■全英ブラスバンド選手権1991(演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか)

1991年10月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1991」決勝とガラ・コンサートのハイライトを収録したライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアというベテラン・コンビが担っている。

全英ブラスバンド選手権では、地区大会とロンドンで行なわれるファイナル(決勝)で課されるテストピース(課題)が違う。新作が委嘱される場合もあれば、過去の名曲が採用される場合もあり、たいてい夏頃に発表される。

1991年のファイナルのテストピースは、ロバート・シンプスンの『エナジー』。ちょうど20年前の1971年の全英ファイナルのために委嘱された作品で、選手権部門のバンドなら演奏したことがないバンドを探すほうが難しいといわれるほどポピュラーな曲だ。当然のことながら、こういうときは大激戦になる!!

優勝は、200ポイント満点中、197ポイントをゲットしたジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド。彼らは1987~1989年に全英ハットトリック(3連覇)を達成。選手権規定で1990年の出場は無かったが、1年のブランクをまるで感じさせない快演を演じた! 『トリビュート・トゥー・テッド・ヒース』と『楽園への道』は、ハットトリックを称えて招かれたガラ・コンサートにおける演奏だ。

ガラ・コンサート名物の“マスバンド”は、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド、CWSグラスゴー・バンド、IMIヨークシャー・インペリアル・バンドからなる約75名編成の大ブラスバンドで、指揮者は、かつてブラック・ダイク・ミルズのプロフェッショナル・コンダクターとして活躍したレジェンド、ジェフリー・プランド!

ブラック・ダイク・ミルズのプリンシパル・コルネット奏者ロジャー・ウェブスターをソロイストに迎えた『シャワーズ・オブ・ゴールド』、ロバートとニコラスのチャイルズ・ブラザーズによるユーフォ二アム・デュエット『聖なる寺院の奥深く』、スティーヴン・ミードが率いるブリティッシュ・テューバ・カルテットによる『ポップ組曲(終楽章)』など、聴きどころも多い!

ロイヤル・アルバート・ホールの巨大な空間を感じさせる録音が当時の“全英”の空気をよく伝えている!

■全英ブラスバンド選手権1991
演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか
Boosey & Hawkes National Brass Band Championships of Great Britain and Gala Concert 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4651/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・収録:1991年10月5日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1991年

【収録曲】

  1. ルール・ブリタニア/トーマス・アーン(arr. マイクル・ブランド)【4:36】
    Rule Britannia/Thomas Arne(arr. Michael Brand)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  2. シャワーズ・オブ・ゴールド/ハーバート・L・クラーク(arr. ホーン)【5:26】
    Showers of Gold/Herbert L. Clarke(arr. Horn)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):ロジャー・ウェブスター(Roger Webster)

3.トリビュート・トゥー・テッド・ヒース/(arr. ビル・ゲルダード)【12:30】
Tribute to Ted Heath/(arr. Bill Geldard)
【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)

  1. 歌劇「真珠とり」から“聖なる寺院の奥深く”/ジョルジュ・ビゼー(arr. キース・ウィルキンスン)【4:02】
    Deep Inside the Sacred Temple/George Bizet(arr. Keith Wilkinson)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【デュエット】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ&ニコラス・チャイルズ(Robert Childs & Nicholas Childs)
  2. トライアンファント・ラプソディ/ギルバート・ヴィンター【12:42】
    Triumphant Rhapsody/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  3. エナジー/ロバート・シンプスン【9:22】
    Energy/Robert Simpson
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  4. 楽園への道/フレデリック・ディーリアス(arr. クリストファー・モワット)【7:28】
    Walk to the Paradise Garden/Frederick Delius(arr. Christopher Mowat)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  5. ポップ組曲(終楽章)/アーサー・フラッケンポール【2:18】
    Pop Suite (Last Movement)/Arthur Frackenpohl
    【演奏】ブリティッシュ・テューバ・カルテット(The British Tuba Quartet)
  6. デイヴィッド・オブ・ザ・ホワイト・ロック
    /伝承曲(arr. ジョージ・ウィルコックス)【2:50】
    David of the White Rock/Traditional(arr. George Wilcocks)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  7. 序曲「1812年」/ピョートル・チャイコフスキー(arr. デニス・ライト)【15:21】
    Ouverture Solennelle 1812/Pyotr Tchaikovsky(arr. Denis Wright)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The Massed Bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)

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■全英ブラスバンド選手権1988(演奏:デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンドほか)

1988年10月8日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1988」決勝の模様を収めたライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアが担っている。

全国の地区選手権を経てロンドンの決勝にエントリーされたのは、合計19のバンド。テストピース(課題)は、この日のために委嘱された新作、レイ・ステッドマン=アレンの『海の情景』だった。ジョン・メースフィールドの詩「カーゴス」からインスピレーションを得た情景の見える変化にとんだドラマチックな作品だ。

優勝者は、200ポイント満点中、198ポイントをゲットし2年連続優勝となったジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンド! 会心の出来のこのライヴは聴きものだ!

他のトラックには、審査発表までの合間に行なわれるガラ・コンサートのハイライトが収められている。

この頃の全英選手権のガラは、トップクラスのバンドによるマスバンドが組まれることが多く、この日もステージに上がったのは、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド、コーリー・バンド、CWSグラスゴー・バンド、グライムソープ・コリアリー・バンドの4バンドからなる約100名編成の大ブラスバンド! それを当時人気絶頂のハワード・スネルが指揮するということで前評判も上々だった!!

すでに人気作曲家の座を確実なものにしていたジョン・マッケーブの『デザートII – ホライズン』やフィリップ・スパークの『エンデヴァー』といったオリジナルや、コルネットの名手フィリップ・マッキャンをゲスト・ソロイストに招いたデニス・ライトの『コルネット協奏曲』やエコー・コルネットやポストホーンを駆使した『フィリップ・マッキャン・サリュート・ハリー・モーティマー』などが、ロイヤル・アルバート・ホールの豊かな響きの中で愉しめる!

■全英ブラスバンド選手権1988
演奏:デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンドほか
The National Brass Band Festival 1988
Desford Colliery Dowty Band and others
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4650/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1989年
・収録:1988年10月8日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・メーカー品番

【収録曲】

  1. キャンディード序曲/レナード・ハーンスタイン(arr. ハワード・スネル)【4:24】
    Overture : Candide/Leonard Bernstein(arr. Howard Snell)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  2. 祭り(「夜想曲」第2楽章)/クロード・ドビュッシー(arr. トーマス・ウィス)【6:17】
    Fetes/Claude Debussey(arr. Thomas Wyss)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  3. コルネット協奏曲/デニス・ライト【10:31】
    Concerto for Cornet/Denis Wright
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】グライムソープ・コリアリー・バンド(Grimethorpe Colliery Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):フィリップ・マッキャン(Philip MaCann)
  4. デザートII – ホライズン/ジョン・マッケーブ【12:32】
    Desert II – Horizon/John McCabe
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  5. 海の情景/レイ・ステッドマン=アレン【14:38】
    Seascape/Ray Steadman-Allen
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンド(Desford Colliery Dowty Band)
  6. 小さな黒人/クロード・ドビュッシー(arr. ジェフリー・エマースン)【1:50】
    Le Petit Negre/Claude Debussey(arr. Geoffrey Emerson)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド(Britannia Building Society Foden Band)
  7. フィリップ・マッキャン・サリュート・ハリー・モーティマー(アルペン・エコーズ – ハンティング・シーン – ポストホーン・ギャロップ)【5:24】
    Philip McCann Salutes Harry Mortimer(Alpine Echoes – Hunting Scene – Posthorn Galop)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド(Britannia Building Society Foden Band)
    【独奏】エコー・コルネット&ポストホーン(Echo Cornet & Posthorn):フィリップ・マッキャン(Philip MaCann)
  8. エンデヴァー/フィリップ・スパーク【12:24】
    Endeavour/Philip Sparke
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)

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■レスピーギ/交響詩「ローマの松」(演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ)

1991年3月6~7日、東芝EMIのリクエストでロンドンのアビロード・スタジオの第1スタジオで録音されたロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラの2枚目のアルバムで、プロデューサーは、東芝EMIの中田基彦と英EMIのジョン・ウェスト、エンジニアはマイクル・シーディーが担った。

収録曲は、レスピーギの交響詩『ローマの松』(サイ・ペイン編曲)とムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』(サイモン・ライト編曲)とリムスキー=コルサコフの『ロシアの復活祭』序曲(ジョージ・ミラー編曲)の3曲で、この内、『ローマの松』と『展覧会の絵』ではこのレコーディングのために書き下ろされた新しい編曲が使用されている。

編曲者のサイ・ペインは、このウィンドオーケストラの初CDとなったホルストの組曲『惑星』のトランスクリプションですでに名を挙げ、もう一方のサイモン・ライトも、ウォーレス・コレクションのために斬新なアイデアのスコアを提供し、注目を集めていた新進気鋭のアレンジャーだった。

残る『ロシアの復活祭』序曲は、既存の編曲が選ばれている。編曲者のジョージ・ミラーは、第2次大戦前、有名なグレナディア・ガーズ・バンドの音楽監督をつとめ、ホルストの『組曲第1番』を初レコーディングした指揮者としても知られた。時代こそ遡るが、優れた編曲としてイギリスでは定評のあるものだ。

ロンドンの腕利きが集まったというだけでなく、音響の優れたEMIアビーロード・スタジオの空気感の中に溶け込むようなウィンドオーケストラが演奏したクラシック名曲撰!!

今回紹介するのは、とっくの昔に絶版となった初回発売時のオリジナル盤! 新品状態で少数出土したコレクター・アイテムだ!

【ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ】
指揮者エリック・バンクスの着想で組織されたウィンドオーケストラ。ロンドン市中の各オーケストラで活躍するプレーヤーのほか、王立音楽カレッジや王立音楽アカデミー等のベテラン教授陣によって構成。EMIのデビュー・アルバムは、ホルストの組曲「惑星」(全曲)。コンサート活動も計画されたが、残念ながら、バンクスのオーストラリアへの移住により、立ち消えとなった。

■レスピーギ/交響詩「ローマの松」
演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
Pini di Roma
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4634/

【データ】

・演奏団体:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ(London Symphonic Wind Orchestra)
・指揮者:エリック・バンクス(Eric Banks)
・発売元:東芝EMI
・発売年:1991年
・収録:1991年3月6~7日、Abbey Road Studios No.1、London、U.K.

【収録曲】

  1. 交響詩「ローマの松」/オットリーノ・レスピーギ(arr. サイ・ペイン)【20:13】 
    Pini di Roma/Ottorino Respighi(arr. Cy Payne)
    I) ポルゲーゼ荘の松 I pini di villa Borghese【2:42】
    II)カタコンプ付近の松 I pini presso una Catacomba【6:55】
    III)ジャニコロの松 I pini del Giaicolo【6:05】
    IV)アッピア街道の松 I pini della Via Appia【4:31】
  2. 組曲「展覧会の絵」/モデスト・ムソルグスキー(arr. サイモン・ライト)【35:34】
    Pictures at an Exhibition/Modest Mussorgsky(arr. Simon Wright)
    I)プロムナード~小人~プロムナード Promenade-Gnomus-Promenade【5:12】
    II)古城~プロムナード Vecchio Castello-Promenade【5:30】
    III)テュイルリーの庭園にて Tuileries 【1:10】
    IV)ピドロ(牛)~プロムナード Bydlo-Promenade【3:24】
    V)卵の殻をつけたひな鳥のバレエ Ballet of the chickens in their shalls【1:22】
    VI)サミュエル・ゴールデンベルグとシュムイレ Samuel Goldenberg & Schmuyle【2:11】
    VII)プロムナード~リモージュの市場 Promenade-Limages- Le marche【3:00】
    VIII)カタコンプ(ローマ時代の墓地) Catacombe【2:28】
    IX)死せる言葉による死者への話しかけ Cum mortuis in lingua mortua【2:12】
    X)鶏の足のうえの小屋 The Hut on Fowl’s Legs【3:28】
    X)キエフの大門 The Great Gate of Kiev【5:37】
  3. 「ロシアの復活祭」序曲(作品36)
    /ニコライ・リムスキー=コルサコフ(arr. ジョージ・ミラー)【14:52】
    Russian Easter Festival, Overture/Nikolai Rimsky-Korsakov(arr. George Miller)

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■ブロックバスターズ~スクリーン・スペクタキュラー(演奏:ブリーズ・ブラス・バンド)

1997年12月20日、佼成出版社からリリースされたブリーズ・ブラス・バンド(BBB)のスクリーン・スペクタキュラー! 録音は、大阪府箕面市民会館で行なわれ、エンジニアは、藤井寿典が担った。

『バットマン』『スーパーマン』『スタートレック 4』『ピンク・パンサー』『ロッキー』『サンダーバード』『インディ・ジョーンズ』など、収録されている曲は、地元大阪で年1回行なわれていたブリーズのポップ・シリーズ“ア・ファンタスティック・ナイト”で人気を集めたレパートリーだった!!

ヨーロッパ公演から帰国翌年の1997年、ブリーズがもっとも輝き、充実していた頃にレコーディングされた1枚だ!

発売元の佼成出版社が、その後CDから完全に撤退したため、入手が極めて難しくなったが、奇跡的に流通に残っていた発売当時の新品が少数入荷した。

【ブリーズ・ブラス・バンド】
1990年、オーケストラ・トロンボーン奏者、上村和義を常任指揮者として結成されたブリティッシュスタイルのプロのブラスバンド。同年7月2日のデビューコンサート以来、シリアスな作品をアグレッシブに取り上げる「LIMELIGHT CONCERT」と、ポップな音楽をリッチに聴かせる「A FANTASTIC NIGHT」の2つのシリーズを軸に、年2回の地元での自主コンサートのほか、全国各地への演奏旅行、依頼演奏、クリニック、CD制作など活発な活動を展開。海外の作曲家、指揮者、演奏家などとの交流も盛んで、意欲的なプログラミングや本場から多彩なゲストを招いてのコンサートは、国内外の専門誌等が高く評価。佼成出版社がリリースしたCD「エクスカリバー」(KOCD-2503)および「マーキュリー」(KOCD-2504) が、ともに『レコード芸術』誌の管弦楽部門・準薦盤に選ばれる。1996年10月にヨーロッパ演奏旅行。ロンドンではBBC放送番組「リッスン・トゥー・ザ・バンド」に出演。1998年、平成10年度「大阪文化祭賞」本賞を受賞した。

■ブロックバスターズ~スクリーン・スペクタキュラー
演奏:ブリーズ・ブラス・バンド
The Blockbusters – Screen Spectacular
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4627/

【データ】

・演奏団体:ブリーズ・ブラス・バンド(Breeze Brass Band)
・指揮者:上村和義(Kazuyoshi Uemura)
・発売元:佼成出版社
・発売年:1997年
・収録::1997年6月30日~7月1日、箕面市民会館(大阪府)

【収録曲】

  1. バットマン/ダニー・エルフマン(arr. アラン・キャザロール )【3:27】
    Batman/Danny Elfman(arr. Alan Catherall)
  2. スーパーマン/ジョン・ウィリアムズ(arr. レイ・ファー)【3:35】
    Superman/John Williams(arr. Ray Farr)
  3. スタートレック 4~故郷への長い道
    /レナード・ローゼンマン(arr. ダーロル・バリー)【2:34】
    Star Trek IV – The Voyage Home/Leonard Rosenman(arr. Darrol Barry)
  4. ジェームズ・ボンド・コレクション/(arr. ゴフ・リチャーズ)【6:19】
    The James Band Collection/(arr. Goff Richards)
  5. ピンク・パンサー/ヘンリー・マンシーニ(arr. マーク・ジャクスン)【4:06】
    In the Pink, from The Pink Panther/Henry Mancini(arr. Mark Jackson)
  6. ロッキー/ビル・コンティ(arr. リークス・ファンデルフェルデ)【5:41】
    Gonna Fly Now, from Rocky/Bill Conti(arr. Rieks van der Velde)
  7. クリフハンガー
    /トレヴァー・ジョーンズ(arr. リークス・ファンデルフェルデ)【5:41】
    Cliffhanger/Trevor Jones(arr. Rieks van der Velde)
  8. サンダーバード/バリー・グレイ(arr. エドリッチ・シーバート)【2:41】
    Thunderbirds/Barry Gray(arr. Edrich Siebert)
  9. ライオン・キング~愛を感じて
    /エルトン・ジョン(arr. フランク・ベルナールトス)【3:31】
    The Lion King, Can you feel the love tonight/Elton John(arr. Frank Bernaerts)
  10. インディ・ジョーンズ~魔宮の伝説
    /ジョン・ウィリアムズ(arr. レイ・ファー)【5:57】
    Indiana Jones and Temple of Doom/John Williams(arr. Ray Farr)

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■スパーク(演奏:ブリタニア・ビルディング・ソサエティほか)

1997年、既発売アルバムからコンピレーションされたフィリップ・スパーク作品集。各トラックは、以下の5枚のアルバムからとられている。

・Rule Britannia
(Doyen、DOYCD004、1990年)

・European Brass Band Championships 1991
(FT Records、FT5001、1991年)

・Welsh Wizard
(Doyen、DOYCD022、1993年)

・The Vikings
(Doyen、DOYCD023、1993年)

・European Brass Band Championships 1996
(Doyen、DOYCD057、1996年)

リリース当時、オリジナル原盤のいくつかは既に完売で、このコンピレーションは、熱狂的なスパーク人気も手伝って大歓迎された。プロデューサーには、ニコラス・チャイルズ、アリスン・チャイルズの名がクレジットされている。

演奏者は、ハワード・スネル指揮のブリタニア・ビルディング・ソサエティおよびエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(ノルウェー)、ビョルン・N・サグスタッド指揮、マンゲル・ムシックラーグ(ノルウェー)と、当時ヨーロッパを席巻していたベスト・バンドが勢揃い! ニコラス・チャイルズがソロをとった『パントマイム』は、出身バンドのトレデガー・バンドの伴奏だ。

『パルティータ』『ハーモニー・ミュージック』『ヴァイキング』『エニグマ変奏曲』という収録曲を聴いていくと、1990年代のスパークがいかにブラスバンドのために質の高い作品を書いていたかが実感できる。何よりも、演奏者が高揚感を感じつつ、愉しそうに演奏しているのがいい!

また、『ロンドン序曲』と『ハーモニー・ミュージック』は、今となっては超貴重な1991年と1996年のヨーロピアン・ブラスバンド選手権の興奮ライヴだ!!

もちろん、オリジナル盤もこのコンピレーション盤もすべて廃盤で、このようなリリース当時の新品が出土することは、今後ともまずあり得ない! 愛用のピアノ前に座る若い頃のスパークの写真も超レアだ!!

■スパーク
演奏:ブリタニア・ビルディング・ソサエティほか
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4645/

【データ】

・演奏団体:ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド (Britannia Building Society Band) 1~2 / トレデガー・バンド(Tredegar Band)3 / マンゲル・ムシックラーグ(Manger Musikklag)4 / エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(Eikanger-Bjorvik Musikklag)5、6 
・指揮者:ハワード・スネル(Howard Snell) 1~2、5、6 / ビョルン・N・サグスタッド(Bjorn N. Sagstad)4
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:1997年
・収録::1990年、Dewsbury Town Hall、Manchester、UK – 1/ 1991年4月27日、De Doelen、 Rotterdam、Holland – 2 / 1993年、Barry Town Hall, UK – 3 / 1996年5月4日、Grieghalle, Bergen、Norway – 4 / 1993年、Assembly Hall at Nordhordland Folkehogskule、Norway – 5~6

【収録曲】

【作曲(全曲):フィリップ・スパーク(Philip Sparke)】

  1. パルティータ 【15:76】
    Partita
    I) アレグロ・リトミーコ・エ・デチーゾ Allegro ritmico e deciso【4:32】
    II)アダージェット / ヴィーヴォ Adagietto / Vivo【19:44】
  2. ロンドン序曲 【12:41】
    A London Overture
  3. パントマイム 【5:02】
    Pantomime
    ユーフォニアム(Euphonium):ニコラス・チャイルズ(Nicholas Childs)
  4. ハーモニー・ミュージック 【14:06】
    Harmony Music
  5. ヴァイキング 【9:34】
    The Vikings
  6. エニグマ変奏曲 【13:35】
    Variations on an Enigma

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■フサ/コープランド/ヴォーン=ウィリアムズ/ヒンデミット(演奏:イーストマン・ウィンド・アンサンブル)

1988年3月28~30日、アメリカ・ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン劇場でレコーディングされたドナルド・ハンスバーガー指揮、イーストマン・ウィンド・アンサンブルのシリアスな1枚。プロデューサーは、スティーヴン・エプスタイン、エンジニアは、アーウィン・カッツが担っている。

オリジナルは、翌年、米CBSからCDとしてリリースされたが、その完売後、クラシックCDの復刻を手がけるアメリカのアーキィブ・ミュージックがライセンスを得てオリジナルどおり復刻したのがこのCD-R盤だ。従って、ブックレットもレーベル面もほぼオリジナルどおりきちんと印刷され、製品番号もオリジナルと同じだ。(MK 44916)

収録曲は、ヴォーン=ウィリアムズの『トッカータ・マルツィアーレ』と『吹奏楽のための変奏曲』、ヒンデミットの『協奏音楽(作品41)』、コープランドの『クワイエット・シティ』、フサの『プラハのための音楽1968』と聴き応え満点のレパートリーがズラリ!

『クワイエット・シティ』では、ウィントン・マルサリスのトランペットとフィリップ・コックのイングリッシュホルンのソロがアルバムに華を添えている。

イーストマン劇場の音響の良さと、ウィンド・アンサンブルの面白さが際立つ1枚だ!!

【イーストマン・ウィンド・アンサンブル】
米ニューヨーク州ロチェスターにあるロチェスター大学イーストマン音楽学校に学ぶ学生からオーディション選抜されたメンバーによって編成されるウィンド・アンサンブル(管楽アンサンブル)。1952年、指揮者フレデリック・フェネルの提唱により創設された。作曲家の書いた各パートを必要最低限の奏者で音楽表現するという基本理念にたち、クラリネット以外は各1人のプレイヤーで編成される。創設から1962年までフェネルが指揮をつとめ、1962年からクライド・ローラー、1965~2001年までドナルド・ハンスバーガー、2002年以降、マーク・スキャッタデイが指揮にあたっている。

■フサ/コープランド/ヴォーン=ウィリアムズ/ヒンデミット
演奏:イーストマン・ウィンド・アンサンブル
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4628/

【データ】

・演奏団体:イーストマン・ウィンド・アンサンブル(Eastman Wind Ensemble)
・指揮者:ドナルド・ハンスバーガー(Donald Hunsberger)
・発売元:CBS Masterworks(ArkivMusic)
・発売年:(初出)1989年
・収録:1988年3月28~30日、Eastman Theater at Eastman School of Music、University of Rochester、Rochester、New York、U.S.A.

【収録曲】

  1. トッカータ・マルツィアーレ/レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ【4:32】
    Toccata Marziale/Ralph Vaughan Williams
  2. 吹奏楽のための変奏曲/レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 【14:00】
    Variations for Wind Band/Ralph Vaughan Williams
  3. 協奏音楽、作品41 /パウル・ヒンデミット 【13:50】
    Konzertmusik fur Blasorchester, Op. 41/Paul Hindemith
    I) 協奏的序曲 Konzertante Ouverture: Maestoso; Lebhafte Viertel 【5:10】
    II)歌曲「高貴な騎士オイゲン公」による6つの変奏 Sechs Variationen uber das Lied: “Prinz Eugen, der Edle Ritter”【6:18】
    III)行進曲 Marsch 【2:22】
  4. クワイエット・シティ(静かな都市)/アーロン・コープランド【10:52】
    Quiet City/Aaron Copland
    トランペット(Trumpet):ウィントン・マルサリス(Wynton Marsalis)
    イングリッシュホルン(English Horn):フィリップ・コック(Phillip Koch)
  5. プラハのための音楽1968/カレル・フサ 【23:41】
    Music For Prague 1968/Karel Husa
    I)序奏とファンファーレ Introduction and Fanfare: Adagio 【6:17】
    II)アリア Aria: Moderato Molto 【5:52】
    III)間奏曲 Interlude: Misterioso 【3:50】
    IV)トッカータとコラール Toccata and Chorale: Vivace 【7:42】

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■全英ブラスバンド選手権1998(演奏:ヨークシャー・ビルディング・ソサエティほか)

1998年9月、10月に行なわれた「全英ブラスバンド選手権1998」の模様を収録した2枚組ライヴ・アルバム! 収録されているのは、9月19~20日、ハロゲイト・インターナショナル・センターで行なわれたファースト・セクション(1st Section)からフォース・セクション(4th Section)までの各部門の優勝者と、10月17日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたチャンピオンシップ・セクション決勝の優勝者および第2位の演奏! これで全5部門の“全英チャンピオン”の演奏が愉しめるという訳だ!

例年の“全英選手権”盤と同じスタイルの作りだが、この1998年盤が2枚組になっている理由は、どうやらチャンピオンシップ・セクション決勝のテストピースとして全バンドに課されたフィリップ・スパークの『月とメキシコのはざまに』にあるようだ。

選手権の結果、エントリー全20バンド中、優勝者から第9位のバンドまでが、すべて1ポイント差だったという、全英選手権史上稀に見る結果が出たからだ。しかも各バンドの解釈も演奏時間もまるで違った。これがこのアルバム最大の魅力である!!

2枚組の1枚目の冒頭を飾るアラン・ウィズィントン指揮、プリッグハウス&ラストリック・バンド(優勝 / 197ポイント)と、2枚目冒頭のデヴィッド・キング指揮、ヨークシャー・ビルディング・ソサエティ・バンド(第2位 / 196ポイント)の演奏は、本当にこれが同じ曲なのかと思わせるほど音楽が違い、演奏時間も2分50秒近く違う!!

1998年といえば、スパークの曲作りに大きな変化が現れ始めたとき! このアルバムを2枚組にしたプロデューサーの英断にブラボーだ!

アルバムには、その他、ガラ・コンサートにアメリカから出演したブラスバンド・オブ・バトル・クリークの演奏も3曲入っている。

■全英ブラスバンド選手権1998
演奏:ヨークシャー・ビルディング・ソサエティほか
Highlights from National Brass Band Championships of Great Britain 1998
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【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:1998年
・収録:1998年10月17日、Royal Albert Hall, London, U.K. (CD-1:1、2、5 / CD-2:1、4)/ 1998年9月19~20日、The International Centre, Harrogate, U.K.(CD-1:3、4 / CD-2:2、3)

【収録曲】

【CD-1】

  1. 月とメキシコのはざまに/フィリップ・スパーク 【17:05】
    Between The Moon and Mexico/Philip Sparke
    【指揮】アラン・ウィズィントン(Allan Withington)
    【演奏】プリッグハウス&ラストリック・バンド(Brighouse & Rastrick Band)
  2. リル・ダーリン
    /ニール・へフティ(arr. フィリップ・スパーク / ジム・グレイ) 【5:09】
    Li’l Darlin’/Neal Hefti(arr. Philip Sparke / Jim Gray)
    【指揮】コンスタンティン・キッツオプロス(Constantin Kitsopoulos)
    【演奏】ブラスバンド・オブ・バトル・クリーク(Brass Band of Battle Creek)
    コルネット(Cornet):リチャード・エルマン(Richard Ellman)
  3. ミッドサマー・ミュージック/マイクル・ボール 【12:27】
    Midsummer Music/Michael Ball
    【指揮】デニス・ハドフィールド(Dennis Hadfield)
    【演奏】トッド・モーデンオールド・バンド(Todmorden Old Band)
  4. カプリッチオ/ケネス・ダウ二ー 【13:53】
    Capriccio/Kenneth Downie
    【指揮】マーティン・エヴァンズ(Martyn Evans)
    【演奏】アシュトン=アンダー=ライン・バンド(Ashton-Under-Lyne Band)
  5. ヴォルガの舟歌/ビル・フィネガン(trans. ジェフ・ティジク) 【3:27】
    Volgar Boatman/Bill Finnegan(trans. Jeff Tyzik)
    【指揮】コンスタンティン・キッツオプロス(Constantin Kitsopoulos)
    【演奏】ブラスバンド・オブ・バトル・クリーク(Brass Band of Battle Creek)

【CD-2】

  1. 月とメキシコのはざまに/フィリップ・スパーク 【19:57】
    Between The Moon and Mexico/Philip Sparke
    【指揮】デヴィッド・キング(David King)
    【演奏】ヨークシャー・ビルディング・ソサエティ・バンド(Yorkshire Building Society Band)
  2. ブラスバンドのための3つの小品/フィリップ・スパーク 【15:05】
    Three Miniatures/Philip Sparke
    【指揮】アンドルー・ホワイト(Andrew White)
    【演奏】オールダム・ブラス・97(Oldham Brass 97)
  3. カレドニアの旅/アラン・ファーニー 【13:47】
    A Caledonian Journey/Alan Fernie
    【指揮】スティーヴ・ラージ(Steve Large)
    【演奏】テスト・ヴァレー・ブラス(Test Valley Brass)
  4. シング・シング・シング/ルイ・プリマ(arr. マーク・フリーフ) 【4:33】
    Sing Sing Sing/Louis Prima(arr. Mark Freeh)
    【指揮】コンスタンティン・キッツオプロス(Constantin Kitsopoulos)
    【演奏】ブラスバンド・オブ・バトル・クリーク(Brass Band of Battle Creek)

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■ワールド・グレート・マーチーズ(演奏:グレナディア・ガーズ・バンド)

1979年、ロンドンで制作されたグレナディア・ガーズ・バンドの“世界マーチ集”。かつて、このバンドがメジャー・レーベル“デッカ(Decca)”の専属アーティストだった当時から制作を担当したアーサー・バニスターのプロデュース。録音は、マイク・ロス=トレヴァーが担っている。

オリジナルは、英パレード(Parade)レーベルからLPとしてリリースされたが、デジタル化の波に乗れなかった同レーベルの解散で、本国イギリスでは遂にCD化されなかった。そんなわけで、2004年にカナダのインディーズ“アティック(Attic)”からリリースされたこのCDは、もうそれだけで堂々の“レア盤”の殿堂入り!!

“ワールド・グレート・マーチーズ(世界のグレートなマーチ集)”というタイトルにいつわりなし! 『星条旗よ永遠なれ』『ラデツキー行進曲』『双頭の鷲の下に』『旧友』など、世界の有名マーチのほか、プレヴォーの『ベルギー国家憲兵隊行進曲』、イタリアのオルランドの『芸術家の心』、アメリカのホールの『ジェネラル・ミッチェル』など、日本ではほとんど聴く機会のないマーチも入っている。

指揮者のデリック・リチャード・キンバリーは、1977年から1987年まで、グレナディア・ガーズの音楽監督をつとめた。

バッキンガム宮殿の衛兵交代でならした堂々たるマーチが愉しめる!!

【グレナディア・ガーズ・バンド】
ロンドン、バッキンガム宮殿の衛兵交代の演奏でもおなじみの、5つある近衛(歩兵)軍楽隊のひとつで、1685年、国王チャールズ2世の勅令により、12名の民間奏者を雇用して創設された。その名のとおり、近衛グレナディア(てき弾兵)連隊に所属する。イギリス最古の歴史をもつミリタリー・バンドで、全盛期には65名の定員ながら、多忙なスケジュールをこなすために80名を超す奏者が在籍した。SP時代から数多くのレコーディングを行い、LP時代は、英Deccaレーベルの専属バンドだった。20世紀終盤に、音楽監督1名、奏者49名の定員50名に改編。2006年7月、バリー・ウォッセルの音楽監督就任以降、ウィルビー、スパークなど、現代作曲家のシンフォニック・レパートリーを積極的に取り上げるようになった。

■ワールド・グレート・マーチーズ
演奏:グレナディア・ガーズ・バンド
The World Great Marches
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【データ】

・演奏団体:グレナディア・ガーズ・バンド (The Band of the Grenadier Guards)
・指揮者:デリック・リチャード・キンバリー(Major Derek Richard Kimberley)
・発売元:アティック (カナダAttic)
・発売年:2004年
・収録:1979年、London、U.K.

【収録曲】

  1. 星条旗よ永遠なれ/ジョン・フィリップ・スーザ 【3:45】
    The Stars and Stripes Forever/John Philip Sousa
  2. ラデツキー行進曲/ヨハン・シュトラウス(父)【2:31】
    Radetzky March/Johan Strauss(senior)
  3. エル・アバ二コ/アルフレド・ヤバロイェス【2:46】
    El Abanico/Alfredo Javaloyes
  4. 歌劇「ユグノー教徒」から“行進曲”
    /ジャコモ・マイアベーア(arr. ダン・ゴッドフリー)【3:20】
    March from the opera Les Huguenots/Giacomo Meyerbeer(arr. Dan Godfrey)
  5. ジェネラル・ミッチェル/ロバート・ブルース・ホール【3:02】 
    General Mitchell/Robert Bruce Hall
  6. 双頭の鷲の下に/ヨゼフ・フランツ・ワーグナー【2:43】
    Under the Double Eagle/Josef Franz Wagner
  7. ベルギー国家憲兵隊行進曲/アルトゥール・プレヴォー【4:49】
    Marche de la Gendarmerie Nationale Belge/Arthur Prevost
  8. ポーギー大佐~シン・レッド・ライン/ケネス・J・オルフォード【4:02】
    Colonel Bogey – The Thin Red Line/Kenneth J. Alford
  9. 芸術家の心/R・オルランド(arr. G・イアシッリ)【4:44】
    Cuore D’Artista/R. Orlando(arr. G. Iasilli)
  10. 旧友/カール・タイケ【4:49】
    Alte Kameraden/Carl Teike
  11. 歌劇「アイーダ」から“グランド・マーチ”
    /ジュゼッペ・ヴェルディ【2:56】
    Grand march, from the opera Aida/Giuseppe Verdi(arr. Samuel Rhodes)
  12. サンブル・エ・ムーズ連隊
    /ロベール・ブランケット(arr. ジョゼフ・フランソワ・ラウスキ)【4:52】
    Le Regiment de Sambre et Meuse/Robert Planquette(arr. Josef Fracois Rauski)
  13. ワシントン竜騎兵/チャールズ・S・グラフラ【4:24】
    Washington Grays/Charles S. Grafulla
  14. 連隊の子供/ユリウス・フチーク【3:18】
    Die Regimentskinder/Julius Fucik

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■フォーティー・イヤーズ・ヤング:ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテン

“ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテン(NYBB)”の40周年記念盤で、1991年のイースター・シーズンに、イングランド、サフォーク州イプスウィッチのコーン・エクスチェンジで、BBC放送のベテラン、アントニー・アスキューによってプロデュースされた。エンジニアは、トニー・ワスとグリン・エリッジが担った。

1991年のNYBBは、70名編成で、大編成ブラスバンドのパイプ・オルガンのようなサウンドはとても魅力的だ!

指揮は、長年ブラック・ダイクのレジデント・コンダクターをつとめた音楽監督のロイ・ニューサム(1930~2011)と“ミスター・ブラス”と呼ばれたNYBBのプレジデント、ハリー・モーティマー(1902~1992)のふたり。 モーティマーは、BBCラジオ2の人気番組“リッスン・トゥー・ザ・バンド”の解説をつとめた初代プレゼンターであり、ニューサムはその跡を受け継いだ二代目プレゼンターという関係にあった。

ゲスト・ソロイストとしては、NYBBの初代プリンシパル・コルネットで、ブラック・ダイク・ミルズ・バンドのプリンシパルとしても活躍したロンドン交響楽団首席トランペット奏者のモーリス・マーフィー(1935~2010)が招かれている。マーフィーは、コルネット独奏曲としておなじみのパーシー・コードの奇想曲『ゼルダ』とチャールズ・マーシャル『アイ・ヒア・ユー・コーリング・ミー』の2曲のソロをとっている。オーケストラ奏者としてもリスペクトされるレジェンドだけに、ここでもトランペットを使っているが、そのサウンドやフレージングは、コルネット奏者以上にコルネット的だ! 中でも『ゼルダ』がすばらしい!!

オリジナルでは、ニューサムが指揮したアーサー・バターワースの『夜間飛行』、モーティマーが指揮したシリル・ジェンキンズの『ライフ・ディヴァイン』の2曲がすごい!!

モーティマーは、この録音の1年後に亡くなるが、89歳とは思えないエネルギッシュなタクトからは、若い世代へのアツい想いが感じられる!!

【ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテン(NYBB)】
1952年、作編曲家、指揮者として知られたデニス・ライト博士の提唱により、明日を担う青少年プレイヤーの育成とブラスバンド文化の伝承を目的に組織された。全国からオーディションを経て選ばれたメンバーがイギリスを代表する指揮者や奏者から直接指導を受けることができる。コース終了時に行なわれるコンサートと放送もたいへん人気が高い。初年度には92名がエントリーされ、ファースト・コースのプリンシパル・コルネットをモーリス・マーフィーが、セカンド・コースのプリンシパル・コルネットをリチャード・エヴァンズがつとめた。若手奏者の登竜門として、短く“全英ユース”と呼ばれることも多く、これまでイギリスを代表する数多くの有名奏者を輩出している。

■フォーティー・イヤーズ・ヤング
ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテン

40 Years Young/National Youth Brass Band of Great Britain
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4611/

【データ】

・トランペット(Trumpet):モーリス・マーフィー(Maurice Murphy)2、7
・演奏団体:ナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテン(National Youth Brass Band of Great Britain)
・指揮者:ロイ・ニューサム(Roy Newsome)1、2、4~6/ ハリー・モーティマー(Harry Mortimer)3、7、8
・発売元:BBCエンタープライズ(BBC Enterprise)
・発売年:1991年
・収録:1991年、The Corn Exchange, Ipswich, U.K.

【収録曲】

  1. 序曲「海賊」(作品21)
    /エクトール・ベルリオーズ(arr. ジェフリー・ブランド) 【8:05】
    Le Corsair, Overture, Op.21/Hector Berlioz(arr. Geoffrey Brand)
  2. 黒人霊歌によるラプソディ/エリック・ボール【7:47】
    Rhapsody on Negro Spirituals/Eric Ball
  3. ゼルダ(奇想曲)/パーシー・コード【6:48】
    Zelda, Caprice/Percy Code
    トランペット(Trumpet):モーリス・マーフィー(Maurice Murphy)
  4. 夜間飛行(シンフォニック・スタディ、作品57)/アーサー・バターワース【9:47】
    Nightflight, Symphonic Study, Op.57/Arthur Butterworth
  5. マーチ「ナショナル・ユース」/ロイ・ニューサム【4:29】
    National Youth, March/Roy Newsome
  6. ティンタジェル(シンフォニック・スタディ)/デニス・ライト【10:31】
    Tintagel, Symphonic Study/Denis Wright
  7. アイ・ヒア・ユー・コーリング・ミー
    /チャールズ・マーシャル(arr. ジェームズ・オード=ヒューム)【3:10】
    I Hear You Calling Me/Charles Marshall(arr. James Ord Hume)
    トランペット(Trumpet):モーリス・マーフィー(Maurice Murphy)
  8. ライフ・ディヴァイン/シリル・ジェンキンズ【12:21】
    Life Divine, Tone Poeme/Cyril Jenkis

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■モーリス・マーフィー~ライター・サイド(演奏:レイランド・DAF・バンド)

1991年、ウェスト・ヨークシャーのパジー・トリニティ・アーツ・センターでスタジオ録音されたロンドン交響楽団首席トランペット奏者モーリス・マーフィーのブラスバンド伴奏のソロ・アルバム。 プロデューサーは、ニコラス・チャイルズとロバート・チャイルズで、エンジニアは、バリー・ダベンポート。

バックをつとめるのは、ランカシャーの名バンド、レイランド・DAF・バンド。彼らは、1980年、“レイランド・ヴィークルズ・バンド”の名で来日し、初めて日本の土を踏んだイギリスのブラスバンドとなった。

録音当時は、長年ブラック・ダイクのプリンシパルをつとめたフィリップ・マッキャンやソプラノ・コルネットの名手アラン・ウィッチャリーを擁していた。 また、指揮のリチャード・エヴァンズは、かつてBBCノーザン交響楽団でマーフィーと並んでトランペットを吹いた元同僚という気心の知れた間柄!

“ライター・サイド(ちょっと明るいめの)”とネーミングされたこのアルバムで、マーフィーは、トランペットとフリューゲルホーンを駆使し、まるで“魔法”のようなソロを聴かせてくれる。

ノートでエヴァンズも書いているが、サウンドのコントロールがすばらしく、曲によっては、トランペットなのにコルネット奏者以上にコルネットのような音色や歌心を 聴かせてくれる。とくに、コルネット独奏曲としておなじみの『茶色の小鳥の歌声』や『サンシャイン・オブ・ユア・スマイル』、『わが愛は、赤い赤いバラのように』のソロは、とても信じられない。 さすがは、元ブラック・ダイクのプリンシパルだ!

ジョン・ウィリアムズを始め、多くの作曲家が、楽譜を書く際、マーフィーのための特別なフレーズを書き加えたと言われる名人の、オーケストラで見せた顔とはまた違った天賦の才を愉しませてくれるアーカイヴ・アルバム!!

【モーリス・マーフィー】
1935年、ロンドンのハマースミスに生まれる。救世軍のブラスバンドでコルネットをはじめ、12歳のとき、コルネット独奏者として“オール・ブリティッシュ・ジュニア・チャンピオン”となる。フェアリーをはじめ、ヨークシャー地区のブラスバンドで活躍。1956~1961年の間、ブラック・ダイク・ミルズ・バンドの首席コルネット奏者をつとめた。その後、オーケストラに転じ、1961~1976年、BBCノーザン交響楽団(現BBCフィルハーモニー管弦楽団)の首席トランペット奏者をつとめた後、1977年に首席トランペット奏者としてロンドン交響楽団に入団。2007年に引退するまで、首席奏者をつとめる。2010年に死去。享年75歳。

【レイランド・DAF・バンド】
1946年、北西イングランドのランカシャーでトラックやバスの製造メーカーで、レイランド・モーターズ・バンドの名で誕生。リチャード・エヴァンズを指揮者に迎えた後、自他共に認められる実力バンドへと大きく発展し、1979年にレイランド・ヴィークルズ・バンドと改称。その後、スポンサーの変更により、レイランドDAFバンド、BNFLバンド、JJBスポーツ・レイランド・バンド、レイランド・バンドとその名を変える中、1994年に全英オープン選手権、2005年に全英選手権、1989、1992、2003の各年にオール・イングランド・マスターズ選手権、2011年、イングランド選手権で優勝。チャンピオンシップ・セクションのバンドのステータスにふさわしい活動を続けている。1980年、1995年に計2回の来日を果たしている。

■モーリス・マーフィー~ライター・サイド
演奏:レイランド・DAF・バンド
The Lighter Side of Maurice Murphy
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4609/

【データ】
・演奏団体:レイランド・DAF・バンド(Leyland DAF Band)
・指揮者:リチャード・エヴァンズ(Richard Evans)
・発売元:ドイエン(Doyen)
・発売年:1991年
・収録:1991年、Pudsey Trinity Arts Centre, U.K.

【収録曲】

  1. トランペット協奏曲/ハリー・ジェームズ(arr. エルガー・ハワース)【3:22】
    Concerto for Trumpet/Harry James(arr. Elgar Howarth)
  2. 茶色の小鳥の歌声/ハイドン・ウッド(arr. J・T・ドッド)【2:21】
    A Brown Bird Singing/Haydn Wood(arr. J. T. Dodd)
  3. ジョージア・オン・マイ・マインド
    /ホーギー・カーマイケル(arr. アラン・モリスン)【3:34】
    Georgia On My Mind/(arr. Alan Morrison)
  4. スパニッシュ・アイズ
    /ベルト・ケンプフェルト(arr. レイ・ウッドフィールド)【3:25】
    Spanish Eyes/Bert Kaempfert(arr. Ray Woodfield)
  5. マリアンヌ/マーティン・バンス(arr. S・ブロディ)【3:10】
    Marianne/Martin Bunce(arr. S. Brodie)
  6. ティコティコ/ゼキーニャ・デ・アブレウ(arr. ジョン・アイヴスン)【4:18】
    Tico Tico/Zequinha de Abreu(arr. John Iveson)
  7. ドント・イット・メイク・マイ・ブラウン・アイズ・ブルー
    /リチャード・レイ(arr. ダーロル・バリー)【3:38】
    Don’t It Make Your Brown Eyes Blue/Richard Leigh(arr. Darrol Barry)
  8. シャリヴァリ/ジョン・アイヴスン【7:06】
    Charivari/John Iveson
  9. ヴァーチュオシティ/ケニー・ベイカー【4:07】
    Virtuosity/Kenney Baker
  10. サンシャイン・オブ・ユア・スマイル
    /(arr. ジェームズ・オード=ヒューム)【3:24】
    Sunshine of Your Smile/(arr. James Ord Hume)
  11. ミスティ/エロール・ガーナー(arr. ダーロル・バリー)【3:23】
    Misty/Errol Garner(arr. Darrol Barry)
  12. わが愛は、赤い赤いバラのように/伝承曲(arr. ゴードン・ラングフォード)【4:16】
    My Love Is Like A Red, Red Rose/Traditional(arr. Gordon Langford)
  13. 追憶/マーヴィン・ハムリッシュ(arr. ジョン・ゴーランド)【4:25】
    The Way We Were/Marvin Hamlish(arr. John Golland)
  14. ラブ・オン・ザ・ロックス
    /ニール・ダイアモンド(arr. フィリップ・スパーク)【3:16】
    Love On The Rocks/Neil Diamond(arr. Philip Sparke)
  15. ソリテアー/ニール・セダカ(arr. スティーヴン・コーベット)【4:01】
    Solitaire/Neil Sedaka (arr. Stephen Corbett)
  16. ピープル/スタンリー・ブラック(arr. アラン・キャザーロール)【4:07】
    People/Stanley Black(arr. Alan Catherall)

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