カラヤンとアバドのベルリン・フィル黄金時代に首席オーボエ奏者をつとめた名手シェレンベルガーと国際派ピアニスト小菅優がチャリティ・デュオ・リサイタルを10月25日(月)に東京・ヤマハホールで開催する。
当日のプログラムは、シューマン「3つのロマンス」、サン=サーンス「オーボエ・ソナタOp.199」、シューマン「幻想小曲集Op.12より(ピアノ・ソロ)ほか。
なお、この公演のチケット収入の一部と公演当日の募金は“RESTART JAPANファンド”に寄付される。
詳細はこちら>>>http://www.smf.or.jp/charity/duo/
■シェレンベルガー×小菅優
チャリティ・デュオ・リサイタル
【日時】2011年10月25日(月) 開場 18:30 、開演 19:00
【会場】ヤマハホール
【交通】東京メトロ銀座線・日比谷線「銀座駅」A3出口徒歩5分、
銀座線「新橋駅」1番出口徒歩5分
【料金】SS席\10000、S席\8000、A席¥6000
※SS席は限定35席:終演後ロビーにて出演者との交流会(ワンドリンク有)付。
【プログラム】
○R.シューマン:3つのロマンスOp.94
○R.シューマン:幻想小曲集Op.12より 〔ピアノ・ソロ〕
○R.シューマン:幻想小曲集Op.73〈オーボエ・ダモーレ版〉
○サン=サーンス:オーボエ・ソナタOp.199
○ショパン:バラード第4番 Op.52 〔ピアノ・ソロ〕
○プーランク:オーボエ・ソナタFP.185」
【問い合わせ】担当者:荒生昌彦
TEL:03-3261-9831/FAX:03-3261-9898
E-Mail masahiko.arao@sonymusic.co.jp
HomePage http://www.smf.or.jp/charity/duo/
■ハンスイェルク・シェレンベルガー氏からのメッセージ
この公演に際し、今回の地震、津波、原発問題で被災された日本のすべての皆様、特に若い方々へ、私の深い思いをお伝えしたいと思います。個人的にも、また、他の人々を代表して。この運命へ立ち向う、皆様のその無限大な力に敬意を表します。
音楽は、世界中で受け入れられる他に類なき性質を持つだけでなく、たくさんの名曲とともに、日本中が、特に若い世代の方々が、この状況を乗り越えるため、新しい未来に向けての更なる力を持つための手助けとなる、希望、癒し、文化的価値をお届け出来る芸術です。私は優と共に、すべての皆さま方と共にいられること、皆様に私たちの音楽をお届けできることを幸せに思います。
■小菅 優氏からのメッセージ
私は震災のとき、東京にいました。長かった揺れは勿論怖かったですが、テレビで見た破壊されていく数々の街の映像は大変ショックで、しばらく気持ちが暗くなってしまいました。でも被災者の方々が勇敢に闘っている中、くよくよしている場合ではないと思い、音楽家としてできることはないのかといろいろ考えていました。
私は日本を離れて長くなりますが、私にとって日本は祖国であり、この美しい国、文化や人々をとても大切にしたいと思っています。今回のことでも日本人の助け合おうとする心にとても感動しました。今回素晴らしい音楽家であるシェレンベルガー氏と共に、皆様と音楽を分かち合えることを大変嬉しく思っております。
コンサートでピアノを弾くことによって私も音楽からたくさんの希望をもらい、音楽の力によって未来に向かって肯定的な姿勢になれる気がします。皆様にもその力を伝えることができたらとても幸せです。
(2011.09.05)