マニア垂涎の超激烈レア・アルバム! ギャルド・レピュブリケーヌ~幻想序曲「ロメオとジュリエット」

 ウィンド・ミュージック・ファンだけでなく、一般のクラシック・ファンにも、常にその動向が注目されるフランスの名門吹奏楽団ギャルド・レピュブリケーヌ!

 主要メンバーをパリ音楽院出身者で固め、ミリタリー・バンドでありながらシンフォニック・バンドとして世界的な名声を誇り、各国に演奏旅行を実施。1961年の初来日時に日本の吹奏楽界に与えた衝撃も計り知れないほど巨大なものだった。

 このアルバムは、1990年、この吹奏楽団の元楽員や現楽員たちで構成される“ギャルド楽友協会(Amicale des Musiciens de la Garde Republicaine)”が制作したもの!

一部がCBSの販売ルートを通じてフランス国内で販売されたが、レコード会社主導ではなく、基本的に限りなく“自主制作盤”に近い性格のアルバムだけに、当然のことながら、プレスは1回限り!!

 数ある“ギャルド”のCDの中でも、マニア垂涎の超激烈レア・アルバムとなっている!

 収録曲はすべて、キャルドが1970年代に仏ディエス・レーベルに録音した4枚のLPレコードのアナログ音源がオリジナル・ソース。

 指揮は、1973年1月1日、この楽団の指揮者(シェフ・ドゥ・ミュジーク)に就任し、1997年までその任にあたったロジェ・ブートリーだ!

 楽器編成やレパートリーの刷新など、この楽団に数々の音楽的変革をもたらした人物で、このCDに収録されている楽曲の録音でも、1曲をのぞき、他のすべての曲の吹奏楽トランスクライブを行なっている。

 余談ながら、ブートリーが新しいトランスをつぎつぎと準備していったのには、楽器編成の刷新以外にも、ギャルドが過去のセーヌ河の氾濫や戦禍で多くの貴重な楽譜を失っていたというウラ事情もあった。

 アルバムには、ロシア、ドイツ、フランスのクラシックの名曲が収められている!

 冒頭を飾るロシアの名曲、ボロディンの歌劇『イーゴリ公』から“だったん人の踊り”、ムソルグスキーの『禿山の一夜』、リムスキー=コルサコフの『熊蜂の飛行』、チャイコフスキーの幻想序曲『ロメオとジュリエット』の4曲は、“シャルル・クロ・ディスク大賞1974”を受賞したブートリー指揮の初LPアルバム「ロシア名曲集(LES CHEFS-D’CEUVRE DE LA MUSIQUE RUSSE)」を1曲もカットすることなく、そっくりそのまま収録したものだ。

 いずれも吹奏楽の世界でもよく演奏されるおなじみの音楽だが、ここに聴くギャルド木管群が醸し出すハーモニーの美しさ、一糸乱れぬ高度なアンサンブルなどは、まさしく世界最高レベル!

 大編成ウィンド・オーケストラの1つの理想像がここにある!

 そして、より室内楽的なアプローチで繊細な造形美が感じられるバッハの2曲、『主よ、人の望みの喜びよ』『シチリアーノ』がそれにつづく!こちらは、1977年の録音だ!

 ビゼーの『アルルの女』は、前年の1976年の録音で、第1組曲から“メヌエット”と“アダージェット”、第2組曲から“ファランドール”の3曲が愉しめる!また、アルバムのラストを飾る同じくビゼーの『カルメン』とアーンの『シブレット』は、1978年の“序曲・前奏曲集”からピックアップされたもの。

 こういったフランスものでは、フランス人特有の洒落っ気のあるエスプリが音楽から染み出てくる。

 アルバム全体にフランスの香り漂う、すばらしいクラシック音楽集!

 元になった4枚のLPレコードは、1970年代当時、ライセンスを得た日本フォノグラム(Philips)から日本盤LPも発売されたが、結局、日本でのCD化はなし。

 ここに紹介するギャルド楽友協会制作盤が、地球上で唯一のCDとなった!!

 今回、奇跡的に出土したこのアルバムが今後再出土するかどうかは、もはや神のみぞ知る!!

 コアなギャルド・ファンは、この機会をゼッタイ見逃さないで欲しい!

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http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3845/

【他の“ギャルド・レピュブリケーヌ”のCDやDVDをチェックする】

【ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団】
フランス共和国が世界に誇る“大統領直属”の軍楽隊。1848年、金管と打楽器による12名でスタート。次第に吹奏楽団としての形態を整えていき、1880年代半ばまでに、75名の陣容にまで拡充されている。世界各国に演奏旅行を行ない、交響吹奏楽団として世界的名声を誇る。フローラン・シュミットの「ディオニソスの祭り」やポール・フォーシェの「交響曲」など、時代を代表する作曲家たちがこの吹奏楽団のためにこぞってオリジナル作品を書いている。以前は、指揮者を含め、全員がパリ音楽院で1等賞を得て卒業した音楽家で構成されていたが、現在でも8割近くが同音楽院出身者で占められている。弦楽セクションも合わせ持ち、オーケストラ演奏も可能。フランス管楽器界の中心的存在として活躍が続いている。1961年の初来日以来、度重なる日本公演で国内にも多くのファンをもっている。

2007年秋に大きな話題となったパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の日本公演ライブがNHK「芸術劇場」(9月19日)で放送される! 見逃すな!

2007年11月3日に東京国際フォーラムホールAで行われたパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の日本公演の模様がNHK「芸術劇場」で放送される。プログラムはベルリオーズの「ローマの謝肉祭」やラヴェルの「ダフニスとクロエ組曲第2番」など、日本での人気の高い作品がズラリ。しっかりHDレコーダーに録画して、永久保存しちゃいましょう。放送は2008年 9月19日(金) 午後10:40~午後11:49。

【チャンネル】:教育/デジタル教育1
【放送日】2008年 9月19日(金)
【放送時間】午後10:40~午後11:49(69分)

■パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団(日本公演)

【演奏】パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
【指揮】フランソア・ブーランジェ
序曲“ローマの謝肉祭”作品9:ベルリオーズ(デュポン編曲)
ダフニスとクロエ組曲第2番:ラヴェル作曲(ブラン編曲)
カルメン組曲第1番から
アラゴネーズ、アルカラの竜騎兵、間奏曲、闘牛士:ビゼー作曲(デュポン編曲)
バレエ音楽「ラ・ヴァルス」:ラヴェル(ブーランジェ編曲)
ボレロ:ラヴェル(デュポン編曲)
くまばちは飛ぶ:リムスキー・コルサコフ(ブートリー編曲)

【NHKオンライン】http://www.nhk.or.jp/


【ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団】

■レスピーギ:ローマの松/ ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1142/

■組曲「展覧会の絵」/ ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1218/

■アルテルナンシス/Alternances/ ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0623/

■ドゥ・リスト・ア・ヌガロ(リストからヌガロまで)/
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1362/

■R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」(全曲)/
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1298/

■ラヴェル:ボレロ/
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-1344/

NHK-FMで、幻の「ギャルド1961年来日公演ライヴ」放送決定!!(NHK-FM 3月21日(水・祝)13時~25時)

 すでにご存知の方も多いと思うけど、来る3月21日(水・祝)、NHK-FMで、13時~25時までの12時間にわたって、「今日は一日吹奏楽三昧」という革命的なワイド・ナマ番組が放送される。

 ゲストに指揮者の佐渡裕や、サックス奏者の須川展也を迎えて、インタビューをしながら12時間、ぶっ続けで吹奏楽曲だけを流すという、もう、血管ぶち切れそうな番組。

 全体の内容は、今後ご紹介するとして、驚きなのは、この中で、フランスの名門軍楽隊「ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団」が、1961年に初来日した時の、東京文化会館での演奏会、幻のライヴ・テープが放送されるってこと!

 何が驚きって、日本の吹奏楽は、この1961年ギャルド来日をきっかけに、大きく変わったんだ。

 当時のギャルドは、サクソルン属楽器がたくさんあって(いまは、もうない)、音色がすごくまろやか、倍音たっぷりでオーケストラみたいだった。

 で、そんな吹奏楽団が日本に来て、ラヴェルやドビュッシー、バッハなんかをすら~っと演奏しちゃったもんだから、もうみんなビックリ仰天。マーチばっかり演奏していた日本のアマチュア・バンドたちは、「俺たちもやるぞー!」って、新しい世界に飛び込んで行ったんだね。

 彼らは、この時、日本全国8ヶ所でコンサートを開催。全日本吹奏楽コンクール全国大会にも来て、特別演奏を披露してくれたんだ。

 で、今回、NHK内で発見されたテープは、上野の東京文化会館で開催された2回のコンサートのうちの、Bプロほぼ全曲分みたいだ。よくぞ残っていたもんだね! もちろん、CDにもLPにもなっていないはず。NHK様、感謝感激雨あられ、受信料払ってる分、ちゃんと素晴らしいことやってくれるんだね~!(みんなも、一応、払いなさいよ!)

 曲目詳細に関しては、さらに詳しい情報が入り次第、またお知らせします。放送時間は、19時過ぎくらいからになるらしいけど、何しろ12時間ナマ放送の中のワンコーナーなので、前後することも十分ありえる。

 もう当日は、どこにも行かずにFM放送に耳を傾けてるしかないね!


■ちなみに、当時のプログラムはこんな感じでした (待て、続報!)

1961年11月11日(土) 東京文化会館

1.ローマの謝肉祭

2.ハンガリー狂詩曲第2番

3.大空

4.禿げ山の一夜

5.ローマの松

6.アルルの女第2組曲から

7.ボレロ

8.ウィリアム・テル序曲

指揮:フランソワ・ジュリアン・ブラン少佐(1,2,5,6,7,8)
須磨洋朔(3,4)

演奏:ギャルド・レプュブリケーヌ吹奏楽団