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■アレキサンダー・ホルン・アンサンブル・ジャパンのCD「ジュピター」がリマスタリングで発売

アレキサンダー社(独)のホルンを愛奏している10人のホルニストにより1999年に結成されたアレキサンダー・ホルン・アンサンブル・ジャパンのCD「ジュピター」がマイスター・ミュージックより13年振りにリマスターを施されて発売された。

収録されているのはホルストの「木星組曲『惑星』より」やボザの「森にて」をはじめ、同バンドの委嘱で書かれたケリー・ターナーの「ダブリンの幽霊」など全6曲。

■ジュピター 

演奏:アレキサンダー・ホルン・アンサンブル・ジャパン
(ALEXANDER HORN ENSEMBLE JAPAN)

阿部雅人(Masato Abe)
有馬純晴(Sumiharu Arima)
伊藤泰世(Yasuyo Ito)
今井仁志(Hitoshi Imai)
大東 周(Syu Ohigashi)
勝俣 泰(Yasushi Katsumata)
金子典樹(Noriki Kaneko)
西條貴人(Takato Saijo)
竹村淳司(Junji Takemura)
久永重明(Shigeaki Hisanaga)
和田博史(Hiroshi Wada)

ティンパニ:安藤芳広(Yoshihiro Ando)

【収録曲】

  1. ジークフリートのラインへの旅 『神々のたそがれ』より
    /リヒャルト・ワーグナー(arr. ─) (10重奏) 【13:17】
    Siegfrieds Rheinfahrt, Go¨tterda¨mmerung/Richard Wagner(arr. Hidetake Konoe)

  2. 木星組曲『惑星』より/グスタフ・ホルスト(arr. 有馬純晴) (10重奏) 【8:22】
    Jupiter, Suite “The planets” op. 32/Gustav Holst(arr. Sumiharu Arima)

  3. 『フィガロの結婚』序曲
    /ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(arr. 有馬純晴) (8重奏) 【4:57】
    Overture, Opera “Le nozze di Figaro”/Wolfgang Amadeus Mozart(arr. Sumiharu Arima)

  4. ダブリンの幽霊 [ 委嘱作品 ] /ケリー・ターナー (8重奏) 【10:05】
    The Ghosts of Dublin/Kerry Turner

  5. 森にて/ウジェーヌ・ボザ(arr. ─) (5重奏) 【7:08】
    En Foret/Eugene Bozza(arr. Kiwamu Hoshino)

  6. 4本のホルンのための協奏曲/ウォルター・パーキンス 【14:31】
    Concerto for Four Horns/Walter Perkins

I. Introduction and Fanfare 【2:02】
II. Burlesque 【2:11】
III. Tarantella 【2:25】
IV. Dialogue 【4:37】
V. Eastern Dances 【3:16】

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https://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4345/

■神奈川フィルの首席ホルン奏者・豊田実加の1stソロ・アルバムLe Lien(ル・リアン)が発売

神奈川フィルの首席ホルン奏者・豊田実加の1stソロ・アルバムLe Lien(ル・リアン)がフォンテックより発売される。

収録されているのは、ジャック・イベールの「物語」より、ギヨーム・バレイの「シャンソン・ドゥ・フォレスティエ」など、近代フランス音楽の“隠れた佳品”が並ぶ。ソリストとしても活躍するピアニスト・大野真由子とのアンサンブルにも注目だ。

■Le Lien(ル・リアン)
豊田実加

・ホルン:豊田実加(Mika Toyoda)
・ピアノ:大野真由子(Mayuko Ohno)

【収録曲】

  1. シャンソン・ドゥ・フォレスティエ/ギヨーム・バレイ
    Chanson du Forestier/Guillaume Balay

  2. セゾン/ジョルジュ・バルボトゥ

  3. ホルン・ソナタ Op.70/シャルル・ケクラン
    Horn Sonata, Op. 70/Charles Koechlin

  4. カプリース/ロベール・プラネル
    Caprice/Robert Planel

  5. 「物語」より/ジャック・イベール(arr. 大橋晃一)
    第2曲 小さな白いろば
    第4曲 おてんば娘
    第6曲 廃墟の宮殿
    第7曲 机の下で
    第8曲 水晶の籠
    第10曲 バルキス女王の行列

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http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4255/

 

■完璧なホルンのテクニックが魅せるヒンデミットの世界! ラデク・バボラークの新CD「ヒンデミット:ホルン・ソナタ」が発売

世界一のホルニストとして知られラデク・バボラークによるヒンデミット・アルバムがついに登場。収録曲は、どれも難曲として知られているものばかりで、その難しさゆえに演奏機会少ないが、それを軽やかに吹ききるテクニックは、バボラークにしかできない神業だ。ピアノ伴奏は菊池洋子。

■ヒンデミット:ホルン・ソナタ 他 
ラデク・バボラーク(ホルン)
菊池洋子(ピアノ)

【収録曲】

  • ホルン・ソナタ ヘ長調/パウル・ヒンデミット
  • アルトホルン・ソナタ 変ホ長調/パウル・ヒンデミット
  • ホルン協奏曲/パウル・ヒンデミット
  • 12のモノディーより ノクターン 作品213/ケクラン
  • モノディー 作品218bis/ケクラン

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ホルン協奏曲<ピアノ伴奏版>(作曲:ベルト・アッぺルモント)

この『ホルン協奏曲』は、スペインのホルン奏者ミゲル・マルティネス・メヒアスとセントロ・インストルクティヴォ・ムシカ・ラ・アルモニカ・デ・ブニョール交響吹奏楽団の委嘱で書かれ、2011年11月19日、ブニョールで行われた同楽団のコンサートで作曲者自身の指揮で初演された。これは、そのピアノ伴奏バージョン。

“サラバンド”~“トッカータ”~“ロマンス”~“フィナーレ”の4つの楽章で構成され、全体は休みなく一気に演奏される。

■Concerto for Horn and Band
Bert Appermont

・グレード:
・作曲:ベルト・アッペルモント (Bert Appermont)
・TIME:約21分00秒
・出版:ベリアト・ミュージック(Beriato Music)
・分類:販売譜 (ユーフォニアム&ピアノ譜セット)

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http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/en-81228/

【吹奏楽伴奏版をBPショップでチェックする】
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■オリヴァー・ヴェースピ:アウディヴィ・メディア・ノクテ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-2983/

▼演奏は吹奏楽伴奏版

第29回日本管打楽器コンクール、結果

 第29回日本管打楽器コンクールが8月19日(日)から25日(土)にわたって開催された。今年の開催部門はフルート、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアムの4つで、成績は以下の通りとなった。

 なお、8月30日(木)午後5時から文京シビック大ホール(東京都文京区春日1-16-22)において、受賞者の表彰式と特別大賞演奏会が行われる。共演は東京ニューシティ管弦楽団、指揮は渡邊一正。

【フルート部門】
1位:松木さや
2位:押部朋子
3位:多久和怜子
入選:八木瑛子
入選:知久 翔

【ユーフォニアム部門】
1位:該当者なし
2位:小久保まい
3位:武藤 卓
入選:髙橋美奈子
入選:岩満貴大
入選:齋藤由美子

【トロンボーン部門】
1位:東川暁洋
2位:星野舞子
3位:菅原 薫
入選:上田智美
入選:今村岳志

【ホルン部門】
1位:HONG PARK KIM
2位:根本めぐみ
3位:小川 敦
入選:濱地 宗
入選:田島花林

■審査員による得点など詳細
http://www.jmecps.or.jp/pdf/fainal.pdf

■日本音楽教育文化振興会
http://www.jmecps.or.jp/

(2012.08.29)

Q:口が痛くなって5分以上吹き続けられない

Q:ホルン大好き中学3年生です。
教えて欲しいことが3つあります。

1つめは、
全体合奏の時にコンクール曲を練習しているのですが、
休みの小節がなくて、
5分間ぐらいぶっつづけで吹いていると、
口が痛くなり、音(特に高い音)を出すのが
困難になってしまいます。
どうすればいいのでしょうか?

何か口のトレーニングを
した方がいいのでしょうか?(PN:ホルン吹き)


A:唇も生身です。実際に疲れてくるのは、

口輪筋という口の周りの筋肉です。

そして、柔らかい唇に堅いマウスピースを押しつける。
柔軟性がなくなり、血行障害がおき、
唇のダメージがで出てくる。

対処法としては、

ロングトーンやインターバル、
音階練習をきちんとした正しい姿勢、呼吸、
アンブシュアで続けいくしかありません。

疲れる前に、
違和感を覚える前に唇を休めてから、再度練習する。
その持続性を少しずつ長くしていく。

楽器を吹かずに休んでいる時に
楽曲研究や譜読みをして、
無駄のない練習時間を組み立てる。

回答:五十嵐 清

Q:楽器がなくても家でできる練習

Q:こんにちは!神奈川県在住のホルン吹きです。
楽器がなくても、家など、暇な時間等に出来る練習などはありませんか?  譜読みやマッピ以外にも、何かやりたいのですが、良い方法などないでしょうか?
今、地震の影響で、部活が出来ない状態なのですが、体がなまらないためにも、何かやりたいのです。

金管がやれること
木管がやれること
パーカッションがやれること

出来る内容を教えていただけるとうれしいです。


 この度の東日本大震災で被災されました方々対してお悔やみとお見舞いを申し上げます。
吹奏楽関係者でも多くの方が被災されたてしまいましたこと心痛な思いです。くれぐれもご自愛いただき、一日も早く復興されることを心からお祈り申し上げます。

 今回の質問は、あくまでも天災や事故など特定の要素で長期間、部活ができない、または楽器が吹けないとという状態ではなく、楽器がなくてもできる練習方法をお話します。

神奈川県在住のホルン吹きさんが、今楽器がなくても楽器を吹きたい、上達したい、という「~したい」という、その気持ちがとても大切です。
自分から率先して考える、実行する。やらせれているのでなく、自分の意志でやっていくことが、一番大切なことと思います。

【共通してやれることとして】

・教科の予習復習をして、楽器が吹けるようになった時、練習に集中できる環境を作る。
・家の手伝いや自分の身の回りの整理などして環境と普段からお世話になっている家族へ感謝の気持ちを実行する。
・楽典や作者研究や時代背景などの調べて、音楽教養を蓄積する。
・楽譜、特にスコアを研究し、他パートの動きなどを把握する。
・「声に出して」楽曲を歌って、細かく吟味していく(音程、リズム、ブレス、フ
レージングを特にチェック)

【金管楽器】
・マウスピース練習

【木管楽器】
・運指練習、スムーズな替え指チェック

【打楽器】
・声上げリズム打ち
・スティック基礎練習

是非実行してください。

回答:五十嵐 清

Q:音ミスを減らす練習方法を教えてください

Q:ホルンを吹いている高校生です。吹いていて音ミスが多いことに悩んでいます。

中学校ではテューバをやっていましたが、やわらかくて力強い音色が大好きで高校ではホルンを選びました。
中学の吹奏楽部で、合奏でホルンが音を外していつも注意されていて、「またホルンだ…」と思われているのを見ていたので、私は必死に練習してホルンが上手くなりたい、という気持ちを強く持っていました。
そういう自分も同じホルン・パートの子も音ミスが多くて合奏で目立ってしまっているので、どうにかしたいと思っています。どんな練習していけば良いでしょうか? (E・K)


A:ホルンはいろいろな音色を持っている、とても魅力あふれる楽器ですね。
 ソロでの演奏も魅力的ですが、吹奏楽、オーケストラ、金管アンサンブル、木管五重奏というように多彩に活躍しています。

 どれもが、楽器間のジョイントやコミュニケーションといった、ホルン独特の音色、音域などを十分に引き出せる役割で活躍しています。

 それだけ、いろいろなことができるので倍音も多く、一つの指使いでも口の形、息のコントロールやアンブシュアーで何通りでも音が出ます。
また一つの音をいろいろな指使いでも出せる素晴らしい特徴があります。
 しかしこれが、悪い方向に作用すると、自分で吹こうとしている音以外の音を出してしまう、「音ミス」を誘発してしまいます。

 改善方法としては、ソルフェージュをしてしっかり音符を読み、とくに音程を歌い、出したい音をしっかりイメージしてから楽器に息を吹き込み楽器の音を出す練習を繰り返し行います。
 その音が出せるようにはじめはアンブシュアなどを確実にセットアップして、ゆっくりから、ブレスして出せるようにして、のちに瞬時でのレスポンスを早くしていく訓練をしてみましょう。

 管の長さを長くして、倍音を多く含んだ低音を演奏する時は「F管」を使い、管の長さ短くし、倍音列を少なくし、高音を当てやすくするための「B♭管」とを使い分けるといいと思います。

 では魅力溢れるホルンの音色を奏でられるように、がんばってください。

回答:五十嵐 清

Q:音がゆれてしまう。改善方法は?

Q:ホルンを吹いています。ホルンは高校から始めて、中学校ではパーカッションをやっていました。
私はホルンを始めてからずっと「音がゆれる」といわれてきました。
改善のために毎日ロングトーンをやっています。
原因は「体のどこかに力が入っている」「しっかりした息が入っていない」といったところだと思うので、力を抜いて、息の練習もするようにしています。
最近は、ホースの先に風船をつけて、それを唇で加えて息を吹き込むという練習を行い、すこし改善しました。
しかし、マウスピースの中の部分の唇が不必要にゆれてしまって、音がゆれてしまいます。それに、アゴも揺れてしまいます。
どのような練習を行えばまっすぐな音がでるようになるでしょうか。口輪筋がついていないのでしょうか。(匿名希望)


質問から本当にホルンが好きで、上手くなりたいということが伝わってきます。自分の問題点をきちんと整理・理解して、色々な方法で改善・努力している姿が目に映ります。

 口輪筋のことも研究しているので、理論的には金管楽器の音の重要なポイントの広義の「口」については理解していると思います。
ホースの先に風船をつけての練習は、見えない息がどのように伝播し、形となってベルから出てくるかがわかるので、いいアイディアと思います。膨らますことを目標目的にすると、唇の振動、バジィングが疎かでも風船だけを膨らませていることになってしましますので注意が必要です。膨らみが持続していることに重きをもって練習して下さい。風船も使用回数により膨れやすくなるので、上手く使って下さい。

 また、息のスピード、圧力、長さ、量、太さ、方向などを総合的にコントロールできる息の支えを会得すること。

チェックして欲しい項目は

1.下唇から顎にかけてのラインが、しっかり固定した状態になっているか?
2.マウスピースへの息の方向が下顎に向けてのイメージで吹き込まれているか?
3.2.の息の吹き込み方向に楽器のマウスパイプが直線的にあるか?
4.右手の位置が正しいか?
5.シラブルと音のレスポンスが上手く対応しているか?
6.音の立ち上がりが的確か?

 です。

 ロングトーンだけでなく、リップスラー、スラー、2拍伸ばし休符後4拍伸ばしなどレスポンス、タンギング、スタッカートの練習など、口輪筋(口の周りの筋肉)がやや痛くなるまで練習をして鍛えてください。

回答:五十嵐 清

Q:呼吸法のトレーニングについて

Q:ホルンを吹いている高校2年生です。今の時期は基礎練習の時間がたくさん取れるので日々頑張っています。しかし、なかなか大きな音がでないし、息も続きません。こんな時期だからこそマスターしたいと思っているので、いい呼吸法を教えてください。


A:基礎練習の大切さを分かっていることは素晴らしいです!

必ず毎日短時間でもいいので是非頑張って続けて下さい。

そして、呼吸法は管楽器奏者にとって大変重要な基本テクニックです。
呼吸法と聞くと「腹式呼吸」。腹式呼吸では「横隔膜」を使って・・・??なんて難しく考えてしまいますが、あまり難しく考えずに、楽器を吹くためには、普段生活しているより、意識的に沢山空気を肺に入れ込む、そしてコントロールして吹奏すると考えて下さい。

それでは実際に練習してみましょう。

【1】身体をリラックスして、頭をしっかり背骨の上に乗せるイメージで、喉に力を入れず空気の塊をを飲み込むようにする。(肩が上がっていないか?上半身が硬くいないか?チェックして下さい。)

【2】空気をお腹の下のほう(ヘソの握りこぶし一つ分下のあたり)に下げていくイメージで吸っていく。(肺が徐々に下の方向に膨らんでいるので、実際にはお腹に入ってはいません。この時横っ腹から腰のあたりが膨れます)

【3】一度支えてから、「スピード、圧力、量、太さ、安定感のある連続した」で吐き出す。(出てくる息には力を入れる。身体には力を入れない!)

【4】普段生活している状態の息の残量になったら、再度吸う。

ここで、

 吸う=肺の容積を増す→容積が増す→頭は下がる
吐く=肺の下側を押し上げていく→頭は上がる。

を間違わないようにして下さい。

上の項目の1~4を拍数を決め(実際には変化させ)で色々なパターンで「吸う」「支え」「吐く」を繰り返し練習して下さい。

吐く息のイメージが分かりにくいので、

【1】ティッシュを壁に貼り付けているように、息を出している間静止させる。
【2】/Su/の発音(摩擦音)を使い、出す息に音を混ざらせる。
【3】ストローと1L紙パック(牛乳パックなど)を用意して、呼吸法の練習をする(映画スイングガールズでは2Lペットボトルでやっていました)

などの方法もあります。

ぜひとも楽曲のイメージに合う、自分の意志のある息を楽器に吹奏する。
「音に心を、自分の心で」演奏して下さい。

回答:五十嵐 清