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■洗足学園音楽大学ブリティッシュブラスバンド第46回定期演奏会(10月28日)にご招待致します

昨年のブラックダイクバンドの26年ぶりの来日の興奮冷めやらぬ中、46回定期演奏会は、そのブラックダイクバンド指揮者のニコラスチャイルズ氏(客員教授)の登場です!

エクストリームメークオーバー、ローマの松など珠玉の作品が盛りだくさんの内容となっています!

山本武雄氏(名誉教授)の熟練されたタクトとともに、2017年のブリティッシュブラスバンドの新しいサウンドをお楽しみください。(福田昌範)

■チケット・プレゼントに申し込む>>>クリック

日時 : 2017年10月28日(土) 開場 18:00 、開演 18:30
会場 : 洗足学園前田ホール
交通手段 : 溝の口駅下車徒歩7分
料金 : \1.000
曲目 :
エクストリームメークオーバー
九月のある日
ローマの松 他
問合せ :

担当者 洗足学園音楽大学 事務局長室
TEL 0448562713
E-Mail ensou@senzoku.ac.jp
HomePage http://www2u.biglobe.ne.jp/~dafee/ticket46.html

■大阪ハーモニーブラス「オータムコンサート2017」(11月23日)

第1部では英国の伝統音楽、第2部ではJazzを始めあらゆるジャンルの音楽をブリティシュ・ブラスバンドの響きでお楽しみください。

日時 : 2017年11月23日(木) 開場 13:00 、開演 13:30
会場 : クレオ大阪西
交通手段 : JR・阪神電車「西九条」駅徒歩約5分
料金 : 無料
曲目 : 指揮:伊勢 敏之(音楽監督)

☆British&Irish Traditional
・勇敢なるスコットランド
・カロン ラン
・ウェールズ賛歌
・スカボローフェア
・フォギー デュー
・リバーダンス

☆Jazz&ALL Genre
・オーパス ワン
・リル ダーリン
・ロック アラウンド ザ クロック
・ビギン ザ ビギン
・イパネマの娘
・キューバ序曲
問合せ :

担当者 皆川(ミナガワ)
TEL 090-1916-7218
FAX 078-741-0528
E-Mail osakaharmonybrass@gmail.com
HomePage http://www.ohb.jp

■ブラック・ダイクの人気スクリーン・レパートリー集、CD「グレート・シネマ・ヒッツ」が発売

「ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし」と謳われるイングランドの名門ブラスバンド“ブラック・ダイク”!

2016年10~11月、26年ぶり3度目の来日が実現!!

翌2017年にも連続して日本公演が企画され、正真正銘ホンモノの“ブラスバンド”として、そのブリリアントなサウンドと高いスキルに裏打ちされた感動を呼ぶパフォーマンスは、ますます身近なものになっている!

「グレート・シネマ・ヒッツ」は、既に完売・廃盤となった3枚のアルバム、「ブラック・ダイク映画音楽ヒット曲集(Black Dyke Plays Greatest Movie Hits)」(2003年リリース)、「ブラック・ダイク映画音楽ヒット曲集Vol.2(Black Dyke Plays Greatest Movie Hits Vol.2)」(2006年リリース)、「ブラック・ダイク~スクリーン・ブロックバスターズ(Screen Blockbusters)」(2009年リリース)からコンピレーションされ、リマスタリングされたベスト・アルバムだ!

オリジナル・リリースは、スイスのオブラッソ・レーベル。

ブラック・ダイクがスクリーンに特化したアルバムを自国イギリスのレーベルにレコーディングすることはほとんどない。しかし、エンターテイメント・コンテスト超大好きのスイスでは、こういう“ポップ乗り”のアルバムがよく企画・制作され、楽譜もつぎつぎと出版される!!

一方のブラック・ダイクも、普段ホームで行っているコンサートでは、シリアスものにまじり、このアルバムに収録されているようなポップ・レパートリーを積極的に取り上げ、それらはコンサートの人気アイテムとなっている。

ブラック・ダイクの人気スクリーン・レパートリー集、それがこのアルバムなのだ!

当然、日本公演で演奏された『ミッション・インポッシブル』のテーマやトロンボーン・トリオがリードする『天使にラブ・ソングを』から“アイ・ウィル・フォロー・ヒム”といったレパートリーも収録されている。会場でナマで聴いた人も多いだろう!

アルバムは、スピード感のある『フック』に始まり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ロッキー』『ライオン・キング』『ロビン・フッド』『荒野の7人』など、おなじみのスクリーン・ミュージックがつぎつぎと演奏されていき、エキサイティングな『633爆撃隊』でしめる構成!!

サウンドがいいので、ただ聴き流しているだけでも、とてもいい気分に浸れる!!

録音は、2003、2006、2008年の3年にわたるが、すべてのセッションがイングランドのモーリー・タウン・ホールで行なわれ、録音エンジニアもすべてリチャード・スコットが担当。

アルバム全体の響きにも統一感があり、スイスのトンステューディオ・ランツでリマスターされてサウンドにさらに磨きがかかった!!

指揮は、もちろん音楽監督のニコラス・チャイルズ。

ポップ・レパートリーをリッチなサウンドで聴かせるブラック・ダイクもいい!

ブラック・ダイク~グレート・シネマ・ヒッツ
Great Cinema Hits
Black Dyke Band

【収録曲】

1.「フック」~プロローグ/ジョン・ウィリアムズ (arr. ダーロル・バリー) 【1:26】
Hook~Prologue/John Williams (arr. Darrol Barry)

2.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」メイン・テーマ/アラン・シルベストリ(arr. ダーロル・バリー)【3:06】
Back To The Future:Main Theme/Alan Silvestri(arr. Darrol Barry)

3.「ダンス・ウイズ・ウルヴス」から“ジョン・ダンバーのテーマ”
/マイケル・ケイメン(arr. アラン・ファーニー)
【3:45】
Dances with Wolves:The John Dunbar Theme/Michael Kamen(arr. Alan Fernie)

  1. ベスト・オブ・ジェームズ・ボンド/ジョン・バリー (arr. ダーロル・バリー) 【7:02】
    ロシアより愛をこめて」~「ゴールドフィンガー~007は二度死ぬ」~「ジェームズ・ボンドのテーマ」

    The Best of Bond/John Barry (arr. Darrol Barry)
    From Russia with Love~Goldfinger~You Only Live Twice~The Bond Theme

5.「アウト・オブ・アフリカ」メイン・テーマ/ジョンバリー(arr. アラン・ファーニー)【4:58】
Out of Africa:Main Theme/John Barry(arr.Alan Fernie)

6.「ミッション・インポッシブル」メイン・テーマ/ラロ・シフリン(arr. アラン・ファーニー)【2:27】
Mission Impossible:Main Theme/Lalo Schifrin(arr. Alan Fernie)

7.「クリムゾン・タイド」メイン・テーマ/ハンス・ジマー(arr.クラース・ヴァン・デル・ヴォウデ)【5:31】
Crimson Tide/Hans Zimmer(arr.Klaas van der Woude)

8.「ハワイ5-O」メイン・テーマ/モートン・スティーヴンス (arr. ピーター・ラトニク) 【2:07】
Hawaii Five-O:Main Theme/Morton Stevens(arr.Peter Ratnik)

9.「シンドラーのリスト」メインテーマ/ジョン・ウィリアムズ(arr.サンディー・スミス)【4:04】
Schindler’s List:Main Theme/John Williams(arr.Sandy Smith)

  1. ワイルド・ウェスト!~ベスト・オブ・エンニオ・モリコーネ
    /エンニオ・モリコーネ (arr. サンディー・スミス)
     【7:29】
    Wild West!~Best Of Ennio Morricone/Ennio Morricone (arr. Sandy Smith)

11.「ロッキー4」~戦い/ヴィンス・ディコーラ (arr. アラン・ファー二ー) 【2:56】
Rocky IV~War/Vince Di Cola (arr. Alan Fernie)

12.「フォレスト・ガンプ」メイン・テーマ/アラン・シルベストリ(arr. サンディー・スミス)【3:03】
Forrest Gump:Feather Theme/Alan Silvestri(arr.Sandy Smith)

13.「ロッキー」から“ロードワーク”“最終ラウンド”/ビル・コンティ(arr. ダーロル・バリー)【2:14】
Rocky:Going The Distance, The Final Bell/Bill Conti(arr. Darrol Barry)

14.「ライオン・キング」ハイライト/ハンス・ジマー(arr. アラン・ファーニー)【8:47】
The Lion King:Soundtrack Highlights/Hans Zimmer(arr.Alan Fernie)

15.「ロビン・フッド」メイン・テーマ、アイ・ドゥー・イット・フォー・ユー
/ブライアン・アダムス(arr. アラン・ファーニー)
【4:37】
Robin Hood:Everything I Do(I Do It For You)/Bryan Adams(arr.Alan Fernie)

16.「天使にラブ・ソングを」から“アイ・ウィル・フォロー・ヒム”(arr. ゴフ・リチャーズ)【3:24】
Sister Act:I Will Follow Him/Stole, Roma, Plante(arr. Goff Richards)

17.「荒野の7人」メイン・テーマ/エルマー・バーンスタイン(arr. アラン・ファーニー)【2:17】
The Magnificent Seven:Main Theme/Elmer Bernstein(arr. Alan Fernie)

  1. 「633爆撃隊」~メイン・テーマ/ロン・グッドウィン (arr. ダーロル・バリー) 【2:41】
    633 Squadron~Main Theme/Ron Goodwin (arr. Darrol Barry)

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4240/

 

■CD「ポール・ロヴァット=クーパー作品集 Vol.3~スルー・ザ・フレームズ」が発売

ブラスバンド新世代を担う作曲家の1人として、今や不動のポジションを得たイギリス人作曲家ポール・ロヴァット=クーパー!!

これは、2008年リリースの「Vol.1 ウォーキング・ウィズ・ヒーローズ」(CD-2301)、2011年の「Vol.2 オンリー・フォー・ユー」(CD-2302)につづく“ロヴァット=クーパー作品集”の第3弾だ!!

作曲の師は、「ハリスンの夢」や「地底旅行」、「巨人の肩にのって」でおなじみのピーター・グレイアム!

ポール・ロヴァット=クーパーの名がファンの間で次第に語られるようになるのは、パーカッショニストとしてブラック・ダイク・バンドに参加以降のことだ。作曲家としてのポテンシャルの高さを見い出したのは、その音楽監督で指揮者のニコラス・チャイルズだった。

自然の流れから、今回の新しいアルバムも含めた計3枚のアルバムの演奏は、すべてブラック・ダイクが担っている!

鮮烈な印象を残したその3度目の日本公演(2016年)を聴いたファンも多いだろう!!

公演ではロヴァット=クーパーの作品も随所に盛り込まれていた!

アルバムは、ニコラス・チャイルズとブラック・ダイクのために書かれた『スルー・ザ・フレームズ』でスタートする!

自身パーカッショニストでもあるロヴァット=クーパーらしく打楽器を前面に押し出し、リズミカルな展開とエネルギーにあふれる作品で、ブラック・ダイクのコンサートでもオープナーとしておなじみだ!

トラック-9の『フェン・サンダー・コールズ(雷鳴がとどろく時)』もブラック・ダイクのオープナーとして委嘱された曲だ。

スネアの刻みにのって、ステージにつぎつぎと現われるプレイヤーたちが、まるで楽器紹介よろしくソロをまじえながら参集し、次第しだいに盛り上がっていく展開は、実際のライヴではもの凄い演奏効果を発揮する!

実演奏の映像は、ぜひとも「ブラック・ダイク~ブリティッシュ・バンズマン125周年コンサート」(DVD-9565)、「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権2013」(DVD-9569)の2枚のライヴDVDで愉しみたい。

ブラック・ダイクが誇るスター・プレイヤー、バリトンのカトリーナ・マーゼラのために書かれた『ウィズ・ヒズ・ファースト・ブレス』(トラック-4)と、フリューゲルホーンのゾーイ・ハンコックのために書かれた『トレヴォーン湾の辺りに』(トラック-11)の各ソロ・ピースも聴き逃せない!!

こういうハートに沁みわたるようなメロウなソロを聴いていると、ロヴァット=クーパーが稀代のメロディー・メーカーであることがよくわかる。

とてもユニークな作品は、ブリティッシュなブラスバンド編成と打楽器を活用するマーチングで知られる熊本の専修大学玉名高等学校VENTURESの委嘱で作曲された『テール・オブ・ザ・ドラゴン』(トラック-2)だ。

日本語に訳すと“ドラゴンの物語”。本人が書いたプログラム・ノートにもかなりの字数が割かれているが、その舞台は、恐ろしい“ドラゴン”に悩まされる“いにしえの日本”。“ドラゴン”ということで、大陸から九州に伝わった中国風のタッチも随所に感じられる。

アルバムは、ロンドンの救世軍インターナショナル・スタッフ・バンド(ISB)の120周年を記念して委嘱された『ファイア・イン・ザ・ブラッド』(トラック-13)でフィナーレを迎える!

2011年6月4日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおいて、日本を含む世界各国から集まった救世軍バンドによって開かれた“ISB120コンサート”で初演されたこのエキサイティングな作品は、瞬く間に世界的人気を博し、ブラック・ダイクの日本ツアー2016でも演奏された。

作曲家ポール・ロヴァット=クーパーのエッセンスが凝縮されているようなすばらしい作品だ!

■ポール・ロヴァット=クーパー作品集 Vol.3
~スルー・ザ・フレームズ

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4237/

Through the Flames
The Music of Paul Lovatt-Cooper Vol.3
Black Dyke Band

・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
・指揮者:ニコラス・チャイルズ(Pfofessor Nicholas Childs)1~4、6、8~13
ポール・ロヴァット=クーパー(Paul Lovatt-Cooper)5、7

・録音:2016年5月、12月 Morley Town Hall, England (U.K.)
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:2017年

  1. スルー・ザ・フレームズ 【3:32】
    Through the Flames

  2. テール・オブ・ザ・ドラゴン 【7:59】
    Tale of the Dragon

3, ジュビランス 【5:33】
Jubilance

  1. ウィズ・ヒズ・ファースト・ブレス 【5:08】
    With His First Breath
    バリトン(Baritone):カトリーナ・マーゼラ(Katrina Marzella)

  2. 最後の航海 【8:12】
    The Final Voyage

  3. ロイド/カスバート・ハワード 【4:11】
    Lloyd/Cuthbert Howard

  4. ストリームライン・ピークス 【5:08】
    Streamline Peaks

  5. ライフ・ウィズイン 【11:08】
    The Life Within

  6. フェン・サンダー・コールズ(雷鳴がとどろく時) 【3:40】
    When Thunder Calls

  7. フライング・ザ・フラッグ 【2:29】
    Flying the Flag

11. トレヴォーン湾の辺りに  【4:36】
By Trevone Bay
フリューゲルホーン(Flugel Horn):ゾーイ・ハンコック(Zoe Hancock)

  1. ロード・トゥー・ラン 【5:38】
    Road to Run

  2. ファイア・イン・ザ・ブラッド 【9:43】
    Fire in the Blood

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4237/

■ブラック・ダイク~グレッグスン:ブラス・ミュージック Vol.2(エドワード・グレッグスン作品集 第2集)

「ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし」と謳われるイングランドのブラスバンド“ブラック・ダイク”!

歴史的名門バンドだけに、ターンテーブルに載せられたディスクの回転数が1分間に78回転が主流だった(ディスクの一面に3~4分程度の曲しか収録不可能だった)SPレコードの時代から、45回転のEPレコードやシングル、約33回転のLPレコードの時代を経て、現代のCDやDVDに至る各種商業レーベルに、350タイトルを超えるレコーディングを残してきた!

世界中に“ブラック・ダイク”アイテムをコツコツと蒐集する熱心なコレクターやサポーターが存在する、そんな超人気バンドなのだ!!

このアルバムは、ドイエン・レーベルが、1990年代初頭から、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド、ウィリアムズ・フェアリー・バンド、ハレ・ブラス、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・ウィンド・オーケストラなど、英国内のさまざまなアーティストとレコーディングを重ね、今もシリーズ継続中のイギリスの作曲家エドワード・グレッグスン(1945~)の“ブラスバンド作品集”第2弾だ。

録音&リリースは、1995年!! とっくの昔の“絶版”アイテムだ!!!

今回、それが奇跡的に少数出土した!!

当時の音楽監督は、1992~2000年の間その任にあった故ジェームズ・ワトソン(1951~2011)。

ワトソンは、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、ロンドン・シンフォニエッタの首席トランペット奏者をつとめ、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーでもあったイギリスの伝説的プレイヤーだ。

少年時代からコルネットに親しみ、わずか11才で、名門炭鉱バンド、デスフォード・コリアリー・バンドのプリンシパル・コルネット奏者に就任。1966年には“全英ソロ・チャンピオン”に輝いたが、そのとき、まだ14才。並み居る大人たちを押しのけての見事な栄冠だった。トランペットは、ロンドンのロイヤル音楽アカデミー(RAM)に学び、22才のとき、名指揮者ルドルフ・ケンぺに選ばれ、ロイヤル・フィル史上最年少の首席トランペット奏者になった。

グレッグスンが主に1970年代に書いた名品を集めたこのCDでも、『プレリュードとカプリッチオ』(1972)と『コンチェルト・グロッソ』(1972)の2曲で、指揮棒をコルネットに持ち替え、さすが名手という、安定感のあるフィンガリングの伸びやかなソロを聴かせてくれる。

この盤では、ワトソンがソロをとるとき、グレッグスン自身が指揮をつとめている。

ソロピース以外でも、『プレリュード・フォー・アン・オケージョン』(1968)、『エッセイ』(1971)、『プランタジネット朝』(1973)、『パルティータ』(1971)、『ラウダーテ・ドミヌム変奏曲』(1976)という、20世紀イギリスの人気オリジナルとして人気を博した5曲が愉しめる。

『プレリュード・フォー・アン・オケージョン』は、プラック・ダイクのレコーディングのために書かれたグレッグスン初のブラスバンド曲で、発表後、大ヒット作となった。

余談ながら、フィリップ・スパークがロンドンの王立音楽カレッジ(RCM)在学中、出版社R・スミスのブラスバンドのための新作募集の告知を見て興味を覚え、同社の社長でトランペット奏者、指揮者のジェフリー・ブランドを訪ねて、どういうものを求めているのか質問したところ、一例としてこの曲のレコードを聴かされ、帰宅後、スパークが一晩で書き上げたのが「コンサート・プレリュード」だったというエピソードがある。

 『エッセイ』は、老舗煙草メーカー“W.O. & H.O ウィルズ”が毎年行っていたブラスバンド選手権の1971年決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品で、3楽章構成の簡潔なシンフォニーのスコープとスケールを意識して作曲された。若々しいグレッグスンのアイデアが凝縮された作品だ。

“ブラスバンドのためのシンフォニック・スタディー”との副題をもつ『プランタジネット朝』(1973)は、1973年の全英選手権の地区予選のためのテストピース(課題)として委嘱された。中世イングランドの王朝を題材に書かれた野心的香り漂う本格オリジナルとして人気を博し、その後もしばしば演奏される。

『パルティータ』(1971)と『ラウダーテ・ドミヌム変奏曲』(1976)は、グレッグスンがブラスバンドのために書いた代表的作品で、イングランドでは不動の人気を誇る。

前者は、“イントラーダ”、“コラールとヴァリエーション”、“マーチ”の3楽章構成。13世紀のレクイエムからとられたディエス・イレ“(怒りの日)”をテーマとするが、ユース・バンドからの委嘱曲でもあり、宗教的な重々しさに終始せず、ときにはライトに展開し、最終楽章の終結部に近づくにつれ、明るく楽天的なムードさえ醸し出しながら、圧倒的な輝きの内に曲を終える。

後者は、作曲者の実の兄弟であるプラムウェル・グレッグスンがバンドマスターをつとめるカナダの救世軍ロンドン・シタデル・バンドのイギリス演奏旅行のために委嘱され、1976年6月、ロイヤル・アルバート・ホール(英ロンドン)で初演された。曲名のラウダーテ・ドミヌムは“主を崇めよ”と訳され、ヒューバート・パリー(1848~1918)の同じ意の賛美歌“O Worship The King”をテーマとする変奏曲として書かれている。当初、救世軍のバンド以外の演奏が禁じられていたが、1990年代にそれが解除されると、瞬く間に世界中で演奏される人気曲となった。

エドワード・グレッグスンも、かつて救世軍の音楽家だったことを記憶の片隅に留めておきたい。

ソプラノ・コルネットのケヴィン・クロックフォード、フリューゲルのレス・マコーマック、ユーフォニアムのロバート・チャイルズ、トロンボーンのクリス・ジーンズらがプレイするワトソン時代のブラック・ダイクは、セクション密度の高いアンサンブルと輝かしいサウンドで知られた。

切れ味鋭いすばらしい音響を誇るマンチェスターのザイオン・インスティチュート(ザイオン・アート・センター)で、後にBBCの録音エンジニアに転身するハワード・バーンズによってレコーディングされたブラスバンド史に残るCDだ!

■【数量限定】
ブラック・ダイク~グレッグスン:ブラス・ミュージック Vol.2
(エドワード・グレッグスン作品集 第2集)

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4239/

・演奏団体: ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
・指揮者: ジェームズ・ワトソン (James Watson) 1、2、4、6、7
エドワード・グレッグスン (Edward Gregson) 3、5

・録音:1995年、Zion Institute, Manchester (U.K.)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:1995年

【作曲(全曲):エドワード・グレッグスン (Edward Gregson)】

  1. プレリュード・フォー・アン・オケージョン(1968) 【3:35】
    Prelude for an Occasion

  2. エッセイ(1971) 【12:38】
    Essay
    I) ダイアログ   Dialogue【4:02】
    II)ソリロキー Soliloquy【5:17】
    III)エピグラム  Epigram【3:17】

  3. プレリュードとカプリッチオ(1972) 【8:36】
    Prelude and Capriccio
    コルネット(Cornet):ジェームズ・ワトソン(James Watson)

4. プランタジネット朝 – ブラスバンドのためのシンフォニック・スタディー (1973)【12:14】
The Plantagenets – Symphonic Study for Brass Band

  1. コンチェルト・グロッソ(1972)  【8:55】
    Concerto Grosso

コルネット(Cornet):ジェームズ・ワトソン(James Watson)
テナーホーン(Tenor Horn):レス・マコーマック(Les McCormack)
ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ(Robert Childs)
トロンボーン(Trombone):クリス・ジーンズ(Chris Jeans)

  1. パルティータ(1971) 【10:54】
    Partita
    I) イントラーダ Intrada 【2:36】
    II)コラールとヴァリエーション Chorale and Variations【4:31】
    III)マーチ March【3:38】

  2. ラウダーテ・ドミヌム変奏曲(1976) 【11:41】
    Variations on “Laudate Dominum”

【このCDをBPショップでチェックする】
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4239/