■ふくろうの氣もち/ユーフォニアム 荒木玉緒

 

ゲストに啼鵬を迎え、ユーフォニアムのひとつの進化をここに示す。
「ユーフォニアムのソロ・アルバムでバンドネオンが共演者として加わるユニークな試み。 音の伸展性や色彩感に富み、ときにパーカッシヴにも振る舞えるバンドネオンが加わることで、響きの厚みとパワーと立体感は何倍にも増す」(ライナーノートより)


■ふくろうの氣もち/ユーフォニアム 荒木玉緒

【BPショップで内容をチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1810/

【演奏】
ユーフォニアム:荒木玉緒
バンドネオン:啼鵬*
ピアノ:羽石道代
フリューゲルホーン:本間千也

【収録曲】

1. ハーレクィン/フィリップ・スパーク(arr.啼鵬) 【8:50】
Harlequin/Philip Sparke(arr.Teho)

2. コロニアル・ソング/パーシー・オルドリッジ・グレインジャー 【5:48】
Colonial Song/Percy Aldridge Grainger

3. ユーフォニアム協奏曲/ウラディーミル・コスマ 【17:07】
Euphonium Concerto/Vladimir Cosma
I)アレグロ・アッサイ(Allegro assai) 【5:48】
II)アンダンティーノ(Ansantino) 【6:06】
III)ジョコーソ(Giocoso) 【6:13】

4. ファンタジー Op.86/マルコム・アーノルド 【4:22】
Fantasy For Basoon Op.86/Malcolm Arnold

5. 二つの夢(委嘱作品)/真島俊夫 【7:17】
Deux Reves – Euphnium Capriddio/(arr.Toshio Mashima)

6. ソナタ Op.59/J. タカーチュ 【10:01】
Sonata For Basoon or Baritone and Piano op.59/Jeno Takacs

7. アディオス・ノニーノ/アストル・ピアソラ(arr.啼鵬) 【7:04】
Adios Nonino/Astor Piazzolla(arr.Teho)

8. エスクァロ/アストル・ピアソラ(arr.啼鵬) 【4:26】
Escualo/Astor Piazzolla(arr.Teho)

9. オウルズ・マインド/啼鵬 【5:29】
The Owl’s Mind/Teho

【荒木玉緒】(あらき・たまお)

静岡に生まれる。1989年玉川大学文学部芸術学科を卒業。
の後は、客演奏者として数々の公演とレコーディングに参加する一方、各地の吹奏楽団にソロイストとして招かれている。また、過去12回のソロ・リサイタルはいずれも好評を博している。  第6回ハーヴィ・フィリップス記念コンクール1位受賞(88年)、日本管打楽器コンクール3位受賞(92年・95年)ほかの賞歴を持つ。  CDに「ファンファーレ」「VIVID COLOURS! ~荒木玉緒ユーフォニアム・リサイタル」「浜松市楽器博物館コレクションシリーズI」ほかがあり、「ファンファーレ」は、タワーレコードのチャートで2位にランクインした。2002年には、DVD「これからの吹奏楽(マルゼン)」のユーフォニアム・レッスン編を担当した。また吹奏楽誌「バンドピープル」「バンドジャーナル」の誌上セミナーをそれぞれ1年に渡り掲載(93年、98年)。  これまでに、ユーフォニアムを後藤文夫、三浦 徹、S. ミード、故L. マルドナド、故大石 清の各氏に師事。  現在〈ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ〉代表およびプリンシパル(首席)ユーフォニアム奏者、日本ユーフォニアム・テューバ協会 理事、日本ブラスバンド指導者協会 理事。玉川大学、法政大学などの講師。吹奏楽をこよなく愛し、その指導の結果さまざまな団体と「ミラクル」を共有している。

タッド・ウインドシンフォニー“ニュー・イヤー・コンサート2009”…それは、まさに“吹奏楽の玉手箱”だった!!

 

★それは、まさに“吹奏楽の玉手箱”だった!!

 1992年、アメリカで活躍する指揮者、鈴木孝佳(タッド鈴木)を音楽監督に招いて、在京プロ・ミュージシャンを中心に結成。コンサートに、CDにと、吹奏楽の世界に新風を巻き起こす演奏活動を展開中のタッド・ウインドシンフォニーの「ニュー・イヤー・コンサート2009」が、2009年1月16日(金)、東京の杉並公会堂大ホールで開催された。

 例年、このコンサートでは、吹奏楽をやっている人たちが「もう一度聴いてみたい」とか、「昔やったことがある」といったりする、吹奏楽でおなじみのクラシック曲や懐かしのオリジナル名曲、はたまたスクリーン・ミュージックまで、幅広いジャンルのレパートリーが取り上げられ、音楽ファン注目のコンサートのひとつとなっている。今年のプログラムも、もちろん“吹奏楽の玉手箱”状態!

 加えて、大好評爆裂ヒット中のCD「タッド・ウィンド・コンサート Vol.5 / カンタベリー・コラール」の演奏で、作曲家ヴァンデルローストまで“アッ!”と言わせた鈴木孝佳の斬新なアナリーゼが、おなじみの名曲をどう料理するのかという、この楽団のコンサートに足を運ぶファンだけが堪能できる密かな愉しみまであるのだから、これはもはや普通の“吹奏楽コンサート”のワクを超越した、吹奏楽という音楽のパレットを使った一大エンターテイメントというほかない。

 そして、“タッド流”はオープニングに演奏されたショスタコーヴィチの『祝典序曲』からエンジン全開! 演奏されているのは確かに日本でもおなじみのハンスバーガーの編曲だが、よくよく聴くとアリャリャ? なんとパーカッションがオーケストラの原曲と同じパートを演奏していた!

これまた、おなじみのチャンスの『朝鮮民謡の主題による変奏曲』でも聴衆はビックリ仰天。今度は、パーカッションが繰り出す軽快なリズムにリードされる後半部で、オケの中から“アリラン”の歌声が浮き出してきたのだ! これが最初からそう書かれてあったかのように見事にマッチして、会場はもう完全に“タッド・マジック”のファンタスティック・ワールドに! 聴衆のつかみが見事だ!

 プログラム最後を飾ったリードの『アルメ二アン・ダンス(パートⅠ)』でも、聴衆はまたまた“タッド・ワールド”に惹きこまれる。この曲の最後の部分の音楽は“チャールダーシュ”だとする、タッド氏のテンポ設定と音楽の揺れはまさに名人芸!! はやる気持ちを抑えながら民俗舞曲のように進行し、最後の最後に一気に加速する演奏スタイルが見事にはまって会場は興奮のルツボに!!

 満面の笑みを浮かべながら、聴衆に向ってタッド氏が“友人の曲”と言って紹介したアンコール曲は、巷には氏の“好敵手”であるという根も葉もない噂(?)まであるジェームズ・バーンズの『ヨークシャー・バラード』だった。

 本当に、最後の最後まで何が飛び出すかわからないタッド・ウインドシンフォニーの「ニュー・イヤー・コンサート」。今回のこの演奏会のチケットは本当に安かったゾー!!

 そして、ナマ演奏だから体感できるホッカホカのこの感動。オモテは厳寒の1月というのに、とてもあったかい気分で会場をあとにした!

(タッド・ウインドシンフォニーの次のコンサートは、6月11日(木)、東京・大田区民ホール アプリコにおいて、“第16回定期演奏会”が開催される。)

【プログラム】

  • 祝典序曲(ドミトリー・ショスタコ-ビッチ / ドナルド・ハンスバーガー編)
  • ザ・シンフォニアンズ(クリフトン・ウィリアムズ)
  • ロマンツァ(ジェームズ・バーンズ)
  • 朝鮮民謡の主題による変奏曲(ジョン・バーンズ・チャンス)
  • ベンハー序曲(ミクロス・ローザ)
  • シンフォニック・プレリュード(アルフレッド・リード)
  • カウボーイ(ジョン・ウィリアムズ)
  • 吹奏楽の為の第二組曲(グスターヴ・ホルスト)
  • アルメニアン・ダンス (PartⅠ)(アルフレッド・リード)

【TADウインドシンフォニー (TAD Wind Symphony)】
1992年、アメリカで活躍する指揮者、鈴木孝佳(タッド鈴木)を招いて結成されたシンフォニック・ウィンド・オーケストラ。メンバーは、クラシックからジャズ、そしてニューミュージックと幅広いジャンルにおいて活躍中のミュージシャンによって構成。音楽監督:鈴木氏の斬新なアナリーゼによる音楽表現と、TADの重厚かつ新鮮なサウンドは、定期公演および数々の依頼演奏、さらにCDリリース等によって、日本国内は元より全米においても高い評価を得ている。

▲指揮者の鈴木孝佳(タッド鈴木)

【TADウインドシンフォニー】公式ホームページ
http://www3.ocn.ne.jp/~tad.wind/


注目!! 注目!! 注目!! 注目!! 注目!!

他では聴けないレパートリーを満載!!
圧倒的名演、名曲を集めた人気アーカイヴCD
「タッド・ウィンド・コンサート」シリーズ!
好評発売中のVol.1 ~ Vol.5 は、こちらをチェック↓

タッド・ウィンド・コンサート(1)
トミー・ユー : 灰から救われた魂たち(世界初演)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1129/

■タッド・ウィンド・コンサート(2)
矢部政男 : 吹奏楽の為の交響的舞曲「月の宴」

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1215/

■タッド・ウィンド・コンサート(3)
ジュリー・ジロー:ヴィジリス・キープ(本邦初演)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1437/

■タッド・ウィンド・コンサート(4)
ジェイガー : 交響曲第1番 

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1552/

■タッド・ウィンド・コンサート(5)
ヤン・ヴァンデルロースト/カンタベリー・コラール

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1769/

■灰から救われた魂たち(作曲:トミー・ユー)

★心の奥底から湧き上がる静なる平和への叫び!

 1945年の広島、長崎への原爆投下という悲劇にインスピレーションを受けて作曲されたこの作品は、私たち日本人のハートにせまる、とても感動的な音楽です。

 実は、2006年6月8日(木)、東京・大田区民ホール アプリコにおける鈴木孝佳(タッド鈴木)指揮、タッド・ウインドシンフォニーによる感動的な世界初演を聴いたBPは、正直、涙うるうるになってしまいました。それから~年、交渉に交渉をかさね、ついに日本のみなさんに楽譜セットをお届けできることになりました!

 いろいろある原爆の話の中で、作曲者がとくに心を揺り動かされたのは、広島平和記念公園の「原爆の子の像」のモチーフとなった、放射能被爆による白血病で死と闘った佐々木禎子(ささき さだこ)さんが入院中の病院で亡くなるまで折り続けた“折り鶴”の話でした。そして、この曲には、その像の下に置かれた石碑に刻まれた『これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための』という碑文から採られた作曲者の平和のメッセージが、日本語と英語で演奏者により静かに詠唱される箇所があります。

 また、オープニングの印象的なクラリネットの旋律は、近年もうひとつの破壊的な悲劇がおとずれた、ニューヨークのグラウンド・ゼロ(2001年9月11日のテロによって崩壊した世界貿易センターの跡地)へ行き、実際にその場所に立ったときに浮かんだものなんだそうです。

 曲のタイトルは、命を突然さえぎられた場所を去り、平和のうちに次の生命に移っている亡くなった犠牲者のイメージを呼び起こそう、との思いを込めてつけられています。

 音源は、鈴木孝佳指揮、タッド・ウインドシンフォニーによるすばらしいライヴCD「タッド・ウィンド・コンサート Vol.1 トミー・ユー / 灰から救われた魂たち 世界初演」(CD-1129)があります。

 心の奥底から湧き上がる静なる平和への叫びを、ぜひ、みなさんのステージでも表現されてみてください。

【収録CD】


タッド・ウィンド・コンサート(1)/
トミー・ユー/灰から救われた魂たち(世界初演)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1129/

【トミー・ユー (Tommy Yu)】
1979年11月23日、台湾に生まれる。本名は、余 昶賢。1994年、14歳で単身渡米。作曲家への可能性に目覚め、本格的に作曲の勉強を始める。高校生の頃より、いくつかの作曲賞を受け、奨学生としてブリガム・ヤング大学に入学、2003年、同音楽科で学士号を取得して卒業。翌2004年にラスベガスへ移り、ネヴァダ大学ラスベガス校(UNLV)作曲科に院生として入学。在学中は、作曲をDr. Virko Baley、Dr. Jorge Grossmannに師事し、2006年8月、修士号を取得。2007年2月、母国台湾へ帰国した。作品中、フルート独奏曲『朝の夜想曲(The Morning Nocturn)』は、2006年4月、ユタ州で行われた米作曲家協会第7地区カンファレンスで230曲のエントリーの中から選出されて初演。同年6月、吹奏楽曲『灰から救われた魂たち(Their Souls Were Lifted From The Dust)』で大成功を収めた。


■灰から救われた魂たち
作曲: トミー・ユー
Their Souls Were Lifted From The Dust

【楽譜セット】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/set-8670/

・グレード:表記なし
・作曲:トミー・ユー(Tommy Yu)
・TIME:11分28秒(CD-1129参照)

・出版:トミー・ユー (自費出版)(Tommy Yu)
・分類:販売譜(フルスコア&パート譜セット)

【楽器編成】

Piccolo
Flutes (I、II)
Oboes (I、II)
English Horn
Bb Clarinets (I、II、III)
Bb Bass Clarinet
Eb Contra Alto Clarinet
Bb Contrabass Clarinet
Bassoon <div.>
Eb Alto Saxophnes (I、II)
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone
Bb Trumpets (I <div.><doub. Flugelhorn>、II <an extra for off stage solo>、III)
F Horns (I、II、III、IV)
Trombones (I、II)
Bass Trombone <div.>
Euphonium <div.>
Tuba
Violoncello (Opt.)
String Bass

Piano
Harp

Timpani
Mallet Percussion
(Tubular Bells、 Glockenspiel、Vibraphone、Marimba)
Percussion
(Bass Drum、Crash Cymbals、Suspended Cymbal、Tam Tam、Crotales、Rain Stick、Triangle、Claves、Wind Chime)

■カンティクルズ(作曲:ヨハン・デメイ)

★バス・トロンボーンとウィンド・オーケストラのための協奏曲『カンティクルズ』の ピアノ伴奏版が早くも登場! バス・トロンボーン奏者は即効ゲットして、練習開始だ!

『指輪物語』や『ビッグ・アップル』、『プラネット・アース』という、ウィンド・オーケストラのための巨大な交響曲で知られるオランダの作曲家ヨハン・デメイは、オーケストラやアンサンブルで演奏活動を行なうトロンボーン奏者としても知られ、世界的に演奏される『Tボーン協奏曲』をはじめとするトロンボーンのための作品を何曲も書いています。

バス・トロンボーンとウィンド・オーケストラのための協奏曲『カンティクルズ』は、ロッテルダム・フィルのバス・トロンボーン奏者、ベン・ヴァンダイク(Ben van Dijk)の、プロ生活30周年記念作として、トロンボーン・グループ“ニュー・トロンボーン・コレクティブ”の要請を受けたオランダ作曲家基金の委嘱で作曲されました。学生時代、デメイとヴァンダイクは、ともにヴァンダイクの父ピート・ヴァンダイク(1920-2003)にトロンボーンを学んだ同門で、以来35年をこえる友情が、このアツい記念作を作曲する大きな要因ともなりました。そして、作品は、ピート・ヴァンダイクに献じられています。

初演は、2007年5月6日、ロッテルダムのラウレンス教会において、ベン・ヴァンダイク独奏、イヴァン・メイレマンス指揮、オランダ王国海軍バンドの演奏で行われました。この初演は、世界的なトロンボーン奏者の大イベントである“スライド・ファクトリー2007”のメイン・イベントのひとつとして、大成功を収めました。

というわけで、楽譜の方は、ウィンド・バンド伴奏のヴァージョンがオリジナルですが、作曲家デメイをして“モンスター”だと評するヴァンダイクのために書かれた音楽的に高度な作品だけに、プログラムに上げるわけには相当な“勇気”と“準備”が必要になります。

といっても、なかなかないバス・トロンボーンのためのオリジナル・ピースとして簡単に見逃すことはできないことも、これまた事実!

そこで、熱心なバス・トロンボーン奏者のために、BPは、このピアノ伴奏の楽譜をご用意いたしました! これで、ピアノさんだけをお願いしたら、この曲が簡単に(?)演奏出来ちゃうわけです。

また、ここだけの話ですが、楽譜を買った人だけの特典として、この楽譜の前書きのノートの部分に、ファンとしては見逃せない、若き日のデメイとヴァンダイクが師のピート・ヴァンダイクと自転車に乗っている写真なんかも載っていたりします。(これは見逃せないゾー!)

CDは、ベン・ヴァンダイクが、スペインのフィルハーモ二ア・ウィンド・オーケストラをバックにすばらしい独奏を聴かせてくれるCD「カンティクルズ」(CD-1796)があります。

デメイが友人ヴァンダイクのために渾身の力をこめて作曲したバス・トロンボーン協奏曲『カンティクルズ』。日本語に訳すと『聖歌』という意味をもつこのすばらしい作品を、この楽譜を使ってドンドン演奏してみて下さい!

【ヨハン・デメイ】Johan de Meij
1953年11月23日、オランダのヴォールブルフに生まれる。デン=ハーフの王立音楽院にトロンボーンと指揮を学び、オーケストラ・プレイヤーとして活躍する傍ら、作曲活動を開始。サドラー賞受賞作、交響曲第1番『指輪物語』の大成功で一躍、世界的に知られるようになり、その後も、同第2番『ビッグ・アップル』、同第3番『プラネット・アース』など、スケールの大きな作品をつぎつぎ世に送り出している。その功績を讃えられ、2007年11月、“オランダ・ウィンド・ミュージック賞2007”に輝く。


【バス・トロンボーン&ピアノ譜セット】

■カンティクルズ/Canticles
作曲:ヨハン・デメイ 

商品番号 EN-81054/価格 6,000円

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/en-81054/

・グレード:4 ~ 5
・作曲:ヨハン・デメイ(Johan de Meij)
・TIME:14分09秒(CD-1796参照)

・出版:アムステル・ミュージック(Beriato Music)
・分類:販売譜(ピアノ譜&バス・トロンボーン・ソロ譜)

【おすすめ音源】

■カンティクルズ

独奏: ベン・ヴァンダイク (Ben van Dijk)

伴奏: フィルハーモ二ア・ウィンド・オーケストラ (Orchestra de Vents Filharmonia)
指揮: ホセ・ラファエル・パスクアル=ヴィラプラナ (Jose Rafael Pascual-Vilaplana)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1796/

東京吹奏楽団55回定期演奏会 創立45周年記念公演…観客を含めてすべての人が暖かい気持ちになる。そんなコンサートだった。

日時:2008年11月28日(金)
会場:東京・文京シビック大ホール
村田 厚生(トロンボーン奏者)

▲デメイの「T-BONEコンチェルト」を演奏するベルリン・フィル首席奏者のオラフ・オット(Olaf Ott)氏

プロのシンフォニックバンドとして長い歴史を持つ東京吹奏楽団。経験豊富な汐澤安彦氏の棒の下、今回も定評ある落ち着いた響きで作品の美しさを語ってくれた。

■ヴェルディ「運命の力」序曲
オリジナルでは管に弦の不安のテーマが混ざり「希望の中に運命の不安が湧き上がる」ような美しさが特徴である。既存のアレンジではこの部分が管楽器同士で単なる不協和音として耳障りに聞こえてしまいやすい。しかし東吹の演奏では原曲の雰囲気をそのままにテーマが交錯して発展していく様がよく現れていてた。メンバーがオーケストラでの演奏経験も豊富なことがこうした選曲で成功する秘訣だろう。中間部の前、弦全員で弓をあわせて弾ききるような表現を吹奏楽でどうするか?オーケストラに近づけるか別の表現でいくか?など踏み込めばアレンジ作品もより興味深いのではないか。

■川崎 優「吹奏楽のための組曲」
東京吹奏楽団の10周年時の委嘱作品。セクションごとの響きが際立って親しみやすい曲想。学生バンドなどでトレーニングにもなりコンサートで観客も楽しめるということでもっと取り上げられてもよいと思う。

■ハリウッド万歳!、アンダーソン曲集、ウエストサイドストーリー
吹奏楽のパワーや機動力が存分に活かされたこれらの曲目。逆にいえば単なるショーに陥りやすいが東吹の演奏は決してそうはならない。メロディラインを大切に常に美しい響きが保たれる。そしてキレのある明快な打楽器パートに観客はワクワク。クラリネット・キャンディのソリはハイテンポでも異常なほどそろっていて余裕。名手ぞろいを実感した。

■ヨハン・デメイ「T-BONEコンチェルト」
ベルリン・フィル首席奏者のオラフ・オット(Olaf Ott)氏をソリストに迎え、世紀の名演になった。この曲はトロンボーンの朴訥でダイナミックなキャラクターと曲想がマッチし、1996年の初演以来世界各地で演奏され親しまれている。

 オット氏は柔らかく輪郭のはっきりした音色。Tuttiでも自然に浮き上がりしなやかで、音量のためにニュアンスを犠牲にすることがない。このような効率のよい音色は今後の日本のトロンボーン界でも理想的な選択肢の一つになるに違いない。

 吹奏楽は倍音構造が似た楽器が多く、アレンジも必要以上に音が重ねられていて個々の楽器の個性を相殺してしまう傾向にある。そんな中でデメイのコンチェルトはいろいろな組み合わせの小編成アンサンブルやチェンバロが使用されるなど非常に多彩。明らかに新しいブラス・サウンドを追求していて新鮮だった。東吹も数少ないプロの吹奏楽団としてこのような今後の吹奏楽界の指標ともなるべき選曲やオリジナル・アレンジ、さらに他の楽団とは違う「東吹ならではの何か」をもう少し示してもよかったのではないかと思う。

 アンコールではオット氏がチャールダーシュを演奏。この人は音楽を表現することを本当に楽しみ、それを必ず観客と共有しようという強い意志を持っている。東吹もその意図を感じコンチェルト以外の曲目でも表現しそれを伝えることの喜びに満ちていた。観客を含めてすべての人が暖かい気持ちになる。そんなコンサートだった。そういう意味でオット氏は演奏以外にもコンサート全体に絶大な精神的貢献をしたといえるだろう。それこそがまさにソリストでありベルリンフィル首席であり、真の音楽家の姿なのだろう。

▲東京吹奏楽団のトロンボーン・セクションと一緒に

【東京吹奏楽団のCD】

■エクウス~エリック・ミーツ・東吹~/
東京吹奏楽団/エリック・ウィテカー・指揮
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1606/

■時任&東吹~スパーク、チェザリーニ、パーシケッティ~/
東京吹奏楽団/時任康文・指揮
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1607/

■序曲「1812年」/Ouverture “1812”汐澤安彦・指揮/東京吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1605/

【T-BONEコンチェルト収録CD】

■スカンジナビアン・コネクション/トルン聖ミカエル吹奏楽団 ほか
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0051/

■カンティクルズ~ヨハン・デメイ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1796/

横浜開港祭 ザ ブラスクルーズ<祝祭吹奏楽団>ザ ヨコハマ ウィンドシンフォニー メンバー募集のお知らせ


★みなとみらい大ホールのステージに立ってみませんか?

ザ ヨコハマ ウィンドシンフォニー は、横浜開港によって入ってきた文化の一つ「吹奏楽」を記念し、さらなる「吹奏楽」の活性化を目指し、余暇利用の文化活動「生涯学習」の資質向上、普及発展の一環として期間を限定して活動する吹奏楽団体で、一般公募によって結成されるフェスティバル・バンドです。

過去、公募いたしましたザ ヨコハマ ウィンドシンフォニーでは、皆様より多くのご応募を頂き、150名余もの大編成で本番を迎えることができました。あのステージ上での響き、その感動は未だ冷めやらぬほどの素敵な思い出です。

あの感動を、皆さんと分かち合い、そのパワーで横浜開港150周年を迎えた「横浜」をさらに盛り上げて参りたいと思い、『ザ ヨコハマ ウィンドシンフォニー 2009』のメンバーを募集します。

あなたも、あのみなとみらい大ホールのステージに立ってみませんか?
皆さまお誘い合わせのうえ、ふるってご応募ください。

▲指揮&指導の戸田顕氏(左)と横浜市長の中田宏氏(右)

※詳しくは下記HPをご覧ください。

■ 横浜開港祭 ザ ブラスクルーズ
http://www.the-brass-cruise.org/

【ザヨコハマウィンドシンフォニー 2009実施概要】

ザ ヨコハマ ウィンド シンフォニー 2009(以下、TYWS2009)

【本番日時】平成20年6月7日(日)開演12:30~
(ザブラスクルーズ2009にて本番)

【会場】横浜みなとみらいホール 大ホール

【事前説明会日時】 平成20年3月8日(日)13:00~(会場未定)

【活動概要】
6回の合奏練習(リハーサルを含む)
平成20年4月および5月の日曜日、鶴見大学付属中学高等学校*を予定。
リハーサルは 6月6日(土)の午後、鶴見大学付属中学高等学校*を予定。
練習日程の決定は3月9日(日)の事前説明会にて発表。
(※旧 鶴見女子中学・高等学校 )

【指揮・指導】戸田 顕 (作曲家)、八木澤教司 (作曲家)、清水大輔 (作曲家)

【演奏予定曲】

・「横浜市歌」 清水大輔 編曲版
・「夢のような庭」 清水大輔
・行進曲「奇跡のつぼみ」 八木澤教司
・「ザ・リング・オブ・ブロッガー」―太古の聖なる祭壇 八木澤教司
・「平和への夜明け」 戸田顕
・「平和への行列」 戸田顕

※演奏曲目は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【会費】15,000円(指導料、練習会場代、S席チケット2枚等を含む)
※出演者も客席への入場にはチケットが必要です。

【参加条件】(一般公募)
・高校生以上で楽器経験3年以上の方。
・会費を振込にて入金可能であること。
・基本的に活動には全日程参加可能なこと。
・打楽器以外は楽器を持参できること。
・高校生は保護者の承諾書を郵送にて提出できること。

【募集パート】
B♭クラリネット、アルトサックス、バリトンサックス、
ホルン、トランペット、トロンボーン、テューバ、
ストリングベース、パーカッション 他

【ザヨコハマウィンドシンフォニー 2009 募集要項/一般公募】

【応募期間】 平成21年1月19日(月)~平成21年2月5日(木)

【応募方法】
(1)以下のURLへアクセスしていただき、フォーム入力にて申込実施願います。
 ホームページから http://www.the-brass-cruise.org/
パソコン用 http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P8278961
携帯電話用 http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P8278961
※上記フォームからの応募のみ受付させていただきます。
ご理解とご協力をお願いします。

 (2)応募受付メールを事務局より送付いたします。
指定口座への会費振込が確認できた時点で
御参加の確定となります。

 (3)高校生は保護者の承諾書に署名捺印の上、
事務局(本文末の住所)まで郵送願います。

 ※ご不明な点がありましたらusmc6120@yahoo.co.jp
またはFAX:045-260-7567までお問合せください。

  内容により担当者から質問者へ回答します
(電話による問い合わせは受け付けていません)

 ※ご不明な点がありましたら
TYWS2009 ボランティアスタッフ 担当
tyws2009@gmail.com
までお問い合わせください。

 横浜開港祭 ザ ブラス クルーズ実行委員会事務局
〒232-0008 横浜市南区庚台61-20 Olive Hill

超レア作品ばかり!リベラの團伊玖磨 吹奏楽作品集Vol.2の待望リリース!…華麗なる《東京オリンピック序曲》、幻の傑作がおよそ半世紀ぶりの復活!

レポート:南条日出男(音楽ライター)

▲リベラ録音風景のひとこま(キラリ☆ふじみコンサート・ホール)

2003年にリリースされ話題になった第1弾に続いて「團伊玖磨吹奏楽作品集」の第2弾が日本人作曲家を応援する意欲的なレーベル”スリーシェルズ”からリリースされた。以下、気になる作品を紹介してみたい。

1964年(昭和39年)の東京オリンピック開会式のために作曲された「オリンピック序曲」は、團伊玖磨の作風を代表するアジア的な大作であるが、これまでは今井光也のファンファーレと古関裕而の「オリンピック・マーチ」の存在の陰に隠れていた名曲。伸びのあるファンファ-レが誇り高く奏されると世紀の祭典の開会を祝う鐘が左右から打ち鳴らされる。フーガが堂々と歌われ日本の発展を示すように盛り上がると冒頭のファンファーレが再現され、華やかなエンディングを迎えるという聴きどころ満載の祝典序曲である。また、1954年の「3人の会」第1回演奏会で初演された「ブルレスケ風交響曲」最終楽章”行列”など、埋もれてしまっていた大作が約半世紀に甦える。この曲は、カットなしでの音源としては初めてのものである(1977年から芥川也寸志、黒柳徹子のコンビで放映されていた「音楽の広場」(NHK)で團の指揮により”行列”の1部が演奏されたことがある)。

一方で、〈月はおぼろに東山~〉でお馴染みの”祇園小唄”(長田幹彦作詞・佐々紅華作曲)が取り入れられた行進曲「京都府の歌」や、〈ささの葉さらさら~〉の”たなばたさま”(権藤はなよ、林柳波作詞・下総皖一作曲)が引用されたMarch”TANABATA”、〈黒田節〉といったご当地ソングが数多く挿入されている「福岡国体行進曲」など、シンフォニックな作品から軽妙でユーモラスな作品まで自在に操る團伊玖磨の吹奏楽ワールドが堪能出来る1枚である。

▲弟子の白石茂浩氏とスコアを研究する團伊玖磨氏

またジャケットも充実。作曲家、中橋愛生氏の興味深い寄稿文《越境の橋》や貴重な写真の数々も必見であろう。編成表がついているのも演奏団体には嬉しいことである。演奏は日本人作品に定評のあるリベラ・ウインド・シンフォニー(指揮:福田滋)。収録12曲中、10曲が”世界初CD化”となる快挙を現実のものにしたに関係者に拍手を送りたい。

なお、行進曲「ビア・フェスティバル」の編曲は、團の弟子である白石茂浩に委嘱をして、また「キスカ・マーチ」と「ブルレスケ交響曲」の吹奏楽版は、リベラ・ウインドの音楽監督福田滋氏によるものである。

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■團 伊玖磨吹奏楽作品集 Vol.2/
Ikuma Dan Works for Wind Orchestra Vol.2/
リベラ・ウィンド・シンフォニー

【演奏】福田滋(指揮)/リベラ・ウインド・シンフォニー
【発売】スリーシェルズ:3SCD-0006  定価2800円

【収録曲目】

作曲:團 伊玖磨(Ikuma Dan)【全曲】

1. オリンピック序曲 【8:23】※
Overture Olympic 1964

2. 行進曲「伸び行く佐賀」 【6:01】※
March“NOBIYUKU SAGA”

3. 行進曲「京都府の歌」 【7:27】
March“SONG OF KYOTOFU”※

4. キスカ・マーチ~東宝映画「奇跡の作戦キスカ」より 【4:17】※
KISKA March

5. 行進曲「マツダ」 【4:02】※
MAZDA March

6. 組曲「わが街に」より“前奏曲” 【4:27】※
Prelude from Suite“WAGA MACHI NI”

7. 行進曲「ビア・フェスティバル」 【5:26】※
March“Beer Festival”

8. 行進曲「希望」~全日本吹奏楽連盟創立50周年記念曲 【6:17】
Grand March“Hope”

9. March Tanabata 【5:53】
March“TANABATA”

10. 行進曲「海の若者(わこうど)」 【6:59】※
March“UMI NO WAKOUDO”

11. 福岡国体行進曲 【5:23】※
March“FUKUOKA KOKUTAI”

12. 「ブルレスケ風交響曲」より“行列” 【9:33】※
Procession from“SINFONIA BURLESCA”

※…世界初CD化

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シエナ・ウィンド・オーケストラ/ガーシュイン&コープランド 吹奏楽ベスト!…バンドと聴衆が一体となり一緒に楽しめる…これこそ、理想のコンサートの姿ではないだろうか

 

★バンドと聴衆が一体となり一緒に楽しめる・・・
これこそ理想のコンサートの姿ではないだろうか

2008年12月13日土曜日、東京芸術劇場にてシエナ・ウィンド・オーケストラ第28回定期演奏会が開かれた。

会場は超満員!!アメリカ近代を代表するG.ガーシュインとA.コープランドの名作が演奏されるということで聴衆は開演が待ち遠しい様子である。

さて演奏会の幕開けを飾ったのは金管・打楽器のみで演奏されるコープランド作曲「市民のためのファンファーレ」であった。

緊迫感があり張りつめた空気、客席にまで伝わってくる打楽器群の重々しさ。
そしてトランペットから奏でられる伸びやかなユニゾンによるファンファーレ。
ホルンも加わりさらに厚みが増し徐々にテンションがあがっていく。
トゥッティの壮大に鳴り響くブラスサウンドは聴いていて、非常に気持ちいい。
1個1個の音符に意思や方向性が感じられ、洗練されたサウンドにただただ聴き入ってしまった。

続いて2曲目はガーシュインより「キューバ序曲」。
カリブ系のラテン音楽でルンバやマンボ、サルサなどが基調となっていて、ノリノリ
なシエナにはぴったりの作品だ。ボンゴやマラカス、ギロなどの打楽器隊がとても活躍し、中間部の民族的であやしげな旋律を木管群が見事に表現しきっていた。

引き続き3曲目はガーシュインより「ラプソディ・イン・ブルー」をピアノ、外山啓介氏をお迎えし演奏された。冒頭のクラリネットのグリッサンドから始まり、トランペットソロ、そして全体のサウンドといい非常にクオリティの高い演奏。

そして外山氏の繊細できらきらと輝くような音色が色彩感豊かで多くの聴衆を魅了していた。シエナと外山氏のコラボレーションは実に完成度の高いものであった。

アンコールではピアノの独奏で「3つの前奏曲~第1番」を軽快に、まるで踊るように弾いているのが印象的であった。

休憩後はコープランドの「エル・サロン・メヒコ」で2部の幕が開けた。

70年~80年代に吹奏楽コンクールでも大阪・淀川工業高校などが数々の名演を残している吹奏楽の人気曲でもあるが、本日はここ東京芸術劇場にて、もう一つの名演が生まれることとなった。冒頭からスピード感のあるシンコペーションのリズムから始まり、快活で弾むような木管の旋律、金管楽器の音圧といい、オープニングから全開だ。

愉快な変拍子や各楽器のユーモアのあるソロ。最後まで聴衆を惹きつけ続けた演奏であった。
この日最後のプログラムは同じくコープランドの「バレエ音楽「ロデオ」~4つのダンス・エピソード」が演奏された。近年人気の作編曲家の福田洋介氏による作曲者遺族公認の新編曲初演ということで最も楽しみにしていたプログラムだ。

1「カウボーイの休日」
2「牧場のノクターン」
3「サタデー・ナイト・ワルツ」
4「ホー・ダウン」

の4つのストーリー性のある組曲となっており、シエナらしいエネルギッシュかつ快速でアメリカの西部を感じさせる場面や、またときには、どこか田舎の懐かしさや寂しさを感じさせるムードたっぷりの演奏を聴かせてくれた。

カウボーイたちが大騒ぎしている村のお祭り、人々の歓声までもが聞こえてきそうな、とても陽気で楽しげな作品であった。もはやシエナのお祭りといってもよいだろう。シエナと聴衆が一体となり一緒に楽しめる...理想のコンサートの姿ではないだろうか。

そんなお祭り最後のイベントはお決まりのスーザの行進曲「星条旗よ永遠なれ」である。指揮の金氏のトークで楽器持参の観客はゾロゾロとステージへ・・・。

初シエナの観客も多く、シエナファンは増える一方だ。迫力満点で興奮しながら演奏するステージ。会場から暖かい手拍子を送る観客。ステージと会場が一体となった感動的な時間であった。
アメリカの近代音楽を築き上げた2人の偉大作曲家の作品は、まるでシエナのために書かれたかのように、違和感なくシエナサウンドにマッチしていた。
CDもいいが、やはり会場での生の空気感が一番心に残る。
次回のシエナ祭りが非常に楽しみである。


 

【シエナ関連のCD、DVDをBPショップで見る】

【DVD】

■アフリカン・シンフォニー
~ブラスの祭典 ライヴ2006/
佐渡裕&シエナ・ウインドオーケストラ【DVD】
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■ブラスの祭典 ライヴ2004/
佐渡裕&シエナ・ウインドオーケストラ【DVD】
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■バーンスタイン・ガラ 熱狂ライブ!/
指揮:佐渡裕/演奏:シエナ・ウインド・オーケストラ【DVD】
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【CD】

■ジョン・ウィリアムズ・ベスト!/
金聖響&シエナ・ウインド・オーケストラ
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■リード!リード!!リード!!!/
金聖響&シエナ・ウインド・オーケストラ
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■ディズニー・オン・ブラス/指揮:佐渡裕/
演奏:シエナ・ウインド・オーケストラ
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■トランペット・サーカス~
スペインから天才少年がやってきた~/
ルベン・シメオ(Trp)/シエナ・ウインドオーケストラ
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■ブラス/MALTA
ウィズ・シエナ・ウインド・オーケストラ
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■バーンスタイン・オン・ブラス/
指揮:佐渡裕/演奏:シエナ・ウインド・オーケストラ
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■ブラスの祭典/
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
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■ブラスの祭典2/
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
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■ブラスの祭典3/
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
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■シャウト! ブレット・ベイカー…人気トロンボーン奏者ブレット・ベイカーが、ブラス・バンドをバックに多彩な音楽を聴かせるソロ・アルバム。『ドラゴンの年』の第2楽章がとにかく最高!

 

★ソロ・トロンボーン奏者として録音の数が世界一
(ギネスブックもの!!)というイギリスの人気トロンボーン奏者ブレット・ベイカーが、
ブラス・バンドをバックに多彩な音楽を聴かせるソロ・アルバム。
『ドラゴンの年』の第2楽章がとにかく最高! 聴き逃すな

世界的に有名な“ブラック・ダイク・バンド”の首席トロンボーン奏者として、またブラス・バンドに籍を置くソロ・トロンボーン奏者として録音の数が世界一(ギネスブックもの!!)というステータスを誇る、イギリスの人気トロンボーン奏者ブレット・ベイカーが、ブラス・バンドをバックに多彩な音楽を聴かせてくれるすばらしいソロ・アルバムです!

 バックをつとめるポリスティール・バンドは、以前は“フラワーズ・バンド”という名前で知られたイングランド西部を代表するブラス・バンドで、スポンサーの変更によって2005年に現在の名前になりました。2001年以降、作曲家としても知られるフィリップ・ハーパーが音楽監督をつとめ、全英選手権決勝やオール・イングランド・マスターズ選手権などに出場、有名なグランド・シールド・コンテストなどで優勝を飾っています。このアルバムは、このバンドとベイカーとの2枚目の競演盤となりました。

 オリジナルあり、ポップありのプログラムは、変幻自在という言葉がまさにピッタリ。理屈ぬきにとても楽しいアルバムですが、日本のバンド・ファンにとって、もっとも気になるのは、フィリップ・スパークの名曲『ドラゴンの年』から第2楽章が抜粋されて収録されていることでしょう。

 そして、演奏を聴くなり、BPは、アッ!! と驚きました。それは、かつて、上村和義率いるブリーズ・ブラス・バンドが佼成出版社に録音した“ドラゴン”を強く意識した演奏となっていたのです。当時のブリーズのトロンボーン・ソリストは、現在は指揮者としても活躍がつづく伊勢敏之。これは、1996-98年に日本に住み、テナーホーン奏者として多くの日本のブラス・バンドとも競演した指揮者のハーパーからイギリスに逆輸入された結果と言えるかも知れません。もちろん、このCDのソロがベイカー節満開のすばらしい演奏であることも事実ですが、とにかく、今度のアルバムの中でも、最も注目していただきたい演奏のひとつが、この『ドラゴン』の第2楽章であることだけは間違いはありません!! (ハイ!!)

“ドラゴン”以外でも、カール・ヴィンセントの『最後の審判』からの第1楽章やダーロル・バリーの『トロンボーンのためのトリプティック』、アルバムのラストを飾りエンターテイメント性全開のガーヴィン・ヒギンズの『フリークス!』など、聴きごたえ十分の曲目がつぎつぎ登場します。そして、その間に入っているシューマンの『トロイメライ』などでたっぷりと歌ごころを聴かせるベイカー!

 とにかく、ブラスバンド伴奏のベイカーのソロはノリノリです!

 ここにまた1枚、すばらしいソロ・アルバムが登場しました!! ぜひ、買ってくださいね!!

【ブレット・ベイカー】
英グロースターシャー州フォレスト・オブ・ディーンに生まれる。全英ユース・ブラス・バンド奏者をへて、1992年にBBC放送の“ヤング・ミュージシャン・オブ・ジ・イヤー”のファイナリストとなる。その後、ソルフォード大学に学び、フェアリー・バンドに参加し、1993-4年と2年連続で全英オープン・ソロ・チャンピオンとなる。デニス・ウィックのアドバイスを得たほか、マンチェスターのロイヤル・ノーザン音楽カレッジで、クリス・ホウルディング、ジョン・アイヴスン、ジョン・ミラーに師事。2000年に、ブラック・ダイク・バンドに参加し、首席トロンボーン奏者に就任。2006年、ブリティッシュ・トロンボーン・ソサエティのチェアマンおよびバイス・プレジデント(副会長)となる。

【使用楽器】Rath R4 – yellow brass bell、bronze slide、red brass tuning slide、a heavy valve cap、the lead pipe: a 41b.

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【他のブレット・ベイカー関連のCD】
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◎モニュメント/Monument
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0704/

◎トロンボーンの世界(Vol. 1)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1517/

◎フェイス・エンカウンター
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1050/


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■シャウト!  ブレット・ベイカー
Shout! Brett Baker

【トロンボーン(Trombone)】ブレット・ベイカー (Brett Baker)

【演奏団体】ポリスティール・バンド (Polysteel Band)

【指揮】フィリップ・ハーパー (Philip Harper)

【発売元】ポリフォニック (Polyphonic)

【録音】2007年11月、Crypt School、Gloucester (英)

【収録曲】

1. シャウト!/ロブ・ウィッフィン 【3:49】
Shout!/Rob Wiffin

2. バラードとスパニッシュ・ダンス/ブルース・フレーザー 【6:12】
Ballade and Spanish Dance/Bruce Fraser

3. ミュージカル「サンセット大通り」より アズ・イフ・ウィ・ネヴァー・セッド・グッバイ/
アンドルー・ロイド=ウェッバー (arr. ビル・ゲルダード) 【5:28】
As If We Never Said Goodbye/Andrew Lloyd Webber (arr. Bill Geldard)

4. エブリデー・ライト/ジェームズ・マクファディエン 【6:04】
Everyday Light/James McFadyen

5. 「最後の審判」から 第1楽章/カール・ヴィンセント 【7:47】
The Last Judgement (Movement 1)/Carl Vincent

6. 「ドラゴンの年」から 第2楽章/フィリップ・スパーク 【6:58】
The Year of the Dragon (Movement 2)/Philip Sparke

7. トロンボーンのためのトリプティック/ダーロル・バリー 【11:40】
Triptych for Trombone/Darrol Barry

I) 第1楽章 Movement 1 【4:58】
II)第2楽章 Movement 2 【3:55】
III)第3楽章 Movement 3 【2:47】

8. トロイメライ/ロベルト・シューマン (arr. ハワード・スネル) 【2:33】
Traumerei/Robert Schumann (arr. Howard Snell)

9. トロンボーンのためのファンタジア/バリー・ヒングリー 【8:51】
Fantasia for Trombone/Barrie Hingley

10. ミュージカル「オペラ座の怪人」より オール・アイ・アスク・オブ・ユー/
アンドルー・ロイド=ウェッバー (arr. クリス・モワット) 【4:20】
All I Ask of You/Andrew Lloyd Webber (arr. Chris Mowat)

11. フリークス!/ガーヴィン・ヒギンズ 【10:27】
Freaks!/Gavin Higgins

 

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ツェッペリン交響曲/ケープ・ホーン…収録されている作品中、最大の注目作は、日本でもよく演奏される『アトランティス』や『シダス』でおなじみのトーマス・ドスの交響曲第1番『ツェッペリン交響曲』!!


★劇的な情景描写が圧倒的な、
トーマス・ドスの交響曲第1番『ツェッペリン交響曲』に大注目!

ヨーロッパの3人の実力作曲家、フランコ・チェザリーニ、トーマス・ドス、オットー・シュヴァルツの作編曲を収録したウルトラ超ド級の2枚組CD!!

曲目、演奏、録音の3拍子揃ったすばらしい内容のCDで、他のCDをあとまわしにしても、真っ先に聴いておきたい!!

収録されている作品中、最大の注目作は、日本でもよく演奏される『アトランティス』や『シダス』でおなじみのトーマス・ドスの交響曲第1番『ツェッペリン交響曲』だ!!

20世紀初頭、ドイツのフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵(1838 – 1917)が生み出した巨大飛行船“ツェッペリン”は、かつては今日のジェット旅客機と同じように世界の主要都市を結ぶ“大空の王者”だった。文字どおり、当時のドイツの誇りであり、『旧友』でおなじみのカール・タイケも『ツェッペリン伯爵』という有名なマーチを作曲している。

大空に浮かぶその巨大飛行船をテーマに作曲されたドスのこの交響曲は、演奏時間が38分近い力作! 曲は、伯爵が構想を練り上げていくさまを描いた第1楽章「固定観念」、飛行船プロジェクトに関わる人々が情熱をこめて働く工場の様子を描く第2楽章「機械のような人々」、世界の主要都市と人々を結びつけるクジラのように大きく長い姿の飛行船を描く第3楽章「空のクジラ」、戦時にはロンドン空爆にも使われた悲劇、破壊、恐怖、しかし飛行船のシンボルとして今に生きる“ツェッペリン”を描いた終楽章「転生」の4つの楽章からなっている。

テーマの雄大さと劇的な情景描写、さらには重厚で緻密なスコアリングから、ドスの最高傑作のひとつであることは疑いなし! ぜひとも、日本のステージでもどんどん取り上げて欲しい作品だ!

ナレーションが入るが、イスラエルの少女タリのポエムの世界から発展した『カラーズ・オブ・タリ』も聴きもの! 交響曲とともに見逃せない作品となっている!

チェザリーニの作品では、オープニングに最適な堂々とした展開の『凱旋ファンファーレ』、シュヴァルツでは、南米大陸の南端ケープ・ホーン(ホーン岬)をテーマに書かれたホルン独奏曲『ケープ・ホーン』がおもしろい。

ヴァルター・ラツェク指揮のドイツ連邦軍コンサート・バンドも、かつてのマーチ一色のような豪快な演奏カラーから完全に脱却し、コンサート・バンドとしてすばらしい演奏を繰り広げている。

超の上に超をつけても、まだもう一つぐらいつけてお薦めしたいすばらしいCDだ!! (キッパリ度、250% !!)

【トーマス・ドス】
1966年6月6日、オーストリアのリンツに生まれる。リンツのブルックナー音楽院にトロンボーン、作曲、指揮、ピアノを学ぶ。その後、ウィーンの音楽学校、ザルツブルク、モーツァルテウム音楽院、マーストリヒト音楽院などで、さらに研鑽を積む。その後、アメリカ・ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオで、ジョン・ウィリアムズのスタッフとして活動した。
『アトランティス』『アルピナ・サガ』『セント・フローリアン・コラール』『シダス』など、ウィンド・バンドのための多くの作品が人気を集めている。

【フランコ・チェザリーニ】
1961年4月18日、スイスのベリンツォーナに生まれる。イタリア系スイス人で、イタリア国境に近いルガーノ音楽院とイタリアのミラノ音楽院にフルートおよびピアノを学んだ。その後、スイスのバーゼル音楽院で世界的フルート奏者ペーター・ルーカス=グラーフに師事。1981年にリデスで開かれたスイス独奏コンクールで“第1位”に輝き、1985年に演奏者ディプロマを得た。バーゼルでは音楽理論と指揮法も学び、作曲家への地歩を固めた。管弦楽、ウインド・バンド(吹奏楽)、器楽など、幅広いジャンルに作品があり、『ブルー・ホライズン』『ビザンティンのモザイク画』『アルプスの詩』などが幅広い人気を集めている。

【オットー・M・シュヴァルツ】
1967年、オーストリアのノインキルヒェンに生まれる。ウィーンの音楽アカデミーで、トランペットをウィーン・フィルのヨーゼフ・ポムバーガーに、作曲をハインツ・クラートホヴィルに師事。1992年に自身のスタジオを設立。映画、放送などのコマーシャル・ミュージックの分野で1000曲以上の音楽を書いている。1995年以降、ウィンド・バンドのための作品を発表し、『ノスタルダムス』、『ドラゴン・ファイト』など、ドラマチックな作品が人気を集めている。(日本では、シュワルツとローマ字表記されることもある。)


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■ツェッペリン交響曲/ケープ・ホーン
Cape Horn

【演奏団体】ドイツ連邦軍コンサート・バンド
(The Concert Band of the German Armed Forces – Musikkorps der Bundeswehr)

【指揮】ヴァルター・ラツェク(Oberstleutenant Walter Ratzek)

【発売元】ミトローパ・ミュージック (Mitropa Music)

【録音】2008年

【収録曲】

【CD-1】

1. 凱旋ファンファーレ/フランコ・チェザリーニ【3:02】
A Triumphant Fanfare/Franco Cesarini

2. 天は永遠の名誉を称える(自然における神の栄光)/
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (arr. トーマス・ドス)【2:53】
Die Himmel ruhmen des Ewigen Ehre/
Ludwig van Beethoven (arr. Thomas Doss)

3. カラーズ・オブ・タリ/トーマス・ドス【12:41】
The Colors of Tali/Thomas Doss

4. 黄金の秘密/オットー・M・シュヴァルツ【8:40】
The Golden Secret/Otto M. Schwarz

5. ルネッサンス組曲/フランコ・チェザリーニ【8:56】
Renaissance Suite/Franco Cesarini

I)アンリ4世万歳 Vive Henry IV【1:52】
II)ケンプのジグ Kemp’s Jig【2:16】
III)カナリア Canario【2:24】
IV)馬のブランル Bransle de Chevaux【2:24】

6. 大祭司を見よ/アントン・ブルックナー (arr. トーマス・ドス)【5:32】
Ecce Sacerdos /Anton Bruckner (arr. Thomas Doss)

7. ケープ・ホーン (ホーン岬)/オットー・M・シュヴァルツ【9:20】
Cape Horn/Otto M. Schwarz

ホルン(Horn): シュテファン・クライン (Stefan Klein)

【CD-2】

1.ツェッペリン交響曲 (交響曲第1番)/トーマス・ドス【37:08】
Zeppelin Symphony (Sinfonie Nr. 1)/Thomas Doss

I)固定観念 Idee Fixe【8:05】
II)機械のような人々 Machines【9:27】
III)空のクジラ The Whale in the Sky【9:37】
IV)転生 Reincarnation【9:59】

 

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