、今演奏した課題曲のメロディーを口ずさんだり、口笛を吹きながらコーヒーを飲んでいる団員のひとりが「我々は良い時代に育ったねぇ」とつぶやいたのが妙に印象的に残った。

なお、この日はNHK「瞳」テーマ曲(山下康介)の収録も行なったが、これは来月エイベックスから発売される、NHK連続テレビ小説オリジナル・サウンドトラックにボーナス・トラックとして挿入されるそうで、楽譜も出版される模様。ソリストはトロンボ-ンの中川英二郎氏で、これまた楽しみな企画である。

この日、差し入れのお礼に昼食までご馳走になり恐縮してしまった。この録音に関係する人々の熱い意気込みに触れ、桜の蕾が開き始めた春の日差しの中を気持ちよく帰路に着いた。

■収録日/2008年3月25、26日
■会場/和光市民文化センター“サンアゼリア”

【レポート:福田滋】

福田滋プロフィール:武蔵野音楽大学卒業。吹奏楽の他にオーケストラ、邦楽、合唱を通じ日本人作曲家の作品紹介をライフワークとしている。一方、コンサートプロデューズ、CD解説&デザイン、音楽現代などに執筆中。現在、陸上自衛隊中央音楽隊勤務。リベラ・ウインド・シンフォニー音楽監督、鶴ヶ島市音楽連盟副会長、彩の国県民芸術文化祭運営委員。2001年長年の文化活動の功績により鶴ヶ島市より特別表彰。

【レコーディング風景】

■レコーディング全景

■指揮者との打ち合わせ中
■当日のスケジュール
■筆者と指揮の山下一史氏

■セントローレンス川のこだま(作曲:フィリップ・スパーク)

 『ドラゴンの年』『オリエント急行』『山の歌』『ダンス・ムーブメント』『ハイランド讃歌組曲』『宇宙の音楽』などなど。個性あふれる作風で新作発表のたびにウィンドの世界に新風を巻き起こしてきた、イギリスの作曲家フィリップ・スパーク(1951~)。その作品リストに、また1つ、クラシック・テイストのすばらしい音楽が加った。

 2008年、市が開かれてからちょうど400周年を迎えたカナダ・ケベック市の記念祭で初演するレパートリーとして、ケベック州を本拠とするカナダ陸軍のミリタリー・バンド“ケベック選抜軽歩兵軍楽隊(La Musique des Voltigeurs de Quebec)”が委嘱した『セントローレンス川のこだま(Sounds of the Saint Lawrence)』がそれだ。

 作曲・完成は2007年。五大湖を源とし、ケベック州を流域とする大河の名を曲名に取り込んだこの組曲は、「レント ~ モルト・ヴィーヴォ」の第1楽章、「モルト・レント」の第2楽章、「レント ~ ヴィーヴォ」の第3楽章の3楽章構成で、“ケベック民謡組曲”という副題のとおり、ケベック地方で親しまれているつぎの7つの民謡のメロディーが織り込まれている。

・山の彼方(La-haut sur ces montagnes)
・田舎ふうの夕べ(Vellee rustique)
・小さなジャン(Petit Jean)
・澄んだ泉に(A la claire fontaine)
・船乗り万歳(Vive les matelots)
・これが櫂だ(C’est l’aviron)
・居酒屋へ(Au cabaret)

 このうち、“山の彼方”のメロディーは、3つの楽章の導入などに形を変えて現れ、作品全体を結びつける最も重要な役割を果たしている。また、第1楽章には“田舎ふうの夕べ”と“小さなジャン”、第2楽章には“澄んだ泉に”と“船乗り万歳”、第3楽章には“これが櫂だ”と“居酒屋へ”といった具合に、各楽章主部には、それぞれ異なる2曲の民謡が対となって使われている。

 第1楽章で、ドラムのロールにつづき、左右1本ずつ配されたトランペットとバンド内のフルートと鍵盤打楽器の掛け合いで、まるで“こだま”のように響く「山の彼方」のメロディーは、特に印象的で、作品には、これ以外にも“こだま(エコー)”のように聴こえるさまざまな音楽的な仕掛けがある。さすがスパーク!! というところか。その他、雄大な大河の流れを感じさせる第2楽章や、祝祭の愉しさを聴かせる第3楽章の音楽からも、この作曲家のさらなる円熟味が感じられる。演奏効果にあふれた作品だ。

 音楽監督フランソワ・ドリオ大尉指揮、ケベック選抜軽歩兵軍楽隊による世界初演は、2008年4月19日、ケベック市における建市400周年記念祭において。それに先立ち、同軍楽隊の記念CDの録音も行われたが、日本でも、関係者の奔走と特別な許可により、秋山和慶指揮、大阪市音楽団の演奏がCD「ニュー・ウィンド・レパートリー2008」(大阪市教育振興公社、OMSB-2814)にセッション・レコーディングされた。とにもかくにも、世界初演後わずか2日後という、4/21のCD発売を実現した市音に拍手喝采だ!!

 (なお、日本初演は、4/26、大阪国際交流センターにおける「大阪市音楽団 吹奏楽フェスタ2008」(1日目)において。小松一彦指揮で。)


【編成】
Piccolo
Flute (Ⅰ、Ⅱ)
Oboe
Bassoon
E♭ Clarinet
B♭ Clarinets (Ⅰ<div.>、Ⅱ<div.>、Ⅲ<div.>)
E♭ Alto Clarinet
B♭ Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophones (Ⅰ、Ⅱ)
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpets (Ⅰ<div.>、Ⅱ、Ⅲ)
Horns (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)
Trombones (Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)
Euphoniums (div.)
Tubas (div.)
String Bass
Timpani
Mallet Pecussion (Glockenspiel、Vibraphone、Chime)
Percussion (Snare Drum、Bass Drum、Suspended Cymbal、Bongo、Tambourine、Triangle、Wood Block)

【楽譜】
2008年、英Anglo Music Press


フィリップ・スパーク Philip Sparke

 1951年12月29日、イギリスのロンドンに生まれる。ロンドンの王立音楽カレッジ(RCM)にピアノ、トランペット、作曲を学び、在学中から主にブラス・バンド(サクソルン属を中心とする金管楽器と打楽器によるバンド)のための作品を発表。BBC放送の委嘱でブラス・バンドのために作曲した『スカイライダー』(1985)、『オリエント急行』(1986)、『スリップストリーム』(1987)の3作で、“ヨーロッパ放送ユニオン(EBU)新作バンド曲コンペ”3年連続第1位に輝き、アメリカ空軍ワシントンD.C.バンドの委嘱でウィンド・バンド(木管、金管、打楽器からなるいわゆる“吹奏楽”)のために作曲した『ダンス・ム-ブメント 』(1995)でアメリカの“サドラ-国際作曲賞”を、大阪市音楽団第90回定期演奏会のために書いた『宇宙の音楽』ウィンド・バンド版(2004)で同じくアメリカの“NBAレヴェリ賞”を受賞。世界的な活躍がつづいている。

タッド・ウインドシンフォニー第15回定期プロ発表!! ヴァンデルロースト『カンタベリー・コラール』、ライ二キー『交響曲第1番』など、注目曲が続々登場!

 2007年以降、続々と発売されるアーカイヴCD「タッド・ウィンド・コンサート」シリーズが大好評。世界的な評価が高まるTADウインドシンフォニーの「第15回定期演奏会」のプログラムが発表された。

 TAD定期では、毎回アッと驚く新作や名曲オリジナルが登場する。今回も、第1部で、ウィンドの世界ではすでにおなじみとなっているアルフレッド・リードの『第三組曲』とヤン・ヴァンデルローストの『カンタベリー・コラール』の両“定番”に加え、現在、人気アカ丸上昇中で早くも“名曲”との呼び声も高いジュリー・ジローの『コルドバのメスキータ』を。第2部では一転して、コンテンポラリー・テイスト満開のカヨー・キンドレッドの『イン・ストア』、スティーヴン・ライニキーの話題作『交響曲第1番』というバリバリの新作に取り組む、全作オリジナルの魅力あふれるプログラミング。こいつは聴き逃せない!!

 指揮は、おなじみ、タッド鈴木こと、鈴木孝佳。会場は、前2回の定期と同じく、東京・大田区民ホール アプリコ。入場料金など、詳細は近く発表の予定だ!!

■タッド・ウインドシンフォニー 第15回定期演奏会

【日時】2008年6月12日(木)、午後7時開演
【会場】大田区民ホールアプリコ
【指揮】鈴木孝佳(タッド鈴木)
【演奏】TADウインドシンフォニー

【曲目】

コルドバのメスキータ(ジュリー・ジロー)
カンタベリー・コラール(ヤン・ヴァンデルロースト)
第三組曲(アルフレッド・リード)
イン・ストア(カヨー・キンドレッド)
交響曲第1番(スティーヴン・ライニキー)

■TAD Wind Symphony 公式ホームページ
http://www3.ocn.ne.jp/~tad.wind/


■■■ タッド・ウインドシンフォニーCD ■■■

交響楽団奏者達によるスペシャル吹奏楽!なにわ《オーケストラル》ウィンズ 演奏会が今年も開催! 大阪:5月4日(日)/東京:5月5日(祝)

 交響楽団奏者達によるスペシャル吹奏楽! なにわ《オーケストラル》ウィンズの演奏会が、今年も大阪と東京で開催される。

 知ってのとおり、このバンドの最大の魅力といえば、第一線で活躍するバリバリのプロ・オケ奏者が、吹奏楽のカリスマ指導者・丸谷明夫先生(淀川工科高校吹奏楽部・指揮者)の指揮で、吹奏楽を演奏しちゃう!ってことなんですが、第6回目となる今年も凄まじいメンバーが集まったみたいで、一部のファンの間では、すでにヒートアップ状態だとか。

 さて、気になるプログラムですが、今回も趣向を凝らした「実験的なコンクール課題曲」演奏をはじめ、コーディルの「吹奏楽のための民話」といった懐かしの吹奏楽オリジナル、さらには、この演奏会用に清水大輔氏に委嘱された「夢のような庭」の初演や、名曲なのになかなかライブで聴く機会の少ないヴァンデルローストの「モンタニャールの詩」を取り上げるなど、<なにわ>ならではバラエティーに富んだ選曲も大きな魅力になってます。

 こんなおいしいプログラムが楽しめることはめったにないので、今から5月4日と5日は、しっかり<なにわ演奏会>とチェックを入れておいた方がいいですよ。

 ちなみに、彼らの演奏会を収録したライブCDが毎年発売されてますが、実は、CDに収録されてない(収録できない?)部分が一番面白いという情報も…。チケットの発売は4月4日から。売り切れる前に即効、ゲットすべし!

<速報> 指揮者の下野竜也氏が、ピアノ&チェレスタ奏者として「NOW」に参戦決定!
(08.04.02)


■なにわ《オーケストラル》ウィンズ 演奏会2008

【日時】5月4日(日)16:00
【会場】大阪ザ・シンフォニーホール

【日時】5月5日(祝)18:00
【会場】東京芸術劇場

【客演指揮】丸谷 明夫(大阪・淀川工科高校吹奏楽部)
畠田 貴生(東京・東海大学付属高輪台高校吹奏楽部)

【プログラム】

実験的2008年度吹奏楽コンクール課題曲全曲
エル・カミーノ・レアル(リード)
吹奏楽のための民話(コーディル)
ファンファーレとアレグロ(ウィリアムズ)
夢のような庭(委嘱作品/清水大輔)
ロシア舞踏組曲(フラク)
トッカータ・マルツィアーレ(ヴォーン=ウィリアムズ)
交響詩「モンタニャールの詩」(ヴァンデルロースト)

【料金】A席5000円、B席4000円、C席3000

【チケット取扱】(4月4日より発売)

 (大阪公演)ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)
06-6453-6000
(東京公演)ローソンチケット(Lコード:31974)
0570-084-003
0570-000-407(オペーレーター対応)
http://l-tike.com/

NOWホームページhttp://www.geocities.jp/naniwaow/
問い合せnaniwaow@yahoo.co.jp

【関連記事】なにわオーケストラルウィンズ第五回記念・東京へ出前公演レポート
http://www.bandpower.net/report01/2007/05/03_now/01.htm


【なにわ《オーケストラル》ウィンズ2008 メンバー】

Flutes 
市川智子 (京都市交響楽団)
榎田雅祥 (大阪フィルハーモニー交響楽団)
中村めぐみ (広島交響楽団)

0boes 
浦 丈彦 (読売日本交響楽団)
加瀬孝宏 (東京フィルハーモニー交響楽団)
高山郁子 (京都市交響楽団)

Bassoons 
中野陽一朗 (京都市交響楽団)
東口泰之 (京都市交響楽団)
藤崎 俊久 (大阪シンフォニカー交響楽団)

Clarinets 
加藤明久 (NHK交響楽団)
金井信之 (大阪フィルハーモニー交響楽団)
鎌田広 (読売日本交響楽団)
鈴木祐子 (京都市交響楽団)
野田祐介 (群馬交響楽団)
橋本眞介 (広島交響楽団)
林直樹 (東京フィルハーモニー交響楽団)
原田美英子 (大阪シンフォニカー交響楽団)
山根孝司 (NHK交響楽団)

Saxophones 
岩田瑞和子 (ミ・ベモルサクソフォンアンサンブル)
雲井 雅人 (雲井雅人サックス四重奏団)
陣内亜紀子 (ミ・ベモルサクソフォンアンサンブル)
平田洋子 (ミ・ベモルサクソフォンアンサンブル)
堀江裕介 (アリオン・サクソフォーン・カルテット)
前田幸弘 (ミ・ベモルサクソフォンアンサンブル)

Trumpets 
亀島克敏 (広島交響楽団)
白水大介 (関西フィルハーモニー管弦楽団)
橋爪伴之 (大阪フィルハーモニー交響楽団)
長谷川 智之 (東京フィルハーモニー交響楽団)
松田貴之 (大阪シンフォニカー交響楽団)
横田健徳 (日本テレマン室内管弦楽団)

Horns 
久永重明 (読売日本交響楽団)
日高 剛 (NHK交響楽団)
丸山勉 (日本フィルハーモニー交響楽団)
向井和久 (大阪センチュリー交響楽団)
村上哲 (大阪フィルハーモニー交響楽団)

Trombones & Euphoniums 
風早宏隆 (兵庫芸術文化センター管弦楽団)
桑田晃 (読売日本交響楽団)
ロイドタカモト (大阪フィルハーモニー交響楽団)
田中 宏史 (名古屋フィルハーモニー交響楽団)
吉田勝博 (大阪フィルハーモニー交響楽団)

Tubas 
大塚 哲也 (東京フィルハーモニー交響楽団)
渡辺功 (東京交響楽団)

String Basses 
内藤謙一 (大阪センチュリー交響楽団)
松村洋介 (大阪フィルハーモニー交響楽団)

Harp 
松村衣里 (京都市交響楽団)

Piano & Celesta
下野 竜也(読売日本交響楽団)

Percussion 
安藤芳広 (東京都交響楽団)
石倉明日香 (京都市交響楽団)
幸西 秀彦 (東京フィルハーモニー交響楽団)
野本洋介 (読売日本交響楽団)
安永友昭 (大阪センチュリー交響楽団)
安永早絵子 (オペラハウス管弦楽団)

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