「ブラスバンド」タグアーカイブ

■ランドスケイプス(演奏:コーリー・バンド)

2019年7月10~11日及び12月4~6日、ウェールズの首都カーディフのキャセイスにある聖テイロ教会でレコーディングされたコーリー・バンドの本格アルバム。プロデューサーは、アダム・ゴールドスミス、エンジニアは、ダニエル・ロックが担っている。

収録されているのは、イギリスのブラスバンド・レパートリーの中でも“クラシック”と言われるオリジナル曲が5曲。すべてが全英ブラスバンド決勝のために書かれた委嘱作で、定番レパートリーとして繰り返し演奏されてきた作品ぱかりだ。

冒頭のジョン・マッケイブ(1939~2015)の『クラウドキャッチャー・フェルズ』は、1985年10月6日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれた「全英ブラスバンド選手権」決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品で、タイトルは、デヴィッド・ライトの詩「コッカーマス」から採られている。連続して演奏される4つの楽章からなり、イギリス湖水地方バターデールの山岳地帯の自然美や情景を描写する深みのある詩的な音楽となっている。

ジョン・アイアランド(1879~1962)の『ダウンランド組曲』は、1932年10月1日、ロンドンのクリスタル・パレスで開催された「全英ブラスバンド選手権」決勝のテストピースとして委嘱された作品で、イングランド南東部のサセックス地方の丘陵地帯の情景を描写する4楽章構成の組曲だ。

3曲目のエドワード・エルガー(1857~1934)の『セヴァーン組曲』は、1930年9月27日、ロンドンのクリスタル・パレスで開催された「全英ブラスバンド選手権」決勝のテストピースとして委嘱された作品。それまでブラスバンド曲を書いた経験がなかったエルガーはピアノ・スコアまでを書き、ブラスバンド用のスコアリングをヘンリー・ギールに託したが、その際、ハ長調から変ロ長調に転調が行なわれた。しかし、エルガー没後かなりたってから、エルガーのオリジナル・ピアノ・スコアが発見されたことから、近年では、このCDと同じくエルガー自筆スコアに基づく演奏が行なわれるようになった。

エドマンド・ラッブラ(1901~1986)の『ヴァリエーションズ・オン・ザ・シャイニング・リバー』は、1958年10月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれた「全英ブラスバンド選手権」決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品。作曲家としても知られるフランク・ライトがブラスバンド用編曲を行なったが、これは前曲と同じ様な事情があった。大戦中のある夜、スコットランドのネス川の堤みを散策している最中、明るい月が川面に輝いている美しい情景を見たときの印象に触発されたテーマと6つの変奏からなっている。

フィナーレを飾るエリック・ボール(1903~1989)の『ハイ・ピーク』は、1969年10月11日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれた「全英ブラスバンド選手権」決勝のテストピース(課題)として委嘱された作品で、“ラプソディ・フォー・ブラスバンド”の副題をもつ。アルプスのような最高峰を目指す登山者の姿を描くように“ビジョン”“願望” “上り坂”“達成”のセクションからなっている。太陽が輝く最高峰に到達するシーンは、多くのブラスバンド・ファンを興奮させてきたクライマックス・シーンだ。

すべてに情景があり、イギリス人の歌ごころに満ちている。教会での録音だけに、サウンド面も太鼓判! 全英ブラスバンド選手権がブラスバンドのオリジナル曲を発展させてきたことをまざまざと感じさせるすばらしいアルバムに仕上がっている。

【コーリー・バンド】
1884年、南ウェールズ屈指の炭鉱地帯として知られるロンザ・ヴァレー(Rhondda Valley)で結成されたウェールズの代表的ブラスバンド。当初はトン・テンペランス・バンドの名前で活動したが、1895年、演奏を聴いた同地の鉱工業の盟主、コーリー・ブラザーズ社の社長サー・クリフォード・コーリーからのスポンサードの申し出を受け、コーリー・ワークメンズ・バンドに改称。1920年には“チャンピオンシップ”セクションのステータスを得た。その後、炭鉱との関係が薄くなり、コーリー・バンドの名前で活動。1998年以降、スポンサー変更などにより、ジャスト・レンタルズ・コーリー・バンド~バイ・アズ・ユー・ヴュー・コーリー・バンド~バイ・アズ・ユー・ヴュー・バンドと改名を繰り返したが、2007年にバンド名に“コーリー”の名前を取り戻した。各選手権においても輝かしい成績を誇るが、近年においても、2000年に音楽監督に就任した世界的ユーフォニアム奏者ロバート・チャイルズ(Dr. Robert B. Childs)の指揮のもと、2000年、2002年、2007、2009年の全英オープン優勝、2000年の全英選手権優勝、2008-2010年のヨーロピアン選手権3年連続優勝、2009年のオランダ・ケルクラーデの第16回世界音楽コンクール優勝と、実力者ぶりをいかんなく発揮している。有名なフィリップ・スパークの『ドラゴンの年』は、コーリー・バンド結成100周年記念委嘱作だった。2012年5月、フィリップ・ハーパーが新音楽監督に就任した。

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http://www.bandpower.shop/shopdetail/000000000762/

■ランドスケイプス
演奏:コーリー・バンド

Lanscapes

【データ】
・演奏:コーリー・バンド(Cory Band)
・指揮:フィリップ・ハーパー(Philip Harper)
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:2017年
・収録:2019年7月10~11日、12月4~6日、St. Teilo’s Church, Cathays, Wales

【収録曲】

  1. クラウドキャッチャー・フェルズ/ジョン・マッケイブ【17:16】
    Cloudcatcher Fells/John McCabe
  2. ダウンランド組曲/ジョン・アイアランド【17:31】
    A Downland Suite/John Ireland
    第1楽章:プレリュード Prelude【4:59】
    第2楽章:エレジー Elegy【4:21】
    第3楽章:メヌエット Minuet【4:52】
    第4楽章:ロンド Rondo【3:19】
  3. セヴァーン組曲/エドワード・エルガー【17:44】
    The Severn Suite/Edward Elgar
    第1楽章:イントロダクション Introduction【2:25】
    第2楽章:トッカータ Toccata【4:05】
    第3楽章:フーガ Fugue【3:41】
    第4楽章:メヌエット Minuet【5:15】
    第5楽章:コーダ Coda【2:18】
  4. ヴァリエーションズ・オン・ザ・シャイニング・リバー
    /エドマンド・ラッブラ【9:35】
    Variations on the Shining River/Edmund Rubbra
  5. ハイ・ピーク/エリック・ボール【12:24】
    High Peak/Eric Ball

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■洗足学園音楽大学ブリティッシュブラス第48回演奏会(10月28日) チケット・プレゼントあり

2018年10/28(日)14:30より、洗足学園前田ホールにて、指揮者に、Dr.Nicholas Childs山本武雄名誉教授を迎え、珠玉のブラスバンドの作品を演奏します。

今回は、王侯たちの時代(グレグソン作曲)のブラスバンドオリジナルヴァージョン、展覧会の絵(ムソルギスキー作曲)など、珠玉の作品を演奏いたします。招待券ご希望の方はホームページよりお申し込みください。

◎招待券を申し込む
http://www2u.biglobe.ne.jp/~dafee/ticket48.html

日時 : 2018年10月28日(日) 開場 14:00 、開演 14:30
会場 : 洗足学園音楽大学前田ホール
交通手段 : JR溝の口駅より徒歩7分
料金 : ¥1.000
曲目 : 王侯たちの時代(グレグソン作曲)のブラスバンドオリジナルヴァージョン、展覧会の絵(ムソルギスキー作曲)他

問合せ :

担当者 福田昌範
E-Mail musicfukuda.1962.jpn@docomo.ne.jp
HomePage http://www2u.biglobe.ne.jp/~dafee/ticket48.html

■金管バンド コンクール自由曲ライブラリーの第9弾CD、金管バンドで馳せる『ブレイブハート』が発売

金管バンド コンクール自由曲ライブラリーの第9弾CD、金管バンドで馳せる『ブレイブハート』がワコーレコードより発売される。

収録曲は広瀬勇人の「ブレイブハート」をはじめ、福田洋介の「天のまなざし」など、ボーナストラックを含めた全11曲。

■金管バンド コンクール自由曲ライブラリー Vol.9 
金管バンドで馳せる『ブレイブハート』

・演奏:ブリオーソブラス(The Brioso Brass)
・指揮:吉川和孝

・収録:2018年1月20-21日 旭川建設労働者福祉センター(サン・アザレア)
・発売元:株式会社ワコーレコード(WAKO Records)
・発売年:2018年

【収録曲】

  1. ブレイブハート/広瀬勇人

  2. 新天地をめざして/富士原裕章

  3. 時のブールバール/足立 正

  4. あの大海原の向こうへ/堀田庸元

  5. KAGRA MIX/東枝達郎

  6. 笑劇的序曲「まちがいつづき」/山口哲人

  7. 小組曲「スノーランド」/阿部勇一

  8. 未来への挑戦-まだ見ぬ道を切り拓く若人を讃えて/石原勇太郎

  9. 天のまなざし/福田洋介

【ボーナストラック】

  1. バック・トゥー・ザ・フューチャー/アラン・シルヴェストリ(arr. 足立 正)

  2. アリ王子のお通り/アラン・メンケン(arr. 足立 正)

【このCDをBPショップでチェックする】
https://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-4378/

■【オリジナル盤】グライムソープ・コリアリー~ムービー・ブラス/Movie Brass~The world’s greatest movie themes performed by world’s favourite brass band

“地球上、最もエンターテイメントなブラスバンド”として広く知られる、イングランドの名門ブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンド!

世界的大ヒットとなった1995年の主演(!?)映画「ブラス!」全篇ですばらしい演奏を展開するなど、その活躍ぶりは、今更あらためて語る必要がない!

しかし、1976年のディズニー映画「エスケープ・フロム・ザ・ダーク(Escape from the Dark)」(日本未公開)で、巨匠ロン・グッドウィンが書き下ろしたバック・グラウンド・ミュージックのすべての演奏を担当(サントラLP:英EMI)するなど、グライムソープと映画の密接な関係は、何も映画「ブラス!」に始まったことではない!

世界的メジャーのBMGが企画。2001年6月、ウエスト・ヨークシャーのデューズバリー・タウン・ホールでレコーディングされ、同10月6日にRCAビクター・レッド・シール・レーベルからリリースされたこのゴキゲンなアルバムも、正しくその流れに沿ったものだ。

何しろ、アルバムすべての音楽が、映画!、映画!、映画!

アルバムのサブ・タイトルにも《世界のお気に入りブラスバンドによって演奏された世界で最もグレートな映画の主題曲集》と、イギリス英語らしいまわりくどさとこだわりが感じられ、思わずクスッ(笑い)!

正しく典型的な英国風キャッチコピーだ!

そして、アルバムには、コピーどおり、『大脱走』、『プレイブハート』、『インディー・ジョーンズ』、『ジェームズ・ボンド』、『スーパーマン』、『ロッキー』、『ジュラシック・パーク』、『ベンハ―』、『グラディエーター』といったグライムソープが得意とするムービー・テーマが、つぎからつぎへと登場。とっても楽しいアルバム作りとなっている。

指揮者は、ギャリ―・カット。

リチャード・マーシャル(プリンシパル・コルネット)、ナイジェル・フィールディング(ソプラノ・コルネット)、サンディー・スミス(テナーホーン)、ニコラス・ハドスン(トロンボーン)、マイクル・ドット(ユーフォニアム)など、録音当時の豪華絢爛オールスター・キャスト勢揃いの演奏は、サウンドもテクニックもアンサンブルもすばらしいの一語!!

グライムソープ・サポーターが狂喜乱舞したノリノリの演奏が愉しめるこのアルバムは、当然ながら、空前の大ヒットとなった!

【グライムソープ・コリアリー・バンド】
1917年、イングランドの南ヨークシャー、グライムソープ村のグライムソープ・コリアリー(グライムソープ炭鉱)の労働者のリクリエーション活動として、解散となったカドワース・コリアリー・バンドのメンバーによって結成。その後、急速に力をつけてヨークシャー地方を代表するバンドの1つとなり、全英選手権、全英オープン選手権、イングランド選手権などの主要ブラスバンド・コンテストでも多くの優勝を誇る。1976年のディズニーの映画「暗闇からの脱出(Escape from the Dark)」のサウンド・トラック全曲(作曲:ロン・グッドウィン)の演奏を担当。このバンドに起こった実話をもとに、国策として推し進められた炭鉱廃止問題を描いた1996年の映画「ブラス! (Brassed Off !)」では、“グリムリー・コリアリー・バンド”のバンド名で主役を演じ、映画の大成功で一躍世界的スターダムへと押し上げられた。実際のグライムソープ炭鉱は閉鎖されたが、その後も従来どおりのバンド名で活躍している。

《主要選手権優勝年》
・全英オープン選手権(1969、1984、1991)
・全英選手権(1970、1992、2006、2007)
・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2007、2008)
・ブラス・イン・コンサート選手権(1977、1979、1980、1981、1983、1986、1993、1994、1999、2001、2002、2003、2004、2005、2010)

・演奏団体:グライムソープ・コリアリー・UKコール・バンド (Grimethorpe Colliery (UK Coal) Band)
・指揮者:ギャリ―・カット (Garry Cut)

・録音:2001年6月、Dewsbury Town Hall, West Yorkshire (UK)

・発売元:RCA Victor Red Seal (BMG)
・発売年:2001年

  1. 映画「大脱走」から“大脱走のマーチ”/エルマー・バーンスタイン (arr. マーティン・エレビー) 【2:10】
    The Great Escape – March/Elmer Bernstein (arr. Martin Ellerby)

  2. 映画「プレイブハート」から“王女の愛ゆえに”/ジェームズ・ホーナー (arr. アンドルー・ダンカン) 【4:01】
    Braveheart – For the Love of a Princess/James Horner (arr. Andrew Dunkan)

  3. 映画「インディー・ジョーンズ」メドレー/ジョン・ウィリアムズ (arr. レイ・ファー) 【5:29】
    Indiana Jones & the Temple of Doom – Medley/John Williams (arr. Ray Farr)

  4. 「ジェームズ・ボンド」メドレー/ (arr. ゴフ・リチャーズ) 【6:13】
    James Bond – Medley/John Barry & Monty Norman (arr. Goff Richards)

  5. 映画「スーパーマン」から“テーマ”/ジョン・ウィリアムズ (arr. レイ・ファー) 【6:32】
    Superman – Theme/John Williams (arr. Ray Farr)

  6. 映画「戦場に架ける橋」から“ボーギー大佐(クワイ河マーチ)”/ケネス・J・オルフォード【3:19】
    Bridge Over the River Kwai – Colonel Bogey/Kenneth J. Alford

  7. 映画「フォレストガンプ」“テーマ”/アラン・シルヴェストリ (arr. サンディー・スミス) 【2:40】
    Forrest Gump – Feather Theme/Alan Silvestri (arr. Sandy Smith)

  8. 映画「スターウォーズ」“メインテーマ”/ジョン・ウィリアムズ (arr. レイ・ファー) 【3:19】
    Star Wars – Main Theme/John Williams (arr. Ray Farr)

  9. 映画「ダムバスターズ」から“ダムバスターズ・マーチ”/エリック・コーツ (arr. ドウスン) 【3:47】
    The Dam Busters – March/Eric Coates (arr. Dawson)

  10. 映画「ロッキー」から“ロッキーのテーマ”/ビル・コンティ (arr. サンディー・スミス) 【2:17】
    Rocky – Gonna Fly Now/Bill Conti (arr. Sandy Smith)

  11. 映画「ジュラシック・パーク」から“メインテーマ”/ジョン・ウィリアムズ (arr. アラン・キャザーロール) 【5:35】
    Jurassic Park – Main Theme/ (arr. Alan Catherall)

  12. 映画「ベンハ―」から“戦車の行進”/ミクロス・ローザ (arr. スティーブン・サイクス) 【3:28】
    Ben-Hur – March of the Charioteers/Miklos Rozsa, (arr. Stephen Sykes)

  13. 映画「チキン・ラン」から“メインテーマ”
    /ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ & ジョン・パウエル(arr. サンディー・スミス)
    【3:34】
    Chicken Run – Main Theme/Harry Gregson-Williams & John Powell(arr. Sandy Smith)

  14. 映画「グラディエーター」から“蛮族の大軍”/ハンス・ジマー (arr. サンディー・スミス) 【8:01】
    Gladiator – Barbarian Horde/Hans Zimmer (arr. Sandy Smith)

≪2013年08月新入荷≫

 

■フォーデンズ・バンド~ジョン・ウィリアムズ・エピック・テーマ/John Williams Epic Themes/Fodens Richardson Band

“フォーデンズ”は、ブラック・ダイク、フェアリー、ブリッグハウス&ラストリック、グライムソープ、G.U.S.などと並び称せられるイングランドの超名門ブラスバンドだ。

結成は、全英ブラスバンド選手権が始まった1900年!!

以来、全英選手権で13回、全英オープン選手権で12回の優勝!!

リバプール・フィルの首席トランペット奏者で《ミスター・ブラス》の敬称で呼ばれた有名なハリー・モーティマーがプロフェッショナル・コンダクターをつとめた時代には、同じく名門として名を馳せたフェアリー、モーリスと合体して大編成のスーパー・ブラスバンドとした“メン・オー・ブラス(ブラスの男たち)”の一翼を担い、BBC放送や、デッカ、EMIのメジャー・レーベルの“スター”として大活躍!

バンドパワーの超ロングセラーCD「ヨーロピアン・ブラスバンド選手権 1992」(CD-1602)に収録されているフィリップ・スパークの「ドラゴンの年」も、このバンドが“ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド”という名で活動していた当時の伝説的優勝ライヴだったりする!

しかし、2016年4月17日(日)、突然の災禍が“フォーデンズ”を襲う!

イングランド北西部チェシャーにあるバンドルーム(練習場兼ホーム)が火災で全焼!

使っていた楽器やユニフォーム、アクセサリーだけでなく、バンドの栄光を物語る数々のトロフィーや写真などのアーカイヴ、3500曲を超す楽譜ライブラリーがことごとく灰となってしまった。とくに歴史あるバンドだけに、手書きの楽譜を失ったことは、計り知れない損失だった。

“フォーデンズ”のプリンシパル・コルネットとして大活躍し、今もマネージャーをつとめるマーク・ウィルキンスンは、『フォーデンズ全員が、この事件、特にバンドの歴史的なアーカイブの多くの喪失をひじょうに悲しんでいます。 楽器は簡単に交換が可能ですが、郷愁をそそる歴史的価値のあるアイテムを失うことは、ブラスバンド・コミュニティ全体への容赦のない破壊となりました。』と火災直後に語っている。

この名門バンドの悲劇を、イギリス全土のブラスバンド・プレイヤーは、見過ごさなかった。直ちにバンド再建への募金やサポートが開始され、コンサートも各地でつぎつぎと企画された! そして、音楽出版社も楽譜ライブラリーの再構築を開始するための協力を申し出た!

イギリスでブラスバンドをやる人間は、別々のバンドに所属しながらも、互いを“ブラスバンド・ファミリー”と呼ぶが、この素早い動きは、正しく“一家”のそれだ!!

バンドパワーでも、なにか“フォーデンズ”の名にふさわしいアイテムをフィーチャーしたいとアレコレ探し回った結果、とっくの昔に“廃盤”となったこのCDをゲット!!

それが、2003年、アメリカの映画会社ワーナーが企画した《ジョン・ウィリアムズ・エピック・テーマ》だ!

タイトルどおり、「スター・ウォーズ」、「ミッドウェイ」、「7月4日に生まれて」、「E.T.」、「ハリー・ポッター」などの映画のためにジョン・ウィリアムズが書いたスクリーン・ヒットがずらり!

フィナーレの「ジョン・ウィリアムズ・エピック・テーマ」にも、「スター・ウォーズ」のメイン・テーマのほか、「1941」のマーチ、「オリンピック・スピリット」、「スーパーマン」などが散りばめられている!

ブラスバンドのためのアレンジャーには、スティーヴ・サイクス、アンドルー・ダンカン、レイ・ファーといったおなじみのベテランを起用! レコーディングは、2003年8月、すばらしい音響を誇るマンチェスターのソルフォード大学ピール・ホールで行われた。

さすがワーナーのプロデュースだけに、映画のサウンドトラックのような仕上がりだ!

メンバー・リストには、プリンシパルのマーク・ウィルキンスン、フリューゲルのヘレン・フォックス、ユーフォニアムのグリン・ウィリアムズ、ナツミ・イナバの名も!!

フォーデンズの歴史の1ページを飾る、ブラスバンド・サウンドあふれるアルバムだ!

【“フォーデンズ・バンド”のCDをチェックする】

【フォーデンズ・リチャードスン・バンド(フォーデンズ・バンド)】
イギリスでトップ・テンに数えられる名門ブラスバンド。1900年、イングランド、チェシャー州サンドバック近郊のエルワース村のバンドとして誕生。その後、地元自動車メーカーのスポンサーシップを得て、「フォーデンズ・モーター・ワークス・バンド」の名で発展。1909年までに、チャンピオンシップ・セクションのステータスを得た。1955年、有名な指揮者ハリー・モーティマーがイングランドの3つの有名ブラスバンド(フェアリー、フォーデンズ、モーリス)のメンバーをそっくりそのまま集めて作った大編成のブラス・オーケストラ“メン・オー・ブラス”に参加。コンサート、放送、レコーディングで脚光を浴びる。スペンサー企業の変遷により、1983年より「フォーデン・OTS・バンド」、1986年より「ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド」、直後に「ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド」、1997年より「フォーデンズ・クルトワ・バンド」、2004年より「フォーデンズ・リチャードスン・バンド」とバンド名は変わったが、イングランドのトップ・バンドとしての演奏水準とステータスはつねにキープされている。2008年以降、スポンサーを持たず、「フォーデンズ・バンド」の名で活躍を続けている。

《主要選手権優勝年》

・全英オープン選手権
(1909、1910、1912、1913、1915、1926、1927、1928、1964、2004、2008、2012)
・全英選手権
(1910、1930、1932、1933、1934、1936、1937、1938、1950、1953、1958、1999、2012)
・ヨーロピアン選手権
(1992)
・オール・イングランド・マスターズ選手権
(1990、1991、1994、1995、2002、2007、2009)
・ブラス・イン・コンサート選手権
(1987、1988、1990、1998、2000、2009)
・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権
(2006)

・演奏団体:フォーデンズ・リチャードスン・バンド (Fodens Richardson Band)
・指揮者:トーマス・ウィス(Thomas Wyss)

・録音:2003年8月29~31日、Peel Hall, University of Salford、Manchester (UK)
・発売元:ワーナー (Warner)
・発売年:2003年
・メーカー品番:

【作曲(全曲)】ジョン・ウィリアムズ (John Williams)

  1. リバティー・ファンファーレ/(arr. スティーヴ・サイクス) 【4:16】
    Liberty Fanfare/(arr. Steve Sykes)

  2. 「ハリー・ポッターと賢者の石」セレクション/(arr. スティーヴ・サイクス) 【6:18】
    Selections from “Harry Potter and the Sorcerer’s Stone”/(arr. Steve Sykes)

  3. 「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」組曲/(arr. アンドルー・ダンカン) 【10:56】
    A Phanton Menace Suite/(arr. Andrew Duncan)

  4. 7月4日に生まれて/(arr.アンドルー・ダンカン) 【5:04】
    Born on the Fourth of July/(arr. Andrew Duncan)
    コルネット(Cornet):マーク・ウィルキンスン(Mark Wilkinson)

  5. カウボーイ(序曲)/(arr. スティーヴ・サイクス) 【8:24】
    Overture “The Cowboys”/(arr. Steve Sykes)

  6. ルークとレイラ(「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」から)
    /(arr.アンドルー・ダンカン) 【4:50】
    Luke and Leia (from “Star Wars Episode VI: Return of the JedI”/(arr. Andrew Duncan)

  7. ミッドウェイ・マーチ/(arr. レイ・ファー) 【4:16】
    Midway March/(arr. Ray Farr)

  8. ファンファーレと飛行のテーマ(「E.T.」から)/(arr. スティーヴ・サイクス) 【4:46】
    Fanfare and Flying Theme (from “E.T. - The Extra Terrestrial”)/(arr. Steve Sykes)

  9. 不死鳥フォークス(「ハリー・ポッターと秘密の部屋」から)/(arr. アンドルー・ダンカン) 【4:04】
    Fawkes the Phoenix (from “Harry Potter and the Chamber of Secrets”/(arr. Andrew Duncan)

10. ジョン・ウィリアムズ・エピック・テーマ/(arr. スティーヴ・サイクス) 【8:03】
John Williams Epic Themes/(arr. Steve Sykes)

 

≪2017年2月新入荷≫

 

■フェアリー・バンド~トライアンフス・イン・ブラス(ブラスバンド・オブ・ジ・イヤー)/Triumphs in Brass – Brass Band of the Year/Williams-Fairey Engineering Band

イングランドのトップ10に数えられる名門ブラスバンド“フェアリー”が“ウィリアムズ=フェアリー・エンジニアリング・バンド”の名で活躍した1980年代から90年代の初頭にかけ、英Grasmereからリリースした3枚のアルバムを再構成。ライセンスを得た英Deltaが2006年に再リリースした3種のコンピレーション・アルバム(「トライアンフス・イン・ブラス」「ベスト・イン・ブラス」「ベスト・オブ・ブラス」)の中の1枚!

オリジナルのレコーディングは、すべて有名なボブ・バラット(1938~2004)がプロデュース!!

これら3枚を揃えれば、バラットと当時のウィリアムズ=フェアリーが作り上げた全録音が愉しめる!

「トライアンフス・イン・ブラス」は、1990年リリースのCD「プロセッション・トゥー・ザ・ミンスター(Procession to the Minster)」(Grasmere、GRCD 42)から1曲をスキップしたほぼ同内容のアルバム。スキップされた1曲は、同時発売の「ベスト・オブ・ブラス」に収録された。

オリジナル・アルバムの「プロセッション・トゥー・ザ・ミンスター」は、1989年6月に音楽監督がロイ・ニューサムからピーター・パークスに代わってから初のレコーディングだ。

レジデント・コンダクターのアラン・ロートンも、ソロ曲を中心に4曲の指揮をしているが、このアルバムの主役は、間違いなくパークスだ!

ピーター・パークスは、ミリタリー・バンドのロイヤル・タンク・レジメント、ロイヤル・エンジニアーズ、グレナディア・ガーズの音楽監督を歴任。その傍ら、ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(当時のバンド名)のプロフェッショナル・コンダクターとして、全英オープン選手権で5回、全英選手権で6回、ヨーロピアン選手権で7回優勝を飾った伝説的指揮者であり、1984年のブラック・ダイク初来日時も指揮をとった。

ウィリアムズ=フェアリーの音楽監督になってからも、1993年に全英オープン選手権と全英選手権のダブル・チャンピオンに輝いたほか、1994年のヨーロピアン選手権でも優勝を飾っている。

日本では不思議なことと捉えられがちだが、この時期、パークスをリスペクトするブラック・ダイクの主要メンバーの雪崩現象のようなウィリアムズ=フェアリーへの移籍が相次ぎ、サウンドも音楽もパークス時代のブラック・ダイクと化していき、ユーモア好きのサポーターからも“ブラック・フェアリー”という異名がつけられるほどだった。

このCDは、そんなパークスとフェアリーの黄金時代の幕開けを強く印象づける記念碑的アルバムとなった。

アルバムは、プロデューサーのボブ・バラットの有名なマーチ『ボーイズ・イン・ブルー』でスタート!

力感あふれるリズム感とアーティキュション、輝かしくパワフルなサウンドは、1984年初来日時のブラック・ダイクとそっくり!“ブラック・フェアリー”と呼ばれたことに思わずガッテンのパフォーマンスだ!!

ブラック・ダイク時代に、それまでのブラスバンドのイメージを完全に覆すような現代オリジナルを中心とした衝撃作「ブリッツ」(LP:Chandos、BBRD 1014、1982年 / CD:Chandos、CHAN 8370、1985年 / CD:Chandos、CHAN 4504、1992年再リリース)を世に送り出したパークスらしく、このアルバムにもブラスバンドのための主要作品からジョーゼフ・ホロヴィッツの『コンチェルティーノ・クラシコ』とエリック・ボールの『フェスティヴァル・ミュージック (ブラスバンドのための交響組曲)』の2曲が収録されているのが、まず目にとまる。

さすがはパークス。両曲とも、切れ味鋭いひじょうに密度の濃いパフォーマンスだ!!

スコットランドの有名な作曲家ヘイミッシュ・マッカン(1868~1916)の『山と湖の国』は、有名な管弦楽曲からのトランスクリプションだが、グリン・ブラッグのこの編曲は、1976年の全英選手権決勝のテストピース(課題)として書かれたものだ。スコットランドの有名な伝承曲「サザーランズ・ロウ」をテーマに書かれたコンサート序曲だが、この演奏がとにかくすぱらしい!!

原曲の音楽的魅力もさりながら、スコアの隅々まで浮かび上がらせるパークスの繊細なアナリーゼ、各セクションのプリンシパルが随所で聴かせるソロ、バンド全体のコンセントレーションなど、まるでホールでライヴを聴いているような感動を呼ぶパフォーマンスだ!!

これぞ正しくパークス・タッチ!!この1曲だけで、このCDを聴く価値がある!!

アラン・キャザーロールがアレンジした『バットマン』のテーマもド迫力!!ブラスバンドならではの魅力満載だ!

今もブラスバンドの放送用録音が頻繁に行われているマンチェスターのBBC第7スタジオでの録音!

その空気感あふれるサウンドとブリリアントなブラス・サウンド!!

パークスが我々に残してくれたすばらしいアーカイヴだ!

【他の“フェアリー・バンド”のCDをチェックする】

【“BPコレクション”をチェックする】

【フェアリー・バンド(ウィリアムズ=フェアリー・エンジニアリング・バンド)】
1937年、イングランドのストックポートにあるフェアリー航空機工場の労働者によってフェアリー・アヴィエーション・バンドの名で誕生し、“フェアリー”の愛称で英国民に親しまれている名門ブラスバンド。1935~1970年、有名なオーケストラ・トランペット奏者ハリー・モーティマーが指揮者をつとめ、同じくモーティマーが指揮者をつとめたフォーデンズ、モーリスの両バンドとともに、ブラス・オーケストラ“メン・オー・ブラス”の一翼を担って数多くのレコーディング、放送を行った。1977年、スポンサーの変更によりバンド名をフェアリー・エンジニアリング・バンドに変更。その後も、ウィリアムズ=フェアリー・エンジニアリング・バンド(1986~2000)、ウィリアムズ=フェアリー・バンド(2000~2003)、フェアリー・FP・ミュージック・バンド(2003~2004)、フェアリー・バンド(2004~2009)、フェアリー・ジニーヴァ・バンド(2009~2010)とバンド名はたびたび変更され、2011年からは再びフェアリー・バンドの名で活躍が続いている。

《主要選手権優勝年》

・ヨーロピアン選手権(1994)
・全英オープン選手権(1941、1942、1944、1945、1947、1949、1950、1956、1961、1962、 1963、1965、1979、1987、1993、1998)
・全英選手権(1945、1952、1954、1956、1965、1986、1993、2002、2003)
・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2010)
・オール・イングランド・マスターズ選手権(1996、1997)
・ブラス・イン・コンサート選手権(1996)

・演奏団体:
ウィリアムズ=フェアリー・エンジニアリング・バンド(William-Fairey Engineering Band)

・指揮者:
ピーター・パークス(Major Peter Parkes) 1、3、5、7、8
アラン・ロートン(Alan Lawton) 2、4、6、9

・録音:1990年、Studio 7, New Broadcasting House, BBC North Wesr, Manchester (U.K.)

・発売元:デルタ (Delta)
・発売年:2006年

  1. ボーイズ・イン・ブルー/ボブ・バラット  【2:03】
    The Boys In Blue/Bob Barratt

  2. テューズデイ・ブルース/ダーロル・バリー  【4:49】
    Tuesday Blues/Darrol Barry
    フリューゲルホーン(Flugel Horn):サイモン・ストーンハウス (Simon Stonehouse)

  3. コンチェルティーノ・クラシコ/ジョーゼフ・ホロヴィッツ 【9:32】
    Concertino Classico/Joseph Horovitz
    コルネット・デュエット(Cornet):ブライアン・テイラー(Brian Taylor)、
    フィリップ・チョーク(Philip Chalk)

I)第1楽章:コン・ブリオ 1st Movement:Con brio【2:35】
II)第2楽章:ラルゲット 2nd Movement:Larghetto【4:12】
III)第3楽章:アレグロ・ルスティコ 3rd Movement:Allegro rustico【2:45】

  1. 枯れ葉/ジョゼフ・コズマ (arr. アラン・キャザーロール) 【3:26】
    Autumn Leaves/Joseph Kosma (arr. Alan Catherall)

  2. 山と湖の国/ヘイミッシュ・マッカン (arr. グリン・ブラッグ) 【9:17】
    The Land of The Mountain and The Flood/Hamish MacCunn (arr. Glyn Bragg)

  3. 剣士の退場/ヘルマン・L・ブランケンブルク  【3:02】
    The Gladiator’s Farewell/Hermann L. Blankenburg

  4. 映画「バットマン」のテーマ/ダニエル・エルフマン (arr. アラン・キャザロール) 【3:23】
    Batman/Daniel Elfman (arr. Alan Catherall)

  5. フェスティヴァル・ミュージック (ブラスバンドのための交響組曲)/エリック・ボール 【14:45】
    Festival Music, Symphonic Suite for Brass Band/Eric Ball

I)第1楽章:序曲 1st Movement:Overture 【3:44】
II)第2楽章:ロマンス 2nd Movement:Romance 【7:18】
III)第3楽章:即興曲 3rd Movement:Impromptu 【3:43】

  1. カプリス/レイ・ウッドフィールド 【4:07】
    Caprice/Ray Woodfield
    ユーフォニアム(Euphonium):グレイアム・マックヴォイ(Graham McWvoy)

≪2015年4月新入荷≫

■グライムソープ・コリアリー~クラシック・ブラス(SONY UK)/Classic Brass/Grimethorpe Colliery RJB Band

“地球上、最もエンターテイメントなブラスバンド”として広く知られるイングランドの名門ブラスバンド“グライムソープ・コリアリー”!

世界的大ヒットとなった映画「ブラス!(Brassed Off!)」では、“グリムリー・コリアリー・バンド”としてスクリーンに登場し、全篇ですばらしい演奏を展開! その後、世界各国に向けて行われた度重なるツアーも空前の大成功を収めた!

1996年から2003年にかけては、上記映画のサウンド・トラック盤も含め、世界的レーベル“BMG”に5枚のアルバムをレコーディングし、内4タイトルがイギリス国内で、残る1タイトルがツアーで訪れたオーストラリア限定でリリースされた!!

「クラシック・ブラス」は、2000年3月4日、BMGのクラシック・ブランド“RCA Victor”から発売されたものがオリジナル・リリース(RCA Victor、75605 51355 2)。世界的名声を誇るイギリスのソプラノ歌手レスリー・ガーレットとのコラボも大きな話題となり、ブラスバンド・ファンだけでなく、クラシック・ファンも注目の大ヒット・ロングセラー盤となった!、

(グライムソープには、1989年に英EMIからリリースされた同じ「クラシック・ブラス」(CD-2980)というタイトルの大ベストセラー・アルバムがあるが、それとは指揮者も選曲も違う。)

このページで取り上げるソニー盤は、その後、世界的な企業買収の嵐に呑みこまれたBMGがソニー・ミュージック・エンターテイメント傘下に入った際、レーベルをSONYに改めて再リリースされたものだ。

2009年のセカンド・リリースながら、精度の高いドイツでプレスされたこの盤は、もともと“すばらしい録音”と評されていたこのアルバムにさらに磨きがかかり、解像度も増した感がある。

既に廃盤だが、サウンドの良さもあるためか、海外では“完全なコレクター・アイテム”となっている。特にこのページで紹介できた“新品”には、かなり高価なプライスがつく。

ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲に始まり、ドビュッシーの『子供の領分』から“ゴリウォーグのケークウォーク”、リムスキー=コルサコフの歌劇『雪娘』から“軽業師の踊り”、フォーレの『パヴァーヌ』、エルガーの『エニグマ変奏曲』から“二ムロード”、ベルリオーズの序曲『ローマの謝肉祭』、ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界から』の“ラルゴ”、リストの『ハンガリー狂詩曲第2番』など、これらクラシック・レパートリーは、まるでホームクラシックを聴くように親しみやすい!!

しかも、特筆しておきたいのは、レスリー・ガーレット歌唱のヘンデルのオラトリオ『セメレ』から“そなたの赴くところ、何処にも”を除くすべてのトラックに、イギリスのバンド・ファンに最も親しまれている編曲(出版楽譜)が使われていること!

これでヒットしないはずはない!!

指揮者は、1991年から12年間グライムソープの音楽監督をつとめたギャリ―・カット。

プリンシパル・コルネットのリチャード・マーシャル、ソプラノ・コルネットのナイジェル・フィールディング、ソロ・ユーフォニアムのマイクル・ドットら、随所に聴かれるスター・プレイヤーのソロは、もはやレジェンドだ!!

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【グライムソープ・コリアリー・バンド】
1917年、イングランドの南ヨークシャー、グライムソープ村のグライムソープ・コリアリー(グライムソープ炭鉱)の労働者のリクリエーション活動として、解散となったカドワース・コリアリー・バンドのメンバーによって結成。その後、急速に力をつけてヨークシャー地方を代表するバンドの1つとなり、全英選手権、全英オープン選手権、イングランド選手権などの主要ブラスバンド・コンテストでも多くの優勝を誇る。1976年のディズニーの映画「暗闇からの脱出(Escape from the Dark)」のサウンド・トラック全曲(作曲:ロン・グッドウィン)の演奏を担当。このバンドに起こった実話をもとに、国策として推し進められた炭鉱廃止問題を描いた1996年の映画「ブラス! (Brassed Off !)」では、“グリムリー・コリアリー・バンド”のバンド名で主役を演じ、映画の大成功で一躍世界的スターダムへと押し上げられた。実際のグライムソープ炭鉱は閉鎖されたが、その後も従来どおりのバンド名で活躍している。

《主要選手権優勝年》
・全英オープン選手権(1969、1984、1991、2015)
・全英選手権(1970、1992、2006、2007)
・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2007、2008)
・ブラス・イン・コンサート選手権(1977、1979、1980、1981、1983、1986、1993、1994、1999、2001、2002、2003、2004、2005、2010、2014)

・演奏団体:グライムソープ・コリアリー・RJB・バンド(Grimethorpe Colliery RJB Band)
・指揮者:ギャリ―・カット (Gary Cutt)

・録音:1999年11月13~15日、Dewsbury Town Hall, West Yorkshire (UK)
・発売元:SONY Classics (UK)
・発売年:
・メーカー品番:

  1. 歌劇「運命の力」序曲/ヴェルディ (arr. フランク・ライト) 【7:33】
    The Force of Destiny, Overture/Giuseppe Verdi (arr. Frank Wright)

  2. エルサレム/チャールズ・ヒューバート・パリー (arr. シドニー・ハーバート) 【2:45】
    Jerusalem/Charles Hubert Parry (arr. Sydney Herbert)

  3. ゴリウォーグのケークウォーク(「子供の領分」から)
    /クロード・ドビュッシー (arr. エリック・ボール)
    【3:00】
    Golliwog’s Cakewalk (Children’s Corner)/Claude Debussy (arr. Eric Ball)

  4. 歌劇「雪娘」から“軽業師の踊り”
    /ニコライ・リムスキー=コルサコフ (arr. デリック・アッシュモア)
    【3:48】
    Dance of the Tumblers (The Snow Maiden)/Nikolai Rimsky-Korsakov (arr. Derek Ashmore)

  5. パヴァーヌ/ガブリエル・フォーレ (arr. ゴードン・ラングフォード) 【6:07】
    Pavane/Gabriel Faure (arr. Gordon Langford)

  6. ワルキューレへの騎行/リヒャルト・ワーグナー (arr. アレックス・オーウェン) 【2:44】
    Ride of the Valkyries (Die Walkure)/Richard Wagner (arr. Alex Owen)

  7. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から“インテルメッツォ”
    /ピエトロ・マスカーニ (arr. デニス・ライト)
    【2:32】
    Intermezzo (from Cavalleria Rusticana)/Pietro Mascagni (arr. Denis Wright)

  8. トルコ行進曲(「ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331」から)
    /アマデウス・モーツァルト (arr. マーティン・エレビー)
    【2:58】
    Rondo Alla Turca (from Piano Sonata Nol.11 in A – K331
    /Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Martin Ellerby)

  9. 「エニグマ変奏曲」から“二ムロード”/エドワード・エルガー (arr. デニス・ライト) 【3:26】
    Nimrod from “Enigma Variations” /Edward Elgar (arr. Denis Wright)

  10. 序曲「ローマの謝肉祭」/エクトール・ベルリオーズ (arr. フランク・ライト) 【8:26】
    Carnival Romain, Overture/Hector Berlioz (arr. Frank Wright)

  11. ラルゴ(交響曲第9番「新世界から」)
    /アントニン・ドヴォルザーク (arr. マーティン・エレビー)
    【7:39】
    Largo (from “New World Symphony”)/Antonin Dvorak (arr. Martin Ellerby)

  12. オラトリオ「セメレ」より“そなたの赴くところ、何処にも”
    /ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (arr. ベートマン)
    【3:15】
    Where’er You Walk/George Frederick Handel (arr. Bateman)
    ソプラノ(Soprano):レスリー・ガーレット(Lesley Garrett)

13. 歌劇「ラクメ」から“花の二重唱(フラワー・デュエット)”
/レオ・ドリーブ (arr. フィリップ・スパーク)
【3:49】
Flower Duet (from Lakme)/Leo Delibes (arr. Philip Sparke)

  1. ハンガリー狂詩曲第2番/フランツ・リスト (arr. ウィリアム・リンマー) 【9:41】
    Hungarian Rhapsody No. 2/Franz Liszt (arr. William Rimmer)

 

≪2017年6月新入荷≫

 

■ブラック・ダイク~トラディッショナル・ブリティッシュ/Traditional British/Black Dyke Mills Band

“ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし”と謳われるイングランドの名門ブラスバンド“ブラック・ダイク”が、1972~1973年にイギリスRCAからリリースした2枚のベスト・セラーLPレコードのアナログ音源をデジタル・リマスターしたすばらしいコンピレーション・アルバム!!

制作は、独立プロダクション時代の英シャンドスで、CDは原盤権を持つシャンドス・レーベルからの発売となった。

アルバムは、“名旋律の宝庫”と謳われるイングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの4つのエリアのトラッドに、海の男たちに歌いつがれるメロディーのファンタジーを加えたひじょうにハートフルな内容で、ゴードン・ラングフォードが全レパートリーの作編曲を担当している。

ラングフォードは、日本でも「ロンドンの小景」や「トロンボーンのためのラプソディー」などがよく知られるが、当時“それまでのブラスバンド・サウンドをリフレッシュさせた”とまで言われたオーケストレーションの冴えと斬新な曲作りは、瞬く間にイギリスのブラスバンド・プレイヤーとファンのハートをとらえてしまった。

中でも成功を収めたのが、『英国の海の歌による幻想曲』!!

シー・シャンティーズ(イギリスの船乗りたちの歌)の名旋律を盛り込んだこのファンタジーは、同時にウィンド・バンド(吹奏楽)版も人気を博し、イギリスのバンドの海外公演では必ずといっていいほど演奏され、ラングフォードの代表的なオリジナルとして世界中に知られることとなった。

『グリーンスリーヴス』『ローモンド湖~故郷の空』といったイギリス伝承のメロディーも、ひとたびラングフォードの手にかかると、初めからそうであったかのような見事なバンド曲に早変わり!

『わが愛は赤い赤いバラのように』と『ミンストレル・ボーイ』の2曲では今もって人気の高いプリンシパル・コルネットのジェームズ・シェパード、『ブレイドン・レース』ではユーフォニアムのジョン・クラフ、『ドリンク・トゥー・ミー・オンリー(ただきみが瞳をもって)』ではソプラノ・コルネットのデヴィッド・ハースト、『とねりこの木立』ではトロンボーンのフランク・ベリーという、今や“レジェンド”のブラック・ダイクのスター・プレイヤーたちの全盛期のソロが愉しめる!!

その美しいサウンドと味のあるフレージングは、間違いなくこのアルバムの大きなウリ!

ブライアン・カルヴァーハウス(プロデューサー)、ブライアン・カズンズ(エンジニア)のコンビによるブラック・ダイクの名録音!

スタジオではなく、音響の美しいホールでセッションが行われたこのアルバムのサウンドは、空気感あふれるナチュラルさがとても魅力的で、元はアナログながら、ナマのブラスバンドの美しいサウンドと切れ味鋭いダイナミックなパフォーマンスが堪能できる!

どれほどこのアルバムが成功したかは、収録されているすべての曲が、21世紀の今もイギリスのバンドの人気レパートリーとなっている事実が雄弁に物語っている!

■ブラック・ダイク・バンドの他のCD、DVDをチェックする

【ブラック・ダイク・バンド】
旧称は、ブラック・ダイク・ミルズ・バンド。ルーツは、1816年、ヨークシャーのクィーンズヘッド(現クィーンズバリー)の村に誕生した木管、金管、打楽器からなるウィンド・バンド(吹奏楽団)。しかし、存続問題が起こり、1837にクィーンズヘッド・バンドとして再出発。1855年、この村のバンドでフレンチ・ホルンを吹いていたジョン・フォスター&サン社の社長ジョン・フォスターが、メンバーをそっくり社員とし、新しい楽器とユニフォームを買い与えて今日のブラス・バンド編成とする。以降、全英選手権、全英オープン選手権、ヨーロピアン選手権等における輝かしい優勝記録は、他の追随を許さず、「最も成功したバンド」としてギネス・ブックに登録される。SPレコードの時代からCD、DVDに至る商業録音アイテムの数は350を超え、バンドとして世界一を誇る。

・演奏団体:
ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)

・指揮者:
ロイ・ニューサム(Roy Newsome)
ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)

・オリジナル・アルバム(LPレコード):
Brass to the Fore:5、6
Traditional British:1~4、7~15

・録音:1972年、1973年、Huddersfield Town Hall, West Yorkshire (U.K.)
・発売元:シャンドス(Chandos)
・発売年:1990年

【作曲/編曲(全曲)】ゴードン・ラングフォード(Gordon Langford)

  1. ブレイドン・レース/イングランド伝承曲 【3:17】
    The Blaydon Races/Traditional
    ユーフォニアム(Euphonium):ジョン・クラフ(John Clough)

  2. ドリンク・トゥー・ミー・オンリー(ただきみが瞳をもって)/イングランド伝承曲 【4:41】
    Drink to Me Only/Traditional
    ソプラノ・コルネット(Soprano Cornet):デヴィッド・ハースト(Davis Hirst)

  3. ブリティッシュ・グレナディア―ズ/イングランド伝承曲 【3:00】
    The British Grenadiers/Traditional

  4. エルサレム/イングランド伝承曲 【2:21】
    Jerusalem/Traditional

  5. グリーンスリーヴス/イングランド伝承曲 【3:05】
    Greensleeves/Traditional

  6. 英国の海の歌による幻想曲/ゴードン・ラングフォード 【6:20】
    Fantasy on British Sea Songs/Gordon Langford

  7. 可愛いチャーリー/スコットランド伝承曲 【3:04】
    Charlie Is My Darling/Traditional

  8. わが愛は赤い赤いバラのように/スコットランド伝承曲 【4:20】
    My Love Is Like A Red, Red Rose/Traditional
    コルネット(Cornet):ジェームズ・シェパード(James Shepherd)

  9. ローモンド湖~故郷の空/スコットランド伝承曲 【3:15】
    Loch Lomond~Comin’ Thro’ The Rye/Traditional

  10. 別れたあの娘/アイルランド伝承曲 【2:24】
    The Girl I Left Behind Me/Traditional

  11. ミンストレル・ボーイ/アイルランド伝承曲 【3:41】
    The Minstrel Boy/Traditional
    コルネット(Cornet):ジェームズ・シェパード(James Shepherd)

  12. やさしい乙女/アイルランド伝承曲 【4:04】
    The Gentle Maiden/Traditional

  13. とねりこの木立/ウェールズ伝承曲 【3:12】
    The Ash Grove/Traditional
    トロンボーン(Trombone):フランク・ベリー(Frank Berry)

  14. 夜もすがら/ウェールズ伝承曲 【3:43】
    All Through the Night/Traditional

  15. メン・オブ・ハーレフ(ハーレフの男たち)/ウェールズ伝承曲 【3:00】
    Men of Harlech/Traditional

 

≪2014年10月新入荷≫

■グライムソープ・コリアリー~クラシック・ブラス/Classic Brass The Grimethorpe Colliery Band

“地球上、最もエンターテイメントなブラスバンド”として広く知られる、イングランドの名門ブラスバンド、グライムソープ・コリアリー・バンド!

世界的大ヒットとなった映画「ブラス!」では、“グリムリー・コリアリー・バンド”として全篇ですばらしい演奏を展開!その後、世界各地に向けて行われた度重なるツアーでの熱演を通じ、その名声はさらに高いものへと押し上げられている!

そして、ここで紹介するこのCDがすばらしい!

1989年、マンチェスター近郊の有名なストロベリー・スタジオで録音され、世界のメジャーレーベル“英EMI”のミュージック・フォー・プレジャー・レーベルからリリースされたこのアルバムは、グライムソープの数あるCDの中でもとくに成功を収めた1枚だ。

指揮は、英BBC放送のバンド番組「リッスン・トゥー・ザ・バンド」のプレゼンターとして活躍し、ヨーロピアン・ブラスバンド選手権やブラス・イン・コンサート選手権のDVDのナビゲーターとしてもすっかりおなじみとなっているフランク・レントン!

実は、このレントン。1988~1993年と2004年にグライムソープ・コリアリー・バンドの指揮者をつとめ、映画「ブラス!」のストーリーの下敷きとなった“伝説の”1992年全英選手権決勝の優勝指揮者(演奏曲は、フィリップ・ウィルビー「ニュー・ジェル―サレム(新エルサレム)」)でもあった。レントンが、その後もしばしば、グライムソープを“私のバンド”とコメントする理由は、ここにあるのだ!

演奏は、実に爽快!CDを聴いた人は、間違いなく“うまい!”とヒザを叩いてしまうほど!

プログラムは、フチークの『フローレンスの人々(フローレンティナー)』、ロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲、グレインジャーの『デリー地方のアイルランド民謡(ダニー・ボーイ)』!?!?!?

それは、まさしく1995年の主演映画「ブラス!」の世界!

他にも、アラン・キャザーロール編の『マッカーサー・パーク』(“ブラス・イン・コンサート選手権”での超名演が思い出される!)や ハワード・スネル編のワーグナー『エルザの大聖堂への行列』、ゴフ・リチャーズ編の『スウィート・ジョージア・ブラウン』、デリック・ブルジョワの『セレナーデ』、エルガー・ハワースの『ミスター・リアのカーニヴァル』など、グライムソープの定番ネタがズラリ揃い、とても愉しい!

今から20年以上前の録音だが、サウンドもみずみずしく、切れ味は最高!

映画「ブラス!」の元ネタとなったこのCD!

発売当時、グライムソープ・サポーターのアツい支持を受け、大ヒット・アルバムになった!

[グライムソープ・コリアリー・バンドのCDをチェックする]

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【グライムソープ・コリアリー・バンド】
1917年、イングランドの南ヨークシャー、グライムソープ村のグライムソープ・コリアリー(グライムソープ炭鉱)の労働者のリクリエーション活動として、解散となったカドワース・コリアリー・バンドのメンバーによって結成。その後、急速に力をつけてヨークシャー地方を代表するバンドの1つとなり、全英選手権、全英オープン選手権、イングランド選手権などの主要ブラスバンド・コンテストでも多くの優勝を誇る。1976年のディズニーの映画「暗闇からの脱出(Escape from the Dark)」のサウンド・トラック全曲(作曲:ロン・グッドウィン)の演奏を担当。このバンドに起こった実話をもとに、国策として推し進められた炭鉱廃止問題を描いた1996年の映画「ブラス! (Brassed Off !)」では、“グリムリー・コリアリー・バンド”のバンド名で主役を演じ、映画の大成功で一躍世界的スターダムへと押し上げられた。実際のグライムソープ炭鉱は閉鎖されたが、その後も従来どおりのバンド名で活躍している。

《主要選手権優勝年》
・全英オープン選手権(1969、1984、1991)
・全英選手権(1970、1992、2006、2007)
・イングランド(イングリッシュ・ナショナル)選手権(2007、2008)
・ブラス・イン・コンサート選手権(1977、1979、1980、1981、1983、1986、1993、1994、1999、2001、2002、2003、2004、2005、2010)

・演奏団体:グライムソープ・コリアリー・バンド(Grimethorpe Colliery Band)
・指揮者:フランク・レントン (Frank Renton)

・録音:Strawberry Studios, Stockport (UK)

・発売元:EMI – ミュージック・フォー・プレジャー (EMI – Music for Pleasure)
・発売年:1989年

  1. 行進曲「フローレンスの人々」/ユリウス・フチーク (arr. フランク・レントン) 【4:49】
    Florentiner March/Julius Fucik (arr. Frank Renton)

  2. 歌劇「ウィリアム・テル」序曲/ジョアキーノ・ロッシーニ (arr. グレゴア・J・グラント) 【11:05】
    William Tell Overture/Gioachino Rossini (arr. Gregor J. Grant)

  3. スウィート・ジョージア・ブラウン/ベン・バーニー & メイシオ・ピンカード(arr. ゴフ・リチャーズ) 【3:08】
    Sweet Georgia Brown/Ben Bernie & Maceo Pinkard (arr. Goff Richards)

  4. セレナーデ/デリック・ブルジョワ 【2:41】
    Serenade/Derek Bourgeois

  5. シュガー・ブルース/クラレンス・ウィリアムズ & ルーシー・フレッチャー (arr. アラン・モリスン) 【2:14】
    Sugar Blues/Clarence Williams & Lucy Fletcher (arr. Alan Morrison)

  6. ミスター・ジャムズ/クリス・ヘイゼル 【2:15】
    Mr. Jums/Chris Hazell

  7. ヴァレドレス行進曲/ヨハネス・ハンセン 【3:16】
    Valdres March/Johannes Hanssen

  8. マッカーサー・パーク/ジム・ウェッブ(arr. アラン・キャザーロール)【6:23】
    MaCarthur Park/Jimmy Webb (arr. Alan Catherall)

  9. ジムノぺディー第1番/エリック・サティ (arr. フランク・レントン) 【2:56】
    Gymnopedie No. 1/Erik Satie (arr. Frank Renton)

  10. ミスター・リアのカーニヴァル/エルガー・ハワース 【4:56】
    Mr. Lear’s Carnival/Elgar Howarth

  11. ミスティー/エロール・ガーナー & ジョニー・バーク (arr. デリック・ブロードベント) 【2:55】
    Misty/Erroll Garner & Johnny Burke (arr. Derek Broadbent)

  12. 歌劇「ローエングリン」から“エルザの大聖堂への行列”/リヒャルト・ワーグナー (arr. ハワード・スネル) 【6:14】
    Procession to the Minster from Lohengrin/Richard Wagner (arr. Howard Snell)

  13. デリー地方のアイルランド民謡(ダニー・ボーイ)/パーシ―・グレインジャー (arr. デニス・ライト) 【3:25】
    Irish tune from County Derry (Danny Boy)/Percy Grainger (arr. Dennis Wright)

  14. 歌劇「ファウスト」“フィナーレ”/シャルル・グノ― (arr. レイ・ウッドフィールド) 【2:30】
    Finalle (from Faust)/Charles Gounod (arr. Ray Woodfield)

≪2013年08月新入荷≫

 

■フラワーズ・バンド~ストラトス(ジョナサン・べイツ作品集)/Stratos – The Music of Jonathan Bates Flowers Band

イングランドに颯爽と現れた新星ジョナサン・べイツの作品や編曲にスポットをあて、イギリスのファンの話題をさらったフラワーズ・バンドの大成功セルフ・プロデュース・アルバム!!

完全自主制作のインディーズながら、アルバムの成功は、2015年10月10日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで催された“全英選手権2015”選手権部門決勝ガラ・コンサートのステージへとバンドを誘うことに!

このガラ・コンサートは、前年のチャンピオン・バンドに委ねられることがほとんどで、2014年チャンピオンのブラック・ダイク・バンドに代わって、フラワーズ・バンドがそのステージをつとめたという事実は、例外的にスペシャルな“大事件”で、当時、それほどこの自主制作盤が評価されていた証しでもあった!

(全英ガラのモチベーションの高い演奏は、CD「全英ブラスバンド選手権2015~トーマス・ドス:スピリティ」(CD-3916)に収録されているので、合わせて聴いてみたい!)

一方、フラワーズ・バンドがこのアルバムに取り上げたジョナサン・べイツが、これがまた、とんでもない才を示すニューフェイスだ!

すでに11歳の時に「将来ナショナル・ユース(全英青少年バンド)とブラック・ダイクのプリンシパル・テナーホーン奏者になるんだ」と言っていたべイツは、そのナショナル・ユースをへて、2010年にブラック・ダイク・バンドに参加。2013年9月には、ブリッグハウス&ラストリック・バンドに移籍することになった名手シューナ・ホワイトのあとを受け、18歳でブラック・ダイクのソロ・テナーホーン奏者に“本当”に就任してしまったという、若くして才能を認められたプレイヤーの1人だ!

その一方、ロイヤル・ノーザン音楽カレッジなどに作曲を学び、その作編曲はニュージーランドやオランダからの委嘱作も含み、広くイギリス以外の国々でも注目を集めている。正しくマルチ・タレントの持ち主だ!

このCDには、そのべイツの近年作が集められている!!

とくに注目を集めるのは、『嵐の雲をぬけて』、『ストラトス協奏曲』、『コンチネンタル・コンチェルト』の3曲だ!

 『嵐の雲をぬけて』は、“オランダ・ブラスバンド選手権2013”のセカンド部門指定課題として委嘱された作品。アメリカを襲ったハリケーンからインスパイアーされ、とてもドラマチックな展開が魅力的だ!

『ストラトス協奏曲』は、現在はフラワーズ・バンドのソロ・ユーフォニアム奏者として活躍がつづくデヴィッド・チャイルズのために書かれた新しい“ユーフォニアム協奏曲”。宇宙と関連づけられる第1楽章“インターギャラクティック・ロックのチャージ”、第2楽章“スリーピング・アース”、第3楽章“スパイラル・ギャラクシーのダンス”の各楽章で構成され、聴きごたえも十分!

ソロイストは、もちろんデヴィッド・チャイルズだ!!

(このコンチェルトの第2楽章と第3楽章は、DVD「ブラス・イン・コンサート選手権2014」(DVD-9648)にライヴ映像が収録されているが、全楽章を愉しめるのはこの自主制作CDだけだ!)

アルバムをしめくくる『コンチネンタル・コンチェルト』は、様々な機会をとらえて書かれた曲を再構成したセレクションで、ソプラノ・コルネットのポール・リチャーズ、バリトンのベン・ストラトフォード、テナーホーンのロージー・ヒューズのソロもフィーチャーされ、理屈抜きに愉しめる!

その他、アルバムには、サミュエル・ヘイゾ、ラリー・デーン、ジョン・ウィリアムズという、ウィンド・バンド(吹奏楽)や映画音楽からのアレンジも含まれ、べイツの音楽的関心のレンジの広さがうかがえる。

アルバムが録音された当時、べイツはまだ19歳!!

そのさらなる活躍を強く予感させる充実した内容が光っている!

【フラワーズ・バンド】
1968年にシティ・オブ・グロスターシャー・バンドの名で誕生。グロスターシャーを本拠とし、イングランド西部地区の代表的バンドとして、バンド・ランキングでも5本の指に数えられるほどの実力を誇る。誕生当時、解散したばかりのテリトリアル・アーミー(国民義勇軍)のロイヤル・グロスター・ハザール・バンドの楽器が移管され、元メンバーも多く参加していた。バンド名の“フラワーズ”は、スポンサーだったビール醸造所の名からとられている。2009年4月のポール・ホランドの音楽監督就任以降、全英選手権、全英オープン選手権、ブラス・イン・コンサートなどに上位入賞。快進撃が続いている。

・演奏団体:フラワーズ・バンド(Flowers Band)
・指揮者:ポール・ホランド(Paul Holland)

・録音:2014年5月30日~6月1日、Archway School, Stroud, Gloucestershire (U.K.)
・発売元(自主制作):フラワーズ・バンド(Flowers Band)
・発売年:2014年
・メーカー品番:

【作曲・編曲(全曲):ジョナサン・べイツ(Jonathan Bates)】

  1. ライド/サミュエル・ヘイゾ 【3:31】
    Ride/Samuel Hazo

  2. 静かなる勇気をもって/ラリー・デーン  【4:22】
    With Quiet Courage/Larry Daehn

  3. 嵐の雲をぬけて   【12:34】
    Out of the Storm Clouds

  4. オリンピア-ダ/サミュエル・ヘイゾ 【4:20】
    Olympiada/Samuel Hazo

  5. ストラトス協奏曲   【13:29】
    Stratos Concerto
    ユーフォニアム(Euphonium):デヴィッド・チャイルズ(David Childs)
    I)第1楽章:インターギャラクティック・ロックのチャージ Charge of the Intergalactic Rocks 【4:59】
    II)第2楽章:スリーピング・アース Sleeping Earth 【5:16】
    III)第3楽章:スパイラル・ギャラクシーのダンス Dance of the Spiral Galaxies 【3:42】

  6. 大空のキャデラック(映画「太陽の帝国」から)/ジョン・ウィリアムズ 【4:48】
    Cadillac of the Skies/John Williams (arr. Bates)

  7. コンチネンタル・コンチェルト
    Continental Concerto
    I) 序曲:ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン Overture:God Save the Queen 【3:30】
    II)クロ・リュセの城門をとおって Through the Gates of Clos Luce【4:25】
    ソプラノ・コルネット(Soprano Cornet):ポール・リチャーズ(Paul Richards)

III)コンチェルティーノ・カタロニア Concertino Catalonia 【2:08】
IV)ローマの炎の踊り Romani Fire Dance 【2:02】
V)スイスのノクターン Swiss Nocturne 【5:35】
バリトン(Baritone):ベン・ストラトフォード(Ben Stratford)

VI)ロシアのフォーク・フェスティヴァル Russian Folk Festival 【2:25】
VII)トロルハウゲン Troldhaugen 【4:11】
テナーホーン(Tenor Horn):ロージー・ヒューズ(Rosie Hughes)

VIII) ケルトの十字に  Upon the Celtic Cross 【4:51】

 

≪2016年4月新入荷≫