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■ブラック・ダイク・バンドのCD「アナザー・アンコール」が発売

 2016年に26年ぶりの来日が実現し、4度目となる2017年の日本公演も決定した彼らのナマのステージは、ますます身近なものになっている!!

「アナザー・アンコール」は、スイスのオブラッソ・レーベルとタイアップして企画・制作されたアルバムで、2017年5月から6月にかけ、ブラック・ダイクの準本拠、ウェスト・ヨークシャーのリーズにあるモーリー・タウン・ホールで新録音された。

2013年リリースの「ブラック・ダイク~アンコール」(CD-3037)、2015年の「ブラック・ダイク~モア・アンコール」(CD-3720)につぐシリーズ3枚目のアルバムだ!

ブラスバンドによるエンターテイメント・コンサートがとにかく大好きなスイスでは、スーパー・セールスを誇るシリーズで、1枚目の「ブラック・ダイク~アンコール」は、早くも完売・廃盤!

ブラック・ダイクも、スイス公演では、こういうレパートリーをバンバン演奏する!

指揮は、来日公演でもおなじみの音楽監督ニコラス・チャイルズ!!

アルバムは、ブリリアントなオリジナル、アラン・ファーニーの『スターライト』で幕開けるが、その後の流れは、イギリスの典型的ブラスバンド・コンサートのスタイルで進行し、トラッド、マーチ、ユーロ・ポップなど、ライト感覚あふれる多彩なレパートリーが満載!

とくにポイントが高いのが、ブラック・ダイクが誇るスター・プレイヤーをフィーチャーしたソロ・ピースやデュエット、トリオがたっぷりと愉しめること!!

この内、プリンシパル・コルネットのリチャード・マーシャルは、ニール・セダカの名曲『ソリテア』で情感たっぷりのソロを聴かせたと思えば、アシスタント・プリンシパル・コルネットのマーティン・アーウィン、リピアノ・コルネットのアダム・ニールドとトリオを組んでメキシコ伝承曲『ラス・キャパネカス』、フリューゲルホーンのゾーイ・ハンコックとのデュエット『インポッシブル・ドリーム』、ベテラン・ユーフォニアムのジョン・フレンチとのデュエット『涙』と正しく変幻自在の大活躍!!

マーシャル・ファンには、何とも堪えられない!!

新加入のアダム・ニールドは、ナショナル・チルドレンズ・ブラスバンドのプリンシパルを経てロイヤル・ノーザン音楽カレッジのジュニア・スクールに学ぶ若き才能あるプレイヤーで、わずか17才でブラック・ダイクのリピアノの席に招かれた注目株だ! また、マーティン・アーウィンは、2017年7月にバンドを去ったベンジャミン・リッチェトンに代わってソブラノ・コルネットの席に移ることが発表されている。

その美しいサウンドで日本公演でも多くのファンを獲得したフリューゲルホーンのゾーイ・ハンコックも、『オールウェイズ・オン・マイ・マインド』、『トゥーラ・ババ』の2曲で歌ごころたっぷりのソロを聴かせてくれる。アフリカの子守唄として有名な「トゥーラ・ババ」は、日本人のハートにも響くだろう!

2016年の来日公演後にフォーデンズ・バンドに移籍したギャリ―・カーティンに代わり、ソロ・ユーフォアム奏者となったダニエル・トーマスのソロ、アラン・ファーニー『カレマ!』も聴き逃せない!

トーマスは、ロイヤル・ノーザン音楽カレッジに学ぶ俊英で、ウェールズの名門トリディガー・タウン・バンドでソロ・ユーフォニアムとして活躍。2016年には、BBCラジオ2の“ヤング・ブラス・ソロ・コンペ”とインターナショナル・テューバ・アンド・ユーフォニアム・カンファレンス(ITEC)の“ブルー・リバンド・ソロイスト・アワード”の両賞に輝いた! ブラック・ダイクの新しい顔として活躍が期待される!

アルバムは、スイスの澄み切った空気をたっぷりと吸い込んだクリストファー・ヴァルターのマーチ『ブラック・ベア』の爽快感あふれるパフォーマンスでフィニッシュ!!

まるでヨーデルを聴くような、とてもいい気分に浸れる!!

アットホームなレパートリーをリッチなサウンドで聴かせるブラック・ダイクもいい!!

■ブラック・ダイク~アナザー・アンコール
Another Encore/Black Dyke Band

・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド (Black Dyke Band)
・指揮者:ニコラス・チャイルズ (Professor Nicholas J. Childs)

・録音:2017年5月、6月、Morley Town Hall, (U.K.)
・発売元:オブラッソ (Obrasso)
・発売年:2017年

【収録曲】

  1. スターライト/アラン・ファーニー 【2:09】
    Starlight/Alan Fernie

  2. ホエール/ハワード・ローリマン 【4:53】
    The Whale/Howard Lorriman

  3. イオ・センツァ・テ/ピーター・ラベル (arr. サンディー・スミス) 【3:28】
    Io Senza Te/Peter Reber (arr. Sandy Smith)

  4. スウェイ – キエン・セラ/パブロ・ベルトラン・ルイス (arr. サンディー・スミス) 【2:58】
    Sway – Quien Sera/Pablo Beltran Ruiz (arr. Sandy Smith)

  5. オールウェイズ・オン・マイ・マインド
    /マーク・ジェームズ、ウェイン・カーソン・トンプソン、ジョニー・クリストファー
    (arr. クリストファー・ウォーモルド) 【3:51】
    Always On My Mind/Mark James, Wayne Carson Thompson &
    Johnny Christopher (arr. Christopher Wormald)
    フリューゲルホーン(Flugel Horn):ゾーイ・ハンコック(Zoe Hancock)

  6. ラス・キャパネカス/メキシコ伝承曲 (arr. サンディー・スミス) 【2:23】
    Las Chiapanecas/Traditional Mexican (arr. Sandy Smith)
    コルネット(Cornet):リチャード・マーシャル(Richard Marshall)
    コルネット(Cornet):マーティン・アーウィン(Martin Irwin)
    コルネット(Cornet):アダム・ニールド(Adam Nield)

  7. 村の生活/クリストファー・ヴァルター (arr. サンディー・スミス) 【4:09】
    d’Walt im Dorf ? Village Life/Christoph Walter (arr Sandy Smith)

  8. トリクル・トリクル/クラランス・バセット (arr. サンディー・スミス) 【2:37】
    Trickle Trickle/Clarence Bassett (arr. Sandy Smith)

  9. 涙/フローリアン・アスト (arr. サンディー・スミス) 【4:11】
    Trane – Tears/Florian Ast (arr. Sandy Smith)
    コルネット(Cornet):リチャード・マーシャル(Richard Marshall)
    ユーフォニアム(Euphonium):ジョン・フレンチ(John French)

  10. ベスト・オブ・ポロ・ホファー/ポロ・ホファー (arr. ジルベール・ティンナー) 【6:11】
    The Best of Polo Hofer/Polo Hofer (arr. Gilbert Tinner)

  11. インポッシブル・ドリーム/ミッチ・リー、ジョー・ダーリン(arr. アラン・ファーニー) 【4:09】
    The Impossible Dream/Mitch Leigh & Joe Darin (arr. Alan Fernie)
    コルネット(Cornet):リチャード・マーシャル(Richard Marshall)
    フリューゲルホーン(Flugel Horn):ゾーイ・ハンコック(Zoe Hancock)

  12. キターラ・ロマーナ(ローマン・ギター)/エルド・ディ・ラザロ (arr. ハワード・ローリマン) 【2:36】
    Chitarra Romana ? Roman Guitar/Eldo di Lazzaro (arr. Howard Lorriman)

13, ワンダー・オブ・ユー/(arr. アラン・ファーニー) 【2:37】
The Wonder of You/(arr. Alan Fernie)

  1. ヴィーヴェル・センツァ・テイ(あなたなしで生きるなんて)
    /マリー=ルイーザ・ワース (arr. サンディー・スミス) 【3:16】
    Viver Senza Tei/Marie-Louise Werth (arr. Sandy Smith)

  2. 「雨に唄えば」から“グッド・モーニン”/ (arr. サンディー・スミス) 【3:17】
    Good Mornin’ from Singin’ in the Rain/Nacio Herb Brown (arr. Sandy Smith)

  3. ソリテア/ニール・セダカ & フィリップ・コーディ (arr. ハワード・ローリマン) 【3:42】
    Solitaire/Neil Sedaka & Philip Cody (arr. Howard Lorriman)
    コルネット(Cornet):リチャード・マーシャル(Richard Marshall)

  4. トゥーラ・ババ/アフリカ伝承曲 (arr. アラン・ファーニー) 【4:06】
    Thula Baba/Traditional African (arr. Alan Fernie)

  5. カレマ!/アラン・ファーニー   【2:43】
    Kalema!/Alan Fernie
    ユーフォニアム(Euphonium):ダニエル・ト―マス(Daniel Thomas)

  6. ショータイム/ジャン=ピエール・ハートマン 【4:36】
    Show Time/Jean-Pierre Hartmann

  7. ブラック・ベア/クリストファー・ヴァルター (trs. サンディー・スミス) 【3:40】
    The Black Bear/Christoph Walter (trs. Sandy Smith)

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■ブラック・ダイクの人気スクリーン・レパートリー集、CD「グレート・シネマ・ヒッツ」が発売

「ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし」と謳われるイングランドの名門ブラスバンド“ブラック・ダイク”!

2016年10~11月、26年ぶり3度目の来日が実現!!

翌2017年にも連続して日本公演が企画され、正真正銘ホンモノの“ブラスバンド”として、そのブリリアントなサウンドと高いスキルに裏打ちされた感動を呼ぶパフォーマンスは、ますます身近なものになっている!

「グレート・シネマ・ヒッツ」は、既に完売・廃盤となった3枚のアルバム、「ブラック・ダイク映画音楽ヒット曲集(Black Dyke Plays Greatest Movie Hits)」(2003年リリース)、「ブラック・ダイク映画音楽ヒット曲集Vol.2(Black Dyke Plays Greatest Movie Hits Vol.2)」(2006年リリース)、「ブラック・ダイク~スクリーン・ブロックバスターズ(Screen Blockbusters)」(2009年リリース)からコンピレーションされ、リマスタリングされたベスト・アルバムだ!

オリジナル・リリースは、スイスのオブラッソ・レーベル。

ブラック・ダイクがスクリーンに特化したアルバムを自国イギリスのレーベルにレコーディングすることはほとんどない。しかし、エンターテイメント・コンテスト超大好きのスイスでは、こういう“ポップ乗り”のアルバムがよく企画・制作され、楽譜もつぎつぎと出版される!!

一方のブラック・ダイクも、普段ホームで行っているコンサートでは、シリアスものにまじり、このアルバムに収録されているようなポップ・レパートリーを積極的に取り上げ、それらはコンサートの人気アイテムとなっている。

ブラック・ダイクの人気スクリーン・レパートリー集、それがこのアルバムなのだ!

当然、日本公演で演奏された『ミッション・インポッシブル』のテーマやトロンボーン・トリオがリードする『天使にラブ・ソングを』から“アイ・ウィル・フォロー・ヒム”といったレパートリーも収録されている。会場でナマで聴いた人も多いだろう!

アルバムは、スピード感のある『フック』に始まり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロッキー』『ライオン・キング』『ロビン・フッド』『荒野の7人』など、おなじみのスクリーン・ミュージックがつぎつぎと演奏されていき、エキサイティングな『633爆撃隊』でしめる構成!!

サウンドがいいので、ただ聴き流しているだけでも、とてもいい気分に浸れる!!

録音は、2003、2006、2008年の3年にわたるが、すべてのセッションがイングランドのモーリー・タウン・ホールで行なわれ、録音エンジニアもすべてリチャード・スコットが担当。

アルバム全体の響きにも統一感があり、スイスのトンステューディオ・ランツでリマスターされてサウンドにさらに磨きがかかった!!

指揮は、もちろん音楽監督のニコラス・チャイルズ。

ポップ・レパートリーをリッチなサウンドで聴かせるブラック・ダイクもいい!

ブラック・ダイク~グレート・シネマ・ヒッツ
Great Cinema Hits
Black Dyke Band

【収録曲】

1.「フック」~プロローグ/ジョン・ウィリアムズ (arr. ダーロル・バリー) 【1:26】
Hook~Prologue/John Williams (arr. Darrol Barry)

2.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」メイン・テーマ/アラン・シルベストリ(arr. ダーロル・バリー)【3:06】
Back To The Future:Main Theme/Alan Silvestri(arr. Darrol Barry)

3.「ダンス・ウイズ・ウルヴス」から“ジョン・ダンバーのテーマ”
/マイケル・ケイメン(arr. アラン・ファーニー)
【3:45】
Dances with Wolves:The John Dunbar Theme/Michael Kamen(arr. Alan Fernie)

  1. ベスト・オブ・ジェームズ・ボンド/ジョン・バリー (arr. ダーロル・バリー) 【7:02】
    ロシアより愛をこめて」~「ゴールドフィンガー~007は二度死ぬ」~「ジェームズ・ボンドのテーマ」

    The Best of Bond/John Barry (arr. Darrol Barry)
    From Russia with Love~Goldfinger~You Only Live Twice~The Bond Theme

5.「アウト・オブ・アフリカ」メイン・テーマ/ジョンバリー(arr. アラン・ファーニー)【4:58】
Out of Africa:Main Theme/John Barry(arr.Alan Fernie)

6.「ミッション・インポッシブル」メイン・テーマ/ラロ・シフリン(arr. アラン・ファーニー)【2:27】
Mission Impossible:Main Theme/Lalo Schifrin(arr. Alan Fernie)

7.「クリムゾン・タイド」メイン・テーマ/ハンス・ジマー(arr.クラース・ヴァン・デル・ヴォウデ)【5:31】
Crimson Tide/Hans Zimmer(arr.Klaas van der Woude)

8.「ハワイ5-O」メイン・テーマ/モートン・スティーヴンス (arr. ピーター・ラトニク) 【2:07】
Hawaii Five-O:Main Theme/Morton Stevens(arr.Peter Ratnik)

9.「シンドラーのリスト」メインテーマ/ジョン・ウィリアムズ(arr.サンディー・スミス)【4:04】
Schindler’s List:Main Theme/John Williams(arr.Sandy Smith)

  1. ワイルド・ウェスト!~ベスト・オブ・エンニオ・モリコーネ
    /エンニオ・モリコーネ (arr. サンディー・スミス)
     【7:29】
    Wild West!~Best Of Ennio Morricone/Ennio Morricone (arr. Sandy Smith)

11.「ロッキー4」~戦い/ヴィンス・ディコーラ (arr. アラン・ファー二ー) 【2:56】
Rocky IV~War/Vince Di Cola (arr. Alan Fernie)

12.「フォレスト・ガンプ」メイン・テーマ/アラン・シルベストリ(arr. サンディー・スミス)【3:03】
Forrest Gump:Feather Theme/Alan Silvestri(arr.Sandy Smith)

13.「ロッキー」から“ロードワーク”“最終ラウンド”/ビル・コンティ(arr. ダーロル・バリー)【2:14】
Rocky:Going The Distance, The Final Bell/Bill Conti(arr. Darrol Barry)

14.「ライオン・キング」ハイライト/ハンス・ジマー(arr. アラン・ファーニー)【8:47】
The Lion King:Soundtrack Highlights/Hans Zimmer(arr.Alan Fernie)

15.「ロビン・フッド」メイン・テーマ、アイ・ドゥー・イット・フォー・ユー
/ブライアン・アダムス(arr. アラン・ファーニー)
【4:37】
Robin Hood:Everything I Do(I Do It For You)/Bryan Adams(arr.Alan Fernie)

16.「天使にラブ・ソングを」から“アイ・ウィル・フォロー・ヒム”(arr. ゴフ・リチャーズ)【3:24】
Sister Act:I Will Follow Him/Stole, Roma, Plante(arr. Goff Richards)

17.「荒野の7人」メイン・テーマ/エルマー・バーンスタイン(arr. アラン・ファーニー)【2:17】
The Magnificent Seven:Main Theme/Elmer Bernstein(arr. Alan Fernie)

  1. 「633爆撃隊」~メイン・テーマ/ロン・グッドウィン (arr. ダーロル・バリー) 【2:41】
    633 Squadron~Main Theme/Ron Goodwin (arr. Darrol Barry)

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■ブラック・ダイク~グレッグスン:ブラス・ミュージック Vol.2(エドワード・グレッグスン作品集 第2集)

「ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし」と謳われるイングランドのブラスバンド“ブラック・ダイク”!

歴史的名門バンドだけに、ターンテーブルに載せられたディスクの回転数が1分間に78回転が主流だった(ディスクの一面に3~4分程度の曲しか収録不可能だった)SPレコードの時代から、45回転のEPレコードやシングル、約33回転のLPレコードの時代を経て、現代のCDやDVDに至る各種商業レーベルに、350タイトルを超えるレコーディングを残してきた!

世界中に“ブラック・ダイク”アイテムをコツコツと蒐集する熱心なコレクターやサポーターが存在する、そんな超人気バンドなのだ!!

このアルバムは、ドイエン・レーベルが、1990年代初頭から、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド、ウィリアムズ・フェアリー・バンド、ハレ・ブラス、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・ウィンド・オーケストラなど、英国内のさまざまなアーティストとレコーディングを重ね、今もシリーズ継続中のイギリスの作曲家エドワード・グレッグスン(1945~)の“ブラスバンド作品集”第2弾だ。

録音&リリースは、1995年!! とっくの昔の“絶版”アイテムだ!!!

今回、それが奇跡的に少数出土した!!

当時の音楽監督は、1992~2000年の間その任にあった故ジェームズ・ワトソン(1951~2011)。

ワトソンは、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、ロンドン・シンフォニエッタの首席トランペット奏者をつとめ、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーでもあったイギリスの伝説的プレイヤーだ。

少年時代からコルネットに親しみ、わずか11才で、名門炭鉱バンド、デスフォード・コリアリー・バンドのプリンシパル・コルネット奏者に就任。1966年には“全英ソロ・チャンピオン”に輝いたが、そのとき、まだ14才。並み居る大人たちを押しのけての見事な栄冠だった。トランペットは、ロンドンのロイヤル音楽アカデミー(RAM)に学び、22才のとき、名指揮者ルドルフ・ケンぺに選ばれ、ロイヤル・フィル史上最年少の首席トランペット奏者になった。

グレッグスンが主に1970年代に書いた名品を集めたこのCDでも、『プレリュードとカプリッチオ』(1972)と『コンチェルト・グロッソ』(1972)の2曲で、指揮棒をコルネットに持ち替え、さすが名手という、安定感のあるフィンガリングの伸びやかなソロを聴かせてくれる。

この盤では、ワトソンがソロをとるとき、グレッグスン自身が指揮をつとめている。

ソロピース以外でも、『プレリュード・フォー・アン・オケージョン』(1968)、『エッセイ』(1971)、『プランタジネット朝』(1973)、『パルティータ』(1971)、『ラウダーテ・ドミヌム変奏曲』(1976)という、20世紀イギリスの人気オリジナルとして人気を博した5曲が愉しめる。

『プレリュード・フォー・アン・オケージョン』は、プラック・ダイクのレコーディングのために書かれたグレッグスン初のブラスバンド曲で、発表後、大ヒット作となった。

余談ながら、フィリップ・スパークがロンドンの王立音楽カレッジ(RCM)在学中、出版社R・スミスのブラスバンドのための新作募集の告知を見て興味を覚え、同社の社長でトランペット奏者、指揮者のジェフリー・ブランドを訪ねて、どういうものを求めているのか質問したところ、一例としてこの曲のレコードを聴かされ、帰宅後、スパークが一晩で書き上げたのが「コンサート・プレリュード」だったというエピソードがある。

 『エッセイ』は、老舗煙草メーカー“W.O. & H.O ウィルズ”が毎年行っていたブラスバンド選手権の1971年決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品で、3楽章構成の簡潔なシンフォニーのスコープとスケールを意識して作曲された。若々しいグレッグスンのアイデアが凝縮された作品だ。

“ブラスバンドのためのシンフォニック・スタディー”との副題をもつ『プランタジネット朝』(1973)は、1973年の全英選手権の地区予選のためのテストピース(課題)として委嘱された。中世イングランドの王朝を題材に書かれた野心的香り漂う本格オリジナルとして人気を博し、その後もしばしば演奏される。

『パルティータ』(1971)と『ラウダーテ・ドミヌム変奏曲』(1976)は、グレッグスンがブラスバンドのために書いた代表的作品で、イングランドでは不動の人気を誇る。

前者は、“イントラーダ”、“コラールとヴァリエーション”、“マーチ”の3楽章構成。13世紀のレクイエムからとられたディエス・イレ“(怒りの日)”をテーマとするが、ユース・バンドからの委嘱曲でもあり、宗教的な重々しさに終始せず、ときにはライトに展開し、最終楽章の終結部に近づくにつれ、明るく楽天的なムードさえ醸し出しながら、圧倒的な輝きの内に曲を終える。

後者は、作曲者の実の兄弟であるプラムウェル・グレッグスンがバンドマスターをつとめるカナダの救世軍ロンドン・シタデル・バンドのイギリス演奏旅行のために委嘱され、1976年6月、ロイヤル・アルバート・ホール(英ロンドン)で初演された。曲名のラウダーテ・ドミヌムは“主を崇めよ”と訳され、ヒューバート・パリー(1848~1918)の同じ意の賛美歌“O Worship The King”をテーマとする変奏曲として書かれている。当初、救世軍のバンド以外の演奏が禁じられていたが、1990年代にそれが解除されると、瞬く間に世界中で演奏される人気曲となった。

エドワード・グレッグスンも、かつて救世軍の音楽家だったことを記憶の片隅に留めておきたい。

ソプラノ・コルネットのケヴィン・クロックフォード、フリューゲルのレス・マコーマック、ユーフォニアムのロバート・チャイルズ、トロンボーンのクリス・ジーンズらがプレイするワトソン時代のブラック・ダイクは、セクション密度の高いアンサンブルと輝かしいサウンドで知られた。

切れ味鋭いすばらしい音響を誇るマンチェスターのザイオン・インスティチュート(ザイオン・アート・センター)で、後にBBCの録音エンジニアに転身するハワード・バーンズによってレコーディングされたブラスバンド史に残るCDだ!

■【数量限定】
ブラック・ダイク~グレッグスン:ブラス・ミュージック Vol.2
(エドワード・グレッグスン作品集 第2集)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4239/

・演奏団体: ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
・指揮者: ジェームズ・ワトソン (James Watson) 1、2、4、6、7
エドワード・グレッグスン (Edward Gregson) 3、5

・録音:1995年、Zion Institute, Manchester (U.K.)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:1995年

【作曲(全曲):エドワード・グレッグスン (Edward Gregson)】

  1. プレリュード・フォー・アン・オケージョン(1968) 【3:35】
    Prelude for an Occasion

  2. エッセイ(1971) 【12:38】
    Essay
    I) ダイアログ   Dialogue【4:02】
    II)ソリロキー Soliloquy【5:17】
    III)エピグラム  Epigram【3:17】

  3. プレリュードとカプリッチオ(1972) 【8:36】
    Prelude and Capriccio
    コルネット(Cornet):ジェームズ・ワトソン(James Watson)

4. プランタジネット朝 – ブラスバンドのためのシンフォニック・スタディー (1973)【12:14】
The Plantagenets – Symphonic Study for Brass Band

  1. コンチェルト・グロッソ(1972)  【8:55】
    Concerto Grosso

コルネット(Cornet):ジェームズ・ワトソン(James Watson)
テナーホーン(Tenor Horn):レス・マコーマック(Les McCormack)
ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ(Robert Childs)
トロンボーン(Trombone):クリス・ジーンズ(Chris Jeans)

  1. パルティータ(1971) 【10:54】
    Partita
    I) イントラーダ Intrada 【2:36】
    II)コラールとヴァリエーション Chorale and Variations【4:31】
    III)マーチ March【3:38】

  2. ラウダーテ・ドミヌム変奏曲(1976) 【11:41】
    Variations on “Laudate Dominum”

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4239/

 

■すみだトリフォニーホール ブラック・ダイク・バンド(11月5日)

2016年の来日公演を聴いた人からため息がもれたというイギリスの最高峰ブラス・バンド!全英ブラス・バンド選手権で23回、全英オープン・ブラス・バンド選手権で30回もチャンピオンになったスーパー級の楽団が2017年秋、トリフォニーホールにやってきます!イギリスのオーケストラ・サウンドにも大きな影響を与える英国ブラスの真髄をぜひ体感してください!!

日時 : 2017年11月5日(日) 開場 14:30 、開演 15:00
会場 : すみだトリフォニーホール
交通手段 : JR&東京メトロ「錦糸町駅」より徒歩5分
料金 : 一般¥5000、学生¥2500(社会人学生を除く小学生以上25歳までの学生が対象。入場時に学生証を拝見いたします。)
曲目 :
ジェームズ・ケイ/クイーンズバリー
バーンスタイン(スネル編)/「キャンディード」より
フランク・サイモン/ウィロー・エコーズ(コルネットソロ:リチャード・マーシャル)
ハリー・ジェームス/トランペットブルース&カンタービレ
カール・ジェンキンス/組曲「武装した男」
ピーター・グレイアム/巨人の肩に乗って
ポール・ロヴァット=クーパー/雷鳴が轟く時

<ソリスト・ショーケース>
アーサー・プライヤー/ファンタスティック・ポルカ(トロンボーンソロ:ブレット・ベーカー)
アイルランド伝承歌(ロバーツ編)/澄み渡る空のひばり(バリトンソロ:カトリーナ・マーゼラ)
カール・ジェンキンス/トロイカ!(ユーフォニウムソロ:ダニエル・トーマス)

<映画とブラック・ダイク>
ラロ・シフリン(ファーニー編)/ミッション・インポッシブル
クインシー・ジョーンズ(ダンカン編)/ソウル・ボサノヴァ
フランク・プゥルセル&ポール・モーリア(リチャーズ編)/アイ・ウィル・フォロー・ヒム
ポール・ロヴァット=クーパー/テイル・オブ・ザ・ドラゴン
問合せ :

担当者 トリフォニーホールチケットセンター
TEL 03-5608-1212
E-Mail oubo@triphony.com
HomePage http://www.triphony.com/concert/detail/2016-11-001238.html

■ブラック・ダイク最新作「ダンスとアリア」(エドワード・グレッグスン作品集 第6集)が発売!

「ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし」と謳われるイングランドの名門ブラスバンド“ブラック・ダイク”!

2016年10~11月に、26年ぶり3度目の来日が実現!!

東京のNHKホールを皮切りに、国内3会場で行なわれた公開コンサートで、ファンの熱狂的歓迎を受け、そのライヴは、テレビやラジオでもオンエアされた。

このアルバムは、ドイエン・レーベルが1990年代初頭にスタートさせ、さまざまなアーティストと積み上げてきたイギリスの作曲家エドワード・グレッグスンのブラスバンド作品集の“第6弾”だ。

録音は、2016年5月と12月にブラック・ダイクの本拠地の1つ、ヨークシャーのモーリー・タウン・ホールで行われた。プレイヤーがほぼ 2016年来日メンバーであることから、日本公演時と寸分違わないダイナミックなサウンドとエキサイティングな音楽づくりが愉しめる!!

公演の興奮をもう一度味わいたい人には、超オススメのアルバムだ!!

エドワード・グレッグスン(1945~)は、管弦楽、声楽、器楽、ウィンドオーケストラ、ブラスバンド、ブラスアンサンブル、教育音楽など、幅広いカテゴリーの作品を書いているイギリスのベテラン作曲家だ。ブラスバンドのための『ダンスとアリア』(1984)やウインドオーケストラのための『剣と王冠』(1991)は、日本でもよく知られている。

アルバムは、その『ダンスとアリア』からスタートする!

1984年10月7日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された“全英ブラスバンド選手権”決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品で、熱狂的支持を得て今も世界中に演奏されるブラスバンドのマスターワークだ!(優勝:アーサー・ケニー指揮、コーリー・バンド)

曲名が示すように、作品は、ダンス~アリアI~ダンス(スケルツォ)~アリアII~ダンスという、速いセクションとゆっくりとしたセクションが交互に配される構成となっている。

演奏はとてもブリリアント! 衝撃的なオープニング・セクションから大興奮のエンディングまで、ブラック・ダイクの作品と真正面から向かい合う姿は、真摯、緻密という言葉がふさわしく、作曲家と名作に対する深い敬意がこめられているようだ!

2曲目の『コルネット協奏曲』(2016)は、ブラック・ダイクのプリンシパル・コルネット奏者リチャード・マーシャルの ために書かれた作品で、“ソナタ”“インターメッツォ(さらに遠い記憶の…) ”“ロンド”と小題のある急-緩-急の3つの楽章で構成される。 2016年4月30日、フランスのリールのコンサート・ホール“ル・ヌーボー・シエークル”で開催された“ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016”の ガラ・コンサートで、マーシャルの独奏、ニコラス・チャイルズ指揮、ブラック・ダイクの伴奏で初演された。

このコンチェルトは、コルネットとブラスバンド、双方のキャラクターや音楽的魅力を知り尽くしている作曲家だからこそ書くことができた作品であり、独奏者、伴奏者、聴く者のすぺてを音楽の中に惹きこんでいく!

伴奏するバンドと互いに語り合うように独奏するマーシャルは、さすがコルネットの第一人者だ!!

3曲目の『4つのエチュード』(2016)は、この録音のためにブラック・ダイクが委嘱した新曲で、 初演は、2017年1月29日、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック(RNCM)で開催された“RNCMフェスティヴァ ル・オブ・ブラス”で、作曲者自身が指揮するブラック・ダイクによって行なわれた。このディスクでも、作曲者が指揮をしている。

主に音質、リズム、質感、色彩の4つの要素を探求するために書かれた4つの短いエチュード集で、1曲目から3曲目までは、グレッグスンが1982 年に作曲したピアノ曲が原曲となっている。4曲目だけが長いが、これは、ちょうどこの部分に差し掛かったとき、シリアのアレッポで行なわれた恐ろしい人間 の悲劇の影響をもろに受けてしまったためだという。エンディングはカンティクル(歌)でしめくくられているが…。

それに続く『パターンズ』(1974)は、同年10月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された“全英ユース・ブラスバンド選手権”決勝のテストピースとして委嘱された作品だ。(優勝:トリディガー・ジュニアーズ)

グレッグスンが20代に書いた作品だが、21世紀の今聴いてもとても新鮮に響く。短く不規則なリズミカルなパターンを使って音楽的なまとまりを作りだしていると評されたこの作品は、若々しさとクレバーさが同居し、新古典主義的アプローチながら、新しい時代の到来を感じさせる作風でブラスバンド・オリジナルの王道をいく魅力あふれる作品となった。

アルバムのラストを彩るのは、『ザ・トランペッツ・オブ・ジ・エンジェルズ(天使のトランペット)』だ!

もともとは、2000年5月19日、マンチェスターのブリッジウォーター・ホールで開催された“フォーデンズ・クルトワ・バンド100周年コン サート”(指揮:ニコラス・チャイルズ)のための委嘱作で、そもそもの原作は、グレッグスンが1998年にBBCフィルハーモニックとハダ―ズフィールド 合唱協会のために書いた「…そして7本のトランペットが…」だった。

黙示録の「私は神の前に立っていた7人の天使を見ました。 彼らには7つのラッパが与えられ…」と記述されているシーンにインスパイアーされた音楽だ。

フォーデンズの初演当時は、ブラスバンドと独奏トランペット、オルガンの編成で、ブラック・ダイクもそのオリジナル版をCD「トランペッツ・オブ・ジ・エンジェルズ~エドワード・グレッグスン作品集 第4集」(CD-0702)にすでに収録している。

今度のCDに収録されているのは、ブラック・ダイクが、2016年4月30日、フランスのリールのコンサート・ホール“ル・ヌーボー・シエーク ル”で催された“ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016”の選手権本番のステージで、オウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)として世界初演 するために、オルガンを省いて、バンドを取り巻くように配置されたバンダを含む、ブラスバンドと独奏トランペットだけで演奏できるよう改編を委嘱した“ニュー・パフォーミング・エディション”(2016)! つまり、新しい別バージョンで、オリジナルとの聴き比べがおもしろい!!

そのときのライヴ映像は、DVD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016」(DVD-9723)で見ることができるが、このCDの演奏はヨーロピアン直後のセッション録音!

元となっているのが黙示録だけに、音楽はとにかくドラマチック!!

独奏トランペットは、ハレ管弦楽団の名手ギャレス・スモール!!

選手権本番をへたセッションだけに、まるでライヴのような緊迫感が漂う、スペクタキュラーなパフォーマンスとなっている!!

シャープな切れ味とダイナミックな音楽づくりは、さすがにブラスバンドの王者!!

ブラック・ダイク・ファンには、聴き逃せないアルバムだ!

【この曲をBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4188/

■ブラック・ダイク~ダンスとアリア
(エドワード・グレッグスン作品集 第6集)

・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
・指揮者:
ニコラス・チャイルズ (Professor Nicholas J. Childs) 1、2、4、5
エドワード・グレッグスン (Edward Gregson) 3
・録音:2016年5月、12月、Morley Town Hall (U.K.)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:2017年

【収録曲】

【作曲(全曲):エドワード・グレッグスン (Edward Gregson)】

  1. ダンスとアリア 【13:18】
    Dances and Arias

  2. コルネット協奏曲  【18:25】
    Cornet Concerto
    コルネット(Cornet):リチャード・マーシャル(Richard Marshall)
    I)第1楽章:ソナタ Sonata 【7:32】
    II)第2楽章:インターメッツォ(さらに遠い記憶の…) Intermezzo(…of More Distant Memories) 【6:43】
    III)第3楽章:ロンド Rondo 【4:10】

  3. 4つのエチュード  【9:26】
    Four Etudes
    I)カンティクル  Canticle 【1:54】
    II)ダンス Dance 【1:44】
    III)エキセントリック  Excentrique 【1:43】
    IV)アレッポ  Aleppo 【4:05】

  4. パターンズ 【5:16】
    Patterns

  5. ザ・トランペッツ・オブ・ジ・エンジェルズ(天使のトランペット)  【21:02】
    The Trumpets of the Angels
    トランペット(Trumpet):ギャレス・スモール(Gareth Small)

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