2008年ユーフォニアムキャンプ in KOBE~関西的ユーフォ三昧 その七~(応募締切:11月10日)

 毎年、日本中のユーフォアム吹きを集めて行われる「ユーフォニアム・キャンプ」が2008年1月12日から14日までの3日間にわたって開催される。会場は、練習には最適の環境!と評判の兵庫県の神戸市立神戸セミナーハウス。講師陣(予定)も木村寛仁、三宅孝典、深川雅美、坂岡裕志とユーフォニアム界の実力者ぞろい。このキャンプで行われる主な内容は、以下のとおり。
ユーフォ吹きの皆さんは、どしどし参加しちゃいましょう!

【キャンプの主な内容】

・個人レッスン=基礎から専門的なことまでばっちり指導!
・アンサンブルレッスン=参加者同士で組んだアンサンブルできめ細やかなレッスン
・イブニングコンサート=講師陣から皆様へ、とっておきの演奏を披露!
・受講生コンサート=レッスンの成果を発表!
ソロ・デュエット、出演者募集!
アンサンブルレッスンの成果を全員発表。
・出展ブース・資料展示=各社モデル大集合!もちろん試奏OK! 楽譜、
CDなど大量展示予定、試聴もできます。

 さらに、こんなコーナーも開設

・An Euphonium as the tool
関係各メーカー・販売店による各楽器の特性やメンテナンス方法、開発時の裏話(?)等、ここでしか聞けないレクチャー・企画が盛だくさん!あなたの楽器を見なおすチャンスかも!?

・お楽しみ交歓パーティー=趣向を凝らした企画と豪華プレゼント!講師陣を囲んで有意義なひとときを

その他、楽しいイベントも盛りだくさん!

【参加予定講師陣】
池田隼人 石田忠昭 河野 健 木村寛仁 久米博 小寺香奈 小西恒夫
坂岡裕志 曽我香織 高橋歩美 中西 勲 長嶺範隆 野崎あゆみ 深川雅美
松谷晃伸 三宅孝典 山内由香 山田伊津美

【協賛・出展ブース】(交渉中)
(株)グランド楽器 三木楽器(株)心斎橋店 ヤマハ(株)西日本営業所
(株)グローバル ビュッフェ・クランポン(株) ドルチェ楽器

2008年ユーフォニアムキャンプ in KOBE

【日時】2008年1月12.13.14日(土・日・祝)
【場所】神戸市立神戸セミナーハウス
(兵庫県神戸市北区道場町生野字ロクゴ318-2)
【対象】・社会人及び大学生のユーフォニアム愛好家
・ユーフォニアム専攻生
【募集人数】40人(先着順)
【参加費】¥29,000(宿泊・食費・レッスン代込み) ※イヴニングコンサート出演者でピアノ伴奏者が必要な方は別途2.000円が必要です。

【申し込み締切】2007年11月10日(お早めに!)

【申込方法】下記の申し込みフォームからお申し込みください。
http://kobass.net/

【問い合わせ】同実行委員会事務局
メール:mail@kobass.net
電話:072-631-2222(小西恒夫)
http://kobass.net

全日本吹奏楽コンクール全国大会:中学・高校の部…埼玉県勢の活躍に大興奮!

日時:2007年10月20日(土)、21日(日)
会場:東京・普門館
レポート:YN(BP特派員)

 中学を1日、そして高校の後半を聴きに行ってきました。
中学生は特に津山北陵中・酒井根中・小平3中がブラボーでした。

 津山北陵は「ロシアの皇太子」や「小鳥売り」など人気になる曲ばかりを演奏するので、注目していましたが、やっぱり今年も素晴らしい音楽でした。
酒井根は去年のローマの祭りで素晴らしく感動し(Trpが中学生とは思えない演奏でした)、今年はどうかと注目してましたが…今回も迫力のある演奏で感動させてもらいました。
小平3中は「ガイーヌ」でした。02年と同じかと思ってたのですが、ちょっと違ったアレンジでブラボーでした。

 私は埼玉県人なので、昔の飯能の中学が復活してくれることを望みます。

 高校後半の部では、ダントツで埼玉栄が本当にブラボ-でした。埼玉県大会も聴きましたが、それ以上にサウンドに磨きがかかっていました。
次は高輪台。02年くらいから全国の舞台に立ち始め、メキメキと実力をあげていると思います。畠田先生の編曲は面白く、そして素晴らし音楽を聴くことが出来ました。
4年ぶりの埼玉県勢全国全団体金賞は埼玉県人としてうれしい限りです。

パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団…情報vol.3 トランペット界のプリンス、ナカリャコフが奏でる<ラプソディー・イン・ブルー/トランペット独奏版>

ガーシュインが世に送り出した、彼の最高傑作、それが「ラプソディー・イン・ブルー」です。わずか10数分の曲の中にちりばめられた、言いようのないほど美しい、インスピレーションに富んだ旋律の数々、そしてその旋律の表情がジャズとクラシックのテイストの中で味わい深くブレンドされた、新鮮で独創的な魅力がいっぱいのこの作品を聴くとき、この作品がガーシュインの“最高傑作”と呼ばれる理由が分かるような気がします。

 この作品は自身がピアニストでもあった、ガーシュインが独奏ピアノと管弦楽のために作曲した作品ですが、ジャズのスタイルで演奏されたり、ピアノだけで演奏されたり、オルガンやバンジョーで演奏されたりと、さまざまな形態で演奏されますが、どのようなスタイルで演奏されても、聴けばすぐに“ラプソディー・イン・ブルー”とわかる、強い個性を持った作品であることに変わりはありません。

11月6日(火)の東京オペラシティ コンサートホールでの演奏会では、なんとトランペット独奏と吹奏楽の編曲でお楽しみいただきます。この編曲は今回トランペットを演奏するナカリャコフの大先輩で、かつて世界最高と謳われたロシアの名トランペット奏者、ドクシツェルによる“独奏トランペットと管弦楽のための”卓越した編曲を元に演奏されるものです。
冒頭のトランペット独奏による通常の“F”から一気にハイ-Bbまでのグリッサンドに始まり、この編曲で聴く「ラプソディー・イン・ブルー」のトランペットによって奏でられる生き生きしたリズムや、ロマンティックな表情、そして力強く、浪々と歌われる旋律に、思わず「こんな“トランペットのための名曲”があったのか!」と驚いてしまうほどの素晴らしいできばえの編曲といえます。

今や押しも押されもしないトランペット界の騎士となった、セルゲイ・ナカリャコフがかつて17歳のデビューCDの1曲目に(この編曲を元にトランペットとピアノのために編曲した版で)取り上げたのもこの作品で、後に、オーケストラ(アシュケナージ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)とも録音していますので、「ラプソディー・イン・ブルー」は彼の得意中の得意としているレパートリーということが出来るでしょう。
ナカリャコフによって鮮やかにホールに響きわたる「ラプソディー・イン・ブルー」に是非ご期待ください。

■プログラム詳細
http://www.japanarts.co.jp/html/2007/garde/index.htm

 伝説のパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が、間もなく日本にやって来る。音楽ファンであれば、決して聴き逃すことができない究極をライブを、この機会にぜひ体験しよう!

 日本での公演日程は下記のとおり。プログラムや料金などは招聘元の「ジャパンアーツ」ホームページでチェックできるので、そちらをどうぞ!

【問い合わせ・公演詳細・チケット申し込み】ジャパンアーツ

http://www.japanarts.co.jp/

公演日程】 全国

11月 1日(木)鹿児島県文化センター 099-223-4221
11月 2日(金)姫路市文化センター 079-298-8015
11月 3日(土)東京国際フォーラムホールA 03-3499-8090
11月 4日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール 052-221-1319
11月 6日(火)東京オペラシティコンサートホール 03-3499-8090
11月 7日(水)昭和女子大学・人見記念講堂(学校公演)
11月 8日(木)聖徳大学・川並記念講堂
(学校公演・マネジメント・菊池音楽事務所)
11月 9日(金)武蔵野市民会館 0422-54-2011
11月11日(日)よこすか芸術劇場 046-828-1602


主催者の方から「今回の演奏会の聴きどころ」などの資料ももらったので、合わせて紹介しておきますね。

■遂に実現、ギャルド・レピュブリケーヌ…6年ぶりの来日公演!

97年から第10代楽長(首席指揮者)を務めるフランソワ・ブーランジェはパリ音楽院でピアノ、オルガン、打楽器を学び、ジュネーヴ国際コンクールで打楽器奏者として入賞、指揮ではブザンソン国際指揮者コンクールで第3位に入賞しており、パリ・オペラ座管弦楽団ほかを指揮してきた実力者です。

 ブーランジェは、ギャルドの黄金時代を築いたパレス楽長(在籍期間1893~1910)[フランス吹奏楽の規範となる大著「吹奏楽法」を著し、セント・ルイスで行なわれた万国博や、北米・欧州演奏旅行で絶賛を浴びた名楽長]時代に確立されたギャルドのシンフォニックなサウンドを蘇らせたいという意思を熱く語っており、就任10年を迎えるブーランジェが”誇り高いギャルドの団員たち”と描き出す「薫り高いギャルドの響き」に注目したいと思います。

今回の来日公演は、これまでのギャルドならではのプログラムに加えて、新しい注目のレパートリーがふんだんに加わり、またトランペットの名手ナカリャコフを迎えたプログラムなど、6年の沈黙を吹き飛ばすかのような、多彩なプログラムが予定されています。

 プッチーニの歌劇「トゥーランドット」のセレクション、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲、ビゼーのカルメン、ボレロの演奏される11月3日(祝)[会場:東京国際フォーラム ホールA]は、「文化の日」の祝日に相応しく、”吹奏楽の祭典”と呼びたいくらいの盛りだくさんの、”ギャルドの魅力が凝縮された”プログラムと言えるでしょう。
特に「トゥーランドット」のセレクションは、今回の日本公演のために、首席指揮者ブーランジェ自ら選曲、編曲したもので、「トゥーランドット」の極彩色の旋律とハーモニーが名門ギャルドとブーランジェによってどのように描き出されるのか、いやがうえにも期待が高まる所です。
また、R.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、バルトークの「舞踏組曲」など、名曲・大曲がこちらもズラリと並ぶ11月6日(火)[会場:東京オペラシティ]は、トランペットの名手ナカリャコフを迎えて独奏トランペットと吹奏楽による、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」も演奏されます。
「ラプソディー・イン・ブルー」は独奏ピアノと管弦楽のために作曲されたこの作品ですが、今回はリリカルな独奏トランペットとガーシュインの魅力が見事に融合した、魅力的な編曲でお楽しみいただきます。
ドビュッシー、ラヴェル、ベルリオーズ等の大作曲家達たちが賛辞を惜しまなかったフランスの誇り高い管楽器演奏の演奏を今に伝えるギャルドの久々の来日公演に、是非ご期待ください。

【問い合わせ・公演詳細・チケット申し込み】ジャパンアーツ

http://www.japanarts.co.jp/

第55回全日本吹奏楽コンクール成績結果(2007)

中学の部:2007年10月20日(土) 普門館
高校の部:2007年10月21日(日) 普門館
10月20、21日の2日間にわたって「第55回全日本吹奏楽コンクール」が東京・普門館で開催された。今年も熱奏の続出で、中学部門が8つ、そして高校部門では、なんと11の金賞が誕生した。成績結果は以下のとおり。

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■中学・前半の部
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※自由曲の前の数字は、課題曲の番号です

銅 北陸 石川県 津幡町立津幡中学校(指揮/吉田淳一)
2/歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り(A.ボロディン/山里佐和子)

銅 北海道 札幌地区 札幌市立厚別北中学校 (指揮/木田恵介)
4/楽劇「サロメ」より 七つのヴェールの踊り (R.シュトラウス/森田一浩)

銀 関西 兵庫県 加古川市立浜の宮中学校 (指揮/中原淳子)
1/歌劇「トゥーランドット」より (G.プッチーニ/後藤洋)

金 東京 東京都 小平市立小平第三中学校 (指揮/中村睦郎)
4/バレエ音楽「ガイーヌ」より友情の踊り、剣の舞、アイシェの目覚めと踊り、収穫祭

銀 西関東 埼玉県 草加市立草加中学校 (指揮/浅井加奈子)
3/青い水平線 (F.チェザリーニ)

銀 中国 広島県 東広島市立黒瀬中学校 (指揮/三宅裕子)
4/歌劇「トゥーランドット」より (G.プッチーニ/後藤洋)

銅 東海 愛知県 名古屋市立新郊中学校 (指揮/楫野克彦)
2/「マ・メール・ロワ」より眠りの森の美女のパヴァーヌ、パゴダの女王レドロネット、美女と野獣の対話、妖精の園(M.ラヴェル/森田一浩)

銀 四国 徳島県 徳島市城西中学校 (指揮/大荒優子)
3/歌劇「トゥーランドット」より (G.プッチーニ/後藤洋)

金 東関東 千葉県 柏市立酒井根中学校 (指揮/須藤卓眞)
3/科戸の鵲巣~吹奏楽のための祝典序曲 (中橋愛生)

銅 東北 福島県 南相馬市立小高中学校 (指揮/北野英樹)
2/ハンガリー狂詩曲 第2番 (F.リスト/石川喬雄)

銀 九州 沖縄県 沖縄市立美里中学校 (指揮/比嘉伸夫)
4/「交響曲第5番」より 第2、第4楽章 (M.アーノルド/瀬尾宗利)

銀 東北 秋田県 秋田市立山王中学校 (指揮/木内恒)
2/ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲 (Z.コダーイ/森田一浩)

金 中国 岡山県 津山市立北陵中学校 (指揮/稲生健)
4/喜歌劇「伯爵夫人マリツァ」セレクション (E.カールマン/鈴木英史)

金 関西 奈良県 生駒市立生駒中学校 (指揮/牧野耕也)
3/喜歌劇「モスクワのチェリョムーシカ」より モスクワを疾走、ワルツ、ポルカ、ギャロップ (D.ショスタコーヴィッチ/鈴木英史)

銅 西関東 群馬県 榛東村立榛東中学校 (指揮/水出雅基)
3/狂詩曲「タラス・ブーリバ」より III. 予言とタラス・ブーリバの死 (L.ヤナーチェク/山本教生)

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■中学・後半の部
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銀 西関東 山梨県 甲斐市立敷島中学校 (指揮/大島雅彦)
4/歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り (A.ボロディン/山里佐和子)

銀 九州 沖縄県 沖縄市立山内中学校 (指揮/横田裕一)
4/喜歌劇「ロシアの皇太子」セレクション (F.レハール/鈴木英史)

金 東関東 千葉県 松戸市立和名ヶ谷中学校 (指揮/上村二三子)
4/喜歌劇「こうもり」セレクション (J.シュトラウス2世/鈴木英史)

銀 北陸 石川県 内灘町立内灘中学校 (指揮/奥泉清人)
3/「三つのジャポニスム」より I.鶴が舞う II.雪の川 III.祭り (真島俊夫)

銅 東京 東京都 足立区立第十一中学校 (指揮/宇野浩之)
1/バレエ音楽「火の鳥」より(I.ストラヴィンスキー/G.M.デュカー)

銀 中国 島根県 出雲市立第一中学校 (指揮/小西慶一)
3/ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲 (Z.コダーイ/森田一浩)

銅 関西 兵庫県 宝塚市立中山五月台中学校 (指揮/渡辺秀之)
4/「マ・メール・ロア」よりおやゆび小僧、パゴダの女王レドロネット、妖精の園 (M.ラヴェル/森田一浩)

銅 北海道 札幌地区 札幌市立あやめ野中学校 (指揮/長田栄二)
4/「スペイン組曲」より ヒタネリアス、アンダルシア、マラゲーニャ (E.レクオーナ/高木登古)

銀 四国 愛媛県 松山市立椿中学校 (指揮/高岡英二)
2/「交響曲第3番」より (J.バーンズ)

銅 東海 静岡県 富士宮市立富士宮第一中学校 (指揮/杉山佳史)
4/歌劇「ジャンニ・スキッキ」より (G.プッチーニ/杉山佳史)

金 東北 秋田県 湯沢市立湯沢南中学校 (指揮/藤川洋)
3/歌劇「トゥーランドット」より  (G.プッチーニ/後藤洋)

金 東海 長野県 千曲市立屋代中学校 (指揮/山岸浩)
1/歌劇「フェドーラ」より (U.ジョルダーノ/鈴木英史)

銀 九州 鹿児島県 鹿児島市立吉野中学校 (指揮/美座賢治)
4/管弦楽組曲「第六の幸運をもたらす宿」より (M.アーノルド/瀬尾宗利)

金 東関東 千葉県 習志野市立第五中学校 (指揮/横平佳子)
2/交響詩「ローマの噴水」より (O.レスピーギ/木村吉宏)

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■高校・前半の部
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銅 東関東 神奈川県 横浜創英中学・高等学校 (指揮/常光誠治)
4/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より  夜明け、全員の踊り (M.ラヴェル/森田一浩)

銅 中国 島根県 出雲北陵高等学校 (指揮/原田実)
4/歌劇「トゥーランドット」より (G.プッチーニ/後藤洋)

金 関西 大阪府 大阪府立淀川工科高等学校 (指揮/丸谷明夫)
4/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り (M.ラヴェル/立田浩介)

銀 九州 福岡県 福岡県立嘉穂高等学校 (指揮/伏見宣秀)
4/ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲 (Z.コダーイ/森田一浩)

金 東北 福島県 福島県立磐城高等学校 (指揮/根本直人)
4/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク/根本直人)

銀 東海 三重県 三重県立白子高等学校 (指揮/桐生智晃)
1/歌劇「トゥーランドット」より  (G.プッチーニ/鈴木英史)

金 九州 福岡県 精華女子高等学校 (指揮/藤重佳久)
4/宇宙の音楽 (P.スパーク)

銀 北陸 富山県 富山県立富山商業高等学校 (指揮/鍛冶伸也)
2/千載万葉の雪 (長生淳)

銀 東関東 千葉県 船橋市立船橋高等学校 (指揮/高橋健一)
4/「アルプス交響曲」より (R.シュトラウス/八田泰一)

金 西関東 埼玉県 埼玉県立伊奈学園総合高等学校 (指揮/宇畑知樹)
4/歌劇「薔薇の騎士」より (R.シュトラウス/J.コーベル、森田一浩)

銀 北海道 旭川地区 北海道旭川商業高等学校 (指揮/佐藤淳)
4/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より パントマイム、全員の踊り(M.ラヴェル/佐藤淳)

銅 中国 広島県 鈴峯女子中学・高等学校 (指揮/宇根岡俊二)
2/交響詩「スパルタクス」 (J.ヴァン=デル=ロースト)

金 東京 東京都 東京都立片倉高等学校 (指揮/馬場正英)
3/「交響三章」より 第3楽章 (三善晃/小澤俊朗)

銅 四国 高知県 高知県立高知西高等学校 (指揮/中山直之)
3/レッドライン・タンゴ (J.マッキー)

銀 大阪府 大阪桐蔭高等学校 (指揮/梅田隆司)
3/三つの交響的素描「海」より III. 風と海との対話 (C.ドビュッシー/上埜孝)

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■高校・後半の部
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銅 東北 宮城県 宮城県泉館山高等学校 (指揮/細倉博)
4/鳳凰が舞う ~印象、京都 石庭 金閣寺 (真島俊夫)

銅 中国 広島県 広島国際学院高等学校 (指揮/中島洋治)
4/バレエ音楽「シンデレラ」より (S.プロコフィエフ/小長谷宗一)

金 西関東 埼玉県 埼玉栄高等学校 (指揮/大滝実)
1/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より (P.マスカーニ/宍倉晃)

金 東海 愛知県 光ヶ丘女子高等学校 (指揮/日野謙太郎)
3/バッハの名による幻想曲とフーガ (F.リスト/田村文生)

金 関西 大阪府 明浄学院高等学校 (指揮/小野川昭博)
2/科戸の鵲巣~吹奏楽のための祝典序曲 (中橋愛生)

銀 東海 愛知県 愛知工業大学名電高等学校 (指揮/伊藤宏樹)
3/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク/佐藤正人)

銀 北海道 札幌地区 北海道札幌白石高等学校 (指揮/渋川誠人)
4/交響曲第2番「キリストの受難」より (F.フェルラン)

銅 北陸 福井県 福井県立武生東高等学校 (指揮/尾鳥達彦)
4/バレエ音楽「シンデレラ」より (S.プロコフィエフ/小長谷宗一)

銀 東北 福島県 福島県立湯本高等学校 (指揮/藤林二三夫)
3/管弦楽のための協奏曲 (三善晃/根本直人)

金 九州 福岡県 福岡工業大学附属城東高等学校 (指揮/武田邦彦)
3/歌劇「トゥーランドット」より (G.プッチーニ/後藤洋)

銀 四国 愛媛県 愛媛県立北条高等学校 (指揮/石村新吾)
2/科戸の鵲巣~吹奏楽のための祝典序曲 (中橋愛生)

金 西関東 埼玉県 埼玉県立与野高等学校 (指揮/坂田雅弘)
2/交響詩「ローマの祭」より 十月祭、主顕祭 (O.レスピーギ/佐藤正人)

金 東京 東京都 東海大学付属高輪台高等学校 (指揮/畠田貴生)
4/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り
(M.ラヴェル/畠田貴生)

銀 東関東 栃木県 作新学院高等学校 (指揮/三橋英之)
3/「三つのジャポニスム」より I.鶴が舞う II.雪の川 III.祭り(真島俊夫)

2007年全日本吹奏楽コンクール全国大会:高校の部…行ってきました全国大会

日時:2007年10月21日(日)
会場:東京・普門館
レポート:ブリュンヒルデちなみ(BP特派員)

 ああ……もう、あれから1年たってしまったのね……。時の流れは速いもんよ。歳をとるわけだわ。こうして単なる「オバサン」の私も、あっという間に「オバーサン」になっていくのね……。

 おっと、くだらない感慨に浸っている場合じゃないわ。みなさん、こんにちは。ほんの一部にファンがいるらしい、吹奏楽ミーハー・オバサン、元ユーフォ奏者の「ブリュンヒルデちなみ」で~す。

 昨年、コンクール全国大会のミーハー・レポートを書かせていただいてから、もう1年たってしまったのね。今年は、調子に乗って、東京地区大会や東京都大会のレポートを書いちゃったもんで、成り行き上、全国大会も書かないわけにはいかなくなって、こうやってまたも登場です。厚かましくてすいません。相変わらずのミーハー・レポート、ごめんあそばせ。本格的な音楽レポートは、たぶん、このあと、専門家の方々が書かれると思うので、そちらをご覧下さいね。私の記事は、音楽面では、まったく参考になりませんので、ご注意を。ちなみに、コンクールの成績については、おそらく今頃には、おなじみTBTさんのページに出ていると思うので、http://www3.plala.or.jp/tbtknic/home.htmでご確認あそばせ。

■相変わらずのプラチナ・チケット状態!

今年の全国大会は、10月20日(土)に中学の部が、21日(日)に高校の部が、それぞれ東京・杉並の「普門館」で開催されました。

 私は、土曜日はどうしても仕事があってダメなので、昨年同様、日曜日の高校の部にお邪魔しました。

 今年も、入場券の入手には苦労したわ~。何しろ、まともな一般前売りで入手しようなんて、120%無理なのよ。なにしろ単純計算すれば、1団体あたり50人として、それが、前半・後半それぞれ14~15団体ずつ出るわけでしょう。その父兄や関係者、OBだけで、ものすごい数になるのは当然よね。いくら普門館が5000人収容といったって、そりゃあ、プラチナ・チケットになるわよ。

 私の場合、BP編集部があちこち探し回って、ようやく余り券を持っている団体があったので、それを譲っていただいたんだけど(ご協力いただいた方々、ほんとうにありがとうございました)、きっと、出場団体の関係者以外で、聴きに行きたい人って、けっこういると思うのよ。開催が土・日だから、「一度、普門館ってどんなところか見に行きたい」と思っている地方の中高生だっていると思うのよね。よほど不便な場所でなければ、東京なんて、ほとんどの地方から日帰りできるんだから。

 実は、私の席のお隣に年配の男性がいらして、なにやら大きな旅行カバンを抱えているので、演奏の合間に「失礼ですが、どちらからいらしたんですか?」って聞いたの。そうしたら、なんと、ある地方の超有名高校吹奏楽部の、元指導者の先生だったのよ。名前を聞けば、誰でも知ってる方よ。で、そのあとが驚きなのよ。その先生が言われるに――「いやあ、入場券の入手には苦労しました。たまたまOBや保護者の皆さんが、熱心に並んで入場券を買ってくれましてね。そのうちの1枚を回してもらえたんです」……。

 これって、どうよ。あえてお名前は挙げないけど、あれほど実績があって、吹奏楽振興に尽力されてきた有名な先生でさえ、こうまでしなければ全国大会を聴けないのよ。私、当然「ご招待」でいらっしゃってるのかと思ったのに……。

 前に、BP編集長がメルマガにも書いてたけど、ホント、全国大会の入場システムって、もう少し、何とかならないのかしら。今のままじゃあ、出場団体の関係者だけで行われる「内輪のイベント」で終わっちゃうと思うのよ。もっともっと、普通の音楽ファンや吹奏楽ファンが気軽に聴きに行ける形には、できないのかしら。

 そういえば、昨年あたりから、全国大会の結果が、朝日新聞の社会面に写真入りで、けっこう大き目の記事で出るようになったの、知ってる? それほど人気があるってことだと思うのよ。だったら、なおさら、もっとたくさんの人たちに、普通に楽しんでもらえるような形になってほしいのよね……。

■素晴らしかった埼玉栄!

で、とにかく高校の部は、前半・後半併せて29団体が出場。

 すでにご存知のとおり、今回は11団体に金賞が出ました。朝日新聞によれば、11団体もの団体に金賞が出たのは9年ぶりなんですって。それだけ実力が均衡してたってことかしらね。

 何しろ29団体もあるし、私は素人ミーハーなんで、とても全部の団体について書くこともできず、あくまで私自身の印象に残った団体について書きますね。

 この日、私のナンバーワンは、なんといっても埼玉栄高校でした。自由曲は、マスカーニの歌劇≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫。いやあ……ほんとに素晴らしかったわ。

 実は私、若いころ、けっこうオペラ好きだったのよ。藤原歌劇団の優先予約会員だったこともあるくらいなのよ。中でもこの≪カヴァレリア≫って、特に好きなのよ。シチリアを舞台にした、激しい不倫ドラマで、しかも正味1時間のミニ・オペラなの。そこからの名旋律の抜粋だったんだけど、とにかくキレイでキチンとした演奏なの。なんていうのか「奇をてらった」感じがないのね。それでいて、あの三角関係ドラマの激しさも十分伝わってくるのよ。有名な間奏曲のメロディ部分なんか、コーラスで歌う余裕。その後も淡々と、キチンとした演奏がつづき、クライマックスで「これでもか」っていうほど音を伸ばして盛り上げるところなんか、背筋がブルブルしたわ。あれよ。あの感じがマスカーニのオペラなのよ。

 指揮の大滝実先生って、確か、本来は声楽の専門家だと聞いたことがあるけど、その影響かしら。とにかく埼玉栄の演奏は、吹奏楽ファンのみならず、オペラ・ファンを十分納得させる出来だったと思う。ミラノ・スカラ座のオケに聴かせたいほどだわ。もちろん金賞。

そのほかの名演

次に感動したのは、福島県立磐城高校。昨年、大トリで矢代秋雄の≪交響曲≫を超名演で聴かせてくれた団体よ。

 今年の自由曲は、おなじみバルトークの≪中国の不思議な役人≫。これも昨年同様、指揮の根本直人先生の編曲なんだけど、よく演奏されている≪役人≫とは、抜粋箇所が少々違うような感じだったわ。すごく野性的で、音の厚みも十分あって、後半の盛り上がりなんかもうドキドキするくらいの迫力だったわ。金賞。

 元オペラ・ファンの私としては、埼玉県立伊奈学園総合高校にも期待してたのよ。何しろ、リヒャルト・シュトラウスの楽劇≪ばらの騎士≫よ!(プログラムには「歌劇」って出てたけど、これは間違いだわ。あの作品は「歌劇」じゃなくて「楽劇」なのよ……うるさい元オペラ・ファンですいません)。

 ≪ばらの騎士≫がコンクールに登場したのは、これが初めてらしいわよ。BPで播堂力也さんていう人が書いてたけど、リヒャルト・シュトラウスって、最近、著作権切れが始まって、さらにいろんな曲がフリーで演奏できるようになってきたそうよ。で、オペラの中のオペラ≪ばらの騎士≫が、ついに登場したってわけね。

 演奏は……よかったわあ。まさかこの名曲を、吹奏楽コンクールで聴けるとは思わなかったわ。リヒャルト・シュトラウス特有のねちっこくて分厚い響き、十分楽しませていただいたわ。たぶん、80人編成の大人バンドで演奏しても、また別の迫力と魅力が出ると思うわ。来年以降、大ヒットは間違いなしね。金賞。

 あと、いろいろ挙げるときりがないんだけど、質実剛健で危なげない見事な演奏だった、おなじみ大阪府立淀川工科高校(ダフニスとクロエ)。三善晃≪交響三章≫という難しい曲を、しっかり知的にまとめた東京都立片倉高校。演奏も響きも音量も音楽性もすべてが「正統派」「王道」だった東海大学付属高輪台高校(ダフニスとクロエ)あたりが印象に残ったわ。

自由曲と課題曲の傾向

今年の自由曲では、≪ローマの祭り≫は1団体のみ。昨年みたいに≪祭り≫三連発みたいなことはなかったけど、そのかわり、≪ダフニスとクロエ≫が4団体の人気ぶり。特に前半の部で3回も登場の人気ぶりだったわ。

 全29団体中、オリジナルは8曲のみ。あとはすべてクラシック編曲。まあ、私みたいな古手の元吹奏楽部員にすれば、もっとオリジナルを聴きたいなあ、って気がしたけど、これも趨勢なのね。

 でも、クラシック曲を吹奏楽でやると、どうしたって大幅なカット短縮をしなくちゃならなくて、それが、時折「無理」に感じられることがあるのよね。あえて曲名は挙げないけれど、特に、長いオペラやバレエを短縮すると、原曲を知っている身としては、あまりにも慌しく聴こえて、その曲が本来持っている味までが消えちゃうような気がするのよ。もったいないというか……(それだけに、埼玉栄の≪カヴァレリア≫には、あまり違和感を感じなかった。だって、あれはもともとが1時間のミニ・オペラだから、普通に名旋律を抜き出すだけで、自然なダイジェストになるのよ。演奏も素晴らしかったけど、選曲の勝利だとも思ったわ)。

 課題曲は、とにかく【Ⅳ】が圧倒的人気だったわね。ちなみに、課題曲の演奏頻度は、

【I】ピッコロマーチ(田嶋勉)……2団体
【II】光と風の通り道(来栖健一)……5団体
【III】憧れの街(南俊明)……8団体
【IV】ブルースカイ(高木登古)……14団体

 という偏り方だったのよ。特に前半の部なんか、最初から連続6団体が【IV】を演奏したんで、もう耳にこびりついちゃって……。

人の波に酔っちゃったわよ

しかしまあ、毎年のことだけど、全国大会の普門館は、とにかくスゴイ人の波。休憩時間にロビーを歩いただけで、私みたいなオバサンは、もう人の波に酔っちゃって、目が回ったわよ。

 今年は、ロビーでNTT東日本が「フレッツ光に入れば、全国大会の映像配信がいつでも観られる」というキャンペーンをやっているし、いつものレコード会社のカウンターのほか、「当日録音」CDの販売カウンターなんか、もうパニック状態なのよ。何しろ、本番終了後15分で、その団体の演奏がCDになって販売されるもんだから、もうたいへんな騒ぎ。しかも1団体1枚1000円なのよ。これを高いと思うか安いと思うかは別だけど、昔は、数ヵ月後に発売されるLPレコードしかなかったんだから、時代は変わったわよねえ。あんなCDをその場で売られたら、あとで正式発売されるライヴCDの売れ行きに、影響があるんじゃないかしら。その上今は、音声(CD)じゃなくて、映像(DVD)の時代だしねえ……。

 会場内には、佼成出版社や東京佼成ウインドオーケストラの売店や解説コーナーもあって、いまは亡き指揮者のフレデリック・フェネルさんにまつわる貴重な資料なんかも展示されたわ。地方から来た中学高校の吹奏楽部のみなさん、ここもちゃんと見た? ここで「普門館の床(ゆか)」が無償配布されてけど、ちゃんともらってきました? 改装前の普門館のステージ床と同じ素材のものを細かく刻んで、当日、配布されてたのよ。まさしく「甲子園の土」ならぬ「普門館の床(ゆか)」! 私も、ちゃんとお守り代わりに1個もらってきちゃいました。

↑これが「普門館の床(ゆか)」だ!

 しかし、このコーナーで、一生懸命解説していた、東京佼成ウィンドオーケストラ事務局の人たちには頭が下がったわ。休日だというのに立ちっぱなしで、次々見学に入ってくる中高生たちに、一生懸命解説してるのよ。「どちらからいらしたんですか? ○○県? ああ、来年ツアーで行きます。ぜひ、コンサートにいらしてくださいね」って。私も、あの宣伝&啓蒙姿勢、見習って仕事で生かさなくちゃだわ。

■イビキをかいて爆睡しないでよ

今年は、東京地区大会や都大会のレポートで、部員たちのマナーについて、オバサンの特権でいろいろグチを書かせていただいたけど、今回の全国大会でも、ちょっと感じたことがあるので、さあ、いくわよ。

 演奏が終わった部員たちは、いったん外に出て、記念写真を撮ったり、楽器をトラックに積んだりして一段落すると、客席に来る。

 で、主にみんな、「出演者席」というスペース席が1階両側にあって、そこに座るのよね。それはいいんだけど、イビキをかいて爆睡するのはやめてよ。

 特に前半の部の、早いほうの出演だった部員たちは、おそらく夜が明ける前から起きて楽器を運んだり、最後の練習でクタクタだったと思うわよ。地方から来たのであれば、きっと前日からの旅でたいへんだったはずね。この1年間、必死に練習してきて、その最後の演奏が終わっただけに、いっぺんに力が抜けて、眠くなるのも分かるわ。

 だけど、眠るんなら、どこか別の場所へ行って寝てよ。ロビーとか外とかで(それもよくないけど)。みんな、じっと息を鎮めてステージ上の演奏を聴いてるのに、そのすぐ横で、数十人の高校生が座席から転がり落ちそうな格好でいっせいにグーグーとイビキをかいて寝てるんじゃ、うるさいし、気が散るのよね。だいたい、あんなに大量人数でそっくりかえって爆睡状態じゃあ、一見、ガス中毒で全員が意識を失っているみたいで、気持ち悪いじゃないの。「爆」は本番での「爆演」だけにしといて、「爆睡」はやめてよね。

 その一方で、とてもマナーのよかった団体もあって気持ちよかった。特に、成績発表で「銅賞」といわれた瞬間、客席から大きな声で「ありがとうございました!」と声をあげたあなたたち。素晴らしかった。立派だわ。ここまで勝ち抜いてきて、全国大会で銅賞――それだけで実にたいへんなことなのよ。それに対して失望や文句をあらわさず、素直にお礼の挨拶ができるなんて、私、涙が出てきちゃったわよ。

■B組にも光を!

ところで、今回も、休憩時間にプログラムの後ろに出ている様々なデータを眺めていて思ったんだけど……。

 コンクールに「A組」「B組」ってあるのはご存知よね(東京だと「C組」もあるみたいね)。

 で、私たちが通常「コンクール」と呼んで、こうやってレポートしたり、新聞に載ったりするのは「A組」のコンクールのことなのよね。中高だったら50名以内で、課題曲・自由曲を12分以内で演奏する。でも、コンクールには「B組」もあるのよ。

 地域によって違いはあるかもしれないけれど、たとえば私が住んでる東京の場合、「B組」は35名以内、自由曲1曲のみを7分以内で演奏するのよ。で、仮に東京大会「B組」で代表金賞を取ると、東日本学校吹奏楽大会という催しに進めるけど、そこが最終地点。いわゆる「全国大会」は、ないのよ。もちろん、会場だって普門館じゃないのよ。要するにB組は別立てのコンクールなのね。

 で、今回、プログラムの後ろに載っていたデータを見て、私「う~む」って唸っちゃったわよ。

 だって、実際には、コンクールに参加している中学高校って、「A組」よりも「B組」のほうが、数が全然多いのよ。

 たとえば東京の場合だと、中学は、「A組108団体」に対して「B組312団体」なの。高校は「A組87団体」に対して「B組172団体」。つまり中学では約3倍、高校も約2倍、「A組」よりも「B組」のほうが多いのよ。

 各支部ごとの数字を見ても、「A組」>「B組」なのは、関西支部と九州支部くらいで、あとはほぼすべて「B組」>「A組」、もしくはほぼ同数なのね。

 またまた、これって、どうよ。要するにコンクールの実態って、少なくとも参加団体数だけで見れば「B組」の世界ってことにならない? 普門館へ行けるだの行けないだのって騒いでいるのは、ずっと少数の「A組」の世界なのよ。それが、まるで中学高校の吹奏楽界全体みたいに見られているわけよ。これ、ちょっと変じゃない?

 「B組」だって、頑張ってると思うのよ。ちなみに私、家に帰ってから、過去「B組」専門でコンクールに出ていた昔の知人たちに、メールで「緊急アンケート」をしてみたのよ(まるで朝のワイドショーみたいでしょ)。

 質問は「なぜ、あなたの学校はA組に出ないで、B組専門だったのですか?」。で、その回答は……

「人数が足りなかった。人数さえいればA組に出たかった」(複数)
「課題曲・自由曲の2曲をこなせるほどの実力も、指導者の力量もなかった」(う~ん、実感……)
「夏休み中の練習目標にちょうどいい」(これもなんとなく実感……)
「大学の付属高校なので、10~11月に、内部進学試験がある。よってもしA組に出て、支部大会、ましてや全国大会なんかに進んでしまったら、3年生は両立はとても無理。だから最初からA組は視野になかった」(すんごい自信ですねえ……)
「どうせA組に出ても、決まりきった実力団体が勝つに決まっているので、最初から挑戦する気なんてなかった」(おいおい、そんなに早く諦めないでよ……)

まあ、いろんな理由があったけど、おそらく「B組」に出ている団体って、おおむね、以上のような理由のどれかだと思うのよね。

 で、私、思ったのよ。「B組の全国大会」も、開催してあげるべきなんじゃないの? だって、実態は「A組」よりも「B組」の方が多いのよ。しかも最近は少子化だから、演奏者や指導者に実力がありながら、十分な人数で編成が組めない吹奏楽部も、けっこうあると思うのよ。「だったらアンコンに出れば」って言う人もいるかもしれないけど、あれはやはり「アンサンブル」(8人まで)の世界であって、「吹奏楽」とはまた別のものだと思うのよね。

 決して普門館で、とは言わないけれど(35人編成じゃ、とても普門館の大ホールは無理よね)、何とか「B組の全国大会」をやってあげられないものかしら……。「35人の吹奏楽」だって、別におかしくもなんともない。立派なウィンド・オーケストラだと思うのよ。

 ――というわけで、今年のコンクール全国大会、中学高校の部は終わりました。金賞も銀賞も銅賞も、すべての出場団体のみなさん、素晴らしい演奏を、どうもありがとう!

(2007.10.22)

【追記】

上記の記事は、21日(日)深夜に書いたものです。その後、22日(月)の朝日新聞朝刊に、高校の部に関する記事が載ったんだけど、それを見て、ちょっと感じたことがあるので「追記」として、以下、書かせていただきますね。

 その22日(月)付けの朝日新聞朝刊には、高校の部の結果や、出場団体の奮闘ぶりがレポートされてたんだけど、最後に、審査員のある先生のコメントが載ってたのね。それは――

「『コンクールが終わったらこれで終わり』ではなく、合唱やオーケストラといった、より深い音楽の世界の入り口に立ったと思ってほしい」

 ――というもの。

 これ読んで、私、ちょっと思ったの。何となくこのコメント、「吹奏楽は、あくまで深い音楽世界の手前にあるものだから、これからは、吹奏楽ではなく、合唱やオーケストラをやってほしい」って言っているように感じない? 私の考えすぎかしら?

 でも、ほんとうにそうだとしたら、これじゃあ、1年間頑張って、普門館を目指してきた部員たちが、とても可哀想だと思った。吹奏楽って、そんなに浅い世界なのかしら?

 まあ、私みたいな素人ミーハーが偉そうなことを言ったって、説得力ないと思うんだけど、吹奏楽だって、とても深い音楽世界だと思うのよね。

 いま話題の『一音入魂! 全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50』という本で知ったんだけど、たとえばアルフレッド・リードさんて、「吹奏楽はクラシック・オーケストラと互角の存在である」と唱えて、ひたすら吹奏楽のためのオリジナル名曲を作り続けたんだそうよ。確かにリードさんの曲って、どれも素晴らしいわよね。あれとクラシック名曲を比べたって、そもそも違うものなんだから、意味ないと思う。

 ほかにも、その本で紹介されてたけど、三善晃≪深層の祭≫なんて課題曲は、とてつもなく深い音楽だと思うのよ(とても私のバンドじゃ演奏できなかったけど)。

 確かに「卒業したら、今度は吹奏楽じゃなくて、合唱やオーケストラに親しんでほしい」みたいな考え方って、間違いとはいえないと思う。自分の好きな音楽に親しめばいいだけのことよね。でも、せめて吹奏楽コンクールにおけるコメントとしては「さらに新たな吹奏楽の世界も知ってほしい」とか「これからも楽器から離れず、音楽を続けてほしい」みたいな言葉がほしかった……。

 だって、その審査員の先生だって、プロの吹奏楽団を指揮して、素晴らしく「深い」演奏のCDを、たくさん出していらっしゃるんだから。(2007.10.23)

木村寛仁 in 「大阪ハーモニー・ブラス・オータム・コンサート2007」…ホロヴィッツの『ユーフォニアム協奏曲』をライブで聴けたことがとにかく最高

日時:2007年9月27日(土)
会場:川西市みつなかホール(兵庫県)
レポート:ユーフォニアム王子(BP特派員)

 お目当ては、もちろん、ピーター・グレイアムの作品を集めた話題のCD「グローリアス・ヴェンチャーズ」(WindStream, WST-25002)をリリースし、今回このバンドにはじめてゲストとして招かれたユーフォニアム奏者の木村寛仁さん(大阪音楽大学准教授)のソロで、曲は、ホロヴィッツの『ユーフォニアム協奏曲』。

 ユーフォニアム奏者なら知らぬものはないというくらいよく演奏される曲なのに、ブラス・バンド伴奏によるオリジナル・バージョンがナマ演奏されるのは、日本ではほんとうに久しぶり。当然、開演前から期待は高まる一方で、会場のみつなかホールも、ブラス・バンド・ファンだけでなく、この曲目当てのお客さんも加わって、ほぼギッシリの入り。聞けば、このバンドの過去のコンサート中、最高の集客だったそうで、あらためて、木村人気がほんものであることを痛感する。

 さて、第1部で演奏されたそのホロヴィッツだが、これがなんともスーパー・パフォーマンス。独奏者の充実ぶりが際立つ演奏だった。そして、万雷の拍手に応えてアンコールされたのは、CDの1曲目に入っているグレイアムの『ホーリー・ウェル』。

 みんながナマで聴きたかったこの2曲だけでも、入場料におつりがくるくらいの感動なのに、第2部のプロが終わった後、ステージに木村さんが再び登場!! 今度はチャイルズ・ブラザーズで一世を風靡した『ソフトリー・アズ・アイ・リーヴ・ユー』に加え、CDタイトル曲の『グローリアス・ヴェンチャーズ』を颯爽と演奏し、コンサートは大団円へ。

 9月初旬に2枚目のCDがレコーディングされたばかりという、木村さんのノリに乗った最高のパフォーマンスを満喫できた、すばらしいブラス・バンド・コンサートだった。

【プログラム】
スピリット・オブ・セレブレーション(ダウニー)
ユーフォニアム協奏曲(ホロヴィッツ)
行進曲「トリコー・ルージュ」(ヒートン)
バレエ音楽「スパルタカス」より スパルタカスとフリジアのアダージョ(ハチャトゥリャン/ラングフォード編)
朝の歌 (エルガー/ライト編)
アイリッシュ・ブレッシング(バカク/ブラッドナム)
自由への旅 ~ブラスバンドのためのラプソディー~(ボール)

大阪ハーモニーブラスHP
http://www.ohb.jp/

日本吹奏楽発祥 百三十八年記念演奏会(10/10)…演奏は「陸上自衛隊 東部方面音楽隊」入場無料

「日本吹奏楽発祥の地-横浜」…開港によって外国から多くの文化が入ってきた港町-横浜。吹奏楽もその一つです。今から137年くらい前に横浜に駐屯していたイギリスの軍楽隊から指導を受けた薩摩藩士の「洋楽伝習生」がその始まり。

 この「洋楽伝習生」が吹奏楽(軍楽)の指導を受け「日本吹奏楽発祥の地」として有名な横浜市中区にある本牧山妙香寺において、この「日本吹奏楽発祥 百三十八年」を記念した吹奏楽コンサートが10月10日(水)午後2時より開催される。

出演は、その実力の高さで定評のある「陸上自衛隊東部方面音楽隊。

【日時】2007年10月10日(水)14:00~
【会場】本牧山 妙香寺(横浜市中区妙香寺台8番地 Tel:045-623-8726)
【交通】JR京浜東北根岸線・山手駅から徒歩10分。
バスの場合は、横浜市営バス105番か101番の上野町で下車、徒歩3分。

【問い合わせ】
本牧山 妙香寺  Tel:045-623-8726
横浜開港祭 ザブラスクルーズ実行委員会
http://www.the-brass-cruise.org/
E-mail:usmc6120@yahoo.co.jp

10月24日、発売決定! ヨハン・デメイ自作自演による「プラネット・アース」吹奏楽版日本初演CD

 2007年6月8日に大阪ザ・シンフォニーホールで行われた大阪市音楽団の「第94回定期演奏会」のライブCDが10月24日に発売される。このCD、最大の聴きものは、やはり、交響曲第3番『プラネット・アース(惑星地球)』の日本初演だろう。

 この作品は「指輪物語」で知られるオランダの作曲家・ヨハン・デメイの新作で、もともとはオーケストラ曲として書かれた作品だが、2007年3月のオーケストラ初演からわずか数ヵ月という速さでの吹奏楽版日本初演となった。

 曲のテーマは、ずばり、我々が住んでいるこの地球(プラネット・アース)

「私は“地球”から生命力を感じ、この美しい惑星の上に暮らしていることへ思いをめぐらします。それは、地球上で生きることを楽観する見方です。戦争もテロも政治的問題も、ありません。ただ地球の美しさと、それに魅了される私の心情があるだけです」と語るデメイ氏。

 そんな氏の想いが込められた、この約50分の壮大な地球讃歌。当日、会場にいけなかった人も、ライブを楽しんだ人も、このCDでドラマチックなデメイ・ワールドを存分に楽しんでみてはいかがだろう?

 また、CDには当日の演奏会よりデメイ氏の自作自演による「ウィンディー・シティー序曲」と「エクストリーム・メイクオーヴァー」も収録。特に後者は、今年(2007年)のコンクール全国大会にも登場するので、今後さらに注目度が増していくはず。とにかく、この秋、一番の注目作ということで、しっかりチェックをいれておいてくださいね。

■プラネット・アース<デメイ自作自演作品集>
指揮:ヨハン・デメイ/大阪市音楽団

【演奏団体】大阪市音楽団(Osaka Municipal Symphonic Band)
【指揮者】ヨハン・デメイ(Johan de Meij)
【発売元】オクタヴィア・レコード/クリストン・レーベル(Cryston)
2007年6月8日:大阪/ザ・シンフォニーホールにてライブ収録

○CD/SA-CDハイブリッド仕様>
○CD層:2チャンネル・ステレオ
○SACD層:5チャンネル・ステレオ

【収録曲】

1. ウィンディー・シティー序曲/ヨハン・デメイ
Windy City Overture/Johan de Meij

2. エクストリーム・メイクオーヴァー/ヨハン・デメ
Extreme Make-over/Johan de Meij

3. 交響曲第3番「プラネット・アース(惑星地球)」/ヨハン・デメイ
Symphony No.3 Planet Earth/Johan de Meij
I) ロンリー・プラネット(孤独な惑星) Lonely Plane
II) プラネット・アース(惑星地球)   Planet Earth
III)マザー・アース(母なる地球)    Mother Earth

【BPショップ】CD購入ページを見る>>>>



【関連記事】
○ヨハン・デメイ: 交響曲第3番『プラネット・アース』、いよいよ出版!!
http://www.bandpower.net/news/2007/07/11_pe/01.htm

○ヨハン・デメイ作曲交響曲第3番『プラネット・アース』日本初演
スペシャル・インタビュー
http://www.bandpower.net/news/2007/07/03_meij_interview/01.htm

○大阪市音楽団による日本初演せまる!!
進化をつづけるデメイ: 交響曲第3番『プラネット・アース』
http://www.bandpower.net/news/2007/06/04_maij/01.htm

○オランダの作曲家ヨハン・デメイの
新作・交響曲第3番『プラネット・アース(惑星地球)』が
世界初演される
http://www.bandpower.net/news/2006/03/01_demeij/01.htm

山口県吹奏楽コンクール(高校Aの部)…あの、オリタノボッタさんが母校の指揮者でコンクールに出場!

日時:2007年7月28日(土)
会場:周南市文化会館
レポート:おでんくん(大阪府)

 山口県の友人より、今回珍しい音源があるから、と言うことでCDを送ってもらいました。出場全団体が収録されていたので、吹奏楽オタクの私は休日ソファーで聴いていました。

 パンフレットのコピーをながめていると、なんと指揮者の欄に「織田浩司」という名前が。
アレッと思って高校名を確認すると、豊浦高校吹奏楽部。

 友人にあわてて携帯で連絡すると、なんとあのオリタノボッタ氏(米米CLUB)が指揮をしたとのこと。

 CDのトラックを飛ばして、演奏を聴いてみる。

 課題曲は「憧れの街」
自由曲は「エスカペイド」。うう~ん、なかなか考えた選曲。
オリタ氏の個性を発揮する作戦で出たのだなあ、と感心。

 で、演奏は、と言うと、これまたノリノリイケイケ、ご機嫌な演奏でした。何と言っても息のスピードがある。ドライブ感と言うか、曲のもっているパーソナリティーを十分発揮した好演でした。

 で、結果は?

 これが山口県代表に選ばれていないのだから、山口県のレベルの高さにただただ脱帽。
私は東京と大阪にしか住んだことがないので、地方(失礼)がこれだけ難関とは知りませんでした・・・・。

 オリタ氏が今年、母校のバンドを振るなんて知っていたら、オタクの私はきっとひやかしに行ったことでしょう? 来年はどうされるのでしょうか?

 そう言えば、今年のコンクール。ヤマハ吹奏楽団浜松には、あの須川展也氏(東京佼成WO)が指揮をして、来る全国大会へ出場するとのこと。これはもう楽しみ。
さっそく長野へ行く準備をしないと。

シエナ・ブラス九州ツアー(10月15日~24日)…2007年の秋も、またもや九州にシエナ旋風が巻き起こる!

 気がつけば、今や「九州の秋の風物詩」となったシエナブラスの九州ツアー。今回も10月15日の延岡から24日の北九州まで全7公演、めいっぱい皆様を楽しませていただきます。最高の演奏を聴くことが、上達への一番の近道! 部活の仲間を誘って、会場にレッツ・ゴーなのだ!

【演奏予定曲目】
・《こうもり》序曲(J.シュトラウス)
・ブランデンブルグ協奏曲第3番(J.S.バッハ)
・ロンドンの小景(G.ラングフォード)
・シエナ・ブラスの音楽のおもちゃ箱
(古今東西の名曲をメンバー達が抱腹絶倒に料理!!今年も何が飛び出すか??お見逃しなく!!)
・パリのアメリカ人(G・ガーシュイン)

※最後に「星条旗よ永遠なれ」を演奏します。皆様、是非楽器をお持ち下さい!

【メンバー】
トランペット:本間千也、上田仁、久良木文、砂川隆丈
ホルン:林育宏
トロンボーン:郡恭一郎、塚本修也、山口尚人、山口隼士
テューバ:山岸明彦
※やむを得ない事情にて出演者、一部や曲目が変更になる場合もございます。予め御了承下さい。※写真のメンバーの一部は今回出演致しません。

2007年10月15日(月) 19:00開演 (18:30開場)
会場:延岡総合文化センター 小ホール(宮崎)
一般:2,500円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:延岡総合文化センター 0982-22-1855

2007年10月16日(火) 19:00開演 (18:30開場)
会場:清武町文化会館 小ホール(宮崎)
一般:2,500円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:音楽工房トニカ 0985-29-9178

2007年10月17日(水) 19:00開演 (18:30開場)
会場:サンエールかごしま(鹿児島)
一般:2,500円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:シエナ・ブラス鹿児島市公演実行委員会 090-3010-5425

2007年10月21日(日) 14:00開演 (13:30開場)
会場:壱岐文化ホール 中ホール(長崎)
一般:2,500円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:シエナ・ブラス 090-8804-9115

2007年10月22日(月) 19:00開演 (18:30開場)
会場:佐賀市文化会館 イベントホール(佐賀)
一般:2,500円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:ザ・トロンボーンアンサンブル・マイナーズ公演事務局 090-3410-5593

2007年10月23日(火) 19:00開演 (18:30開場)
会場:大博多ホール(福岡)
一般:3,000円、高校生以下:1,500円
問い合わせ:プランニングOGATA 092-596-8928

2007年10月24日(水) 19:00開演 (18:30開場)
会場:北九州市立戸畑市民会館 中ホール(福岡)
一般:3,000円、高校生以下:2,000円
問い合わせ:テイクウイング 093-533-1151

■シエナ・ウインド・オーケストラ公式HP
http://sienawind.com/top.html

(2007.10.02)

吹奏楽、ブラスバンド、マーチングの情報マガジン