■続々と繰り出されるエキサイティングなライヴ映像に目が離せない! DVD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016」が発売!

バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016の2枚組ライヴDVD!

同じタイトルの2枚組CD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016」もリリースされているが、アルバム・コンセプトと選曲が違うので、“ヨーロピアン”のファンは、ぜひとも両方揃えておきたい!!

DVDには、2016年4~5月、フランス北部、ノールパドカレーのリールで行われた“第39回ヨーロピアン・ブラスバンド選手権”のメイン・イベント“選手権部門”の本番やガラ・コンサートなど、エキサイティングなライヴ映像が収録されている!!

会場は、市内中心部のル・ヌーボー・シエークル。日本語では“新世紀”という名の近代的なコンサート・ホールだ。有名なリール国立管弦楽団の本拠としても知られている。

ナビゲーターは、DVDシリーズの顔としてすっかりおなじみとなっているBBC(英国国営放送)のバンド番組のプレゼンター、フランク・レントン。

【DVD-1】は、選手権部門の演奏順を決める“運命”のくじ引きシーンなどにつづき、同部門の注目ライヴ・シーンへと向かっていく!

最初にフィーチャーされるのは、主催国フランスの作曲家ジェリー・ドゥロウイエルに本大会の選手権部門のセット・テストピース(指定課題)として委嘱された『フラターニティ』だ!

選手権が開催されたノールパドカレー地方が、かつてフランスの有力な炭鉱地域の1つだったことに因んだ作品で、110年前の1906年3月10日、当地の鉱山の1つで起こった大惨事がテーマとなっている。

DVDでは、まず、レントンが作曲家ドゥロウイエルにインタビュー。その後に選手権初日(4/29)に行われた指定課題だけの演奏シーンから、出場12バンド中、最高点の98ポイントをあげてトップにたったウェールズ代表、フィリップ・ハーパー指揮、コーリー・バンドのノーカット演奏がつづく!!

このパフォーマンスの切れ味の凄さと見事にブレンドされたハーモニーは何と表現すればいいのだろうか!!

フォーデンズから移籍したフリューゲルホーンのヘレン・ウィリアムズ、ユーフォニアムのグレン・ウィリアムズもすっかりコーリーに溶け込み、プレンシパル・コルネットのトム・ハッチンスン、ソプラノ・コルネットのスティーヴ・スチュワートなどの職人的プレイが随所に散りばめられた演奏は、見ごたえ十分!

アメリカのブラスバンド・バトル・クリークに参加するため、テナーホーンのオーウェン・ファーがバンドを去り、その後トロンボーンのクリストファー・トーマスの退団も発表されたコーリーだが、某サイトのブラスバンド・ランキングにおいて、2位以下をぶっちぎりで引き離す実力者ぶりは今後ともしばらくは揺るぎないだろうと感じさせる、すばらしいパフォーマンスだった!!

これにつづき、2日目(4/30)に行われた各バンドのオウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)から、地元フランスのパリ・ブラス・バンドによるヴェ―スピの『ハイパーキューブ』(97ポイント)、ディフェンディング・チャンピンのブラック・ダイクによるグレッグスンの『ザ・トランペッツ・オブ・ジ・エンジェルズ』(96ポイント)、スイスのヴァレイシア・ブラス・バンドによるドスの『トランス』(98ポイント)の熱演が愉しめるが、ポイント差は、各1ポイントという僅差!!

スイスとフランスのバンドが、ブラック・ダイクを凌駕する時代がついにやってきた。

ブラスバンドの母国イギリスとヨーロッパ各国のバンドの実力差はもはや存在しない!

その後、DVDでは、出場した7つのバンドのパフォーマンスによる抜粋でつづるセット・テストピースの『フラターニティ』のガイダンス・シーンに移るが、それらを見てもヨーロッパ勢の躍進は明らかだ!

しかし、そんなヨーロッパ勢を唖然とさせ、司会役のレントンをも「センセーショナルなパフォーマンスだった」と狂喜乱舞させるスペシャルな作品とパフォーマンスがこの後に登場する!!

コーリーが2日目のオウン・チョイス・テストピースとして演奏したフィリップ・スパークの『ラヴェリング、アンラヴェリング~“ラ・ヴァルス”を求めて』がそれだ!!

この作品は、同じ作曲者の吹奏楽(ウィンド・バンド)作品「知られざる旅」を原曲とする。オリジナル同様、エンディングにラヴェルの「ラ・ヴァルス」を据えているが、今回のブラスバンドへのリオーケストレーションにあたり、随所にラヴェルの要素が書き加えられ、曲のサイズ(長さ)も拡張された。この結果、“ラヴェル的なもの”と“ラヴェル的でないもの(つまりスパークの個性)”を対比させる作品へと発展。曲名も新たに『ラヴェリング、アンラヴェリング~“ラ・ヴァルス”を求めて』とネーミングされた。

この2日間にこれほど聴衆を沸かせたパフォーマンスはなく、DVDに映りこんだ聴衆の表情が、音楽の進行とともにどんどん移り変わり、音楽に惹きこまれている様子がつぶさに伝わってくる!!

コーリーは、このパフォーマンスで、選手権中最高得点の99ポイントをゲット! 前日の得点と合わせ、総合197ポイントで、第2位ブラック・ダイクに5ポイント差をつけて、見事優勝を飾った!

【DVD-2】には、“チャレンジ・セクション”の優勝演奏、前年王者ブラック・ダイクよるガラ・コンサート、ヨーロピアン・ユース・ブラス・バンドのコンサートなど、期間中に繰り広げられたパフォーマンスが満載!

ゲストとして招かれたギャルド・レピュブリケーヌのデヴィッド・マイヨがユーフォニアムの原型とも言えるサクソルンを使っての独奏は、これだけでも大きなウリ!!

ブラック・ダイクのステージでは、リチャード・マーシャル独奏によるグレッグスン『コルネット協奏曲』(第2楽章、第3楽章)、ピーター・グレイアムのエッセンスがつまったブラック・ダイク160周年記念作『シンフォニー・オブ・スカーレット&ゴールド』が光る!

ラストは、コーリーの優勝演奏『ラヴェリング、アンラヴェリング』のラストの部分が流れ、エンドロールへ。

各バンドのサウンドをクッキリとらえた臨場感あふれる録音も特筆もので、収録時間もついに4時間30分超え!

余談ながら、フランク・レントンのナビゲーション・シーンやデヴィッド・チャイルズやオーウェン・ファーなどへのインタビューの背景で、頻繁にある“有名ユーフォニアム奏者”が映りこんでいるが、それはDVDを見た人だけのお愉しみ!!楽器を背中に担いで入場するシーンでは、明らかに“カメラ目線”なので、ひょっとすると、自分にも何か訊いて欲しかったのかも知れない!!

ますます発展するヨーロピアン!

2017年大会は、ベルギーで開催される!!

■2016年ヨーロピアン選手権の結果
Highlights from the European Brass Band
Championships 2016

【1】Cory Band(ウェールズ)/指揮:Philip Harper
自由選択課題:Raveling, Unraveling (Philip Sparke)
得点:98 + 99 = 197 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点/以下同様)

【2】Black Dyke Band(イングランド)/指揮:Professor Nicholas Childs
自由選択課題:The Trumpets of the Angels (Edward Gregson)
得点:96 + 96 = 192

【3】Valaisia Brass Band(スイス)/指揮:Arsene Duc
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:94 + 98 = 192

【4】Brass Band Buizingen(ベルギー)/指揮:Luc Vertommen
自由選択課題:Metropolis 1927 (Peter Graham)
得点:95 + 93 = 188

【5】Paris Brass Band(フランス)/指揮:Florent Didier
自由選択課題:Hypercube (Oliver Waesp)
得点:91 + 97 = 188

【6】Brighouse & Rastrick Band(イングランド)/指揮:Professor David King
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:93 + 92 = 185

【7】Stavanger Brass Band(ノルウェー)/指揮:Allan Withington
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:89 + 95 = 184

【8】Provinciale Brass Band Groningen(オランダ)/指揮:Richard Visser
自由選択課題:From Ancient Times (Jan Van der Roost)
得点:92 + 89 = 181

【9】Bayerischen Brass Band Akademie (3BA)(ドイツ)/指揮:Thomas Ludescher
自由選択課題:Vita Aeterna Variations (Alexander Comitas)
得点:90 + 91 = 181

【10】Whitburn Band(スコットランド)/指揮:Michael Fowles
自由選択課題:Cantata (Andrew Duncan)
得点:87 + 94 = 181

【11】Brass Band Oberosterreich(オーストリア)/指揮:Ian Porthouse
自由選択課題:Ekstase (Tomas Doss)
得点:88 + 90 = 178

【12】Lyngby-Taarbaek Brass Band (デンマーク)/指揮:Michael Thomsen
自由選択課題:Of Distant Memories (Edward Gregson)
得点:86 + 88 = 174

 

【収録曲など、このDVDの詳細をBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/dvd-9723/

■大会中、最もセンセーショナルなパフォーマンスで会場を狂喜乱舞させたコーリー・バンドの演奏がとにかく凄い! CD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016」が発売。

バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016の2枚組ライヴ・アルバム!

同じタイトルの2枚組DVD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2016」もリリースされているが、アルバム・コンセプトと選曲が違うので、“ヨーロピアン”のファンは、ぜひとも両方揃えておきたい!!

2016年大会の会場は、フランス北部ノールパドカレー地方の主要都市、リールの市内中心部にあるル・ヌーボー・シエークル。リール国立管弦楽団が本拠とする近代的なコンサート・ホールだ。

CDには、4/29(金)~4/30(土)の2日間にわたり同ホールで行われた“第39回ヨーロピアン・ブラスバンド選手権”の“選手権部門”の本番や5/1(日)のユース部門の選手権、ガラ・コンサートなど、エキサイティングなライヴが収録されている!!

最注目の選手権部門(Championship Section)には、前年優勝のディフェンディング・チャンピオン、ブラック・ダイク・バンドに、イングランド、ウェールズ、スコットランド、ノルウェー、ベルギー、オランダ、スイス、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツの各チャンピオンを加えた合計12のバンドがエントリーされた!

コンテストの演奏順は、結果に大きな影響があるというのは、いずこも同じ。

公明正大に選手権を行なうため、“ヨーロピアン”にも、演奏順を決めるくじ引きが選手権当日に行われる。

今大会では、4月29日のオープニング・セレモニーで、“セット・テストピース(指定課題)”の演奏順をくじ引き後、選手権の本番を開始。“オウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)”が演奏された翌日の4月30日も、くじ引き後に本番という流れで行われた。

選手権のルールは、2つの課題にそれぞれ100ポイントを配し、その合計ポイントで順位を競い、同点が出た場合は指定課題の得点の多いバンドを上位とするというシンプルなもの。

2015年の指定課題は、主催国フランスの作曲家で打楽器奏者でもあるジェリー・ドゥロウイエルに委嘱された新作『フラターニティ(友愛)』だった。

選手権が開催されたノールパドカレー地方が、かつてフランスの有力な炭鉱地域の1つだったことに因んだ作品で、110年前の1906年3月10日、当地の鉱山の1つで起こった大惨事がテーマとなっている。

くじの結果に従い、選手権初日は、デンマークのリンビー=トールピーク・ブラス・バンドから演奏を開始!

初日は、8番目に登場したウェールズのコーリー・バンドが98ポイントで首位に立ち、以下、3番目に演奏したディフェンティング・チャンピオン、ブラック・ダイク・バンドが96ポイントで第2位。最後にステージに上がったベルギーのブラス・バンド・バイジンゲが95ポイントで第3位という、上位の結果となった。

CDには、初日に首位にたったフィリッブ・ハーパー指揮、コーリー・バンドが演奏した『フラターニティ(友愛)』が収録されている!

2日目は、各バンドが自由に選んだ“オウン・チョイス・テストピース”によるパフォーマンス。ここでも新たなくじ引きにより、オーストリアのブラス・バンド・オーバーウストライヒから演奏開始。

その結果、この日も8番目に登場し、フィリップ・スパークの『ラヴェリング、アンラヴェリング』のセンセーショナルなパフォーマンスで場内を大興奮させたウェールズのコーリー・バンドが99ポイントをゲット!

11番目に登場し、トーマス・ドスの『トランス』で98ポイントのスイスのヴァレイシア・ブラス・バンドが第2位。3番目に登場し、オリヴァー・ヴェ―スピの『ハイパーキューブ』で97ポイントのフランスのバリ・ブラス・バンドが第3位。10番目に登場し、客席やステージにバンダを配したエドワード・グレッグスンの『ザ・トランペッツ・オブ・ジ・エンジェルズ』で96ポイントのブラック・ダイクが第4位という結果となった。

以上の結果、最終的に合計点で競う2016年チャンピオンは、指定課題で98ポイント、自由選択課題でも99ポイントを上げ、合計197ポイントのハーパー指揮、ウェールズのコーリー・バンドと決まった!!

このCDには、コーリーが演奏したスパークの『ラヴェリング、アンラヴェリング』と主催国フランスのパリ・ブラス・バンドが演奏したヴェ―スピの『ハイパーキューブ』が収録されている。

コーリー・バンドは、この優勝の結果、《全英2015》《ブラス・イン・コンサート2015》《ヨーロピアン2016》の3つのタイトルを同時にホールドするトリプル・チャンピオンとなり、このCDがリリースされた2016年9月に行われた《全英オープン2016》でも優勝を飾り、4冠王となった!

以下、第2位には合計192ポイントの前年王者のブラック・ダイク・バンド、第3位は同じく192ポイントのスイスのヴァレイシア・ブラス・バンドとなった。(同点ながら、指定課題の特典の高かったブラック・ダイクが上位となった。)

アルバムには、この他、“チャレンジ・セクション”とユース部門の“プレミア・セクション”の優勝演奏、前年王者ブラック・ダイク・バンドなどによるガラ・コンサート、ヨーロピアン・ユース・ブラス・バンドのコンサートなど、期間中に繰り広げられたパフォーマンスが満載!

ブラック・ダイクのステージでは、リチャード・マーシャル独奏によるグレッグスン『コルネット協奏曲』(第2楽章、第3楽章)、ピーター・グレイアムのエッセンスがつまったブラック・ダイク160周年記念作『シンフォニー・オブ・スカーレット&ゴールド』(第3楽章、第4楽章)が光っている!

ますます発展するヨーロピアン!

ブラスバンド・ファンには、堪らないアルバムとなっている!!

■2016年ヨーロピアン選手権の結果

【1】Cory Band(ウェールズ)/指揮:Philip Harper
自由選択課題:Raveling, Unraveling (Philip Sparke)
得点:98 + 99 = 197 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点/以下同様)

【2】Black Dyke Band(イングランド)/指揮:Professor Nicholas Childs
自由選択課題:The Trumpets of the Angels (Edward Gregson)
得点:96 + 96 = 192

【3】Valaisia Brass Band(スイス)/指揮:Arsene Duc
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:94 + 98 = 192

【4】Brass Band Buizingen(ベルギー)/指揮:Luc Vertommen
自由選択課題:Metropolis 1927 (Peter Graham)
得点:95 + 93 = 188

【5】Paris Brass Band(フランス)/指揮:Florent Didier
自由選択課題:Hypercube (Oliver Waesp)
得点:91 + 97 = 188

【6】Brighouse & Rastrick Band(イングランド)/指揮:Professor David King
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:93 + 92 = 185

【7】Stavanger Brass Band(ノルウェー)/指揮:Allan Withington
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:89 + 95 = 184

【8】Provinciale Brass Band Groningen(オランダ)/指揮:Richard Visser
自由選択課題:From Ancient Times (Jan Van der Roost)
得点:92 + 89 = 181

【9】Bayerischen Brass Band Akademie (3BA)(ドイツ)/指揮:Thomas Ludescher
自由選択課題:Vita Aeterna Variations (Alexander Comitas)
得点:90 + 91 = 181

【10】Whitburn Band(スコットランド)/指揮:Michael Fowles
自由選択課題:Cantata (Andrew Duncan)
得点:87 + 94 = 181

【11】Brass Band Oberosterreich(オーストリア)/指揮:Ian Porthouse
自由選択課題:Ekstase (Tomas Doss)
得点:88 + 90 = 178

【12】Lyngby-Taarbaek Brass Band (デンマーク)/指揮:Michael Thomsen
自由選択課題:Of Distant Memories (Edward Gregson)
得点:86 + 88 = 174

【収録曲など、このCDの詳細をBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4102/

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観だしたら止まらない、熱狂の3時間40分! これこそが、世界最高峰のブラス・バトルだ! 「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015」DVD、絶賛発売中!

バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015の2枚組ライヴDVD!

 2015年4~5月、ドイツ南西部バーデン=ビュルテンベルク州フライブルク・イム・ブライスガウにあるコンツェルトハウス・フライブルクのロルフ・ベーム・ザールで開催された“第38回ヨーロピアン・ブラスバンド選手権”のメイン・イベント“選手権部門”の本番やガラ・コンサートなど、エキサイティングなライヴ映像が収録されている!!

 ナビゲーターは、DVDシリーズの顔としてすっかりおなじみとなっているBBC(英国国営放送)のバンド番組のプレゼンター、フランク・レントン。

 【DVD-1】は、選手権部門出場順を決めるくじ引きシーンなどにつづき、同部門の注目ライヴがつぎつぎ登場!

 最初にフィーチャーされるのは、主催国ドイツの作曲家ロルフ・ルディンに委嘱され、選手権初日(5/1)に全エントリー・バンドが演奏したセット・テストピース(指定課題)の『ゴッド・パーティクル(神の粒子)』

 近年ニュースで大きな話題となった欧州原子核研究機構(CERN)が地下に作った全周27kmの円形の大型ハドロン衝突型加速器にインスパイアーされた、とても凄みのあるコンテボラリー・タッチの作品で、DVDでは、この指定課題最高の98ポイントを挙げたミハエル・バッハ指揮、ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(スイス)と、97ポイントで第2位となり、翌日(5/2)に行われたフリー・チョイス・テストピース(自由選択課題)の演奏との総合ポイントで“ヨーロピアン・チャンピオン2015”に輝いたニコラス・チャイルズ指揮、ブラック・ダイク・バンド(イングランド)の演奏が愉しめる。

 これは見てのお愉しみだが、この2つのバンドの作品へのアプローチとサウンドの違いがとても面白い! 精緻な組み立か、骨太なウォーム・サウンドでのドライヴか。この音楽的な面白さにのっけから引き込まれてしまう。

 この内、ブラック・ダイクの演奏は、前半部の抜粋を収録。全曲の演奏は、同時発売のCD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015」(CD-3778)に収録されている。

 次にフィーチャーされるのは、トーマス・ドスの『トランス』を演奏して自由選択課題最高点の98ポイントをゲットし、指定課題のポイントと合わせ総合4位に入賞したデヴィッド・キング指揮、エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(ノルウェー)の演奏だ!

 これは凄い!! かつて率いたヨークシャー・ビルティング・ソサエティ・バンドとともにヨーロピアンで無敵の王者ぶりを発揮した伝説のマエストロ、キングは健在。精緻なアナリーゼ、突き抜けるスピード感など、場内を大興奮させた圧倒的なパフォーマンスが愉しめる!

 演奏後のキングやメンバーの満面の笑顔がこの日のすべてを物語っているようだ!!

 DVDは、ここで再び、ブラック・ダイクが登場。自由選択課題として演奏したピーター・グレイアムの『メトロポリス 1927』のパフォーマンスが画面狭しと繰り広げられる!

 作品は、100年後の未来都市を描いた有名なフリッツ・ラング監督のSF映画「メトロポリス」(ドイツ映画、1927年公開)からインスパイアーされた印象を音楽として描いたもの。同時発売されたCDでも冒頭を飾ったすばらしい演奏だが、DVDでは、リチャード・マーシャル(コルネット)、リー・リッグ(コルネット)、ゾーイ・ハンコック(フリューゲルホーン)、カトリーナ・マーゼラ(バリトン)、ギャリ―・カーティン(ユーフォニアム)、ブレット・ベイカー(トロンボーン)ら、ブラック・ダイクのスターたちがつぎつぎと席を立ち、舞台上を移動しながらソロ・ワークを繰り広げるシーンが見事に捉えられている!

 バンドの伝統として、エンターテイメント・コンテストに出ないことをよし、とするブラック・ダイクの信じられないぐらいもの凄いポップなステージで、これを“ヨーロピアン”というシリアスな場でこともなげにやってしまうブラック・ダイクは本当にスーパー!! ユーフォニアムのギャリ―・カーティンには、ベスト・ソロイスト賞も贈られた!

 正しくこのDVDのベストシーン! さすがブラスバンド母国イングランドのバンドだ!!

 この後、DVDには、指定課題、自由選択課題で共に96ポイントを上げ、総合第2位に入賞したフランス・ヴィオレット指揮、ブラスバンド・ヴィレブルーク(ベルギー)によるサイモン・ドブスンの『ローン・ウルフの旅』と、指定課題で93ポイント、自由選択課題で95ポイントを挙げ、総合第6位に入賞したジェームズ・ガーレイ指揮、ブラスバンド・トライツ・エトワール(スイス)による オリヴァー・ヴェースピの『アウディヴィ・メディア・ノクテ(我は聴きぬ、真夜中に)』が収録されている。

 かつての王者ヴィレブルークの煌びやかなサウンドが完全に復活しているのと、ガーレイのクレバーなアナリーゼがとても印象に残る! とくに、メンバーをほとんど総入れ替え、わざわざブラック・ダイクの委嘱新作を引っ提げてヨーロピアンでぶつけ、結果を出したヴィレブルークの今後は、とても愉しみだ!!

 【DVD-2】には、“チャレンジ・セクション”の優勝演奏、前年王者ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンよるガラ・コンサート、ヨーロピアン・ユース・ブラス・バンドのコンサートなど、期間中に繰り広げられたパフォーマンスが満載!

 ゲストとして招かれたトランペット奏者ジェンス・リンデマンやジャーマン・ブラスのステージは、これだけでも大きなウリとなっている。

 ラストは、ヨーロピアン2015のチャンプとなったブラック・ダイクによる『ゴッド・パーティクル(神の粒子)』の後半部が流れ、エンドロールへ。

 各バンドのサウンドをクッキリとらえた臨場感あふれる録音も特筆もので、収録時間も3時間40分超え!

ますます発展するヨーロピアン!

 2016年大会は、フランスで開催される!!

【こののDVDをBPショップで購入するする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/dvd-9669/

■2015年ヨーロピアン選手権の結果

【1】Black Dyke Band(イングランド)/指揮:Professor Nicholas Childs
自由選択課題:Metropolis 1927 for Brass Band & Percussion (Peter Graham)
得点:97 + 97 = 194 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点/以下同様)

【2】Brass Band Willebroek(ベルギー)/指揮:Frans Violet
自由選択課題:Journey of the Lone Wolf (Simon Dobson)
得点:96 + 96 = 192

【3】Brass Band Burgermusik Luzern(スイス)/指揮:Michael Bach
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:98 + 92 = 190

【4】Eikanger-Bjorsvik Musikklag(ノルウェー)/指揮:Professor David King
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:92 + 98 = 190

【5】Cory Band(ウェールズ)/指揮:Philip Harper
自由選択課題:Partita for Band (Wilfred Heaton)
得点:95 + 93 = 188

【6】Brass Band Treize Etoiles(スイス)/指揮:Dr. James Gourlay
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:93 + 95 = 188

【7】Co-operative Funeralcare(スコットランド)/指揮:Allan Ramsay
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:91 + 91 = 182

【8】Paris Brass Band(フランス)/指揮:Florent Didier
自由選択課題:Vita Aeterna Variations (Alexander Comitas)
得点:94 + 86 = 180

【9】Brass Band Oberosterreich(オーストリア)/指揮:Ian Porthous
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:90 + 89 = 179

【10】Bayerischen Brass Band Akademie (3BA)(ドイツ)/指揮:Thomas Ludesche
自由選択課題:From Ancient Times (Jan Van der Roost)
得点:88 + 90 = 178

【11】De Bazuin Oenkerk(オランダ)/指揮:Klass van der Woude
自由選択課題:Journey of the Lone Wolf (Simon Dobson)
得点:89 + 88 = 177

【12】Lyngby-Taarbaek(デンマーク)/指揮:Michael Thomsen
自由選択課題:Symphony in Two Movements (Edward Gregson)
得点:87 + 85 = 72

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2015年5月に行われた「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015」のCDが発売! 優勝したブラック・ダイクの『メトロポリス 1927』(グレイアム)が超ゴキゲンだ!

バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015の2枚組ライヴ・アルバム!

 会場は、ドイツ南西部のバーデン=ビュルテンベルク州フライブルク・イム・ブライスガウにあるコンツェルトハウス・フライブルクのロルフ・ベーム・ザール。1996年にオープンし、SWR交響楽団バーデン=バーデン・ウント・フライブルクやフライブルク・フィルハーモニックなどが本拠とする、残響2秒、客席数1700強のすばらしいコンサート・ホールだ。

 最注目の選手権部門(Championship Section)には、前年優勝のディフェンディング・チャンピオン“ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン”(スイス)に、イングランド、ウェールズ、スコットランド、ノルウェー、ベルギー、オランダ、スイス、オーストリア、デンマーク、フランス、ドイツの各チャンピオンを加えた合計12のバンドがエントリー。

 選手権は、5月1日(金)正午から行なわれたオープニング・セレモニーの中で、“セット・テストピース(指定課題)”の演奏順をくじ引き後、午後5時から本番。翌日の5月2日(土)は、午前8時に“オウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)”演奏順のくじ引き、午後0時30分からの本番という流れで行われた。

 ルールは、それぞれ100ポイントの配点の合計ポイントで順位を競い、同点が出た場合は指定課題の得点の多いバンドを上位とするというシンプルなもの。

 2015年の指定課題は、主催国ドイツの作曲家ロルフ・ルディンに委嘱された新作『ゴッド・パーティクル(神の粒子)』

 近年ニュースで大きな話題となった欧州原子核研究機構(CERN)が地下に作った全周27kmの円形の大型ハドロン衝突型加速器の活動に触発された、とても凄みのあるコンテボラリー・タッチの作品だ!

 結果は、初日の指定課題で、ディフェンディング・チャンピオンのミハエル・バッハ指揮、ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンが98ポイントで首位に立ち、翌日の自由選択課題では、トーマス・ドスの『トランス』を取り上げたヨーロピアンの伝説のマエストロ、デヴィッド・キング指揮のノルウェーのエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグが同じく98ポイントでトップ!

 最終的に合計点で競う2015年チャンピオンは、指定課題で97ポイント、自由選択課題でも97ポイントをゲットし、合計194ポイントとなったニコラス・チャイルズ指揮、イングランドのブラック・ダイク・バンドと決まった!!

 ブラック・ダイクが自由選択課題として演奏したのは、ピーター・グレイアムの『メトロポリス 1927』

 100年後の未来都市を描いたフリッツ・ラング監督のSF映画「メトロポリス」(1927年公開)から得たイメージを音楽で表現した作品で、インスパイアーされた映画がサイレント・ムービーなので、曲はもちろんグレイアムの完全なオリジナル。全篇にわたりキラキラと輝き、リチャード・マーシャル(コルネット)、リー・リッグ(コルネット)、ゾーイ・ハンコック(フリューゲルホーン)、カトリーナ・マーゼラ(バリトン)、ギャリ―・カーティン(ユーフォニアム)らのすばらしいソロ・ワークも散りばめられている。ブラック・ダイク・サポーターにとって、聴き逃せないパフォーマンスだ!

 ブラック・ダイクは、この優勝の結果、《全英オープン2014》《全英2014》《ヨーロピアン2015》の3つのタイトルを同時にホールドするトリプル・チャンピオンとなった。

 以下、第2位はかつての無敵の王者ベルギーのブラスバンド・ヴィレブルーク、第3位は昨年の王者スイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン、第4位はノルウェーのエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ、第5位はウェールズのコーリー・バンドと続いた。

 このCDには、選手権のアツい記憶として、優勝者ブラック・ダイクの指定課題『ゴッド・パーティクル』と自由選択課題『メトロポリス 1927』、そして、自由選択課題でウィナーとなったエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグの『トランス』が収録されている。

 いずれも、さすがは選手権本番のパフォーマンス!!

 ホールの美しい響きの中に輝くブラスのドライヴ感がすばらしい!!

 アルバムには、この他、“チャレンジ・セクション”とユース部門の“プレミア・セクション”の優勝演奏、前年王者ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンよるガラ・コンサート、ヨーロピアン・ユース・ブラス・バンドのコンサートなど、期間中に繰り広げられたパフォーマンスが満載!

 ガラ・コンサートには、ジャーマン・ブラスも登場!曲ごとにホンモノの大歓声が上がっている!

 ますます発展するヨーロピアン!

 ブラスバンド・ファンには、堪らないアルバムとなっている!

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3778/

■2015年ヨーロピアン選手権の結果

【1】Black Dyke Band(イングランド)/指揮:Professor Nicholas Childs
自由選択課題:Metropolis 1927 for Brass Band & Percussion (Peter Graham)
得点:97 + 97 = 194 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点/以下同様)

【2】Brass Band Willebroek(ベルギー)/指揮:Frans Violet
自由選択課題:Journey of the Lone Wolf (Simon Dobson)
得点:96 + 96 = 192

【3】Brass Band Burgermusik Luzern(スイス)/指揮:Michael Bach
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:98 + 92 = 190

【4】Eikanger-Bjorsvik Musikklag(ノルウェー)/指揮:Professor David King
自由選択課題:Trance (Thomas Doss)
得点:92 + 98 = 190

【5】Cory Band(ウェールズ)/指揮:Philip Harper
自由選択課題:Partita for Band (Wilfred Heaton)
得点:95 + 93 = 188

【6】Brass Band Treize Etoiles(スイス)/指揮:Dr. James Gourlay
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:93 + 95 = 188

【7】Co-operative Funeralcare(スコットランド)/指揮:Allan Ramsay
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:91 + 91 = 182

【8】Paris Brass Band(フランス)/指揮:Florent Didier
自由選択課題:Vita Aeterna Variations (Alexander Comitas)
得点:94 + 86 = 180

【9】Brass Band Oberosterreich(オーストリア)/指揮:Ian Porthous
自由選択課題:Audivi Media Nocte (Oliver Waespi)
得点:90 + 89 = 179

【10】Bayerischen Brass Band Akademie (3BA)(ドイツ)/指揮:Thomas Ludesche
自由選択課題:From Ancient Times (Jan Van der Roost)
得点:88 + 90 = 178

【11】De Bazuin Oenkerk(オランダ)/指揮:Klass van der Woude
自由選択課題:Journey of the Lone Wolf (Simon Dobson)
得点:89 + 88 = 177

【12】Lyngby-Taarbaek(デンマーク)/指揮:Michael Thomsen
自由選択課題:Symphony in Two Movements (Edward Gregson)
得点:87 + 85 = 72

【収録曲】

【CD-1】

1. メトロポリス 1927/ピーター・グレイアム  【15:51】
Metropolis 1927/Peter GrahamT
演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
指揮者:ニコラス・チャイルズ(Professor Nicholas Childs)
<Runner-up of Own Choice Test-piece, Championship Section / European Champion 2015>

2. 協奏曲ニ長調/ジョン・バストン (arr. マティアス・へフス)  【5:37】
Concerto in D Major/John Baston (arr. Matthias Hofs)
演奏団体:ジャーマン・ブラス(German Brass)
<Gala Concert>

I)第1楽章:アレグロ   I. Allegro 【1:47】
II)第2楽章:アダージョ  II. Adagio 【1:32】
III)第3楽章:プレスト   III. Prest 【2:18】

3. 「オルフェウス」から“ヒプナティック・ダンス”“フィナーレ”/ピーター・ミーチャン  【4:13】
Hypnotic Dance and Finale from Orpheus/Peter Meechan
演奏団体:ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(Brass Band Burgermusik Luzern)
指揮者:ミハエル・バッハ(Michael Bach)
<Gala Concert>
トランペット(Trumpet):ジェンス・リンデマン(Jens Lindemann)

4. フローレンスの人々(フローレンティナー)/ユリウス・フチーク (arr. ムノツィル・ブラス) 【5:22】
Florentiner March/Julius Fucik (arr. Mnozil Brass)
演奏団体:ヨーロピアン・ユース・ブラスパンド(European Youth Brass Band)
指揮者:ウーヴェ・ケラー(Uwe Koller)
<Youth Brass Band>>

5. リフェ・ディヴェア/スタン・二ーウヴェンハイス  【12:26】
L’effet Divers/Stan Nieuwenhuis
演奏団体:ユース・ブラス・バンド・ノルトライン=ヴェストファーレン
(Youth Brass Band North Rhine-Westphalia)
指揮者:マーティン・シェーデリッヒ(Martin Schadlich)
<Youth Brass Band>

I)第1楽章:大地  I. Terre 【3:01】
II)第2楽章:3000 II. 3000 【2:09】
III)第3楽章:必要なこと  III. L’exigence 【4:54】
IV)第4楽章:花   IV. Fleurs 【2:22】

6. 羊飼いの歌/ジョゼフ・カントルーブ (arr. ゴフ・リチャーズ)  【3:13】
The Shepherd’s Song/Joseph Canteloube (arr. Goff Richards)
演奏団体:ワードル・アカデミー・ユース・バンド(Wardle Academy Youth Band)
指揮者:リー・リッグ(Lee Rigg)
<Winner of Development Section>

7. オリへネス(起源)/カルロス・カルデナース  【11:01】
Origenes/Carlos Cardenas
演奏団体:イタリアン・ブラスバンド(Italian Brass Band)
指揮者:フィリッポ・カンジャミーラ(Filippo Cangiamila)
<Winner of Challenge Section>

8. 悪魔の踊り/ヨーゼフ・ヘルメスベルガー (arr. ベルト・ヴァンティーネン)  【3:39】
Danse Diabolique/Joseph Hellmesberger (arr. Bert Van Thienen)
演奏団体:ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(Brass Band Burgermusik Luzern)
指揮者:ミハエル・バッハ(Michael Bach)
<Gala Concert>

【CD-2】

1. ゴッド・パーティクル(神の粒子)/ロルフ・ルディン  【21:57】
The God Particle/Rolf Rudin
演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
指揮者:ニコラス・チャイルズ(Professor Nicholas Childs)
<Runner-up of Set Test-piece, Champinship Section / European Champion 2015>

2. スターライト/ピーター・ミーチャン  【4:17】
Starlight/Peter Meechan
演奏団体:ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(Brass Band Burgermusik Luzern)
指揮者:ミハエル・バッハ(Michael Bach)
<Gala Concert>
トランペット(Trumpet):ジェンス・リンデマン(Jens Lindemann)

3. ロック・ホーンズ、レイジ・オン/サイモン・ドブスン  【3:27】
Lock Horns/Rage On/Simon Dobson
演奏団体:ヤング・ブラスバンド・ヴィレブルーク(Young Brass Band Willebroek)
指揮者:フランス・ヴィオレット(Frans Violet)
<Winner of Premier Section>

4. マンボ・ナンバーワン/モイセズ・ビバンコ  【3:16】
Mambo No. 1/Moises Vivanco
演奏団体:ジャーマン・ブラス(German Brass)
<Gala Concert>

5. 「ウェーバーの主題による交響的変容」から“行進曲”
/バウル・ヒンデミット (arr. ヘンドリク・デブール)
  【4:28】
March from Symphonic Metamorphosis/Hindemith (arr. Hendrik De Boer)
演奏団体:ヨーロピアン・ユース・ブラスパンド(European Youth Brass Band)
指揮者:ウーヴェ・ケラー(Uwe Koller)
<Youth Brass Band>

6. ゼルダ/パーシィ・コード  【6:24】
Zelda/Percy Code
演奏団体:ヤング・ブラスバンド・ヴィレブルーク(Young Brass Band Willebroek)
指揮者:フランス・ヴィオレット(Frans Violet)
<Soloist Award / Winner of Premier Section>
コルネット(Cornet):ローデ・ヴィオレット(Lode Violet)

7. トランス/トーマス・ドス  【16:57】
Trance/Thomas Doss
演奏団体:エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(Eikanger-Bjorsvik Musikklag)
指揮者:デヴィッド・キング(Professor David King)
<Winner of Own Choice Test-piece>

 

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これを超える「ケンブリッジ・ヴァリエーション」(スパーク)をいまだ聴いたことがない! CD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権1993」が再登場!

日本ではバンドパワーが火付け役になった「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権」シリーズ!

 これは、その1993年大会のライヴ盤だ!!

 会場は、イングランド南西部デヴォン州の港湾都市プリマスのパビリオン・シアター。プリマスは、ポーツマス、チャタムと並ぶイギリス海軍の重要な軍港をもち、17世紀、ピューリタン(清教徒)を含むピルグリム・ファーザーズの一行を乗せ、新大陸へと向かったメイフラワー号が出帆した町としてもとても有名だ。

 “ひと昔”どころか、今から“ふた昔前”のヨーロピアンを収めたライヴ盤だが、アルバムからは、巨大な音楽イベントに発展した昨今のヨーロピアンとは相当違ったムードが感じられる。

 それもそのはず、出場全11バンド中、半数以上の6バンドがイングランド、ウェールズ、スコットランドからのエントリーで、残る5バンドがヨーロッパ諸国からのエントリー。演奏曲も1曲を除いて、すべてイギリス人作曲家の作品であるなど、選手権全体にイギリス色が色濃く残っていた。

 とはいえ、エントリー全バンドが必ず演奏しなければならない“セット・テストピース(指定課題)”とバンドが自由に選ぶことのできる“オウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)”の合計点で優勝を競うルールは今と同じ!

 ただし、当時はこれを同じ日の内に行っていた!

 出場バンドは、くじ引きの結果に従い、まず“セット・テストピース”を演奏し、その後、再びくじ順に従って“オウン・チョイス”に挑むという展開だった!

1993年の“セット・テストピース”は、この前月の4月14日に亡くなったジョン・ゴーランドの『サウンズ』。ウィナーは、ジェームズ・ガーレイが指揮したスイスのブラスバンド・ベルナー・オーバーラント。ガーレイは、バーミンガム市交響楽団、BBC交響楽団、チューリッヒ歌劇場でテューバ奏者として活躍し、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーでもあった。得点は、なんと100ポイント中、98ポイントというハイ・スコア!!

 続いて行われた“オウン・チョイス”では、伝説のマエストロ、ピーター・パークスが指揮したイングランドのウィリアムズ・フェアリー・エンジニアリング・バンドが、フィリップ・スパークの『ケンブリッジ・ヴァリエーション』のアツい演奏で場内を大いに沸かせた! 得点は、この日最高点の99ポイント!!

 誰もがウィリアムズ・フェアリーの優勝を信じて疑わないすばらしいパフォーマンスだったが、1993年チャンピオンに輝いたのは、セット・テストピースで93ポイント、オウン・チョイスで98ポイントの合計191ポイントを挙げ、合計点がウィリアムズ・フェアリーと並んだフランス・ヴィオレット指揮、ベルギーのブラスバンド・ヴィレブルークだった。

 ヴィレブルークにとって、これは7度目の出場で果たした記念すべき初優勝!!

 《合計点が同点の場合、セット・テストピースの得点上位のバンドを上位とする》というルールが適応された結果だった。

 CDには、オウン・チョイスの演奏でウィリアムズ・フェアリーにわずかに1ポイント及ばなかったものの、98ポイントという、この日2番目に高いスコアを叩きだしたスパークの『エニグマ変奏曲』が収録された。

 これら3バンドの演奏は、いずれももの凄いスキルの高いパフォーマンス。しかし、その中でも特記しておきたいのは、正しく“鳥肌”ものとなったパークス指揮の『ケンブリッジ・ヴァリエーション』だ!!

 もの凄い興奮と疾走感が聴くもののハートを駆け抜けていく!

 これこそ正しくアーカイヴで、他のオブラッソ盤に収録されたフィリップ・ウィルビーの「パガニーニ・ヴァリエ―ション」(CD:レッツ・ゴー!/ CD-0612)やポリフォニック盤に収録された同じくウィルビーの「マスカレード」(CD:フェアリー・バンド~ダブル・チャンピオンズ / CD-3726)、ブルジョワの「ビトウィーン・ザ・デビル・アンド・ザ・ディープ・ブルー・シー」(同)などと並び、この当時、有名なブラック・ダイクを差し置き、実力、人気ともに世界一と謳われたパークス指揮ウィリアムズ・フェアリーの音楽性とスキルの高さを堪能できるベスト・パフォーマンスだ!

 後世に語り伝えるべき演奏とは、まさにこれ!!

 審査の合間に行われたガラ・コンサートでは、前年の1992年大会でスパークの「ドラゴンの年」(CD:ヨーロピアン・ブラスバンド選手権1992 / CD-1602)の超絶パフォーマンスで優勝を飾ったハワード・スネル指揮、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンドと地元の2バンドがステージに登場!

 今やブラック・ダイクの指揮者として活躍するニコラス・チャイルズが、重音奏法まで駆使して超絶テクニックでを聴かせるユーフォニアム独奏曲『春の日の花と輝く』や、イギリス人が“ウォーム・サウンド”と例えるサクソルン属金管ならではの美しいハーモニーが愉しめる『古きシャレ―』など、聴き逃せないパフォーマンスが満載だ!

 本当に長い間、マーケットから完全に姿を消していたが、ほんの少数だけ限定数復活となったこのCD! これ以上のプレスは見込めないということなので、ヨーロピアン・ファンはぜひとも押さえておきたいところ。

 ホールのナチュラルな響きをとらえた作り物でないサウンドも心地いい!!

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■1993年ヨーロピアン選手権の結果

【1】Brass Band Willebroek(ベルギー)/指揮:Frans Violet
自由選択課題:Variations on an Enigma (Philip Sparke)
得点:93 + 98 = 191 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点)

【2】Williams-Fairey Engineering Band(イングランド)/指揮:Major Peter Parkes
自由選択課題:Cambridge Variations (Philip Sparke)
得点:92 + 99 = 191

【3】Cory Band(ウェールズ)/指揮:Michael Antrobus
自由選択課題:Harmony Music (Philip Sparke)
得点:95 + 94 = 189

【4】Grimethorpe Colliery Band(イングランド)/指揮:Frank Renton
自由選択課題:Paganini Variations (Philip Wilby)
得点:94 + 95 = 189

【5】Brass Band Berneroberland(スイス)/指揮:James Gourlay
自由選択課題:Of Men and Mountains (Edward Gregson)
得点:98 + 87 = 185

【6】Britannia Building Society Band(イングランド)/指揮:Howard Snell
自由選択課題:Paganini Variations (Philip Wilby)
得点:97 + 86 = 183

【7】Desford Colliery Caterpillar Band(イングランド)/指揮:Stephen Roberts
自由選択課題:Diversions on a Bass Theme (George Lloyd)
得点:89 + 80 = 179

【8】Brass Band De Waldsang(オランダ)/指揮:Rieks van der Velde
自由選択課題:Paganini Variations (Philip Wilby)
得点:87 + 92 = 179

【9】Stavanger Brass(ノルウェー)/指揮:Richard Evans
自由選択課題:English Heritage (George Lloyd)
得点:90 + 88 = 178

【10】Murray International Whitburn Band(スコットランド)/指揮:Anthony Swainson
自由選択課題:Paganini Variations (Philip Wilby)
得点:84 + 91 = 175

【11】Gothenburg Brass Band(スウェーデン)/指揮:Bengt Eklund
自由選択課題:Trittico (James Curnow)
得点:82 + 85 = 167

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今後、二度とプレスされる見込みがない幻のCD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権1989」が限定入荷中

バンドパワーが火付け役になった「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権」シリーズ!!

 これは、その1989年大会のライヴCDだ!!

 1978年10月8日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで第1回大会が開催された“ヨーロピアン”が、イギリス以外で初めて開かれたのは、1983年のオランダ大会。その後、開催国は、スコットランド~デンマーク~ウェールズ~イングランド~スイスと、英国内と国外を行ったり来たり・・・。

 また、1987年までの10年間は、ブラック・ダイク・ミルズ、コーリー、ブリッグハウス&ラストリック、デスフォード・コリアリー・ダウティという英国内のバンドがチャンピオンの座を独占! ピーター・パークス指揮、ブラック・ダイク・ミルズは、他を圧倒する最多7回の優勝回数を誇っていた。

“ヨーロピアン”と言いながら、実は、ブラスバンドのルーツ英国とそれ以外の国の間には、バンドの数やファン層の厚み、使用楽器など、まだまだ絶対的な開きがある、そんな時代だった。

 英国以外のバンドに初の栄冠をもたらしたのは、1988年スイス大会にノルウェーから出場したハワード・スネル指揮、エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ。王者ブラック・ダイク・ミルズを1ポイント差でかわしての初優勝だった!

 このCDは、その翌年の1989年、ディフェンディング・チャンピオンとなったエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグの母国ノルウェーで初めて“ヨーロピアン”が開催された、そのときのライヴ盤だ!!

会場は、ノルウェー西岸、この国第2の都市ベルゲンのグリーグホール。すばらしい音響を誇り、有名なベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団が本拠とするクラシック音楽の殿堂だ。

 ロケーションに文句なし! そして、ホールを熟知するノルウェー国営放送のスタッフが録音したソースから作られたこのハイライト盤もまた、すばらしいブラスバンド・サウンドが愉しめる!!

 CDは、選手権本番とフェスティヴァル・コンサートのライヴで構成されている。

 選手権本番の演奏は、この大会で2年連続優勝となったエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグのセット・テストピース(指定課題)、ジェームズ・カーナウの『トリティコ』と、3ポイント差で第2位入賞のC.W.S.グラスゴー・バンド(スコットランド)がフリー・チョイス・テストピース(自由選択課題)として演奏したエドワード・グレッグスンの『ダンスとアリア』の2曲。

 この内、「トリティコ」は、この大会のために委嘱された新作で、その後、世界中で演奏されるブラスバンドのスタンダードの1曲となった。いずれも、さすがに“選手権本番”と思わせるアツい演奏だが、何と言ってもすばらしいのは、ハワード・スネル、リチャード・エヴァンズの両マエストロが織り成す音楽の奥の深さ!

 2人に共通するのは、ともにロントンのプロ・オーケストラやフィリップ・ジョーンズのようなブラス・アンサンブルで活躍したトランペット奏者だったこと。両バンドの演奏からは、こういう指揮者を得た喜びが強く感じられる!

 フェスティヴァル・コンサートのライヴでは、ジェームズ・ワトソン指揮のデスフォード・コリアリー・キャタピラーとハワード・スネル指揮のC.W.S.グラスゴーのステージがグンを抜いておもしろい!

 デスフォードが演奏した目が点になりそうな切れ味の『常動曲(無窮動)』、わずか4分半だが曲のツボをよく押さえた『ダフニスとクロエ 第2組曲』、このバンドのソロ・ユーフォニアム奏者だったアマ時代のスティーヴン・ミードがソフトに歌い上げる『エストレリータ』、編曲者スネル自身の指揮で愉しませるC.W.S.グラスゴーの『チャールダーシュ』『プッチン・オン・ザ・リッツ』など、聴きものが満載だ!

 スイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンが演奏したゴフ・リチャーズの『ロック・ミュージック I』もゴキゲンだ!

 選手権エントリー・バンドによる、まるで《ブラス・イン・コンテスト選手権》のようなコンサートは、ブラスバンドがポピュラーでない国で“ヨーロピアン”が開かれた場合、ブラスバンドの魅力をプロモーションするためにしばしば行われていた。今となっては懐かしいブラスバンド史の一コマだ!!

 ヨーロピアンのライヴがCD化されるようになったのは、この前年、1988年のスイス大会から。この1989年盤が“ヨーロピアン”2枚目のCDとなる。

 発売後、20世紀の比較的早い時期に完売となったが、今回、それが奇跡的に出土!

 二度とプレスされる見込みのないCDなので、ヨーロピアン・ファンは、ぜひとも押さえておいて欲しい!!

■1989年ヨーロピアン選手権の結果

【1】Eikanger-Bjorsvik Musikklag(ノルウェー)/指揮:Howard Snell
自由選択課題:Variations on an Enigma (Philip Sparke)
得点:92 + 98 = 190 (指定課題 + 自由選択課題 = 総得点)

【2】C.W.S. (Glasgow) Band(スコットランド)/指揮:Richard Evans
自由選択課題:Dances and Arias (Edward Gregson)
得点:90 + 97 = 187

【3】The Cory Cristie Tyler Band(ウェールズ)/指揮:Brian Howard
自由選択課題:Diversions on a Bass Theme (George Lloyd)
得点:95 + 90 = 185

【4】Desford Colliery Caterpiller Band(イングランド)/指揮:James Watson
自由選択課題:Variations on a Ninth (Gilbert Vinter)
得点:83 + 96 = 179

【5】Brass Band Burgermusik Luzern(スイス)/指揮:Yves Illi
自由選択課題:Land of the Long White Cloud – Aotearoa (Philip Sparke)
得点:82 + 89 = 169

【6】Brassband De Waldsang(オランダ)/指揮:Bienze IJlstra
自由選択課題:The Year of the Dragon (Philip Sparke)
得点:86 + 80 = 166

【7】Ila Brass(ノルウェー)/指揮:Karl Ole Midtbo
自由選択課題:Festival Music (Eric Ball)
得点:84 + 82 = 166

【8】Manger Musikklag(ノルウェー)/指揮:Tom Brevik
自由選択課題:Salute to Youth (Gilbert Vinter)
得点:80 + 85 = 165

【9】Kortrijk Brass(ベルギー)/指揮:Lieven Martens
自由選択課題:Spectram (Gilbert Vinter)
得点:77 + 83 = 160

【10】Nordsjaelland Brass(ノルウェー)/指揮:Peter Ettrup Larsen
自由選択課題:Royal Parks (George Lloyd)
得点:75 + 78 = 153

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イングランドのブラック・ダイク・バンドが<ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015>タイトルを奪還!

 2015年5月1~2日、ドイツ、バーデン=ビュルテンベルクのコンツェルトハウス・フライベルクで開催された「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2015」の選手権セクションで、イングランドのブラック・ダイク・バンドが優勝! 3年ぶり13度目の王者に輝いた。指揮は、音楽監督のニコラス・チャイルズ。

 初日に演奏が行われたセット・テストピース(指定課題)は、ロルフ・ルディンの『The God Particle』。ブラック・ダイクは、エントリーされた12バンド中、第2位の97ポイント。翌日のオウンチョイス・テストピース(自由選択課題)では、ピーター・グレイアムの『Metropolis 1027』で同じく第2位の97ポイントをゲットし、総合194ポイントで第1位となった。

 なお、セット・テストピースの最上位は、ミハエル・バッハ指揮のブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(スイス)、オウンチョイス・テストピースの最上位は、デヴィッド・キング指揮のエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(ノルウェー)だった。

【ブラック・ダイク・バンド】
ルーツは、1816年、ヨークシャーのクィーンズヘッド(現クィーンズバリー)の村に誕生した木管、金管、打楽器からなるウィンド・バンド(吹奏楽団)。しかし、存続問題が起こり、1837にクィーンズヘッド・バンドとして再出発。1855年、この村のバンドでフレンチ・ホルンを吹いていたジョン・フォスター&サン社の社長ジョン・フォスターが、メンバーをそっくり社員とし、新しい楽器とユニフォームを買い与えて今日のブラス・バンド編成とする。以降、全英選手権、全英オープン選手権、ヨーロピアン選手権等における輝かしい優勝記録は、他の追随を許さず、「最も成功したバンド」としてギネス・ブックに登録される。SPレコードの時代から現在のCD、DVDなどの商業録音アイテムの数は350を超え、バンドとして世界一を誇る。

《主要選手権優勝年》
・全英オープン選手権(1862、1863、1871、1879、1880、1881、1891、1895、1896、1899、1902、1904、1908、1914、1935、1957、1968、1972、1973、1974、1976、1977、1983、1985、1986、1992、1995、2005、2006、2014)

・全英選手権(1902、1928、1947、1948、1949、1951、1959、1961、1967、1972、1975、1976、1977、1979、1981、1985、1994、1995、2001、2004、2008、2009、2014)

・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2009、2011、2012、2013)

・ヨーロピアン選手権(1978、1979、1982、1983、1984、1985、1987、1990、1991、1995、2005、2012、2015)


◎ブラック・ダイク・バンドの最近のCDをチェックする

■ブラック・ダイク~ローン・ウルフの旅
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吹奏楽マガジン バンドパワー

■ブラック・ダイク・ゴールド Vol.4
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3506/

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■ブラック・ダイク~トライアンフ・オブ・タイム
(ピーター・グレイアム作品集)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3299/

吹奏楽マガジン バンドパワー

■ブラック・ダイク~フォーエバー・シャイニング(永遠に輝いて)
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3177/

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■ブラック・ダイク~シンフォニー
(エドワード・グレッグスン作品集 第5集)
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吹奏楽マガジン バンドパワー

【ブラック・ダイク・バンドのCD、DVDをチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/c/0000001035/

 

ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014…ブラック・ダイクの「トライアンフ・オブ・タイム」(グレイアム)ほか、今年も名演、激演のオンパレード!

吹奏楽マガジン バンドパワー

 バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014の2枚組ライヴ・アルバム!

 収録されているのは、2014年4月26日~5月4日、スコットランドの古都パースで開催された数えて37回目の選手権のパフォーマンスで、ブラスバンドの母国イギリスでは、久々の大会となる!

 メイン会場は、すばらしい音響で知られるクラシックの殿堂パース・コンサート・ホール!

 最注目の選手権部門(Championship Section)には、前回優勝のディフェンディング・チャンピオン“コーリー・バンド”に、イングランド、ウェールズ、スコットランド、ノルウェー、ベルギー、オランダ、スイス、オーストリア、デンマーク、フランスの各チャンピオンを加えた合計11のバンドがエントリー。

 選手権は2日に分けて行われ、部門初日の5月2日(金)午後5時から“セット・テストピース(指定課題)”、2日目の翌5月3日(土)午後1時から“オウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)”の演奏審査が行われた。

配点は各100ポイント満点で、その合計ポイントで王者決定というシンプルなルール。

 2014年の指定課題は、スコットランドの作曲家ローリー・ボイルの新作『マックル・フルッガ』だった。

 ところが、そのパフォーマンスが行われた当日のくじ引きで1番目にステージに登場したフィリップ・ハーパー指揮のコーリーが、まさかの90ポイントどまりで第8位!

 久しぶりにヨーロピアンのステージに駒を進めたかつての無敵の王者、ベルギーのブラスバンド・ヴィレブルークが首位に立ち、2位にスイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン、3位にノルウェーのエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ、4位にフランスのパリ・ブラス・バンド、5位にイングランドのブラック・ダイク・バンドとつづく、大方の予想を裏切る大波乱となった!!

 首位とコーリーとの差は8ポイント!実力均衡の今のヨーロピアンでは、これはかなり厳しい!

 コーリーは、2日目、ハーパーの自作「ダイヴィング・ライト」で巻き返しを図るが、この日は95ポイントの4位で、結果、総合5位に終わった。

 優勝は、初日96ポイント、2日目97ポイントの安定した実力を発揮したスイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン!初日トップのヴィレブルークや2日目トップのブラック・ダイクをかわしての見事な初優勝だった!

 このアルバムには、優勝者ビュルゲルムシーク・ルツェルンの演奏からトーマス・ドスの『REM-スケイプス』、初日トップのヴィレブルークによるローリー・ボイルの『マックル・フルッガ』、2日目トップのブラック・ダイクによる『トライアンフ・オブ・タイム』が収録されている。

 いずれ劣らぬ迫熱のパフォーマンスで、思わず膝を叩いてガッテンだが、その中でも、この日のビュルゲルムシーク・ルツェルンのコンディションの良さが際立っている!!ドライヴ感もすばらしい!

 また、スコットランドで開催された選手権ということもあり、4バンドが同国出身のピーター・グレイアムの作品を取り上げたが、ブラック・ダイクが演奏した『トライアンフ・オブ・タイム』は、この日が世界初演。

 1990年の指定課題だった名曲「エッセンス・オブ・タイム」をトリビュートした委嘱作で、プリンシパル・コルネットのリチャード・マーシャル、ソロ・ユーフォニアムのギャリー・カーティン、フリューゲルホーンのズー・ハンコック、バリトンのカトリーナ・マルゼラらのすばらしいソロ・ワークが愉しめる!!

 内、マルゼラには“ベスト・ソロイスト賞”が贈られた。

 このほか、アルバムには、新設された“チャレンジ・セクション”とユース部門“プレミア・セクション”の優勝演奏、コーリーなどによるグランド・ガラ・コンサート、エイカンゲルによるモーニング・コンサート、ヨーロピアン・ユース・バンドのコンサートなど、期間中に繰り広げられたパフォーマンスが満載!

 ブラスバンド・ファンには、堪らないアルバムとなっている!

 ちょっと驚いたのは、ファイナル・コンサートに登場したキングズ・レジメント・バンドの登場!

 このバンドは、イギリス陸軍で新しく編成されたブラスバンドで、なんと彼らは、八木澤教司『若雉子は大空高く舞いて』、リチャード・ソーシード『ウィズ・イーチ・サンセット』、ナイジェル・ヘス『マーチ・バーンズ・ウォーリス』という、ウィンド・バンド(吹奏楽)のオリジナルをブラスバンド編成で演奏!

 現地では、ブラスバンドに新しいレパートリーを持ち込んだといって、たいへん好評を博したという。

 音楽の世界がどんどん動いているのを実感させるサプライズだった!

 ますます発展するヨーロピアン!

 録音も会場の空気を見事に捉え、すばらしい臨場感が愉しめる!

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【ヨーロピアン・ブラスバンド選手権のCD】
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ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014…優勝演奏の「レム-スケイプス」(トーマス・ドス)ほか、今回も名演・激演続出で、見ごたえ、聴きごたえ、満足度120%パーセント!

吹奏楽マガジン バンドパワー

 バンドパワーで人気爆裂中のヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014の2枚組ライヴDVD!

 このDVDには、2014年4~5月、スコットランドの古都パースで開催された“第37回ヨーロピアン・ブラスバンド選手権”のメイン・イベント“選手権部門”の本番やガラ・コンサートなど、エキサイティングなライヴ映像が収録されている!!

 ナビゲーターは、DVDシリーズの顔としてすっかりおなじみのBBC(英国国営放送)のバンド番組のプレゼンター、フランク・レントン。

 2枚組の内、【DVD-1】は、そのレントンと、作曲家ナイジェル・クラーク、BBCチャンネル3のバンド番組の責任者で作曲家、指揮者でもあるポール・ヒンドマーシュの3人が、選手権を振り返りながら、ディスカッション形式で注目の演奏にスポットをあてていく進行となっている!

 冒頭、DVDは、コーリー・バンドとヨーロピアン・ユース・ブラスバンドの合同演奏によるピーター・グレイアムの『宇宙戦争』から“フェニックス”が流れる中、会場の紹介につづき、代々のスコットランド王が戴冠式を行ったパース郊外のスクーン宮殿での選手権当日の出演順を決める運命の“くじ引き”のシーンが映し出され、その後ステージの演奏シーンへと移る。指揮者はフィリップ・ハーパー。

 今大会で、この“くじ”が命運を分けることになったことを暗示するシーンだ。

最初に取り上げられるのは、スコットランド王立音楽院教授のベテラン作曲家ローリー・ボイルに委嘱され、選手権初日(5/2)に演奏された指定課題の『マックル・フルッガ』。

 イギリス最北端、シェトランド諸島の北ウンストにある古代ノルド語の“大きく切り立った島(Mickla Flugey)”を語源とするマックル・フルッガ島にまつわる“同じ人魚を愛してしまった2人の巨人が、人魚を追い求めるがともに溺死する”という伝説をもとにした現代作品だ。

 インストゥルメンテーション上の理由から、選手権まで2ヵ月を切ったタイミングで新しいスコアとパートが出場バンドに送られることになった、たいへんな物議を醸し出した作品でもある。

 収録されているのは、指定課題最高の97ポイントを挙げたベルギーのブラスバンド・ヴィレブルークの演奏と、96ポイントで第2位につけたスイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンの演奏の後半部分。両者のアプローチはまったく違うが、前記理由から、いずれもコルネットを中心に例年よりかなり編成が補強されているのが見てとれる。

 サプライズは、名手ロジャー・ウェブスターがヴィレブルークのコルネットのフロント・ロウに座っていること!そのソロ・ワークの切れ味のすはらしさは、DVD最初の聴きどころだ!

 つづいては、選手権2日目(5/3)の自由選択課題の演奏で、最高得点98ポイントをゲットしたブラック・ダイク・バンドのピーター・グレイアム『トライアンフ・オブ・タイム』の本当にスーパーなパフォーマンスが登場する!

 この作品は、1990年の指定課題としてグレイアムが書いた名曲「エッセンス・オブ・タイム」をトリビュートした新作で、この日が世界初演!

 曲中、ユーフォ二アムのギャリ―・カーティン、コルネットのリチャード・マーシャル、バリトンのカトリーナ・マンゼラ、Ebバスのベン・ディクソン、リビアノ・コルネットのリー・リッグ、トロンボーンのブレット・ベイカー、テナーホーンのジョナサン・べイツ、フリューゲルホーンのゾーイ・ハンコック、ソプラノ・コルネットのベンジャミン・リッチェトンら、入れ替わり立ち替わりすばらしいソロを聴けるのは、さすがスター軍団のブラック・ダイク!パッカッションの6人も大活躍だ!

 圧巻のクライマックスの後のフル・スタンディング・オーべーションは、何度見てもすばらしい!

 ソロイストがつぎつぎ紹介され、作曲者グレイアムまで加わったステージは、まさしくブラック・ダイク・フェスティヴァル!!この1曲だけでも観る値打ちがある!!

 つづいて登場する優勝者、スイスのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンによるトーマス・ドス『レム-スケイプス』も聴きものだ!

 スイス・ブラスバンド選手権2013のために同バンドが委嘱し、同年11月24日の選手権本番で自由選択課題として初演。同バンドにヨーロピアンへの切符を与えることになった作品だ!

 ベートーヴェンの「月光ソナタ」にインスパイアーされ、“ルートヴィヒ・フォンのためのいくつかの瞬間…(…some moments for Ludwig von…)”という副題がある。人が寝ている最中、とくにレム睡眠中に見るいろいろな夢や急速眼球運動などが、音楽的に表される今大会初登場の注目作だ。

 ビュルゲルムシーク・ルツェルンの繊細なアプローチも印象的で、指定課題で96ポイント、自由選択課題で97ポイントというバラつきのない安定したパフォーマンスで、スイスにヨーロピアン史上初の優勝をもたらした!

 一方、残念な結果に終わったのは、前年優勝のディフェンディング・チャンピオン、コーリー・バンドだった。

 くじ引きの結果、指定課題、自由選択課題ともに演奏順が1番目になってしまったコーリーは、初日の指定課題でまさかの90ポイントどまりの第8位!2日目の自由選択課題で大逆転を狙うが、トップとの差を縮めるには至らなかった。DVDには、ハーパーの自作『ディヴァイン・ライト』(抜粋)で巻き返しを図る2日目の演奏が収録されている。

 それ以外の演奏では、オーバーブロウがまったくない他では聴けないアプローチを見せたフランスのパリ・ブラス・バンド演奏のヤン・ヴァンデルロースト『いにしえの時から』(抜粋)も要注目!

 また、曲間のレントン、クラーク、ヒンドマーシュのディスカッションも大盛り上がり!

“ブラック・ダイクが一日を支配した”、“コーリーが2日とも1番目に演奏するなんて”、“ロイヤル・アルバート・ホールだったら、違った結果になったかも”などなど、議論白熱!クラークが“トーマス・ドスの大ファンなんだ”と語るシーンもあり、とても興味深い!

【DVD-2】には、ガラ・コンサートやファイナル・コンサートなどの愉しめる演奏を収録!

 選手権本番のパフォーマンスで、“ベスト・ソロイスト”に輝いたブラック・ダイクのカトリーナ・マンゼラが、コーリーをバックにスパークの『スカラムーシュ』のソロをとるシーンなど、別売のCDとは違う選曲になっているのも大きなポイント!

 会場の空気感を見事にとらえた臨場感あふれる録音も特筆もので、収録時間はたっぷり3時間超え!

ますます発展するヨーロピアン!

 2015年大会は、ドイツのフライブルク・イム・ブライスガウで開催される!

【このDVDをBPショップでチェックする】
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【ヨーロピアン・ブラスバンド選手権のCD】
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ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014は、スイスのビュルゲルムシーク・ルツェルンが初優勝!

▲ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン

 毎年恒例、ブラスバンド・ファン待望の“ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2014”は、2014ヨーロピアン・フェスティヴァル・オブ・ブラスの一環として、スコットランドの古都パースで開催された。

 その内、最も注目を集めるチャンピオンシップ部門は、5月2~3日、パース・コンサート・ホールのメイン・オーディトリアムで行われ、スイス・チャンピオンのブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルンが初優勝を飾った。

 指定課題は、スコットランドの作曲家ロリー・ボイルの「マックル・フラガ」。

 ディフェンディング・チャンピオンであるウェールズのコーリー・バンドは第5位、イングランド・チャンピンのブラック・ダイク・バンドは第3位に入った。また、かつて無敵を誇ったベルギーのブラス・バンド・ヴィレブルークが久々にヨーロピアンに登場し、第4位にくい込んだのが大いに注目を集めた。

 上位6位までのバンドは、以下のとおり。
(カッコ内の得点は、指定課題 + 自由選択課題 = 総得点)

【第1位】ブラスバンド・ビュルゲルムシーク・ルツェルン(スイス)
指揮:Michael Bach
自由選択課題:REM-scapes (Thomas Doss)
得点:(96 + 97 = 193)

【第2位】エイカンゲル・ムシックラーグ(ノルウェー)
指揮:Professor David King
自由選択課題:Goldberg 2012 (Sven Henrik Giske)
得点:(95 + 96 = 191)

【第3位】ブラック・ダイク・バンド(イングランド)
指揮:Dr Nicholas Childs
自由選択課題:The Triumph of Time (Peter Graham)
得点:(93 + 98 = 191)

【第4位】ブラス・バンド・ヴィレブルーク(ベルギー)
指揮:Frans Violet
自由選択課題:On the Shoulders of Giants (Peter Graham)
得点:(97 + 93 = 190)

【第5位】コーリー・バンド(ウェールズ)
指揮:Philip Harper
自由選択課題:The Divine Right (Philip Harper)
得点:(90 + 95 = 185)

【第6位】ブラス・バンド・スホーンホーフェン(オランダ)
指揮:Erik Janssen
自由選択課題:Metamorphosis for Brass Band (Jacob de Haan)
得点:(92 + 92 = 184)

◎過去のヨーロピアン・ブラスバンド選手権CD
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◎過去のヨーロピアン・ブラスバンド選手権DVD
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