「Q&A」カテゴリーアーカイブ

Q:詰まった感じの音を直す方法は?

Q:こんにちは。僕は吹奏楽部に入っていて、
中学2年生です。
楽器はトロンボーンをやっています。
そこで質問なのですが、
僕が出す音は、どうしても、
鼻の詰まったような音になってしまいます。
唇に力を入れすぎているのでしょうか?
効果的と思われる練習方法を教えてください。
(PN:ヤマ)


A:自分の音に納得できない! これは大切な上達への第一歩です。

それではチェックポイントをお教えします。

まずは、マウスピースのみで、音をチェックしてください。
その後、楽器に付けて次の事をチェックしてみましょう。

■楽器の構え方、ベル向きのチェック
→左手の握りを強すぎないように、
腕に力を入れ過ぎないように、
脇を締めすぎないようにしてください。

■唇への圧力チェック
→楽器を唇に押さえつけないように、
左右の手の力に力を入れすぎない、
握りすぎないようにしてください。

■口の中の形、容積のチェック
→できるだけ扁平にならないように、
口の中の容積を大きくとれるように、
舌の位置や発音に気をつけてください。

■息のコントロールのチェック
→息のスピード、圧力、長さ、量、方向などで
ロングトーンで響きのある音を出してください。

これらをチェックして、一音一音ロングトーンで
確実に安定した音を出せるように練習してください。

回答:五十嵐 清

Q:基本的なハーモニーの合わせ方について

Q:ハーモニーについて、
1度、5度、3度の和音の合わせ方はわかるのですが、
それ以外のハーモニーの合わせ方が
いまいち分かりません。
1度、5度、3度以外の音の役割と
ハモり方を教えてください。
(PN:キハラ)
(このみ)


A:すでに基本的なハーモニーの合わせ方は

わかっていらっしゃること、たのもしいです。

さて、ハーモニーは音程の高低のみではなく、
各音と全体の音量、音色、ブレンド、バランスなどを
チェックする必要があります。
特にオクターブを含むユニゾンはしっかり合わせてください。

主要三和音でも
長音階と短音階での音程の取り方がありますので、
特に三度音程に気をつけて
純正調の豊かで濁りのない響きを目指してください。

三和音だけでも、
長三和音、短三和音、減三和音、増三和音があります。
これ以外の和音は、
まずは音程をしっかりチューナー等で合わせて、
後は音量、音色、ブレンド、バランスより響きをとってください。

これは四和音などにも有効です。

基音となるベース(ベースが基音でないときもある)から
高音へ順番に演奏したり、
基礎になる和音をきちんと合わせてから、
絡んでいる音を合わせてください。

主な音の性格としては、

Ⅰ主音:文字通り原点基本音。
Ⅳ下属音:主音から下に完全5度の関係の音。
主音と属音を補う。
Ⅴ属音:主音から完全5度の関係の音。
完璧性を持ち響きを決定する。
Ⅶ導音:主音と短2度関係の音。主音に行こうとする音。

などが重要です。

では、耳そして身体で感じた響きを感じてください。

回答:五十嵐 清

Q:小編成バンドで練習効率をあげるには?

Q:吹奏楽マガジンで五十嵐先生を知りました。
私は今、吹奏楽部の高校2年生でクラリネットを吹いています。

私の高校の吹奏楽部は小編成です。

現在は、トランペット(2人)トロンボーン(3人)
ユーフォニアム(1人)チューバ(1人)
クラリネット(2人)サックソフォン(2人 / アルト・テナー)
ホルン(2人)パーカッション(2人)ですが、

先輩方が8月に引退されると、
トロンボーン(2人)クラリネット(2人)
サクソフォン(1人 / テナー)ホルン(1人)
パーカッション(2人)となってしまいます。
とてもバランスが悪い状態です。

パーカッションの1人はまだ初心者で、
スネアもまともに叩けずに、
夏コンに間に合うかどうかといった状態です。

また、2年生は、ほとんどが小学校のブラスバンド経験者ですが、
中学で吹奏楽をやっていたのは私しかいません。

部内の練習効率も悪く、
なかなか上達できない状態でとても困っています。
先生も忙しく、tuttiの時間が少ないのも悩みです。

この状態で夏コンに挑むつもりですが、
吹奏楽部一同、絶対に上の大会へと
進んでいきたいと思っています。

しかし、そのためには
何をどう改善すればいいかが分かりません。
五十嵐先生には、ぜひ、アドバイスや、
良い練習の方法などを教えて頂きたいです。
(このみ)


A:コンクールには、クラリネット(2人)サクソフォン(2人 / アルト・テナー)
トランペット(2人)ホルン(2人)トロンボーン(3人)
ユーフォニアム(1人)チューバ(1人)パーカッション(2人)の
15人編成で出場するという前提でコメントします。

音楽の三要素「メロディー、ハーモニー、リズム」でのパート分け、
4声部の「ソプラノ、アルト、テノール、バス」でのパート分け、
木管、木管金管ジョイント(テナー、ホルン、ユーフォニアム)、
金管、打楽器のセクションでの分け方、
いずれも、今の15人で充分編成ができていますので、大丈夫ですよ。

練習効率をあげることは、
まずリーダーが一人ひとりと話をして、
次の約束をみんなで守れるようになれば、
自分たちの中で、こうしたいとか、
もっと有効に時間を使いここまで達成したい、
など動きが出てくること思います。

その約束として

1.活動に対するけじめをつける。

・練習開始時間の厳守と出席者の確保(時間厳守と出欠の徹底)
毎日決められた時間にきちんと練習が開始できる体制を整える。

・気持ちを集中させる

2.先生のいないときに生徒リーダーを中心に練習を進める。

・先生以上のことをやろうとせずに、
自分の技量で、個人やグループでのチェックをしていく。
基礎練習や曲練習の予定表を作り、掲示して時間を共有する。
(達成するレベルと期限を明確にし、チェック欄を作る)

・苦手を克服、反復練習をするよう常に言う(チェック欄を作る)

3.目標をたて、掲示する(共通点を明確にする)

・1週間に全員が確実に達成ようにテーマを1つ設定
例:ダイナミックスの充実、音形・長さの統一
個人でも合奏でも目標テーマについては徹底的に指示する

・月間では4テーマをクリアできる

・自分で工夫する(受身にならないこと)

自分たちで自発的に練習していき、
先生に見てもらうまでにしなくてはならない内容、
いやできることを明確にして活動をしてみてください。

コンクール後、先輩が引退して、編成が、
クラリネット(2人)サクソフォン(1人 / テナー)ホルン(1人)
トロンボーン(2人)パーカッション(2人)の8人編成となった時は、

音楽の三要素「メロディー、ハーモニー、リズム」での
パート分けを重視して、
小編成の楽譜をその人数で演奏するよりも、
5重奏や8重奏、10重奏などのアンサンブルの譜面を
演奏するといいのではないかと思います。

今の意気込みがあれば、絶対に道は開けます。

回答:五十嵐 清

Q:ファゴットの音量を上げたい

Q:私は中学1年生のファゴット吹きです。
この間、顧問の先生に、
「もっと音量を大きくしてくれ」と言われました。

肺活量は、病院で測ったことがあるのですが、
かなり良い結果でした。

ですが、音を大きくしようとすると、
音色が汚くなり、
リードのビリビリした音が混じります。

どうしたら、汚くない音色で、
大きな音を出すことができますか? (T.Y)


A:中学生でファゴット奏者は少ないでしょうから
貴重な存在ですね。

学校のバンドにファゴットがいるのは、
サウンドや楽曲のニュアンスが幅広く出せるので、
大きな魅力です。

ファゴットはあまり大音量を出せる楽器ではないので、
無理矢理楽器に息を入れすぎても、
リードのや細いボーカルなどの特性もあって、
音色が汚くなっり、リードが耐えきれずに
悲鳴をあげたりしてしまいます。

ですから、音量でなく音色を重視してみてください。

また、息の長いフレーズの歌い方、
幅広い音域、弱奏での活躍など、
他の楽器には真似のできない
ファゴットの持っている魅力と
楽曲においての楽器間のジョイントを担える存在感を
出していくといいのではないでしょうか?

活躍を期待しています。

回答:五十嵐 清

Q:バス・クラになったのですが、全く音に響きとキレがない

Q:こんにちは。自分はクラリネットから、
バス・クラリネットになったのですが、
全く音に響きとキレがありません。

バス・クラリネットの先輩もいなく、
どうすれば良いか分からないです。

取り合えず、今は、
クラリネットの時と同じ練習法をしているのですが、
今後どのような、練習方法をすればいいでしょうか?
(ネコロボさん)


A:クラリネットは樹木に例えると、根幹にあたります。

そこから枝が出で、葉が出て、花をも咲かせることができる。
クラリネット・ファミリーは、ほぼ全てのバンドの音域をカバーし、
バンドの根幹なのです。

特に低音を担当するバス・クラリネットは、根の部分で、
とても重要な、そしてなくてはならない存在です。
大抜擢ですね。

練習はB♭管と同じで、
ロングトーン、フィンガリング、タンギング
などをやってください。

その他、
やや音の立ち上がりを素早くする。

楽器が大きいのでB♭管のチューニング音の音域より
オクターブ下の音域を吹くイメージで
息のコントロールなど呼吸に気をつけて練習する。

短い音でも響きや余韻をつける練習を取り入れる。

インターバルやアルページョの練習を多めに入れる
などがあります。

B♭管より楽器とマウスピースの構造上、
やや違いがありますので、アンブシュア(くわえ)は、
あまり強くしすぎないようにしてください。

バンドのサウンドの安定と音色の充実に
根底から支えてあげてください。

回答:五十嵐 清