「Q&A」カテゴリーアーカイブ

Q:音揺れや音色、音程が改善できる練習方法はありますか?

Q:中学校からホルンを始めた中学2年生です。1年生の頃から音程が悪かったのですが最近伸ばしたときの音の揺れが目立ちます。曲中の伸ばしでも揺れてしまいます。音色も悪くガサガサした音しか出ません。部活では腹式呼吸の練習とロングトーン、リップスラーは毎日行っています。やはりアンブシュアが悪いのでしょうか。2年生になり先輩という立場として少しでも上手に吹きたいです!音揺れや音色、音程が改善できる練習方法などがあれば教えてください。よろしくお願いします!(しゃもこ)


こんにちは、しゃもこさん。
パートナーのホルン(ニックネームはあるのかな?)ちゃんと楽しく演奏をしているようですね!中学生活も後半になって先輩としての責任もしっかり持っていて頼もしいです。

悩みは、

1.長く伸ばしす音符の時に音がゆれてしまう。
2.ガサガサした音に聞こえる。
3.音程が悪い。

ということですが、自分自身で理想、目標の音のイメージをしっかり持っているからこそ、それとのギャップが気になっているので、必ずイメージに合う音が出せるようになります。

練習方法は現在やっているデイリートレーニング「腹式呼吸」「ロングトーン」「リップスラー」で大丈夫ですのでそのまま続けてください。そして次の改善方法を取り入れながら練習してみてください。

1.フォームについて

口(唇)と楽器(マウスピース)とのマッチングの不安定(感)をなくす。
(1)楽器を胸下あたりに両手で持つ。
(2)背筋を程よく伸ばし、頭を背骨に乗せ身体を骨盤で支えるイメージにする。
(3)楽器(マウスピース)を口の高さに持っていき、腰を回さずに、左右の手を上下左右にスライドさせる。
(4)その中で身体に力を入れずに一番フィット感があるところを見つける。
(5)イメージ的に左手の位置が鼻の下あたりの延長上になる。
フォームがしっかりすると、音の揺れやカスレ、ガサガサがなくなります。

2.呼吸について

普段生活している以上に意識した「吸う」「吐く」を会得することが、管楽器の呼吸法です。
(1)ストローをくわえて「吸う」のイメージをつくる。
息が身体のどのあたりまで入っているか?鳩尾の奥の方に到達している感じになります。
そこを「吸う」ポイントとして、常にその位置を意識できるとうに、下半身で支えます。
(2)歌声を出すイメージで、息を連続して送り出す。

3.音程について

スケール、クロマチックの練習
(1)スケール、クロマチックを用いて、音と音の高さの感覚(音程)を、チューナーでガイドを定めて、自分の特徴をチェックしながら、身体にしみこませる。

この時、頭の中で歌うこと、そして楽器から出た音をしっかり聞くことを忘れずに!

家や学校の階段は、何気なく無意識に昇降できます。(たまに転んで痛い思いもしますが…。)

れは身体が階段の幅や高さに慣れ、覚えていてしみついているからです。

(2)音階の音程感イメージをピアノの鍵盤のように隣り合った音の幅が均等ではなく、マリンバのように高音域では幅が狭く長さも短い。低音域になると幅が広く、長さも長くなっている。

この形状の鍵盤を振動させるような、各音域での息の量や長さをイメージして、音の推移をスムーズにできるように練習する。

必ず上手く吹くことができます!頑張ってください。

回答:五十嵐 清

Q:どうしても楽器間で音程が合いません。特に弦楽器と合わせることが難しいです。どうすれば合うようになりますか?(オーケストラに所属した吹奏楽金管さん)

A:オーケストラに入られたのですね。

「音程」が合わない!このことは音楽をやっている誰もが悩む永遠の課題かもしれません。

さて、「音程」は生き物ですから、合わないということは悪いことではありません。しかし、「合わせないこと」ではダメなのです。オケに所属した金管さんからは「合わせたい!」という気持ちが伝わってきます。

奏者は一人一人個性があり、それぞれの考えがあります。「音程」は各自が主張する意見と同じだと思います。意見も目標を同じくした相手との話し合いにより良いものにしていけます。ですから、相手の音を聞き、「合わせていく」というより「寄せていく」「歩み寄る」ようにして、感じあい響きあうことを大切にしてください。

方法としては、チューナー等から各自の基準音を決めてから、他の楽器の音に対して「楽器の管長を変化調整させて」寄せてみてください。口だけで調整すると、音が悪くなってしまいます。いつもベストなフォーム、アンブシュアーそして息のコントロールを心がけてください。

次に楽器の特徴をお話しします。弦楽器は温度上昇で音程(基準ピッチ)が下がる。管楽器は温度上昇で音程が上がる。という正反対の特徴があります。このことを考慮して調整しないとなりません。

また、オーケストラでは弦楽器が多人数パートとして、各弦楽器セクションがユニゾンをしっかり合わせています。多人数弦楽器に少人数の小回りの利く管楽器奏者が寄せていき「合わせどころ」に誘導してみてはどうでしょうか?

吹奏楽でもクラリネットセクションに合わせていくのも、音程が安定している楽器というだけでなく、楽団の中で多人数を占めているからという考え方をすれば理解できるのではないかと思います。

ぜひオケのメンバーと楽器で会話をしていってください。

回答:五十嵐 清

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Q:少しサックスから遠ざかっていましたが、どうしても吹きたい!と思い、また演奏するようになりました。3年間のブランクで、音と音との切り替えの時に間の音などが出てしまいます。どうしてでしょうか?

A:楽器をまた演奏することになっておめでとう!とても嬉しいです。

素朴な疑問(悩み)ですが、サクソフォーンの演奏するため大切なことが隠されています。

サクソフォーンの特徴として、「円錐形」という形になっていることが挙げられます。この形状が弦楽器のような柔らかな音色と力強い迫力のある音量が出せ、そして木管と金管楽器の橋渡しの役割を担えることができます。しかし、音にムラが出やすいというマイナス面もあります。

例えば、左手中指のみ押さえて「ド」から「レ」の運指は、オクターブキーと左右の小指以外のキー全部を押さえます。このようにトーンホール(楽器に開いている穴)の開閉により楽器の鳴る管の長さに変化を生じさせ音階を演奏します。この時、管長が長いと抵抗感が増し鳴りにくく、短いと軽くなります。ですから同じ息を使っても均一な響きにならず、音が出にくい、かすれる、つなぎが悪い。また、音が大きすぎたり、広がったりと自分の意思とは違った音が出てしまいます。リコーダーと運指は同じなのに?と思うかもしれませんが、リコーダーは円柱形の形状ですから均一な響きが出てきます。

このことから、運指と管長(トーンホールの開閉の状態)を考えて「息をコントロール」しなくてはなりません。特にインターバルや音程差のある音のつなぎには気を付けなくてはなりません。そして、運指は迷うことなくスピーディーにかつ指を同じタイミングで動かすこと大切です。

いろいろな音程間でトライしてみてください。

回答:五十嵐 清

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■五十嵐清先生のQ&Aコーナー「教えてくれっチョ!」が復活!

▲五十嵐 清

皆さまお久しぶりです。「教えてくれっチョ!」を6年間お休みさせて頂きましたが、この度コーナーを復活させて頂けることになりました。復活を支援して下さった皆様、そして関係の方々に感謝申し上げます。

6年間の時の流れは、当時の中学生は成人を迎え、高校生は社会人となり、それぞれ勉学、お仕事やご家庭にとライフスタイルが変わったことと思います。今も吹奏楽やオーケストラで演奏を楽しんでいる方。今は離れているがいつかはまた演奏をしてみたいと考えている方などいらっしゃると思いますが、共通の思いは、学生時代の吹奏楽活動で、目標に向かって頑張り、そこから生まれた仲間との絆の尊さが今の生活の礎となっているのではないでしょうか。そして、このコーナーお休みしている間に吹奏楽活動を始めた方も多くいらっしゃることと思います。

そんな皆さんが今、活動している学校や楽団で、または個人でかかえている悩みや疑問、、相談してみたいことがあれば、どんどん「教えてくれっチョ!」に質問のメールをお送りください。

解決のヒントや次へと繋げる一歩となるように一緒に考えて少しでも楽しく笑顔で音楽活動が出来るように、微力ながらお手伝いさせて頂きます。(五十嵐 清)

■過去のQ&A

■五十嵐清先生への質問や相談は、
下記の投稿フォームよりお送りください

Q:バランスの悪い編成を調整したい

Q:私は今高校2年生です。コンクールが終わり、先輩方は引退となります。
先輩方が引退した後の私達の編成は、クラリネット3人、テナー・サックス1人、トロンボーン1人、パーカッション1人となります。とてもバランスが悪いため、パート変更を考えていますが、五十嵐先生であれば、どのようにパートを決められますか?(PN:匿名さん)


A:コンクールまで頑張った先輩たちの後を継いで、これからの部活動を担っていくこと頼もしいです。

 パート編成ですが、楽器をコンバートして編成を整えるよりも、新しい楽器を練習する覚悟でいるのならば、今の楽器をメインに楽曲や曲途中で楽器の持ち替えを考えて、マルチプレーヤーになってはどうですか?

1.クラリネットの人には、サクソフォーンを練習してもらい、サクソフォーンを4本(パート)にしてみる。

2.クラリネットの1人にフルートを演奏してもらう。

3.テナー・サクソフォーンの人には、楽曲により他のサクソフォーンに持ち替えて、重要なメロディーラインやリズムを重点的に演奏してもらう。

4.テナー・サクソフォーンの人に、クラリネットを演奏してもらい。クラリネット4本にする。

5.トロンボーンの人には、トランペットやフルートを練習してもらう。トランペットでは華やかなメロディーラインが欲しいとき。フルートでは木管の響きを重視した楽曲のとき。

6.パーカッションの人には、ドラムセットや鍵盤楽器を重点的に演奏してもらう。必要なら管楽器を演奏してもらう。

 アイデア次第で可能性十分あります。年度後半を楽しく演奏活動をしてみてはどうですか?

回答:五十嵐 清

Q:顧問がトランペットの調整管にカッターでしるしをつけた

Q:中学校の吹奏楽部の顧問がトランペットの調整管にカッターでしるしをつけました。顧問は手っ取り早い方法だと、吹奏楽で指導を受けたといいます。

私は、子供の父兄で、楽器の専門の知識はありませんが、カッターでキズをつける行為と思いました。

他に方法があるのではないかと話したのですが、全く悪気がないので、子供達は不信感をつのらせています、本当に吹奏楽の中では常識なのでしょうか。教えてください。(PN:木立さん)


A:顧問先生は生徒にチューニングの大切さや目に見える方法で管の長さを調節することを教えたかったことと思います。

 しかし、もっと別の方法でもそのことは教えることはできると思います。

 楽器にカーターで印をつけると、傷がつき楽器を劣化をさせ、音色などにも悪影響になります。大切な楽器ですので、優しく丁寧にしてあげてください。またカッターも使用本来の用途ではないと思います。

 チューニング管の調整は、気候温度や吹奏感でも変わってきますので、目測で十分と思います。

 どうしても目印が必要ならば、油性ペンで印をつたり、小型スチール定規で管を抜く長さを計測してみてはどうでしょうか?

回答:五十嵐 清

Q:2、3曲続けて演奏するとマウスピースがズレてくる

Q:曲(少人数なのでアニメ・ソングなどです)の練習をしていると曲練をし始めた時は大丈夫なのですが2回目、3回目と曲を通してやっていくと口が痛くなり、マウスピースから口がずれたり外れたりします。本番などでも曲が続くとそんなことが起きるので困っています。楽器を使った練習と、楽器を使わなくてもできる練習方法を良かったら教えてください!(PN:西川)


A:文章から金管楽器奏者と思いますので、金管楽器として回答します。

まず、マウスピースのみで安定して、音が出せるようにして下さい。
その際、利き腕でない手でマウスピースを摘むように持ち、
唇に押させ過ぎないようにすることが大切です。

次に、アンブシュアを固めるために、
ブレスする時にマウスピースを唇から外さず
鼻から息を吸ってロングトーンをしてみて下さい。

そして、楽器の持ち方や腕の力、肘の状態を注意、確認して、
楽器を支える筋肉を鍛えて下さい。

アンブシュアが固まったら、口でブレスをして唇のスタミナをつけましょう。

基本がとても大切ですので、地道にやってみましょう。

回答:五十嵐 清

Q:メンタル面が弱くて、先輩がいないと合奏で緊張してしまう

Q:私は高2でアルト・サックスをやっています!
吹奏楽部に入ったのは、高1の4月からなんですが、
なかなか指が速く動きません。
それに、メンタル面がすごく弱くて、
先輩がいないと合奏で緊張してしまいます。
どうしたらいいですか?
よろしくお願いします!(yuri)


A:自分の足りない点を克服しようと頑張っていますね。

指を速く動かすために、各調のスケールと半音階練習を、ゆっくりから一音ごとに息と指をていねいに合わせていく。楽器がなくても、指練習は音名を歌いながらシャドーでやってもいいですね。

次にメンタル面は、練習をしっかり納得するまでやって、考えながら演奏しているから、音楽を感じて自信をもって演奏することです。そして、自分の音を他パートの仲間たちと一緒に合わせ奏でる喜びを感じてみて下さい。
同じ目標をもった支え合う仲間がいるので安心して、練習したことを表現して下さい。
1(人)+1(人)=2(人)ではなく、答えは10(人)それ以上の無限大の可能性が、音楽合奏にはあります。それが音楽の魅力です。

仲間を信じて・・・一人ではありません!

回答:五十嵐 清

Q:スネアとティンパニーの基礎練習の仕方

Q:Perの中2です。
僕は今年のコンクールで
課題曲・・・スネア・自由曲・・・ティンパニをする事になりました。
それぞれの楽器の基礎練習の仕方を教えてください。
よろしくお願いします。
(PN:打楽器)


A:とても大切な楽器を任されましたね。
どちらの楽器も、一つ打ちが大切な練習です。

スネアは、弾みバウンドのイメージ「トコトコ」。
ティンパニーは一つ一つの音(符)を明確にしっかり「トントン」。

このイメージで、余動作、裏拍、余韻を感じチェックしながら
楽曲への応用を意識して基礎練習に励んでください。
そうすると、コンクールでは先生とメンバーと一緒に
納得する演奏ができると思いますよ。

回答:五十嵐 清

Q:詰まった感じの音を直す方法は?

Q:こんにちは。僕は吹奏楽部に入っていて、
中学2年生です。
楽器はトロンボーンをやっています。
そこで質問なのですが、
僕が出す音は、どうしても、
鼻の詰まったような音になってしまいます。
唇に力を入れすぎているのでしょうか?
効果的と思われる練習方法を教えてください。
(PN:ヤマ)


A:自分の音に納得できない! これは大切な上達への第一歩です。

それではチェックポイントをお教えします。

まずは、マウスピースのみで、音をチェックしてください。
その後、楽器に付けて次の事をチェックしてみましょう。

■楽器の構え方、ベル向きのチェック
→左手の握りを強すぎないように、
腕に力を入れ過ぎないように、
脇を締めすぎないようにしてください。

■唇への圧力チェック
→楽器を唇に押さえつけないように、
左右の手の力に力を入れすぎない、
握りすぎないようにしてください。

■口の中の形、容積のチェック
→できるだけ扁平にならないように、
口の中の容積を大きくとれるように、
舌の位置や発音に気をつけてください。

■息のコントロールのチェック
→息のスピード、圧力、長さ、量、方向などで
ロングトーンで響きのある音を出してください。

これらをチェックして、一音一音ロングトーンで
確実に安定した音を出せるように練習してください。

回答:五十嵐 清