Q:音がゆれてしまう。改善方法は?

Q:ホルンを吹いています。ホルンは高校から始めて、中学校ではパーカッションをやっていました。
私はホルンを始めてからずっと「音がゆれる」といわれてきました。
改善のために毎日ロングトーンをやっています。
原因は「体のどこかに力が入っている」「しっかりした息が入っていない」といったところだと思うので、力を抜いて、息の練習もするようにしています。
最近は、ホースの先に風船をつけて、それを唇で加えて息を吹き込むという練習を行い、すこし改善しました。
しかし、マウスピースの中の部分の唇が不必要にゆれてしまって、音がゆれてしまいます。それに、アゴも揺れてしまいます。
どのような練習を行えばまっすぐな音がでるようになるでしょうか。口輪筋がついていないのでしょうか。(匿名希望)


質問から本当にホルンが好きで、上手くなりたいということが伝わってきます。自分の問題点をきちんと整理・理解して、色々な方法で改善・努力している姿が目に映ります。

 口輪筋のことも研究しているので、理論的には金管楽器の音の重要なポイントの広義の「口」については理解していると思います。
ホースの先に風船をつけての練習は、見えない息がどのように伝播し、形となってベルから出てくるかがわかるので、いいアイディアと思います。膨らますことを目標目的にすると、唇の振動、バジィングが疎かでも風船だけを膨らませていることになってしましますので注意が必要です。膨らみが持続していることに重きをもって練習して下さい。風船も使用回数により膨れやすくなるので、上手く使って下さい。

 また、息のスピード、圧力、長さ、量、太さ、方向などを総合的にコントロールできる息の支えを会得すること。

チェックして欲しい項目は

1.下唇から顎にかけてのラインが、しっかり固定した状態になっているか?
2.マウスピースへの息の方向が下顎に向けてのイメージで吹き込まれているか?
3.2.の息の吹き込み方向に楽器のマウスパイプが直線的にあるか?
4.右手の位置が正しいか?
5.シラブルと音のレスポンスが上手く対応しているか?
6.音の立ち上がりが的確か?

 です。

 ロングトーンだけでなく、リップスラー、スラー、2拍伸ばし休符後4拍伸ばしなどレスポンス、タンギング、スタッカートの練習など、口輪筋(口の周りの筋肉)がやや痛くなるまで練習をして鍛えてください。

回答:五十嵐 清

Q:テンポとリズム保つ方法はなんですか?(タイチさん)

 初めはメトロノームを利用して、8分音符や16分音符などをベースに声に出して、手拍子と共に反復練習をする。フレーズやビート感を意識しての練習も必要です。
その後、指定速度と拍子でメトロノームを設定して練習する。

 リズムはきちんと表裏拍の関係を頭で理解し、テンポ感を含めて自然と身体で感じ、メトロノームの「カチッ」という音があたかも同化し、溶合った一体感があるようになるまでやれるといいですね。
自分自身の中から湧き出てきた、テンポ感とリズム感を最終目標にしてください。

回答:五十嵐 清

Q:ハイBbとかが苦しく、小さな音しか出ない

Q:トランペットを吹いています。高い音(ハイBb)とかが苦しくしかも小さくしか音が出ません。ファーストをやるときすごく困っています。ノドが絞まっていたり、力を入れてるからだと思うんですけど、他にも何か問題があるのでしょうか?(Kさん)


無駄な力を入れることは禁物です。

ハイトーンをキレイに、確実に、そして持続できることは金管楽器奏者によっての目標であり、永遠の課題です。

 練習方法は、

1.チューニングBbからスケールでBb~Cフェルマータ~Bb、Bb~C~Dフェルマータ~C~Bb…というように1音ごとに音域を上げてフェルマータの音を安定させるようにしていく。
2.リップスラーを多く練習する。

 気持ち的に「高い!と思わず」、特別な奏法で吹くのではなく、普段どおりに吹く。こんなリラックスした気持ちで吹く。気持ち負けしないように!
頑張って下さい。

回答:五十嵐 清

Q:低いBbからDの音を出したとき、音がすごく揺れてしまう

Q:トランペットを吹いています。私の悩みは低いBbからDの音を出したとき、下唇が震えて音がすごく揺れてしまいます。緊張したり動揺したりするとなっていたのですが、最近クセがついてまいつねに揺れるようになってしまいました。どうすればいいですか?(狩野さん)


トランペットを一生懸命吹いていること、嬉しいです。

金管楽器の唇の振動はとても重要な要素ですので、きちんとしておきましょう。

 原因として考えられることは、

1.腕に力が入り過ぎていないか?特に右手で楽器を持とうとしていないか?
2.低い音ということで、唇を緊張感なく緩めすぎていないか?
3.唇が前の方にでて、つぼまった形(いわゆる「おちょぼ口」)になっていないか?
4.下唇の方が前に出ていないか?
5.顎が上がっていないか?

 などです。

 改善策と練習方法として

1.については左手だけで楽器をもって吹いてみる。
2~5.については、
マウスピースだけでバジィングをしてみる。このとき、利き腕でない手でマウスピースの先から2cm位のところを親指と人差し指で摘むようにもって行なう。
次に、サイレンのように、上下に音程を変化させる。そしてサイレンのように連続して音程を上下される。ムダな力を抜き、唇とマウスピースをフィットさせて安定した音を出すように心掛ける。その後、楽器をつけてスラーとリップスラーの練習メニューを行なう。

試してみてください。

回答:五十嵐 清

Q:将来、音楽大学への進学を志しています

Q:学校でトランペットを吹いている中学3年生です(現在は受験を控えてるので引退)。私は将来、音楽大学への進学を志しています。なので、専門の講師の方に習いたいのですが、田舎なため近くにそのようなところがありません。1番近いところで、車で片道1時間以上かかるところなのです。
私が目指している高校は部活に入ることが強制されているため、入学してしまうと通うことは難しくなってしまいます。このような場合の打開策を教えて下さい。(ヤマウチさん)


音楽の道を志すこと、嬉しいです。

まずは、身近な先輩や高校の先生にトランペットの基本的なアドバイスをもらうことではないでしょうか?
そして、高校の先生に事情を話し、土日休日を利用して専門の先生にレッスンを受ける。
レッスンは2~3週間に1度あるといいのですが、費用などの問題もあるので、ご両親ともよく相談をして下さい。

 レッスンは課題などが出されますので、それを勉強と部活とを両立してきちんと練習して下さい。
「レッスンを受けているので安心」というような受身的考えにならないよう、常に研究をしながら取り組んでください。
楽器のレッスン以外に、ピアノ、ソルフェージュ、楽典など音楽の基礎的な素養を身につける必要もありますので、音楽の先生、ご両親を交えてきちんと相談をしましょう。

回答:五十嵐 清

Q:ソロなどの1人で長時間吹く時に体力が続きません。どうすればいいでしょうか? (ともひろさん)

 ソロを吹く時は、精神的にもプレッシャーがありますよね。
そしてフレーズの後の方が辛くなってくる!ですよね?
質問は何の楽器で演奏するのか、どの位の長さのソロ楽曲かわからないのですが、管楽器一般としてお答えします。

 体力とありますが、楽器を支えることやアンブシュアを維持すること、息を支えること、など鍛えるためには、「普段からの基礎練習時間を多くやっていかなければなりません。」

練習としては、

1.ソロのフレーズと同じスパンで、スケール練習を2~3回行なう。
2.ソロの音形を2倍の長さで練習する。
3.ソロのフレーズごとで、インテンポで何回か繰り返し行なう。
4.楽曲通りに(伴奏の部分もきちんと入れて)最初から最後まで演奏し、スタミナ配分をチェックする。

試してみてください。

日頃の練習の積み重ね以外、解決方法はありません。

回答:五十嵐 清

 

Q:肺活量を増やすには筋トレをやった方がいい?

Q:はじめまして。私は中学でフルートを吹いています。まだ2年なのですが、肺活量を増やすには筋トレをやった方がいいのでしょうか? 教えてください。(匿名さん)


こんにちは、フルート楽しいでしょう!

肺活量を増やすことはいいことですが、普段のきちんとした生活や体育の授業をしているのであれば、特別に筋トレなどは必要ないと思います。

 楽器を吹くのには、健康な身体を維持し、頭をしっかり使うこと!
フルートを吹くためには、楽器を持って支えれる筋肉、アパーシャーをコントロールできる口の周りの筋肉、息を支えれ筋肉、立って演奏出来る身体を支え筋肉など、運動とは違う筋肉のトレーニングが必要です。これは、基礎練習を余計な力の入っていない、きちんとした「立奏」で「ロングトーン、スケール、ソノリテ、タンギング」などのメニューをまんべんなく毎日繰り返し練習することで出来上がっていきます。

回答:五十嵐 清

Q:木管の音がきつすぎて金管のようになってしまう

Q:私は中2でClを吹いています。11月に3年生が引退してバンドマスターになりました。ウチの部は、木管の方が上手いと思うんですけど、音がきつすぎて金管のような音になってしまっています。逆に、金管は、中低音のユーフォ、ホルン、トロンボーンが弱いです。でも、音はきれいです。どんな風にアドバイスすれば上手くバランスがとれるでしょうか?
あと、 顧問の先生が技術科の先生であまり指導してくれないので困っています。(Y・Mさん)


A:先輩からバンドを受け継ぎ、リーダーとしてこれから1年間部員の皆さんと一緒に、色々と音楽を創っていくこと、とても大変でしょうがきっと一生の思い出になることと思います。応援していますよ。

 さて、木管が上手、金管中音域が綺麗な音。きっと暖かな音色、心を和ませてくれるサウンドが流れているとても素晴らしいバンドですね。

これからは、木管も金管楽器の人も、息のスピードに圧力を加え、長さや方向を統一して、楽器の先端まで息を安定して入れるロングトーンの練習をしましょう。そして、口の中の容積を増やせような舌や喉の状態を保てる、アンブブシュアーを研究してみてください。

バランスは、メロディー・ラインを聴かせる所、ハーモニーの響きを安定させれるように低音バス・パートに重ねて聴かせる所、リズムラインを聴かせる所など、楽曲の特徴と皆さんの主張が明確になるようなバランスになるように、合奏の時少し離れたところで聴いてチェックをしてみてください。

 先生方は校務が大変多くあります。まず一人一人が学校生活や勉強面で先生に迷惑や手数をかけないことが、先生に部活動に来ていただける時間を確保する第一歩です。

そして日頃の練習では、生徒の立場でできることを練習しておくこと。
「ユニゾンをあわせる、テンポを統一しておく、リズムを統一しておく」など、合奏をしてもらう前に皆さんたちでできることは沢山あります。チェック項目を表にまとめて掲示して、自分達でチェック印を入れていってはどうでしょうか? 一目で今何をやらないといけないのか皆がわかっているといいですね。

回答:五十嵐 清

Q:「カンタベリー・コラール」を指揮するのですが、いまいちしっくりきません。

Q:私は今度の定期演奏会でヴァンデルローストの「カンタベリー・コラール」を振るのですが、いまいちしっくりきません。
音楽大学に通う友人に指揮法の基礎的な部分を教えてもらったり自分でもいろいろ努力してみたのですがなかなかうまくいきません。
どうすればうまく音楽をコントロールできる指揮ができるようになりますか? なにかよいアドバイスがあれば教えて下さい。(学生)


まず、いろいろと自分なりに努力してからの質問であること、とても素晴らしく、そしてうれしいです。

 指揮者は奏者の前に立つ前に、楽曲を充分研究し、限られた時間で「テンポ、アインザッツ、ブレス、ピッチ、アーティキュレーション、フレーズ」など基礎的なことを統一していくことから始まり、次第にウエイトを「音楽」にしていかなければなりません。

 それでは、「カンタベリー・コラール」をまとめるにあたってのヒントやチェックポイントをお話しします。

1.音程
縦のラインごとのハーモニーと横ラインのメロディーの音程のチェック。
→トレーニング段階で指摘いく

2.バランス
落ち着いたハーモニーの響きの中で美しいメロディーを印象づけるバランスのチェック。

→メロディーパートの動きがある部分(四分音符や八分音符)を右手の流れの変化で印象づけて振る。

3.フレーズ
アプローチをていねいに、和音のフレーズ感を意識し、楽譜から読み取れる音楽の方向性に合ったcresc.(次の和音に向かっている)やdecresc.(フレーズを終え収束に向かっている)をつける。
→両手でフレーズの始まりを指示し、左手で和音のフレーズ感を意識したcresc.やdecresc.を身体と肘との距離感で出していく。右手(左手も添えることもある)でフレーズの終わりとブレスを指示して、次のフレーズにつなげる。

4.音楽
ダイナミックスやアーティキュレーションを的確にし、アゴーギグをつけ、美しく感情を込めた歌(表情)のある表現にする。
→曲全体のクライマックス(D-7小節目)を目指し、自身の胸の広がり感と腕の範囲などで、徐々に徐々に音楽をドライブさせ高揚感、緊張感を高めるよう表現する。
特にアウフタクトに注意して、前のフレーズと後のフレーズとのつながりを大切に右手の位置を考える。クライマックスからエンディングまでは緊張感を持続させた指揮で「静かに」「祈るように」お客様に曲の全てを捧げる思いで振っていく。(伸ばした持続音での音の方向性やリリースの丁寧さ、響きの残し方などを表す棒にする)

 指揮のニュアンスを文章で表現することは難しいですね。何となく伝わりましたかね。本当は実際に指揮をしているところを見せて頂いたり、私自身が直接バンドを振らせてもらい、その中からイメージやヒントを見つけてもらえると実践的でいいのですが・・・。皆さんの感情がお客様に伝えられることをお祈りします。

■カンタベリー・コラール
作曲:ヤン・ヴァンデルロースト
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/set-8130/

回答:五十嵐 清

Q:私は非常勤講師で、中学の吹奏楽部で顧問をやっています。常勤の顧問の先生(音楽の担当ではない)と、なかなかよい人間関係がとれず悩んでいます

Q:私は非常勤講師で、中学の吹奏楽部で顧問をやっています。学校内には常勤の顧問の先生(音楽の担当ではない)や地域の愛好家のトレーナーさんもいらっしゃるのですが、なかなかよい人間関係ができません・・・。
昨年ははじめての指導だったのですが、常勤の先生とおりあえなかったり、生徒達も「トレーナーさんはこう言っている」と、言いたいことが通じなかったりというありさまです。
私が出られる練習日も限られています。ちょうど夏休みでもあり、来年のチーム編成も視野に入れてじっくり基礎練習をやりたい、簡単なマーチやポップスなどで秋の文化祭もたのしく、そして技術もアップさせて・・とは願っているのですが、ぜひご助言を頂きたいです。(非常勤)


大人のコミュニケーション不足で子供に影響を与えてはいけません。

 まず、どのようにバンドをしていきたいのか? 活動時間は? 練習方法は?などをきちんと話すことでしょう。

 複数の指導者が指導しても、時間をおいて指導しても、次の演奏会ではこのような演奏を目標としている…ということはっきりさせて下さい。
また、演奏会(本番)で指揮を振る先生が、最終的にはいろいろなニュアンスで複数の方がコメントしても、自信と責任をもって「こうする」と明確にして下さい。

 私は、団体に指揮者や先生がおられる、複数の団体に合奏指導にいっていますが、必ず奏者に「音楽は色々な観点、角度から作り上げていくのだが、目標は自分達の納得できる音楽をして、それをお客様に伝え、感動してもらうこと」
その為に「色々なアドバイスをしていくが、本番のステージ上で指揮をする先生の言われることが最終的な指示であることを常に認識していてください」とコメントしています。

 自信をもって生徒さんと一緒に音楽を創っていてください。

回答:五十嵐 清

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