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■2015年11月に行われたヤマハ・テューバ・デュオの「スーパー・ライブ」がCD化

ポルトガルが生んだテューバ界の風雲児セルジオ・カロリーノと日本を代表するトップ奏者次田心平が国境を越え、最強タッグを結成。2015年11月に東京・ヤマハホールで行われたライブは、大きな話題となった。

このCDはその時のライブを収録したもので、楽曲はすべてが世界初演、日本初演ばかり。
2人の息のあった磐石のアンサンブル。最低音から高音域まで乱れることないパワフルな音色とハーモニー感。超絶技巧もいとも簡単に奏でる完璧なテクニック。2人の想像を超える圧倒的なパフォーマンスをお楽しみ下さい。

■Super Live! 
YAMAHA Tuba Duo

【収録曲】

  • アッバス・アルコバティア 作品48/カルドソ
  • ウンハーガタ/ヴァスケス・ディアス
  • ウスポメナ/ムーディ
  • テアトロ・デ・マリオネッタ/ピント・コッレイア
  • コンサート・ダンス/西下航平
  • 2つのテューバと即興ドラムのための音楽/プレンダス
  • 過去から光へ/マルティンホ
  • Duh Blooze/セルフ

【この楽譜のCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4032/

■ソプラノ・コルネットからテューバ(Ebバス)まで、ブラスバンドで使われる楽器を吹きまくる、なんともスーパーな企画盤!「グリン・ウィリアムズ~ヴィルトゥオーソ ~コルネットからテューバまで~」

こいつは、すごい!!!

イングランドの名門ブラスバンド、フォーデンズの人気者、プリンシパル・ユーフォ二アム奏者のグリン・ウィリアムズが、こともあろうに、ソプラノ・コルネットからテューバ(Ebバス)まで、ブラスバンドで使われる楽器を吹きまくる、なんともスーパーな企画盤!

それも、ただ吹きまくるというイタズラ企画ではなく、各楽器の有名なソロ曲を、コルネット曲ならコルネットを、フリューゲル曲ならフリューゲルを使って独奏するという、俄かには信じがたいアルバムなのだ!

商業CDを作っている正しいレコード会社なら、こういう野心あふれる冒険企画は、間違いなく“速攻”でボツ!

しかし、グリン・ウィリアムズの並々ならぬ実力と、その演奏活動を支える楽器メーカーや作曲家たちのサポートを受け、このアルバムは完全なインディーズとして完成した!

アルバムは、“本職”のユーフォニアム独奏、ジョン・ハートマンの『ルール・ブリタニア』でスタート。ヘルマン・ベルシュテッド『ナポリ』、アーサー・レミントン編『ヴェニスの謝肉祭』、ウェールズの名曲『マヴァニュイ』、ピーター・グレイアム『ホーリー・ウェル』といった、ぜひともウィリアムズのソロで聴いてみたいユーフォニアム独奏曲の合間に他の楽器を使った演奏をはさみ込むスタイルで進行!

日本でも大ヒットした映画「ブラス」(Brassed Off!)と同じアレンジが使われた『アランフェス協奏曲』から“アダージョ”は映画と同じくフリューゲルホーンで、ゴフ・リチャーズがヒュー・ナッシュの筆名で書いた『デメルザ』はテナーホーンで、二ール・セダカの『ソリティア』はソプラノ・コルネットで、ウィリアム・リンマー『ヘイルストーム』はコルネットで、ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」から“私は町のなんでも屋”はEbバスで、ビゼーの歌劇『カルメン』(スネル編)から“花の歌”はバリトンで、といった調子でこだわりのレパートリーが演奏されていく。

しかも、“本職”のプレイヤーが真っ青になりそうな完成度!

ふつう1種類の楽器をものにするだけでも大変だというのに、なんということだ!!

アルバムにはウィリアムズのボーカル(これがなんとも美声!)まで入っているが、そんな中、アレッド・ウィリアムズとの兄弟ユーフォニアム・デュオのウェールズ聖歌『清き心』で、ウェールズが生んだユーフォ・デュオの元祖“チャイルズ・ブラザーズ”をリスペクトしているあたり、とても心憎い演出だ!

しかし、アルバムの興奮はこれで終わらない!

アラン・ファーニーが“ブラス・イン・コンサート選手権2001”のために書き、グリン・ウィリアムズが“ベスト・ソロイスト賞”を贈られた『クルトワ・ショーケース』では、ユーフォニアム、コルネット、テナーホーン、トロンボーン、フリューゲルホーン、バリトンといった楽器をとっ変え、ひっ変えの大熱演!映像がないので確証はないが、最後のシロフォンも恐らくウィリアムズが弾いたのではないかと思われるそのライヴ感は、実に爽快!

フィナーレを飾る『ランド・オブ・ソング(歌の国)』は、同じくファーニーがウェールズの有名なメロディーを使ってこのアルバムのために書き下ろしたユーフォ二アム独奏曲で、ウィリアムズの実力がたっぷりと味わえる!

演奏内容はもとより、これ1枚でブラスバンドに使われるすべての楽器のソロを味わえるというすばらしいプレゼンテーションも光る!

ブラスバンドのビギナーからベテランまで理屈なく愉しめる1枚だ!

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3249/

 

【グリン・ウィリアムズ】
ウェールズ中部のアベリストウィスに生まれる。叔父から音楽の手ほどきを受け、ウェールズのタウィン・シルヴァー、ロイヤル・オークリー、メナイ・ブリッジの各ブラスバンドのユーフォ二アム奏者をへて、マンチェスターのソルフォード大学に学ぶ。1995年、フォーデンズ・バンドのソロ・ユーフォ二アム奏者に就任した。

■JETAユーフォテューバクリスマスin仙台(12/23)…日本のユーフォニアム、テューバのプロ演奏家が仙台に集結します!

 2011年のJETAクリスマスは、東北のユーフォ・テューバの皆さんを応援し、被災地の復興を共に祈って、クリスマスキャロルを一緒に演奏しましょう!というイベントです。

 また、当日はプロ奏者によるスペシャル・アンサンブルコンサートをはじめ、楽器クリニックなどもあります。参加、すべて無料。ぜひ、皆さんも楽器を持って集まってくださいね。

◎日本ユーフォニアムテューバ協会 公式ホームページ
http://euphonium-tuba.jp/xmas2011/

■JETAユーフォテューバクリスマスin仙台

【日時】12月23日(金・祝)10:00 – 16:00
【会場】仙台市・太白区文化センター・展示室
仙台市太白区長町5-3-2、仙台市営地下鉄長町駅直結)
【料金】無料

【当日のスケジュール】

●クリニック(10:00-12:00)
※地域関係なく受け付けます!
※特別講座 JETA理事長山岡潤による「肺活量を測ろう!息の圧力を測ろう!アパチュアを観察しよう!」講座もあります!!

●プロ奏者によるスペシャル・アンサンブルコンサート(13:00-14:30)
日本のユーフォニアム、テューバのプロ演奏家が仙台に集結します!この日限りのスペシャルアンサンブルをじっくりお楽しみ下さい!
昨年度「戸田顕杯四重奏コンクール」優勝チームKITIの単独演奏もあります!

●クリスマス・キャロル大合奏(14:30-16:00)
当日楽器を持参された方全員で、クリスマスキャロルの大合奏を楽しみましょう!

当日参加予定のプロ奏者たち(12/15現在)

山岡潤(ユーフォニアム、日本ユーフォニアムテューバ協会理事長)
露木薫(ユーフォニアム、日本ユーフォニアムテューバ協会常任理事)
福田昌範(ユーフォニアム、日本ユーフォニアムテューバ協会理事)
鈴木理愛(ユーフォニアム奏者)
佐藤和彦(テューバ、日本ユーフォニアムテューバ協会常任理事)
ピーターリンク(テューバ、仙台フィルハーモニー管弦楽団)
谷藤綾香(テューバ奏者)

この他、沢山のプロ奏者の皆さんが仙台へ集結すべくスケジュール調整をされています。当日までお楽しみに!!

【参加申し込み、各種お問い合わせ】
参加申込の方は「お名前」「楽器名」「(当日連絡のつく)電話番号」「団体名(所属のある方)」を明記の上、下記までメールをお送り下さい。
Eメール:jeta_atmark_euphonium-tuba.jp

※「_atmark_」の部分を「@」に変更して送信下さい)

(2011.12.17)

■10月、スペシャル・ゲストに佐藤 潔(Tuba)、幡野 武(Euph)を迎え、「ユーフォニアム・テューバ・フェスティヴァル大阪2011」開催!

 2011年10月8日(土)~9日(日)、大阪市住之江区の相愛大学を会場として「Euphonium Tuba Festival OSAKA 2011」が開催される。

 内容は、関西一円で活躍するプロ奏者による個人レッスンやレクチャー、コンサートなどのほか、一般参加者によるソロ・コンクール、全体合奏など、多彩なプログラムが用意されている。

 ゲストには、テューバの佐藤 潔、ユーフォニアムの幡野 武が招かれ、スペシャル・コンサートやマスター・クラス・レッスンが予定されている。

 また、会場では協賛各楽器店による展示ブースも展開されるので、いろいろなタイプの楽器を直接目にできる楽しみも!

 注意したいポイントは、大学が会場になっている関係で、フェスティヴァル当日は“参加チケット(当日券)の販売ができない”ことで、参加希望者は、下記の申込み要領をよく読んで、事前に参加チケットを購入する必要がある。

 また、個人レッスンの受講、ソロ・コンクールのノミネートの希望者も、必ず下記のホームページの専用フォームからの申し込みとなる。

関西では11年ぶりとなるユーフォニアム、テューバのためのフェスティヴァルは、まもなく開催だ!

■Euphonium Tuba Festival OSAKA 2011

【日時】2011年10月8日~9日(土・日)
【場所】相愛大学(〒559-0033 大阪市住之江区南港中4丁目4-1)
http://www.soai.ac.jp/index.html
【主催】関西ユーフォニアムテューバネットワーク

【入場料】
大学生・一般:1日券 \2,500 / 2日通し券 \4,000
中・高生以下:1日券 \1,500 / 2日通し券 \2,000
(※1日券は、10月8日、9日の、いずれか1日で使用可)

【参加チケット購入】
下記の「フェスティバルホームページ」の専用フォーム、協賛楽器店各店(交渉中)(順不同):ドルチェ楽器、三木楽器心斎橋店、ヤマハ心斎橋店、十字屋三条本店APEX、ヤマハ神戸店、国際楽器社、福永楽器、松本楽器、グランド楽器

【個人レッスン受講申し込み】
下記の「フェスティバルホームページ」の専用フォームから
(※上記の入場料に、プラス\1,000が必要)

【ソロ・コンクールへのノミネート】
下記の「フェスティバルホームページ」の専用フォームから
(※上記の入場料に、プラス\1,000が必要)

【フェスティバルホームページ】
http://euphoniumtubafestivalosaka.info

【問い合わせ】石田 090-3350-1164
e-mail:ishitti@siren.ocn.ne.jp

(2011.09.15)

日本人テューバ奏者・岡島征輝氏がエジプト国立カイロ交響楽団に入団

 2007年9月、日本人テューバ奏者・岡島征輝氏がエジプト国立カイロ交響楽団に入団した。
 岡島征輝氏は,玉川大学をテューバ専攻で卒業後,玉川大学で助手を1年務めたあと,2005年4月からドイツに渡り,ニュルンベルク音楽大学でニュルンベルク州立歌劇場テューバ奏者の稲田達雄氏に,またバンベルク交響楽団のハイコトリベナー氏やケルン音楽大学のゲルハー教授(元ケルン歌劇場奏者)の元で研鑽を積み、この夏、エジプト国立カイロ交響楽団のオーディションに合格した。

Tuba Group S’s 3rd Concert…普段はなかなか聴く機会のないテューバアンサンブルを堪能!

日時:2007.4月13日(金)19:00開演
会場:北とぴあ つつじホール
レポート:庄司恵子(ユーフォニアム奏者)

普段はなかなか聴く機会のないテューバアンサンブルを堪能!

春の日の気持ちよい風が吹く中、「Tuba Group S’s」のコンサートを聴きに行きました。出演者はテューバ奏者が6人にピアニスト1人。少々マニアックに感じるかもしれませんが、メンバーは主宰の佐野氏のお弟子さんや東京近郊を中心に活躍されている方ばかり。どんな演奏をしてくれるのかな~、と楽しみにしていました。
オープニングはテューバアンサンブルでグリーグの「組曲ホルベアの時代より前奏曲」。この曲とアンコールで演奏された「エニグマ変奏曲」は、テューバアンサンブル5のアレンジでもお馴染み大城衝氏によるもの。さすが、テューバとメンバーを知り尽くした彼
ならではのアレンジと仕上がっていました。
その後は、ソロ曲をテューバ6人が順番に演奏されていきました。そのトップバッターはS’sで唯一の女性で、東京音楽大学を卒業し
たばかりの寺山香澄氏。彼女の音抜けの素晴らしさ、そして美しいハイトーンで奏でるシューマン「アダージョとアレグロ」は、観客
を圧倒させました。素晴らしい!2番手は、確実な技術力を感じさせるカステレーデの「ソナチネ」を聴かせてくれた大城衝氏。3番
手はヴィヴィットブラスの国木信光氏によるテレマンの「無伴奏フルートの為の12のファンタジー」。ふくよかな音色がとても魅力的
でした。
休憩をはさんで、コンサート第2部の初めは、東京金管5重奏団の仲村淳氏によるパーシケッティの「セレナーデ第12番」。演奏前から仲村氏のおちゃめなパフォーマンス(その場にいた人しかわからない 笑)で会場を和やかな雰囲気に…。そして歌心あふれる演奏にうっとり。
5番手は陸上自衛隊中央音楽隊の秋岡一夫氏によるシュミットの「ソナタ」。しっかりとした作品構成に加えて安定感のある演奏で、聴衆を魅了していました。
ソロの部のラストはS’s主宰 佐野日出男氏によるガリアルドの「ソナタ第5番」。素晴らしいテクニックは言うまでもなく、美しいハイトーン、自然でなおかつ説得力のある歌い回しに感動!!!
そしてプログラムの最後は佐野・仲村・秋岡・国木、の4名によるスティーブンスの「マンハッタン組曲」。この曲はユーフォニア
ム・テューバカルテットで演奏される機会が多いだけあって、1stテューバは音域が大変高いのですが、そんなことは全く感じさせずに
鮮やかなプレイをされた佐野氏。そして、息のあったアンサンブルはカッコよかったです!! テューバは、低い音域とそのふくよかな音色の為、オーケストラや吹奏楽等では、ハーモニーの大黒柱を担うことが多い楽器ですが、それだけではなく機動力もあり表現豊かに歌いあげられる楽器なんだなぁ!と改めて感じました。
また、一晩にして6人の個性をしっかり感じ取れ、なかなか聴く機会のないテューバアンサンブルも楽しめるS’sのコンサートはとってもお得感が★
今回は久々のコンサートとのことでしたが(なんと11年ぶりだったらしい)また近々やってくれそうですヨ。今回聴き逃した方も、次の機会はぜひ!!S’sの皆さん、次回も楽しみにしてます!!


■プログラム(全曲初演・編成:全曲 Eup.2 Tub.2)
1.組曲ホルベルグの時代より序曲(E.H.グリーグ/大城衝.編)6重奏

2.アダージョとアレグロ op.70 (R.シューマン)
テューバ独奏 寺山香澄 ピアノ 大堀晴津子

3.テューバとピアノの為のソナチネ(J.カステレード)
テューバ独奏 大城衝 ピアノ 大堀晴津子

4.無伴奏フルートの為のファンタジア(G.P.テレマン)
テューバ独奏 国木伸光

5.無伴奏テューバの為のセレナーデ12番 (V.パーシケッティ)
テューバ独奏 仲村淳

6.テューバとピアノの為のソナタ(W.シュミット)
テューバ独奏 秋岡一夫 ピアノ 大堀晴津子

7.ソナタ第五番 (J.E.ガリアルド)
テューバ独奏 佐野日出男 ピアノ 大堀晴津子

8.マンハッタン組曲(J.スチーブンス)
4重奏1st佐野 2nd仲村 3rd秋岡 4th国木

アンコール:エニグマ変奏曲より第10変奏 (E.エルガー/大城衝.編)6重奏

■アングロ・レコーズよりスパークの協奏曲を集めた「Brass Virtuosi(ブラス・ヴィルトゥオージ)」がリリース

アングロ・レコーズよりフィリップ・スパークの最新作品集がリリースされた。これまでにスパークがテューバやトロンボーンなどのために書いた協奏曲&ソロを収録したCDで、中には日本でもすでにおなじみの「ハーレクイン」などのヒット作品も含まれる。ユーフォニアムのD.チャイルズはじめ、名人たちのソロ・プレイにも注目だ!

Brass Virtuosi(ブラス・ヴィルトゥオージ)

【収録曲】

1.Manhattan Trumpet or Cornet Solo(Philip Sparke)
Saturday Serenade, 5,09
Sunday Scherzo 4,21
Performed by Woodrow R. English, Trumpet, and
the Deutsche Blaserphilharmonie (Walter Ratzek)

2.Euphonium Concerto No. 2(Philip Sparke)
Giocoso 4,17
Adagio 7,36
Molto vivo 4,20
Performed by Stef Pillaert, Euphonium, and The Symphonic
Band of the Lemmens Conservatory (Jan Van der Roost)

3.Tuba Concerto(Philip Sparke)
Lento 8,32
Allegro 4,48
Performed by Markus Theinert, Tuba, and
the Deutsche Blaserphilharmonie (Walter Ratzek)

4.Harlequin Euphonium Solo(Philip Sparke) 8,53
Performed by David Childs, Euphonium, and
the XBY Concert Band (Dennis Mycroft)

5.Trombone Concerto(Philip Sparke)
Agitato 9,40
Molto lento 9,30
Vivo 6,28
Performed by Olaf Ott, Trombone, and
the Deutsche Blaserphilharmonie (Walter Ratzek)

メアジックより「テューバ」「コントラバス」オケスタお手本CD(オーケストラ・スタディ参考演奏 )発売中!

もっと聴きたい! もっと知りたい! もっと吹きたい!
もっと上手くなりたい! もっと楽しみたい!
楽器愛好家・音楽ファンのための“もっとオーケストラ”シリーズ。

オーケストラ作品の各楽器のパート楽譜の参考演奏集、オーケストラスタディの実演資です。各楽器の「もっとオーケストラ!」シリーズ第1弾「もっとテューバ!」はウィーンフィル&ジャーマンブラスのテューバ奏者ワルター・ヒルガース氏も推薦しています。
「オーケストラの各楽器はどのように演奏されているのか?」という楽器愛好家&音楽ファンの「聴いてみたいに応える充実した内容です。

目の前での演奏のようなリアルでクリアなサウンドは、
作曲や編曲の資料、教材、オーディオ機器の比較にも最適!

■「もっとオーケストラ!」シリーズCD
定価2,625円(税込/現在、送料サービス中

発売元:メアジック http://mehrsik.com
販売元:(有)神野浄書技研 Tel:04-7148-7388 Fax:04-7148-7389


◇CD「もっとテューバ!」(発売中) http://mehrsik.com

【演奏者】岩井英二
(フリー奏者 第9回日本管打楽器コンクール1位)

 1968年生まれ。12歳よりテューバを始める。国立音楽大学音楽学部に入学後,第6回日本管打楽器コンクールテューバ部門第2位入賞。1991年,同大学を首席にて卒業(矢田部賞を受賞),卒業演奏会に出演。読売新人演奏会,ヤマハ新人演奏会,国立音楽大学同調会新人演奏会などに出演。第9回日本管打楽器コンクールテューバ部門第1位を受賞。1993年,東京コンセルヴァトワール尚美ディプロマコースを首席にて卒業(赤松賞を受賞)。

 1994年,安田生命クオリティオブライフ文化財団奨学金を得てドイツ留学。ハンブルク音楽・演劇大学,ワイマール・フランツリスト音楽大学でテューバと室内楽を学ぶ。2003年8月帰国。今までにエキストラ奏者として,NHK交響楽団,東京フィルハーモニー交響楽団,東京交響楽団,東京シティフィルハーモニック管弦楽団,新日本フィルハーモニー交響楽団,群馬交響楽団などで演奏。
これまでにテューバを稲川榮一氏,ワルター・ヒルガース氏,安元弘行氏,故 大石清氏に師事。
9年におよぶドイツ留学の帰国後,日本とドイツの両スタイルに精通したバイリンガル・プレイヤーとして,また現在もっとも信頼のおけるテューバ奏者のひとりとして,首都圏のオーケストラで活躍中。

【収録曲】
ベルリオーズ(ラコッツイ行進曲 幻想交響曲)
ブラームス(交響曲 第2番 大学祝典序曲 ドイツ・レクイエム)
ブルックナー(交響曲 第4番 第7番 )
ドリーブ(コッペリア)
ドボルザーク(交響曲 第8番 謝肉祭)
エルガー(行進曲《威風堂々》第1番)
フランク(交響曲 ニ短調)
ガーシュィン(パリのアメリカ人 ラプソディ・イン・ブルー)
ホルスト(組曲《惑星》より「木星」)
リスト(交響詩《レ・プレリュード》)
マーラー(交響曲 第1番 交響曲 第5番)
メンデルスゾーン(劇音楽《真夏の夜の夢》より「序曲」「結婚行進曲」)
ムソルグスキー(組曲《展覧会の絵》 組曲《展覧会の絵》より「ビドロ」)交響詩《禿山の一夜》)
レスピーギ(交響詩《ローマの噴水》)
リムスキー・コルサコフ(交響組曲《シェエラザード》)
スメタナ(交響詩《我が祖国》より「モルダウ」)
R・シュトラウス(交響詩《英雄の生涯》 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》 交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》 交響詩《ドン・キホーテ》
チャイコフスキー(交響曲 第4番  第5番 第6番 祝典序曲《1812年》 バレエ音楽《白鳥の湖》)ヴェルディ(歌劇《運命の力》より「序曲」 歌劇《椿姫》より「乾杯の歌」)
ワグナー(楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第1幕への前奏曲 歌劇《ローエングリン》より第3幕への前奏曲 楽劇《ワルキューレ》より第3幕冒頭)
(収録時間 68分03秒)

◇CD「もっとコントラバス!」(発売中)
http://mehrsik.com

【演奏者】岡本義輝
(東京フィルハーモニー交響楽団 Cb奏者)

 12歳よりコントラバスを始める。1988年千葉大学工学部入学と同時に同大学管弦楽団に入団。「オーケストラの中でのコントラバス」の演奏を始める。後に更に夢が膨らみ,「プロのコントラバス奏者」への道を目指す。1994年東京藝術大学音楽部入学。在学中よりソロ演奏,室内楽,各地のプロオーケストラへのエキストラ奏者としての参加等,活発な活動をする。また,フィンランドのクオピオ市立交響楽団の日本公演にも出演。1998年同大学卒業。その年の11月に新星日本交響楽団へ入団。2001年より東京フィルハーモニー交響楽団奏者として現在に至る。他に,セプトニス千葉での首席奏者としての参加,コントラバス・アンサンブルの活動や,千葉少年少女オーケストラや県立千葉高校管弦楽部などでトレーナーとしてアマチュアへの指導も各地で意欲的に行なっている。

 これまでにコントラバスを,相葉武久,故 江口朝彦,永島義男,ツォルト・ティバイの各氏に師事。

【収録曲】
バッハ(管弦楽曲第2番)
ハイドン(交響曲第45番4楽章)
モーツァルト(歌劇《魔笛》より「序曲」 アイネ・クライネ・ナハトムジーク1・3楽章)
ベートーヴェン(交響曲第5番2・3楽章 交響曲第9番《合唱付》4楽章)
シューベルト(交響曲第7番《未完成》1・2楽章)
ベルリオーズ(幻想交響曲3・4・5楽章)
ヴェルディ(歌劇《運命の力》より「序曲」) ワグナー(楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第1幕への前奏曲 楽劇《ワルキューレ》より第3幕冒
頭)
スメタナ(交響詩《我が祖国》より「モルダウ」) ブラームス(大学祝典序曲)
ビゼー(《アルルの女》第1組曲「序曲」「メヌエット」第2組曲「パストラーレ」「ファランドール」)
チャイコフスキー(幻想序曲《ロメオとジュリエット》 交響曲第4番1・3・4楽章 交響曲第6番《悲愴》1・3・4楽章)
ドヴォルザーク(交響曲第8番 1・4楽章 交響曲第9番《新世界より》1~4楽章)
グリーグ(付随音楽《ペール・ギュント》第1組曲「朝」「オーゼの死」「山の魔王の宮殿」
マーラー(交響曲第1番1~4楽章)
(収録時間 67分54秒)

Q:音質が信じられないくらい悪いんです

Q:テューバ担当の1年生なんですが、
とにかく信じられないくらい音質が悪いことに
とても悩んでいます。

・低音→小刻みに揺れている(「ボボボボ」というふうに)。

・中音→細くて「ビー」というかたい音

・高音→つまっている、こもっている

先生には「音になっていない」と言われました。
力は入っていません(高音域は多少入りますが)。

何か大きな原因があるのかと思うのですが
それがなんなのか全く分かりません。(PN:マツハナ)


A:バンドの要のテューバを任されているのですね。

力は入っていないということですので、
楽器の構え方、マウスピースと口のジョイント位置、
息の関係、唇の状態などをチェックしてみましょう。

1. 楽器の構え

前屈みになっていませんか?
右手(腕)が楽器を抱え込みていませんか?
両手または片手でだけで楽器をもって構えていませんか?

2. マウスピースと口のジョイント

マウスピースが吹いている時ずれたり、
動いたりしないよう安定した状態にありますか?
マウスパイプが息の出す方向の延長にきちんとありますか?

3. 息

たっぷり吸って、途切れなく連続して一定の量、
スピード、圧力の息を楽器に送っていますか?
ノドや口の奥に力が入っていまえせんか?
ブレス時に深くしっかりしてますか?

4. 唇

引きすぎていませんか?
アパーチュア(唇を閉じて息を出すときの中央にできる穴の形)が
変形、または狭くありませんか?
出す息に対して、唇の周りの筋肉で支えられていますか?

回答:五十嵐 清

Q:響きを残して音を切る方法

Q:こんにちは。以前、前ほっぺが膨らむことで相談したチューバ吹きの1年生です。
あれから練習して、ほっぺが膨らまなくなりました! ありがとうございました。

今回は、ほかの事で質問があります。
音の最後で「響きを残して切れ」といわれるんですが、どうしてもブチって切れてしまうんです。普段から音が響いてないとかも言われがちで・・・。
なので、音が響く方法と響きを残して切る方法を教えてください。よろしくお願いします! (ハセダ)


A:前回のアドバイスを実行してくれてありがとう。効果が出てきたこと、嬉しいです。

今回は、音の響きの問題ですね。

1)響かせる方法

・立ち上がりのよい発音をする

・息をたっぷり使い、楽譜の音符の長さ分しっかり息のスピード、圧力を保ち吹奏する。

・のどの奥を開け、気道を確保し、口の中の容積を保てるような、舌の位置を会得する。(/a/ 、/o/、/u/)の口の中の発音

・お腹の支えをしっかりする。

 この方法でロングトーンの練習を重ね、倍音の豊かな音を会得し、楽曲に応用する。

2)響きを残す方法

・音の処理(リリース)を指定の音符の長さ分吹いたのち、「n」(エンヌ)の発音を口の中で息圧を増しておこなう。長さは楽曲やフレーズにより異なるので、十分研究する。

・音を飲み込まず、お腹を支えたまま、空気中に放つイメージで楽器に息を送りこむ。

・次の音の頭まで息はコントロールして入れ続ける。

全て一様に響きを残さず、フレーズの最後に「響かせ、響きを残す方法」をとるといいと思います。

回答:五十嵐 清