Q:ホルンを吹いてます。チューニングをする時のポイントは?

Q:私は今高校2年でホルンを吹いています。
今度3年が引退するのですが、わたしは学生指揮者になりました。うちの部活は先生がほとんど指揮を振ることがなく、学生指揮者はとても重要なのですが、チューニングの仕方がよくわかりません。今のチューニングの仕方があいまいで変えたいと思っているのですが、よいチューニング方法はあるでしょうか?


A:チューニングはとても大切なことですので、新学生指揮者としてポイントをしっかり分かっていることこれからが楽しみです。

チューニングとは「チューナップする。同調していく」という意味です。基準音との「音の程度」をどのように合わせていくかですね。

【1】個人のチューニング
キーボードの音を聴きながら、基準音から5度や3度などの音程やスケールでの音程を自分に認識させ合わせます。自分の楽器の特徴と個人の癖を知ることが大切です。(歌を歌いながら音程を取ると効果的です)

【2】合奏のチューニング
個人のチューニングができていれば、短時間で済むはずです。個人の責任を自覚させることがポイントです。パート間のブレンドやバランスや同じ調性をもった楽器の倍音感やオクターブなど全体の響きをチェックします。

 そしてもっとも大切な3つのポイントは、

【1】正しい演奏姿勢
管楽器は、息を使って音を出すため、息のコントロールがスムーズにできる事が大切です。
「空気」を充分と吸い「息」に変換したのち、意思のある安定した「息」を楽器の吹き込めるような姿勢が必要となります。

【2】正しい呼吸法
正しい姿勢で、実際に行なう、「空気の吹い」と安定して「息を出すための支え」ができるような呼吸ができているかがポイントです。

【3】正しい奏法(アンブシュアー)
正しく楽器が構えられていないと、無駄な力が入ったりして、自分と一体感のある音色が出てきません。

 以上の準備ができたら、音の高さを合わせることは勿論のこと、同じ音色、同じ音量であるかもチェックします。まず同じ振動になるように「同調」させましょう。

 合奏時間にもかかわらず、1人ひとりにチューニングを行ない30分以上も時間を無駄にしているバンドがあります。大変残念なことです。合奏は全員の音(楽)作りの時間でありたいものです。

回答:五十嵐 清

Q:奏者にバンド全体のサウンドを意識させるには?

Q:高校2年生の学指揮をやっている者です。
個々のサウンドはとてもいいのですが、全体のサウンドがバラバラになってしまいます。奏者にうまくバンド全体のサウンドを意識させたいのですが、何かいい方法はありませんか?


A:個々のサウンドがしっかりしていることは素晴らしいですね。先生や先輩方のこれまでの積み重ねと現役の皆さんの努力の賜物ですね。

 さて、全体のサウンドについてですが、次の観点からのバランスとブレンド感のチェックが必要です。

【1】メロディーとハーモニーとリズム(群)のバランス
【2】ソプラノ、アルト、テノール、バスの声部(音域)を
各楽器にあてはめてのバランス
【3】ユニゾン、オクターブユニゾンのバランスとブレンド
【4】楽器の材質、音色、音量、音質、ベル向きや音飛びなど
楽器間のバランスとブレンド
【5】同属楽器のブレンド
【6】ハーモニーでの響きバランス

 これらのサウンド・チェックには、合奏でのサウンドトレーニングが必要です。
ティップス、ネムバンドメソード、3Dなど市販の合奏教本を活用し、

【1】ユニゾンの練習
【2】4声部のオクターブユニゾンの時間差による重ねの練習
【3】スケールとハーモニーの練習(コラール練習)
【4】簡単な曲での総合練習

 を行なって下さい。

 私の場合は、上記のトレーニングを5分間に凝縮した「5分間サウンドトレーニング」をオリジナルで作ってサウンド・トレーニングをしています。5分間あれ ば結構いろいろとできますよ。バンドに合ったメニューを考え実行してください。
そして、前(指揮者)の位置でより多くのメンバーが自分のバンドのサウンドを聴いてください。実際に吹いている場所で聴いているのと大分違いがあります。
そこから自分の役割や「音」を考えバンドのサウンドの充実に向けスタートしてください。

回答:五十嵐 清

Q:演奏会直前の「指導者の心へ」とは?

Q:演奏会を開催する時のことで、お聞きしたいことがあります。
演奏会の前日から本番直前まで、指導者やプレイヤーが、メンタル面や指導の面で気をつけなければいけないことを教えていただけないでしょうか。

先日、無知な指導者が、前日からひとり機嫌が悪く、プレイヤーを不安がれせたあげく、大遅刻したのに謝罪がなく、本番当日のリハーサルで、金管パートに全開で吹かせ(前日の練習も全開で練習させられました)ていました。当然、金管パートは、本番でボロボロの演奏になってしまいました。

指導者本人は自分が悪いとは全く思っていません。私は、あまりに腹が立ったので、楽団設立メンバーでしたが、その音楽団体を離れることにしました。

今後の音楽活動のために、指導者・演奏者の演奏会前日から本番直前の礼儀やマナーについて、確認したいので教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。


A:演奏会前は、誰もが「緊張、不安」などを感じて精神的に不安定になることと思います。その不安定な気持ちを和らげ、練習と同じ状態、いやそれ以上に本番で「演奏出来る喜び期待」を感じられる状態にしていけるのは、指揮者と奏者とスタッフの「信頼関係」だと思います。

 私の場合、演奏会前の練習やミーティングなどでは、全体にコメントする時は、声のトーンを高めにしています。
そして個人や小グループにコメントする時は、出来るだけ穏やかでゆっくり話をして、自分一人だけでなく皆で一緒にステージを創るということ、コメントしていきます。
演奏会直前の練習では、曲中でソロなどがある人に「今合わせてみるか?」と尋ねます。やってみると言ってスタートして、もし上手く出来なくても何も言いません。後は奏者本人が頑張るしかないのです。それを指揮者として見守ることも大切なことと思います。
本番前の通し練習でも本番に最高になるように各自自分のペースでとも言います。
出てきた音に対してあまりコメントはしません。しかし、欲しい音を奏する奏者に対しては、目線を合わせたり、指揮で指示したりして無言の対話をしていきます。
演奏会は今まで創ってきた音楽を完成出来る、唯一の時間と空間です。お客様がいらしていただけるから音楽が完成するのであって、自己主義でなくお客様との対話を第一に考えた「瞬間芸術」を創れるよう配慮することが大切と考えます。

 最後に、いろいろあるかと思いますが、内部に残って改革はできないでしょうか? 楽団を離れてしまうことはとても心が痛みます。そして残念です。

回答:五十嵐 清

Q:パート全体でのロングトーン練習/演奏会直前の「指導者の心へ」とは

Q:トランペットを吹いている高2の女子です。現在トランペット・パートには8人いるのですが、全員での基礎練でロングトーンをする時に息のスピードと音の密度がバラバラで、うまく音が混ざりません。どのような練習をすれば良いのでしょうか?


A:個人個人の吹き方、楽器の種類の違いがあるので、完璧に同じ音(色)にするのは不可能です。そこで少しでも他の人の音(色)に溶けこませるかが大切です。

【1】1人ひとりが、力まず、楽器が鳴るポイントで自信のある良い音で
しっかり吹く。
【2】息をたっぷり吸って、しっかり支えてから吹く。
吸うタイミングも合わせる
【3】アタック、シラブルを揃える
【4】息の圧力を揃える。そのためにどの位の重量感のものを
何処まで動かすかというイメージを統一して音を出す。
【5】息のスピードを揃えるだけでなく、出す方向、長さ、到達点、
太さも揃える。
【6】息の支えを最後の音まで丁寧に行なう。

練習方法としては、

【1】円陣でお互いの目が見えるような形で、パート練習をする。
【2】パートリーダー(以下PL)の音に対して2拍ずつすらして
8拍ロングトーンを開始する。

PL:Aの人、PL:B、PL:C・・・

【3】2拍遅れて加えていくロングトーンを3~4周。PL+A+B+C・・・
【4】2を総当りで行なう
【5】1列に並び、【1】~【4】を繰り返す。
パートでまとまりのある音がしてくること期待しています。

回答:五十嵐 清

Q:合唱コンクールの指揮者に選ばれました。左手での指揮法やテクニックをぜひ教えてください。

Q:合唱コンクールの指揮者に選ばれました。自分はクラリネットを5年担当してきたので指揮は見てきましたが、実際に指揮をするのは今回が初めてです。
今書き込みをしている時点では全体で合わせたことは未だないのですが、右手の感じはうまくつかみました。しかし、左手での合図、表現となるとなかなか「これだ!」という感じがつかめていません。左手での指揮法やテクニックをぜひ教えてください。


A:右手の感覚をつかめたことは素晴らしいことです。これまでの音楽の経験をいかして、自信を持ってまとめて下さい。皆さんと一緒に歌うことも忘れずに!

  
下記の回答も参考にして下さい。

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1274

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1261

Q:今、管弦楽法を学ぼうと考えています。良いお勧めな書物がありましたら教えていただけませんか?

A:管弦楽法の本で有名なのは、「管絃楽法(上下)伊福部 昭 (著)」音楽之友社 です。また、同じ音楽之友社より「W.ピストン著/戸田邦雄訳の管弦楽法」が出ています。

学ぼうとしていることは、管楽器と弦楽器の発音原理および奏法、音色、音域などを会得することが目的と思います。楽器毎のメソードも参考になると思います(いろいろな本が出版されています)。
また、楽曲分析(和声・対位法・形式)・スコアリーディングを通して、管楽器や弦楽器の技法を身につけることも大切なことと思います。きるだけ、実践を多く取り入れることをお薦めいたします。

回答:五十嵐 清

Q:トランペットを吹いて4年目になりますが、高音が全然出なくなってしまいました。

Q:私は高校の吹奏楽部でトランペットを吹いています。中一から始めて四年目になります。中三の頃はハイCくらいは曲中でも普通にふけました。でも、高校に入って高音は全然でなくなったし、中学時代は考えられなかった音ミスがありえないほど増えました。今度演奏する曲は音が高いし、どうしたらいいかわかりません。中学の頃はこれくらいどってことなかったのに・・・と落ち込む毎日です。


A:下記でも同じような悩みの方がおられました。

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1287

その時のコメントは
『 唇の乾燥などの状態で出なくなる時あると思います。
自分では気づかないうちに、どこかに力が入っているなんてことありませんか?
低い音をロングトーンして柔軟性を養っているので、リップスラー、スケールで「ドレド」「ドレミレド」「ドレミファミレド」~など一音ごとに高音にしていく。この時デクレシェンドと最高音でフェルマータをつけてやってみて下さい』
と書きました。

小学生の頃の方が、高音を「楽」に、あまり「考えず」に「恐くなく」吹けるようです。
唇の柔軟性があるからだと思います。
しかし、少し年齢が上がると、音色は?、音量を出さないと、音程をしっかり合わせないと、等などいろいろなことを考え、失敗したら・・・など恐さも出てくるようです。
一度、楽器を持ってうれしくてたまらなかった頃を思い出して、伸び伸び吹いてみてはどうでしょうか?

回答:五十嵐 清

Q:学生指揮者をやっています。基礎合奏をやろうと思っているのですが、具体的にどのようなことをやればよいうのでしょうか?

Q:高校二年生で、学生指揮者をやっています。これから本格的に学指揮をやりはじめるのですが、まだ合奏する曲がありません。ですが、合奏の感覚を失わないために基礎合奏をやろうと思っているのですが、具体的にどのようなことをやればよいうのでしょうか? ちなみに学校にはTIPPSという教本があるのでそれを使用したいと思っているのですが、ピッチ合わせや和音練習をしているとき、パーカスはどうしたらよいでしょうか?(M/学生)


A:下記でお答えしてありますこと参考にして下さい。

http://www.bandpower.net/bpblog/archives/1280

TIPPSでしたら、
ユニゾンの練習、ブレスコントロールの練習、響きの重ねの練習、スケール、調性の統一、ハーモニーの充実
を各調ごとに順番でトレーニングする方法と
同じ内容をいろいろな調でやっていく方法があるかと思います。

打楽器は、できれば別室でリズムパターンの練習をされるといいと思います。しかし必要に応じて、歌ったたり、音の高低を発言してもらったりしてその場にいることも大切です。

回答:五十嵐 清

Q:タンギングが何回やっても、ぜんぜんできずに困ってます。何かいいアドバイスは、ありますか?(匿名希望)

A:楽器が分からないので、一般論でお話します。

まず言葉で言えますか?
息はきちんと次のブレスまで均等に出せれていますか?
運指に不安はありませんか?

ゆっくりのテンポで4分音符でタンギングをして、その後同じテンポで8分音符と8分休符で練習してみて下さい。そしてテンポを少しずつ早くしていきましょう。

回答:五十嵐 清

Q:中学2年生です。トランペットを演奏しているのですが、なぜか高い音が最近吹けなくなってきました。(去年はハイB♭までだせました)低い音のロングトーンをしているのですが他に高い音をだすための練習はありませんか?(マウスピースはバックの5Bです)

A:唇の乾燥などの状態で出なくなる時あると思います。
自分では気づかないうちに、どこかに力が入っているなんてことありませんか?

低い音をロングトーンして柔軟性を養っているので、リップスラー、スケールで「ドレド」「ドレミレド」「ドレミファミレド」~など一音ごとに高音にしていく。この時デクレシェンドと最高音でフェルマータをつけてやってみて下さい。

回答:五十嵐 清