Q: アルト・サックスを吹いているのですが、息の音が出てしまってきれいな音がでないんですけど、どうしたら良いですか?(中学生)

A35: マウスピースへのリードとリガチャ-の付け方はベストですか?

 マウスピースへのリードとリガチャ-の付け方はベストですか?
リードが薄めの時は、マウスピース先端のリードから見える暗い部分が少なめに、逆にリードが厚い時は多めにしてみてください。
そして、とても大切なのは、リガチャ-の付け方です。
普通はネジが2つあると思いますが、口から遠い方は固定するために締める(締めすぎないようにね)、もう一方の近い方は支えるだけで、あまりきつく締めないことです。
マウスピースとネックだけで実音A♭(アルトSaxのファ)が出るかチェックしてください。
上の歯をマウスピースに置く感じで、下の歯はリードを噛まない(あまり美味しくないよ)、顎を上げない、そして動かせないようにしてください。
そうして楽器に付け、ストラップを調節してマウスピースを口に持ってくるようにして(口をマウスピースに持っていかないようにね)、音を出してみてください。
息はたっぷり吸い、体から楽器を通してお客さまのところまで連続して出していくイメージでやってみてください。ほら、いい音が出るでしょ?

回答:五十嵐 清

Q: 私のいる吹奏楽部ではチューナーは一切使ってはいけないことになっています。けれど、1年前までチューナーに頼っていたため、合奏の時に全体の音をぴったり合わせることができません。部員全員の耳をよくするにはどうすれば効果的ですか?(学生)

A34: 体全体から感じる振動を統一することが大切です

 一切使っていけないのは、ちょっと不安ですね。しかし、先生は「耳」の大切さを知って欲しいのでしょう。
それでは、まずハミングで歌ってみましょう。自分の体で振動感じてみてください。その振動と耳から伝わる振動は同じですか? 次に声に出して歌ってみましょう。そして歌のイメージのまま楽器を奏してみてください。練習場の空間にも振動を感じると思います。体全体から感じる振動は同じですか? 要するに振動を統一することが大切です。そのために、「正しい姿勢」「正しい呼吸法(息)」「正しい構え(アンブシュア)」をチェックしてください。
チューナーも上手く使えば素晴らしい道具です。チューナーを見て合わせるのではなく、基準の音との差は○セントなどと数字で読むのでなく、「確認する」程度に使って下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 部の練習予定を上手く立てられません。

Q: はじめまして。私はクラ吹きの高校3年生です。以前コンサートマスターをしていたのですが、部の練習予定を上手く立てられずかなり悩みました。毎日目標を立てて練習していこうと思うのですが、曲が通せるようになると同じような動きのパートやパーカッションは練習がつまらなくなっているようなんです。音程や音色、動きなどをもっと合わせたいのですが、練習を楽しくするにはどのようにすればいいでしょうか? (学生)

A33: 本番から溯ってゲネプロ、分奏、パート練、個人練の日程やウエイトを決めましょう

 スケジュールは、本番から溯ってゲネプロ、分奏、パート練、個人練の日程やウエイトを決めましょう。その際、具体的な内容やチェックする項目も提示しましょう。これをクリアすることを日や週間で目標とするといいと思います。
練習方法ですが、各練習(例えば分奏など)の最初はゆっくり(倍)のテンポで、「音色」「音程」「音形」「リズム」「音量」などチェックしてみてください。
合奏では、ビートやテンポを統一するために、Prec.や低音楽器の人に8分音符や16分音符を演奏してもらい練習をリードしてもらって下さい(この際、前に出てきてメンバーの方を向いてやってもらうといいですね)。
曲の完成度を高めるためにも、同じ動きをしているパートを抜き出して「一緒に(同時)」「リレー」でなどいろいろなパターンを使って合わせてみてください。その時、他のパートの人はテンポをとる。息を出してフレーズを取るなど、練習に参加しているようにしてください。

回答:五十嵐 清

Q: メンバーのレベル差が激しいバンドの指導法は?

Q: 町民バンドがこの度結成されました。ただ初めて楽器を手にするような方もおり、レベル差が激しいバンドです。また人数も少なく、編成も偏りがあります。そんなバンドの合奏練習をする際の注意点や、どういう流れで、曲を仕上げていけばいいのか教えてください。(教員)

A32: 一般バンドの場合、毎回の練習で曲を「ある程度」通すことをお薦めします

 学校卒業後も吹奏楽ができる地域バンドがあることは素晴らしいことです。地域のバンドには中学や高校と違い3年で卒業はありませんので、長い視野で指導されることが大切です。また、週に1回程度の練習でしょうから、学校バンドの1週間は1ヶ月というように、スケジュールの立て方も気をつけなければなりません。
vさて、まずテクニック・リーダー的存在の人を作りましょう。そうして練習時間の少しでもいいので、パート練習を行なって一緒に吹くこと、できれば教えることをしてもらってください。
合奏練習方法ですが、ハイレベルの方には事前に「突っ込むよ」と声を掛けておいて高度な要求をしていく。初心者の人には、参加している時間を大切にちょっとでも良かったところを誉める。そして頑張ってもらいたいことを、その後に必ず指示するようにしてみてください。
一般バンドはできましたら、毎回の練習で曲を「ある程度」通すことをお薦めします。「今日はあるパートのみの集中練習で、あまり出番がなかったなあ~」にならないようにしてみてください。
編成の偏りは、当面はシンセサイザーなどで低音やメロディーを補強して、「この音は管楽器でやりたいですね」といつも言うことです。そして、ハイテクニックの奏者のソロ曲を探し、バンド伴奏での曲をプログラムに入れることをお薦めします。

回答:五十嵐 清

Q: オーボエをはじめて2年、いまだに良い姿勢や良い音の出し方がすべて自己流だったためによくわかりません。

Q: 私は1年からオーボエをはじめてもう2年生になるのですが、先輩がいなくていまだに良い姿勢や良い音の出し方がすべて自己流だったためによくわかりません。なにかアドバイスしていただけるとうれしいです。(高校生)

A31: 目標となる音のイメージを持つと絶対に上達します。

 Mさんと同じ悩みの人が全国で沢山いらっしゃると思いますよ。
まずは、ぜひ吹奏楽連盟や楽器屋さんで行なう講習会に参加することをお薦めします。その時、ただ教わるのでなく、具体的に悩んでいることを質問することです。講習会ですとグループでの講習が多いと思いますので、どうしても細かいところまで教えることができません。ですから自分の一番悩んでいることを直接個人的に指導してもらうことが大切です。
また、写真がある教則本を探して、自分のアンブシュアを写真に取り(今は携帯でもできるかも)比べて見ることです。教則本がなくても「BJ」など専門誌の写真ページを見てください。掲載されているプレレヤーの口元をじっくり観察しましょう。
そして、OBソリストのCDをたくさん聴きましょう。目標となる音のイメージを持つと絶対に上達します。

回答:五十嵐 清

Q: 少ない時間を効率よく利用できる合奏の進め方。

Q: 今年、母校がはじめてJrバンドを作って、その指揮を私がやらさせてもらうことになりました。しかし、Jrのメンバーは15人~ぐらいの楽器経験の少ない1年生がほとんどです。そこで、自分も浪人なので、少ない時間を効率よく利用できる合奏の進め方を教えていただきたいです。(浪人生)

A29: 合奏で特に力を入れるのは「テンポの統一」です

合奏までの下準備(個人練、パート練、分奏)が大切ということを教え、理解してもらった状態でないと、合奏は効率よくできません。
指揮者のいない時の練習をいかに充実させるか、また具体的な指示を指揮者として出せるかが大切です。指示が出ていれば、合奏ではその部分の全体でのバランス、ニュアンスの統一などができます。
指導者がいつも見れないという条件での初心者バンドでは、下準備の割合は個人練習40%(上級生の指導も若干入れる)、パート練習40%、(録音して上級生コメント)、分奏20%(上級生の指導を必ずつける)と考えます。
合奏で特に力を入れるのは「テンポの統一」と思います。この大テーマの下に小テーマを提示して、例えば、今回は「音形、アインザッツ」として徹底的に練習する。音程が悪くても、ダイナミックスが付けられていなかろうと、あまり突っ込んで練習しない(悪いよ・・・ぐらいのコメントにしておく)。そして、次回は「音程」と言うように、必ずポイントを絞る。
本番が近づくにつれ、テーマの数を多く(複合化)していくといいと思います。

 無理をさせて、「モーヤダ!」にならないよう、楽器を吹く喜び、そして合奏魅力を教えて頂ければ嬉しいです。もっと楽器が吹きたい!と思ったら合奏は効率よくなりますよ。

回答:五十嵐 清

Q:今年も部員勧誘を終え、そろそろ1年生の楽器決めです。しかし、なかなかうまくいきません。

Q:埼玉県の高校で吹奏楽部に所属している男子です。今年も部員勧誘を終え、そろそろ1年生の楽器決めです。しかし、なかなかうまくいきません。今、僕の部活はフルート1人、クラ2人、アルト・サックスとテナーが1人づつ、テューバ2人、ユーフォ1人、トランペット2人、ホルン1人、バスクラ1人、コントラバス1人、トロンボーン2人、パーカッション1人です。パーカッションが3人ほしいと言ったので残りの1年生は15人。どこにどう振り分ければよいでしょうか?
ちなみに、うちの部活に残っているのは上記の他にバリサク、バストロです。アルト・サックスは残り1つ、テナーは0、バスクラも0、ユーフォ1つ、テューバも1つです。他は数本づつあります。(学生)

A: まず、今ある楽器を埋めていきましょう

 ごめんなさい。とーってもお返事遅くなってしましました。
まず、ある楽器を埋めましょう。なぜって? 楽器がないと吹くことができないですから。

 mikkyさんの学校とは限らず、できれば以下の人数は欲しいですね。
・フルートはピッコロを入れて3人
・クラリネットは各パート2人の6人、バスクラを1人
・アルト・サックス2人、テナーが1~2人、バリトン・サックス1人、
・トランペット4人(1stは2人)
・ホルン4人
・トロンボーン3~4人、
・ユーフォニアム2人
・テューバ2人
・コントラバス1人、
・パーカッション3~4人

 これを参考に考えてみて下さい。もう割り振りは終わっていますね。実際とどうですか? 希望や適正もありますので・・・Q11やQ18も参考にして下さい。

回答:五十嵐 清

Q: 私は高校でホルンを吹いていますが、タンギングが苦手で速くできません。

Q: 私は高校でホルンを吹いていますが、タンギングが苦手で速くできません。どうしたらタンギングが速くできるようになりますか? やっぱり毎日の練習の積み重ねしかないですか? フェイス(学生)

A27: まずは「できない」と考えることをやめよう!

 まず「タンギングが苦手で速くできない」ということを考えることをやめましょう。初めは誰だってできないのです。「タンギングが速くできるようになりたい」と思い、諦めずに努力することです。
タンギングをする時に、音域によって舌の位置は変化します。低音域ですと下(上前歯の先端)、高音ですと上(上歯の側裏付け根)になります。また、舌の先をベターッとつけないことも大切です。舌をただ動かすのではなく、どのような言葉を発音しているのか、息のスピードは適切かを確認して下さい。
普段から、話をする時ははっきりした発音で明瞭に話すことを心掛けて、楽器を吹いていない時もタンギングの練習をしましょう。

回答:五十嵐 清

Q: 個人練習用の教則本(各パート)でお薦めのものはありませんか。

Q: うちのバンドは基礎練習をしません。合奏の基礎練習ではなくて、個人練習用の教則本(各パート)でお薦めのものはありませんか。出版社と名前を教えてください。ちなみにレベルとしては中級位を希望します(市民バンド指揮者)

 

A26: これと決めてやりだしたら「その本1冊を完璧に最後までやりきってみる」

 楽器を吹く(演奏)するためのには、ウォームアップのためのパターン、テクニック向上のための教則本(メソード)、テクニックと音楽性向上のための練習曲(エチュード)、より上の音楽性のためのオーケストラス・タディー(楽曲)に分類できると思います。
出版されているものなら、どれもが素晴らしい内容ですので、どれでもいいと思います。ぜひご自分の目でショップで確かめて下さい。大切なのは、これと決めてやりだしたら「その本1冊を完璧に最後までやってみる」ことです。
使い方は1ページより順繰りやっていく。項目をいくつか選択してやっていくなどいろいろとありますが、「コース料理のように、いろいろな味を楽しめる」よう、練習内容を考えて実行し、楽曲に役立てて下さい。そして3ページ進んだら2ページ戻ってもう1度やってみることです。必ずフィードバックしながら最後のページまで頑張ってみて下さい。そのためにも薄い(ページ数の少ない)ものをお薦めします。
市民バンドということですので、なかなか楽器を吹く時間がとれないというのなら、スケール練習だけでも取り入れて下さい。

回答:五十嵐 清

Q: みんなが吹いている時は安心して聴いていられるし、迫力も音の圧力も感じるのですが、楽器数が少ない部分を合奏する時、とても不安定になります。

Q: みんなが吹いている時は安心して聴いていられるし、迫力も音の圧力も感じるのですが、楽器数が少ない部分を合奏する時、とても不安定になります。おなじようにフォルテで演奏する時は気持ちよくなっているのに、ピアノになるとピッチも音質もバラバラになり、聴いていられません。だから、私たちのバンドの演奏は全部メゾフォルテのような感じだと言われました。やはり個人レベルを上げる以外に解決する方法はないのでしょうか?
また、美しい弱音をマスターする個人練習で良い方法はないでしょうか?(高校教員)

 

A25: 正しいアンブシュア、そして息を安定させて送り出す支えを身に付けさせましょう 。
まずは、このコーナーのこれまでの回答(特にQ13)も参考にして下さい。
さて、各楽器を演奏するには、正しいアンブシュアが必要です。そして、息を安定させて送り出す支えが大切です(ア!その前に充分息を吸わないといけませんね。今なら自分の周りの空気はタダです。そのうち有料になってしまうかも!)そして、おなかの底から楽器のベルの先まで一体感をもって息を送り込んで下さい。
息の支えは目では見えませんから、自分自身で考えて実行して下さい。
また、息のスピードと量をコントロールして下さい。
例えとして、ホースで水まきをしていることを連想して下さい。
・ホースの直径が太い(f)、細い(p)でダイナミックス。
・蛇口の開け方(水の量)が息の量。
・ホースの先から、どの位所を持つかが息の支えとスピード感。
と考え、適切な息をコントロールして楽器に送って下さい。

「美しい弱音」は永遠の課題でしょうか? 出したい音のイメージを明確にし、アパーシャーを小さくし、低音域のロングトーンを多めにすることも1つの方法です。

回答:五十嵐 清

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