Q: 新入生、初心者に腹式呼吸や横隔膜の仕組みについて説明するにはどのように説明すればいいですか?(高校生)

A: あまり難しく考えないで、『息を充分に吸いこみコントロールして出すこと=腹式呼吸』と考えて下さい

 「腹式」呼吸といっても、お腹=胃?で呼吸をすることではありません。あくまで肺に息を吸い込み、そしてコントロールしながら出していくことです。普段、友達と何気なく話している時の呼吸でなく、意識的に息を充分にとる呼吸の方法です。
イメージとして、肺という風船に息を入れ(吸い込み)ます。しかし、肋骨というバリアーがあるため体の前面には広げられなく、下の方に押し下げないと充分に膨れません。この時、横隔膜という移動式壁が動いてスペースを確保してくれます。「注射器に薬を入れていくこと」が例になるかと思います(分かりますよね。昔は路地にあった「汲み上げ井戸」なんて使っていたのですがね。見たことないですよね。ん、齢がバレる!)
あまり難しく考えないで『息を充分に吸いこみコントロールして出すこと=腹式呼吸』と考えて下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 基礎練習を全くしない生徒が多いのが現状です。私自身、基礎練習ができてこそ、曲が出来ると思うのですが如何でしょうか

Q: 私は、今年度からアメリカの大学に通いながらこちらの中学、高校、そして大学のバンドの練習を見させていただけることになりました。日本と違いアメリカは吹奏楽が一つの選択授業ですので、時間がないのは仕方がないですが、基礎練習を全くしない生徒が多いのが現状です。私自身、基礎練習ができてこそ、曲が出来ると思うのですが如何でしょうか?(バンド指導者)

 

A19: これまでの考え方に固執せず、色々なことを吸収し、自分なりに判断し、実行してみてください!

 アメリカの中学、高校のバンド(大学ではほぼ専門課程ですので高校までの活動とは違うようです)は授業の一環で行なっており、日本のような課外の活動ではありません。ミーティングなどをして士気を高めたり、同じ目標を設定することもほぼないと思います。
選択をした授業ですので興味や学習意欲はあるのですが、毎日開講されるわけではないので楽器テクニックの向上はなかなか難しいと思われます。しかし、その時間を有意義に「楽しむ」ことはできると思います。
私たち指導者はそのバンドのニーズや目標、環境に対応した考え方を持つべきと思います。
先生の言われる「基礎練習ができてこそ、曲が出来る」は当然なのですが、なかなか難しいと感じます。「もっとここまでやりたい、こんなサウンドを作りたい」などという要求が生まれくるような指導を手を抜かずやることが大切と思います。
音楽は作者がいないと生まれません。奏者がいないと育ちません。育てるには責任が必要です。曲は生きています。
せっかくアメリカで学べるチャンスですので、これまでの考え方に固執せず、色々なことを吸収し、自分なりに判断し、実行してみてください。学友とご自身が良いとも思ったことをきちんと議論してみて下さい。きっと熱心に議論してくれると思いますよ。
頑張って下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 3年生が卒業してしまうので人数が減ってしまいます。

Q: 3年生が卒業してしまうので人数が減ってしまいます。3年生がいなくなるとFl2、Cl3、Bcl1、Asax2、Tsax1、Bsax1、Ob1、Hr1、Tp1、Tb4、Ep1、Tu1、Fg1 (学生)

 

A18: 募集人数を明確にして、計画的に編成してみよう。

 Tb4、Perc3が気になります。HrとTpが少ないのでどうにかしたところです。
理想で言うならば、Tb4→2、Perc3→2、Hr1→2、Tp1→3ですが、適正や愛着もあるかと思います。
しかし、Tb4は半分にしないと新1年生の加入は不可能です。
新1年生のパート募集人数を明確(例えばFl2、Cl3、ASx1、TorBSx1、Hr2、Tp2、Tb1-2、Ep1、Tu1、Perc1-2)にして、計画的に編成を充実してみて下さい。

回答:五十嵐 清

Q: チューニングの際チューナーは何Hzで合わせればよいのでしょうか?(学生)

A: 最後は自分の耳が頼りです!

 基準ピッチはそのバンドの特性にもよりますが、私は442Hzでやっています。
440Hzの+10セントの442.5Hzもいいと思います。
チューナーで基準ピッチを合わせても、合奏で音程を合わせるのは、自分の耳でしか
できません。チューナーはあくまで目安であることは認識しておいて下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 学生指揮者をしている高校2年生です。早い速度の拍子になると腕がブラブラした感じになってしまって拍がわかりにくくなってしまうのですが、どうすれば良いでしょうか。(高校生)

A: 速いテンポは「ひじ」や「手首」を固定して振ってみよう。

 テンポの速い曲では、ひじを固定し、その先で振ってみて下さい。
さらに速いテンポなら、手首を固定してその先で振ること(速いテンポのpの部分にも使えます)。
それでも、拍がわからない様なら、指揮棒は持たずに振ってみる。
試してみて下さい。

回答:五十嵐 清

Q: クラリネットをやっています。でも、パート全員すごくピッチが悪いんです。-20や30は当たり前です。ひどいときは-40ぐらいいきます。  吹き方が悪いと思うのですが、どうやって直していけばいいでしょう?(中学生)

A15: 基本的な姿勢、アンブシュア、リードなどの付け方について、次のことをチェックしてみて下さい。

1.楽器の組み立て方
レジスターキーとリードの中心が一直線になっていること

2.姿勢
リラックスして立って、頭が重たく感じないよう首や腰で支える。
腕はほぼ直角に曲げ、ひじを体から握りこぶし1つ位あけて楽器を構える。

3.リードの付け方
リードをマウスピースの先端の黒い部分がほんの少し見える程度にセットする。
リガチャーを付ける位置はマウスピースの筋線が見えるか見えないか位置にセットする(マウスピースによっては筋線がないものあるので注意!)。
リガチャーのネジはきつく締め過ぎないようにする(特に口に近いほうのネジ)。

4.アンブシュア
マウスピースとリードを横から見て、離れる位置(7~8mm程度)のところに下唇がくるようにあてる。
「O」と「U」を一緒に発音した時の口の形にする。
口がやや開いた状態になると思うので、そこに楽器を挿入し、上の歯で固定する(下から噛まない、顎を持ち上げないこと)。

5.アンブシュアのチェック
マウスピースにバレルをつけた状態で、音を出して、実音「F#」(クラのソ#)の音が安定して出せる所のマウスピースの角度を探す。

6.息
息のスピードを揃える。

 きっと音程だけでなく、音色も統一感のあるものになりますよ。

回答:五十嵐 清

Q: 狭い場所、響いてしまう普通教室での練習対策は?(中学生)

A: 他教科や他クラブの理解を得て、体育館などの広いスペースでの場所を年に少しでもいいので借りて練習して下さい。
パート練習では、普通教室でも十分です。しかし、異種パートが混同しないように教室数を確保することが理想的です。

 合奏では、
・床に毛布など吸音効果のあるものを敷く。
・窓はカーテン、暗幕を閉める
奏者の椅子にバスタオルやコート類を掛ける
部屋の温度を上げすぎない(狭いと熱気がこもる、温度上昇で音程がとれないため)
配置を固定せずに隣のパートを変化させる(他のパートがどんなフレーズや役割かを聴くため)
バンドの前方のスペースを確保する。
などが考えられます。

 やはり狭いスペース等でのバランス、音量や音程の確認は難しいと思います。 隣教室や廊下に出て(壁を1つ隔てて)確認する。先生が冷静に客観的に判断するために、部屋から1度出てリフレッシュしてから指揮をしないでチェックする。
分解して低音パートから重ねていく(通すと元に戻るようなので、繰り返し奏者が身につくまで行なう)

回答:五十嵐 清

Q: 全員で合奏をしている時、先生に「全体的に音が鳴っていない。もっと楽器を鳴らして」と注意をされる。

Q: 全員で合奏をしている時、先生に「全体的に音が鳴っていない。もっと楽器を鳴らして」と注意をされるのですが、私はその「鳴っている音」というのがよくわからないんです。周りの部員もそうらしく、注意されても首をかしげるばかりです。私は今部長をしているので、何とか先生の意志を部員に伝えたいのですが、「鳴っている音」とはいったいどんな音のことなんでしょうか。また、どうすれば鳴っている音が出るようになるんでしょうか。今鳴っている音が出ているのを確認する方法はあるのでしょうか。(M・H/中学生)

A: まず、「鳴らす」=Sound=音、響き。「鳴り響く」=Resound=反響する、という意味を認識しておいて下さい。

 さて、合奏の時「全体的に音が鳴っていない。もっと楽器を鳴らして」のコメントです。

・合奏において、各楽器間のバランスをとり、あたかも1つの楽器が奏でているように する。例えば、曲中のTutti部分でお互いの楽器がブレンド(混ぜ合わせ方は自由、そしてこれが各楽団の個性特徴となる)して「響く」ことです。
私は、「響く」とは演奏している空間にある空気が奏者の意図を持った音で動く。そしてその音で満ち溢れ、耳だけでなく体の五感すべてで受け手に伝わることと思っています。

次に、個人個人の楽器の音について
・楽器での音の前に「歌」を歌うことをイメージして下さい。オペラ歌手のように、姿勢が背筋が適度に伸び、胸が横に広がり、おへその下に支えがある。そして、力で声を出すのでなく、体全体を1つの楽器として響かせる。「地声」でなく「裏声を出す時のイメージ」で、楽器に連続して息を送り込むように楽器を吹いてみて下さい。きっと遠くまで芯のあるような音が伝わりますよ。

座ってではなく、立って吹く。その時姿勢を保ち、体を支え、肩に力を入れないよう「踵を少しだけ浮かして」吹いてみて下さい。きっと今までと違った振動が楽器を持った手から伝わり、耳(体全体)から反響した音が伝わってくると思います。

 音階を吹く時も「自分の前にある音の階段」を登っていくのではなく、「自分の後頭部の方向に伸びている音の階段」を登っていくイメージで吹いてみて下さい。

 最後に
・音には「音色」「音程」「音量」があることを認識し、自分のそして自分たちの「響き」を作って下さい。

回答:五十嵐 清

Q: コンクールの自由曲を選ぶ時、自分たちのやりたい曲とできる曲、聴き映えのする曲がよくわかりません。

Q: そろそろコンクールの自由曲を選ぼうと思うですが、自分たちのやりたい曲とできる曲、聴き映えのする曲がよくわかりません。去年は「かっこいいから『大仏と鹿』!!」なんてお気楽に決めましたが、今年はそうもいかないなあと思っています。私自身がとくにアレンジ物についての知識がないのですが、どういう曲から聴いてみたらいいのでしょうか?(高校教員)

 

A12: まずは、自分の楽団の特徴や実力知ることから。

 コンクールの自由曲を選曲する時、次の項目をチェックしてみて下さい。

・自分の楽団の特徴は、売りは、そして求めているものは、何ですか?
・どのような人数・編成ですか? 特殊楽器はありますか?
・どのパートが実力を持っていますか? 逆に初心者の多いパートは?
・ソロを吹ける人はどの楽器ですか?

 どうですか? ご自分の楽団の実力などが改めて見えてきたのではないでしょうか。

 ここから、先生の好きな分野・作曲家、勉強させてみたいこと、挑戦させてみたいこと
などを整理して、今のレベルより少し上を見定め、そして1年後に到達していたいレベル目標を決めて選曲すると良いと思います。
今の楽団に音楽的にも精神的にも有益になる曲がきっと見つかります。
そして決めた曲を「大好き」になることが大切と思います。

<選曲のアイデア>
・作曲者で選ぶ
・小編成の楽団なら編曲者で選ぶ
・課題曲がある時は、12分間のミニミニコンサートとして考える
・オリジナル作品は一般的に鳴り(響き)が出てきます。
・アレンジ曲は、時代・様式・作者の特徴(地域や国、素材とする内容、原曲での楽器 の使い方など)を充分調べる

<私がアレンジ曲を選ぶ時のひとり言>
・スッペ、オッフェンバック、ヴェルディ、ニコライ、ロッシーニ、エロールなどの歌劇序曲もいいな。木管の音色を美しくしたし、指も回るようにしたい。金管は細かい動きより、豊かなサウンドと歯切れ良さを追求したい。打楽器は今年は人数が少ないけれど大丈夫。

・バレエ音楽(組曲)もいいな。
どの楽章を使うかによって、自分のバンドの特徴を出せるな。金管(特にTpとEp)にも細かい動きが要求されているな。情景がリアルに表現できそうだ。鍵盤打楽器が今年は良さそうだな。

・大編成なら、ラベル、レスピーギもできるかな。でも、原曲のスコアとアレンジ版のスコアをチェックしないと……今年は時間も限られているし……
・オペラからも最近良いアレンジが出版されたな。

 どうですか?
きっと先生の楽団の魅力を引き出せる曲がみつかりますよ。

回答:五十嵐 清

Q: 3年生が引退して人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。

Q: 夏のコンクールを終わり3年生が引退すると共に退部する部員もありサックスパートの人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。知恵を貸してください。
ちなみに現在の編成は
Fl 2 Cl 6 BassCl 1 Asax 1 Tsax 1 Bsax1
Tp 3 Hr 5 Tb 3 Eu 2 Tu 2 Perc 4
です。2年生が11名 1年生が19名です。
1年生はほとんど初心者です。おねがいします。(高校教員)

 

Q11: 夏のコンクールを終わり3年生が引退すると共に退部する部員もありサックスパートの人数が大幅に減ってしまいました。ほかのパートから移動するべきかどうか困っています。ちえを貸してください。
ちなみに現在の編成は
Fl 2 Cl 6 BassCl 1 Asax 1 Tsax 1 Bsax1
Tp 3 Hr 5 Tb 3 Eu 2 Tu 2 Perc 4
です。2年生が11名 1年生が19名です。
1年生はほとんど初心者です。おねがいします。(高校教員)

A11: バンドを一つの楽器と考えてみて下さい。例えばピアノとすると、ある音域で出ない(出にくい)音があると修理調整すると思います。全ての音域がカバー出来るような編成が理想です。

 総勢31人の編成ですが、なかなかバランスのとれた編成だと思います。
Saxはアルト2、テナー1、バリトン1が理想です。
また、Hrはバンド総員の10%を目安にするといいと思います。そのことから考えますと、HrからA.Saxに移動してくれると嬉しいのですが。また、A.Saxは、ほぼ1stと2ndに分れて書かれていますので、常に2ndが無くなることになってしまいます。(常に何処かのパート(Hr?)が補うことになる)
このことからもHrからのコンバートがいいのですが、、、

もし移動しますと、 バスパート(Aグループ)がTu・BCl・BSx・Tb3rd・Ep =7人
テノールパート(Bグループ)がTb1st2nd・TSx・Hr =7人
アルトパート(Cグループ)がASx・Tp3rd・Cl2nd3rd =7人
ソプラノパート(Dグループ)がFl・Cl1st・Tp1st2nd =6人
とバランスも良くなると思います。
Aグループから順番に音を重ねていってバランスのある響きを作って下さい。
Saxへのコンバートの質問ですが、Flもあと一人増やしたいところです。

 バンドを一つの楽器と考えてみて下さい。
例えばピアノとすると、ある音域で出ない(出にくい)音があると修理調整すると思います。全ての音域がカバー出来るような編成が理想です。
そして、一人でやっているので無く、一人一人がそれぞれの役割を果たしながらメンバー全員で演奏していることを大切に音楽を創っていって下さい。

回答:五十嵐 清

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