■女王陛下のウィンド・オーケストラ ロイヤル・エア・フォース・バンド Vol.8 ’91

1991年10月25日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールおよび翌26日、ハロゲートのカンファレンス・センターで収録されたロイヤル・エア・フォース・バンドの《フェスティヴァル・オブ・ミュージック(音楽の祭典)1991》ツアーのライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアをマイクル・ムーア、アシスタント・エンジニアをデヴィッド・セッチェルが担い、オリジナル原盤は、英ポリフォニック・レーベルからリリースされた。

演奏者は、80名編成のロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンドを中核に、40名編成のロイヤル・エア・フォース・カレッジ、ロイヤル・エア・フォース・レジメント、ロイヤル・エア・フォース・ウェスタンの3バンドを加えた200名編成の大編成ウィンドオーケストラ。また、スコードロネイアーズは、セントラル・バンドのメンバーによるビッグ・バンドだ。

1991年ツアーの超目玉は、このツアーのために委嘱されたエドワード・グレッグスンの『剣と王冠』だろう。初演はツアー初日の10月18日、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行なわれ、その日とこのディスクに収められた10月25日のロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの演奏は、作曲者自らが客演指揮した。曲は、かつてロイヤル・シェークスピア・カンパニーのために書いた音楽がベースとなっており、タイトルの“剣(つるぎ)”は軍事力、“王冠(おうかん)”は権力の象徴として使われている。作曲者が指揮者したこの演奏は、モチベーションも高く、ひじょうにドラマチックな音楽表現が愉しめる!!

その他、200名編成を活かしたマルコム・アーノルドの『4つのスコットランド舞曲』、エドワード・ジャーマンの『ウェールズ狂詩曲』、ジョン・フィリップ・スーザの『星条旗よ永遠なれ』など、聴きものも多く、ロイヤル・アルバートの巨大な空間を感じさせる録音もとても魅力的だ!!

(これは、ライセンスを得て、ビクター音楽産業からリリースされた日本盤で、もちろん日本語解説付き。すでに絶版だが、奇跡的に流通倉庫から出土した完全な新品だ!)

■女王陛下のウィンド・オーケストラ
ロイヤル・エア・フォース・バンド Vol.8 ’91

Festival of Music 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4612/

【データ】

・演奏団体:ロイヤル・エア・フォース・バンド(The Massed Bands of the Royal Air Force:The Central Band of the Royal Air Force / The Band of the Royal Air Force College / The Band of the Royal Air Force Regiment / The Western Band of the Royal Air Force)1~7、10、12~13 / ロイヤル・エア・フォース・スコードロネイアーズ(The Royal Air Force Squardronaires)8、9、11
・指揮者:H・バリー・ヒングリー(Wing Commander H. B. Hingley)1、6、7、13 / アラン・モスフォード(Squardron Leader Alan Mossford)2 / デヴィッド・コンプトン(Flight Lieutenant David Compton)3、12 / デリック・デーヴィスン(Flight Lieutenant Deryck Davison)4 / エドワード・グレッグスン(Edward Gregson)5 / スチュアート・スターリング(Flight Lieutenant Stuart Stirling)8、9、11 / ダンカン・スタッブズ(Flying Officer Duncan Stubbs)10
・発売元:ビクター音楽産業(Victor)
・発売年:1992年
・収録:1991年10月25日、The Royal Albert Hall, London, U.K. / 10月26日、The Conference Centre, Harrogate, U.K.

【収録曲】

  1. ファンファーレ・オン・ザ・ロイヤル・エア・フォース・コール
    /H・バリー・ヒングリー
    Fanfare on the Royal Air Force Call/H. Barry Hingley【2:03】
  2. ヨークシャー序曲/フィリップ・スパーク【5:28】
    A Yorkshire Overture/Philip Sparke
  3. バフーナリー/マーク・ゴダード(arr. パット・ゴダード)
    Buffoonery/Mark Goddard(arr. Pat Goddard)【4:17】
    バスーン(Bassoon):パット・ゴダード(Junior Technician Pat Goddard)
  4. 4つのスコットランド舞曲(作品59)
    /マルコム・アーノルド(arr. ジョン・P・ペインター)【9:07】
    Four Scottish Dances/Malcolm Arnold(arr. John P. Paynter)
    I) ぺザンテ Pesante 【1:58】
    II)ヴィヴァチェ Vivace 【2:01】
    III)アレグレット Allegretto 【3:13】
    IV)コン・ブリオ Con Brio 【1:54】
  5. 剣と王冠/エドワード・グレッグスン【15:32】
    The Sword and the Crown/Edword Gregson
    I) 第1楽章 1st Movement 【5:44】
    II)第2楽章 2nd Movement 【5:01】
    III)第3楽章 3rd Movement 【4:45】
  6. ファンファーレとプロセッショナル「アレグザンドル王妃」
    /H・バリー・ヒングリー 【4:24】
    Fanfare and Processional:Queen Alexandra/H. Barry Hingley
  7. 星条旗よ永遠なれ/ジョン・フィリップ・スーザ 【3:41】
    The Stars and Stripes Foreve /John Philip Sousa
  8. ブルー・スカイ/アーヴィン・バーリン【3:05】
    Blue Skies/Irvin Berlin
  9. フォギー・デイ/ジョージ & アイラ・ガーシュウィン【2:17】
    A Foggy Day/George & Ira Gershwin
  10. ウェールズ狂詩曲/エドワード・ジャーマン【9:46】
    A Welsh Rhapsody/Edward German
  11. スターダスト/ホーギー・カーマイケル【3:14】
    Stardust/Hoagy Cormichael
    トランペット(Trumpet):ロイ・キャッスル、ジェフリー・ローレンス(Roy Castle、Sergeant Geoffrey Lawrence)
  12. ミクロス・ローザ映画名曲集
    /ミクロス・ローザ(arr. ピーク / ケリー) 【8:22】
    Film Music of Miklos Rozsa (arr. Peak / Kelley)
  13. 夕べの祈り、帰営譜とサンセット【2:06】
    Evening Hymn, Last Post & Sunset(arr. H. Barry Hingley)

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■ギャルド・レピュブリケーヌ「ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

1996年、ギャルド・レピュブリケーヌ楽友協会(S.A,A,M.A.M.G.R.)が制作した自主制作盤。パリ市内のステュディオ・デュ・パレ・バリでセッションが行なわれ、プロデュースはジャン=イヴ・エイジ、エンジニアはフィリップ・ラフォンが担った。

1973年から1997年まで首席指揮者をつとめたロジェ・ブートリー(1932~2019)時代のギャルド・レピュブリケーヌのさまざまな演奏形態が示されているアルバムで、メインの吹奏楽団のほか、オーケストラ、サクソフォン・クインテットの演奏を収録。録音が行なわれた1996年が、ブートリーが定年を迎える前年ということもあり、すべてがブートリーをリスペクトする内容となっている。

ピアニストとしても来日したことがあるブートリーは、このアルバムで唯一フルート奏者のパトリック・デスルーモーが代わって指揮をとっているガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』ではピアニストとして登場。ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』とラフマニノフの『ヴォカリーズ』では自らのトランスクリプションを指揮し、残る3曲『ディヴェルティメント』(アルト・サクソフォンと弦楽オーケストラのための)、『イムプロヴィゼイションズ(即興集)』(サクソフォン・クインテット)、『テトラーデ』(吹奏楽)では、現代作曲家としての顔を見せる。

それは正しくワンマンショー! 一時代を画したひとりのフランス人音楽家の個性が凝縮されたアルバムだ!!

【ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団】
フランス共和国が世界に誇る“大統領直属”の軍楽隊。1848年、金管と打楽器による12名でスタート。次第に吹奏楽団としての形態を整えていき、1880年代半ばまでに、75名の陣容にまで拡充されている。世界各国に演奏旅行を行ない、交響吹奏楽団として世界的名声を誇る。フローラン・シュミットの「ディオニソスの祭り」やポール・フォーシェの「交響曲」など、時代を代表する作曲家たちがこの吹奏楽団のためにこぞってオリジナル作品を書いている。以前は、指揮者を含め、全員がパリ音楽院で1等賞を得て卒業した音楽家で構成されていたが、現在でも8割近くが同音楽院出身者で占められている。弦楽セクションも合わせ持ち、オーケストラ演奏も可能。フランス管楽器界の中心的存在として活躍が続いている。1961年の初来日以来、度重なる日本公演で国内にも多くのファンをもっている。

■ギャルド・レピュブリケーヌ
ガーシュウィン / ドビュッシー / ブートリー / ラフマニノフ

Les Orchestres de la Garde Republicaine
Gershwin / Debussy / Boutry / Rachmaninov
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4649/

【データ】

・演奏団体:ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団(L’Orchestre d’harmonie de la Garde Republicaine)2、5、6 / 同オーケストラ(L’Orchestre de la Garde Republicaine)1、3 / 同サクソフォン・クインテット(Quintette de Saxophones)4
・指揮者:ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)2~6 / パトリック・デスルーモー(Patrick Desreumaux)1
・発売元:自主制作(Amicale des Musiciens de la Garde Republicaine)
・発売年:1996年
・収録:1996年、Studio du Palais Paris, France

【収録曲】

  1. ラプソディー・イン・ブルー(1929)/ジョージ・ガーシュウィン【17:00】
    Rhapsody in Blue/George Gershwin
    ピアノ(Piano):ロジェ・ブートリー(Roger Boutry)
    クラリネット(Clarinet Solo):シルヴィー・ユー(Sylvie Hue)
  2. 牧神の午後への前奏曲/クロード・ドビュッシー(trans. ロジェ・ブートリー)【9:12】
    Prelude a L’Apres-midi d’un Faune/Claude Debussy(trans. Roger Boutry)
    フルート(Flute Solo):ピエール・カロン(Pierre Caron)
  3. ディヴェルティメント/ロジェ・ブートリー【8:30】
    Divertimento/Roger Boutry
    アルト・サクソフォン(Alto Saxophone):ジョルジュ・ポルテ(Georges Porte)
    I) アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo【3:08】
    II)アンダンテ – カデンツァ – プレスト Andante – cadence – presto【5:22】
  4. イムプロヴィゼイションズ(即興集)/ロジェ・ブートリー【4:58】
    Improvisations/Roger Boutry
    I) アレグロ Allegro【0:51】
    II)ヴァルセ・レンテ Valse lente【1:06】
    III)フガート Fugato【0:44】
    IV)インテルメッツォ Intermezzo【0:58】
    V)終曲 Final【1:19】
  5. テトラーデ/ロジェ・ブートリー【13:18】
    Tetrade/Roger Boutry
    I) アレグロ・コン・フォーコ Allegro con fuoco【1:36】
    II)アレグロ・スケルツァンド Allegro scherzando【2:24】
    III)アンダンテ・マエストーゾ Andante meastoso【6:13】
    IV)アレグロ・ジョコーゾ Allegro giocoso【3:05】
  6. ヴォカリーズ/セルゲイ・ラフマニノフ(trans. ロジェ・ブートリー)【5:32】
    Vocalise/Sergei Rachmaninov(trans. Roger Boutry)

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■歌劇『リエンツィ』序曲(演奏:龍谷大学吹奏楽部)

2019年12月に行われた「龍谷大学吹奏楽部 第 46回定期演奏会」を収録したライブCDがワコーレコードより発売された。収録されているのは、リヒャルト・ワーグナーの「リエンツィ序曲」やジェームズ・バーンズの「パガニーニの主題による幻想変奏曲」など全7曲。詳細などは以下の通り。

■歌劇『リエンツィ』序曲
演奏:龍谷大学吹奏楽部
Rienzi Overture
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4656/

【データ】
・演奏団体:龍谷大学吹奏楽部
・指揮者:若林義人、児玉知郎
・収録:2019年12月26日 ザ・シンフォニーホールにてライブ収録
・発売元:ワコーレコード(WAKO Records)
・発売年:2020年

【収録曲】

1.交響的舞曲第3番「フィエスタ」/クリフトン・ウィリアムズ【6:32】
Symphonic Dance No.3 “Fiesta”/Clifton Williams

2.パガニーニの主題による幻想変奏曲/ジェームズ・バーンズ【14:51】
Fantasy Variations on a Theme by Niccolo Paganini/James Barnes

3.ルーマニア狂詩曲第1番/ジョルジュ・エネスコ(arr.建部知弘)【12:10】
Rhapsodie Roumanie No.1/George Enescu

4.歌劇「ジョコンダ」第3幕より時の踊り/ポンキエルリ(arr.松本昇一)【9:23】
“Dance of the Hours” from La Gioconda/Amilcare Ponchielli

5.歌劇「リエンツィ」序曲/リヒャルト・ワーグナー(arr.日景貴文)【11:40】
Rienzi Overture/Richard Wagner

6.デリー地方のアイルランド民謡
/パーシー・グレインジャー(arr.マーク・ロジャース)【3:51】
Irish Tune from County Derry/Percy Grainger(arr.Mark Rogers)

7.星条旗よ永遠なれ/スーザ(arr.真島俊夫)【3:27】
The Stars and Stripes Forever/John Philip Sousa

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■コンチェルティーノ(演奏:スティーヴン・ミード)

1998年9月、ノルウェーのリレストレムで録音されたユーフォニアム奏者スティーヴン・ミードのソロ・アルバム。プロデューサーはフィリップ・スパークで、エンジニアはマイクル・ムーアが担っている。

吹奏楽を伴奏者として選んだソロ・アルバムで、伴奏はヘルト・バイテンハイスが指揮したノルウェーのコミュニティー・バンド、リレストレム吹奏楽団が担っている。指揮者のバイテンハイスは、1986~1985の間、有名なオランダ海軍バンドの首席指揮者をつとめ、1990年代には客演指揮者としてしばしばリレストレム吹奏楽団のタクトをとった。

ユーフォニアムが独奏として演奏する曲には、イギリスやアメリカの作品が多いが、このアルバムには、ドイツのロルフ・ヴィルヘルム(1927~2013)の『ユーフォニアムのためのコンチェルティーノ』やノルウェーのフロデ・シングナース(1940~2010)の『ピース、プリーズ』が入り、ミードの活躍の結果、レパートリーがインターナショナルに拡がりをみせていることがよくわかる。

定番曲として、フィリップ・スパーク(1951~)の『ユーフォニアムのための幻想曲』、デヴィッド・ギリングハム(1947~)の『ヴィンテージ』、第2楽章だけながらジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926~)の『ユーフォニアム協奏曲』が入っているのも見逃せない。

アルバムのラストには、本来“トロンボーン”のために書かれたデリック・ブルジョワ(1941~2017)の『トロンボーン協奏曲』がユーフォニアム独奏で収録されている。

【リレストレム吹奏楽団】
ノルウェーのリレストレム市で1920年に創立されたコミュニティー・バンド。65名のメンバーで構成され、スカンジナビア半島諸国で最もよく知られた吹奏楽団のひとつだ。1990年代には、6回ノルウェー・チャンピオンとなっている。

【スティーヴン・ミード】
1962年2月26日、イングランドのボーンマスに生まれる。金管楽器界のスーパースター、エンターテイナーで、豊かな音楽性で世界を魅了している。委嘱作品も多く、スパークの『ユーフォ二アム協奏曲』やグレイアムのユーフォニアム協奏曲『称う(たとう)べき紳士たちの列伝に』など、数多くの新作を世界初演。LP、カセット、CDなど、発売された音源は数知れず、ユーフォニアム奏者としての録音曲数は世界一と言われている。

■コンチェルティーノ
演奏:スティーヴン・ミード
Concertino
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4617/

【データ】

・ユーフォニアム(Euphonium):スティーヴン・ミード(Steven Mead)
・演奏団体:リレストレム吹奏楽団(Lillestrom Musikkorps)
・指揮者:ヘルト・D・バイテンハイス(Gert D. Buitenhuis)
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1999年
・収録:1998年9月、Lillestrom、Norway

【収録曲】

  1. ユーフォニアムのためのコンチェルティーノ/ロルフ・ヴィルヘルム【10:34】
    Concertino for Euphonium/Rolf Wilhelm
    I) 第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo【4:11】
    II)第2楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ Andante ma non troppo【3:06】
    III)第3楽章:モデラート・コン・アニマート Moderato con animato【3:15】
  2. ピース、プリーズ/フロデ・シングナース【4:10】
    Peace, Please/Frode Thingnaes
  3. ユーフォニアムのための幻想曲/フィリップ・スパーク【9:32】
    Fantasy for Euphonium/Philip Sparke
  4. ヴィンテージ/デヴィッド・ギリングハム【9:12】
    Vintage/David Gillingham
  5. 「ユーフォニアム協奏曲」第2楽章:レント/ジョーゼフ・ホロヴィッツ【6:46】
    “Lento” from Euphonium Concerto/Joseph Horovitz
  6. ロシアン・ダンス/オスカー・ベーメ(arr. ジョナサン・スミス)【5:02】
    Russian Dance/Oskar Bohme(arr. Jonathan Smith)
  7. トロンボーン協奏曲/デリック・ブルジョワ 【19:35】
    Concerto(originally:Trombone Concerto)/Derek Bourgeois
    I)第1楽章:アレグロ Allegro【8:31】
    II)第2楽章:アダージョ Adagio【5:57】
    III)第3楽章:プレスト Presto【5:05】

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■全英ブラスバンド選手権1995(演奏:ブラック・ダイク・ミルズ・バンドほか)

1995年10月、ロンドンのロイヤル・アルパート・ホール(10/21、選手権部門決勝およびガラ・コンサート)とウェンブリー・カンファレンス・センター(10/21~10/22、ファースト部門~フォース部門決勝)の2会場で開催された「全英ブラスバンド選手権1995」のライヴ・アルバム!

ロイヤル・アルバート・ホールの録音は、BBCプロデューサーのジェーン・ワードとエンジニアのニック・ゴーマンが担当、ウェンブリー・カンファレンス・センターの方はプロデューサーがニコラス&アリスン・チャイルズ、エンジニアがハロルド・バーンズというドイエン・チームが担っている。

CDには、最上位の“選手権部門”から“フォース部門”までの5つのセクションの優勝者の演奏とロイヤル・アルパート・ホールで行なわれた前年優勝者ブラック・ダイク・ミルズ・バンドによるガラ・コンサートの模様が収録されている。

とはいうものの、もっとも注目を集めるのは、やはり全国から19バンドがエントリーされた“選手権部門”の決勝で、テストピース(課題)は、この決勝のためにエルガー・ハワースに委嘱された新作『B.L.のための歌』だった。難易度が高く、コンテンポラリーな要素が込められている異色のテストピースだ!

優勝は、200ポイント満点中、194ポイントをゲットしたヨークシャー代表のブラック・ダイク・ミルズで、これで2年連続優勝! 指揮はジェームズ・ワトソンだった。

当時のブラック・ダイクは、プリンシパルがマット・ベイカー。ソロ・ユーフォニアムがロバート・チャイルズという時代で、ガラ・コンサートの演奏では、ブラック・ダイクのテーマ曲『クイーンズバリー』のほか、ロバート・チャイルズのユーフォニアム独奏『エルフリード』、ロナルド・ビンジの『コルネット・カリヨン』など、ブラック・ダイクならではのレパートリーが愉しめる!

■全英ブラスバンド選手権1995
演奏:ブラック・ダイク・ミルズ・バンドほか
National Brass Band Championships Highlights 1995
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4655/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・発売元:イーゴン(Egon)
・発売年:1996年
・収録:1995年10月21日、Royal Albert Hall, London, U.K. (1、2、4、6、8)/ 1995年10月21~22日、Wembley Conference Centre, London, U.K.

【収録曲】

  1. B.L.のための歌/エルガー・ハワース【15:18】
    Songs for B.L./Elgar Howarth
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  2. クイーンズバリー/ジェームズ・ケイ【3:22】
    Queensbury/James Kaye
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  3. アリストファネスのカエル/グランヴィル・バントック 【9:19】
    Frogs of Aristophanes/Granville Bantok
    【指揮】デヴィッド・リー(David Lea)
    【演奏】ロールズロイス・コヴェントリー・バンド(Rolls Royce (Coventry) Band)<1st Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  4. エルフリード/不詳(arr. アラン・キャザロール)【3:12】
    Elfried/Anon(arr. Alan Catherall)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
    【独奏】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ(Robert Childs)
  5. プランタジネット家/エドワード・グレッグスン【12:05】
    The Plantagenets/Edward Gregson
    【指揮】ジェームズ・キャント(James Cant)
    【演奏】グロソプ・オールド・バンド(Glossop Old Band)<2nd Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  6. 「ウェスト・サイド・ストーリー」から“2つのダンス”
    /レナード・バーンスタイン(arr. エリック・クリーズ)【6:27】
    Two Dances from “West Side Story”/Leonard Bernstein(arr. Eric Crees)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  7. ゴシック組曲/レオン・ボーエルマン【12:49】
    Suite Gothique/Leon Boellmann
    【指揮】ケヴィン・ジョーダン(Kevin Jordan)
    【演奏】フェアロップ・ブラス(Fairlop Brass)<3rd Section:Champion Band of Great Britain 1988>
  8. コルネット・カリヨン/ロナルド・ビンジ【3:17】
    Cornet Carillon/Ronald Binge
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(Black Dyke Mills Band)
  9. ヴィズカヤ/ギルバート・ヴィンター【9:48】
    Vizcaya/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェームズ・ハドフィールド(James Hadfield)
    【演奏】トッドマーデン・オールド・バンド(Todmarden Old Band)<4th Section:Champion Band of Great Britain 1988>

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■全英ブラスバンド選手権1991(演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか)

1991年10月5日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1991」決勝とガラ・コンサートのハイライトを収録したライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアというベテラン・コンビが担っている。

全英ブラスバンド選手権では、地区大会とロンドンで行なわれるファイナル(決勝)で課されるテストピース(課題)が違う。新作が委嘱される場合もあれば、過去の名曲が採用される場合もあり、たいてい夏頃に発表される。

1991年のファイナルのテストピースは、ロバート・シンプスンの『エナジー』。ちょうど20年前の1971年の全英ファイナルのために委嘱された作品で、選手権部門のバンドなら演奏したことがないバンドを探すほうが難しいといわれるほどポピュラーな曲だ。当然のことながら、こういうときは大激戦になる!!

優勝は、200ポイント満点中、197ポイントをゲットしたジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド。彼らは1987~1989年に全英ハットトリック(3連覇)を達成。選手権規定で1990年の出場は無かったが、1年のブランクをまるで感じさせない快演を演じた! 『トリビュート・トゥー・テッド・ヒース』と『楽園への道』は、ハットトリックを称えて招かれたガラ・コンサートにおける演奏だ。

ガラ・コンサート名物の“マスバンド”は、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド、CWSグラスゴー・バンド、IMIヨークシャー・インペリアル・バンドからなる約75名編成の大ブラスバンドで、指揮者は、かつてブラック・ダイク・ミルズのプロフェッショナル・コンダクターとして活躍したレジェンド、ジェフリー・プランド!

ブラック・ダイク・ミルズのプリンシパル・コルネット奏者ロジャー・ウェブスターをソロイストに迎えた『シャワーズ・オブ・ゴールド』、ロバートとニコラスのチャイルズ・ブラザーズによるユーフォ二アム・デュエット『聖なる寺院の奥深く』、スティーヴン・ミードが率いるブリティッシュ・テューバ・カルテットによる『ポップ組曲(終楽章)』など、聴きどころも多い!

ロイヤル・アルバート・ホールの巨大な空間を感じさせる録音が当時の“全英”の空気をよく伝えている!

■全英ブラスバンド選手権1991
演奏:デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンドほか
Boosey & Hawkes National Brass Band Championships of Great Britain and Gala Concert 1991
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4651/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・収録:1991年10月5日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1991年

【収録曲】

  1. ルール・ブリタニア/トーマス・アーン(arr. マイクル・ブランド)【4:36】
    Rule Britannia/Thomas Arne(arr. Michael Brand)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  2. シャワーズ・オブ・ゴールド/ハーバート・L・クラーク(arr. ホーン)【5:26】
    Showers of Gold/Herbert L. Clarke(arr. Horn)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):ロジャー・ウェブスター(Roger Webster)

3.トリビュート・トゥー・テッド・ヒース/(arr. ビル・ゲルダード)【12:30】
Tribute to Ted Heath/(arr. Bill Geldard)
【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)

  1. 歌劇「真珠とり」から“聖なる寺院の奥深く”/ジョルジュ・ビゼー(arr. キース・ウィルキンスン)【4:02】
    Deep Inside the Sacred Temple/George Bizet(arr. Keith Wilkinson)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド(Britannia Building Society Band)
    【デュエット】ユーフォニアム(Euphonium):ロバート・チャイルズ&ニコラス・チャイルズ(Robert Childs & Nicholas Childs)
  2. トライアンファント・ラプソディ/ギルバート・ヴィンター【12:42】
    Triumphant Rhapsody/Gilbert Vinter
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  3. エナジー/ロバート・シンプスン【9:22】
    Energy/Robert Simpson
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  4. 楽園への道/フレデリック・ディーリアス(arr. クリストファー・モワット)【7:28】
    Walk to the Paradise Garden/Frederick Delius(arr. Christopher Mowat)
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・キャタピラー・バンド(Desford Colliery Caterpillar Band)
  5. ポップ組曲(終楽章)/アーサー・フラッケンポール【2:18】
    Pop Suite (Last Movement)/Arthur Frackenpohl
    【演奏】ブリティッシュ・テューバ・カルテット(The British Tuba Quartet)
  6. デイヴィッド・オブ・ザ・ホワイト・ロック
    /伝承曲(arr. ジョージ・ウィルコックス)【2:50】
    David of the White Rock/Traditional(arr. George Wilcocks)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The massed bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)
  7. 序曲「1812年」/ピョートル・チャイコフスキー(arr. デニス・ライト)【15:21】
    Ouverture Solennelle 1812/Pyotr Tchaikovsky(arr. Denis Wright)
    【指揮】ジェフリー・ブランド(Geoffrey Brand)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ、CWSグラスゴー、IMIヨークシャー・インペリアル)(The Massed Bands of Britannia Building Society, CWS(Glasgow)and IMI Yorkshire Imperial)

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■全英ブラスバンド選手権1988(演奏:デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンドほか)

1988年10月8日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「全英ブラスバンド選手権1988」決勝の模様を収めたライヴ・アルバム。プロデューサーはスタン・キッチン、エンジニアはマイクル・ムーアが担っている。

全国の地区選手権を経てロンドンの決勝にエントリーされたのは、合計19のバンド。テストピース(課題)は、この日のために委嘱された新作、レイ・ステッドマン=アレンの『海の情景』だった。ジョン・メースフィールドの詩「カーゴス」からインスピレーションを得た情景の見える変化にとんだドラマチックな作品だ。

優勝者は、200ポイント満点中、198ポイントをゲットし2年連続優勝となったジェームズ・ワトソン指揮、デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンド! 会心の出来のこのライヴは聴きものだ!

他のトラックには、審査発表までの合間に行なわれるガラ・コンサートのハイライトが収められている。

この頃の全英選手権のガラは、トップクラスのバンドによるマスバンドが組まれることが多く、この日もステージに上がったのは、ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド、コーリー・バンド、CWSグラスゴー・バンド、グライムソープ・コリアリー・バンドの4バンドからなる約100名編成の大ブラスバンド! それを当時人気絶頂のハワード・スネルが指揮するということで前評判も上々だった!!

すでに人気作曲家の座を確実なものにしていたジョン・マッケーブの『デザートII – ホライズン』やフィリップ・スパークの『エンデヴァー』といったオリジナルや、コルネットの名手フィリップ・マッキャンをゲスト・ソロイストに招いたデニス・ライトの『コルネット協奏曲』やエコー・コルネットやポストホーンを駆使した『フィリップ・マッキャン・サリュート・ハリー・モーティマー』などが、ロイヤル・アルバート・ホールの豊かな響きの中で愉しめる!

■全英ブラスバンド選手権1988
演奏:デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンドほか
The National Brass Band Festival 1988
Desford Colliery Dowty Band and others
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4650/

【データ】

・演奏団体:(曲目欄に記載)
・指揮者:(曲目欄に記載)
・発売元:ポリフォニック(Polyphonic)
・発売年:1989年
・収録:1988年10月8日、Royal Albert Hall, London, U.K.
・メーカー品番

【収録曲】

  1. キャンディード序曲/レナード・ハーンスタイン(arr. ハワード・スネル)【4:24】
    Overture : Candide/Leonard Bernstein(arr. Howard Snell)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  2. 祭り(「夜想曲」第2楽章)/クロード・ドビュッシー(arr. トーマス・ウィス)【6:17】
    Fetes/Claude Debussey(arr. Thomas Wyss)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  3. コルネット協奏曲/デニス・ライト【10:31】
    Concerto for Cornet/Denis Wright
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】グライムソープ・コリアリー・バンド(Grimethorpe Colliery Band)
    【独奏】コルネット(Cornet):フィリップ・マッキャン(Philip MaCann)
  4. デザートII – ホライズン/ジョン・マッケーブ【12:32】
    Desert II – Horizon/John McCabe
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)
  5. 海の情景/レイ・ステッドマン=アレン【14:38】
    Seascape/Ray Steadman-Allen
    【指揮】ジェームズ・ワトソン(James Watson)
    【演奏】デスフォード・コリアリー・ダウティ・バンド(Desford Colliery Dowty Band)
  6. 小さな黒人/クロード・ドビュッシー(arr. ジェフリー・エマースン)【1:50】
    Le Petit Negre/Claude Debussey(arr. Geoffrey Emerson)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド(Britannia Building Society Foden Band)
  7. フィリップ・マッキャン・サリュート・ハリー・モーティマー(アルペン・エコーズ – ハンティング・シーン – ポストホーン・ギャロップ)【5:24】
    Philip McCann Salutes Harry Mortimer(Alpine Echoes – Hunting Scene – Posthorn Galop)
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン・バンド(Britannia Building Society Foden Band)
    【独奏】エコー・コルネット&ポストホーン(Echo Cornet & Posthorn):フィリップ・マッキャン(Philip MaCann)
  8. エンデヴァー/フィリップ・スパーク【12:24】
    Endeavour/Philip Sparke
    【指揮】ハワード・スネル(Howard Snell)
    【演奏】合同バンド(ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・フォーデン、コーリー、CWSグラスゴー、グライムソープ・コリアリー)(The massed bands of Britannia Building Society Foden, Cory, CWS(Glasgow)and Grimethorpe Colliery)

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■レスピーギ/交響詩「ローマの松」(演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ)

1991年3月6~7日、東芝EMIのリクエストでロンドンのアビロード・スタジオの第1スタジオで録音されたロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラの2枚目のアルバムで、プロデューサーは、東芝EMIの中田基彦と英EMIのジョン・ウェスト、エンジニアはマイクル・シーディーが担った。

収録曲は、レスピーギの交響詩『ローマの松』(サイ・ペイン編曲)とムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』(サイモン・ライト編曲)とリムスキー=コルサコフの『ロシアの復活祭』序曲(ジョージ・ミラー編曲)の3曲で、この内、『ローマの松』と『展覧会の絵』ではこのレコーディングのために書き下ろされた新しい編曲が使用されている。

編曲者のサイ・ペインは、このウィンドオーケストラの初CDとなったホルストの組曲『惑星』のトランスクリプションですでに名を挙げ、もう一方のサイモン・ライトも、ウォーレス・コレクションのために斬新なアイデアのスコアを提供し、注目を集めていた新進気鋭のアレンジャーだった。

残る『ロシアの復活祭』序曲は、既存の編曲が選ばれている。編曲者のジョージ・ミラーは、第2次大戦前、有名なグレナディア・ガーズ・バンドの音楽監督をつとめ、ホルストの『組曲第1番』を初レコーディングした指揮者としても知られた。時代こそ遡るが、優れた編曲としてイギリスでは定評のあるものだ。

ロンドンの腕利きが集まったというだけでなく、音響の優れたEMIアビーロード・スタジオの空気感の中に溶け込むようなウィンドオーケストラが演奏したクラシック名曲撰!!

今回紹介するのは、とっくの昔に絶版となった初回発売時のオリジナル盤! 新品状態で少数出土したコレクター・アイテムだ!

【ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ】
指揮者エリック・バンクスの着想で組織されたウィンドオーケストラ。ロンドン市中の各オーケストラで活躍するプレーヤーのほか、王立音楽カレッジや王立音楽アカデミー等のベテラン教授陣によって構成。EMIのデビュー・アルバムは、ホルストの組曲「惑星」(全曲)。コンサート活動も計画されたが、残念ながら、バンクスのオーストラリアへの移住により、立ち消えとなった。

■レスピーギ/交響詩「ローマの松」
演奏:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
Pini di Roma
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4634/

【データ】

・演奏団体:ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ(London Symphonic Wind Orchestra)
・指揮者:エリック・バンクス(Eric Banks)
・発売元:東芝EMI
・発売年:1991年
・収録:1991年3月6~7日、Abbey Road Studios No.1、London、U.K.

【収録曲】

  1. 交響詩「ローマの松」/オットリーノ・レスピーギ(arr. サイ・ペイン)【20:13】 
    Pini di Roma/Ottorino Respighi(arr. Cy Payne)
    I) ポルゲーゼ荘の松 I pini di villa Borghese【2:42】
    II)カタコンプ付近の松 I pini presso una Catacomba【6:55】
    III)ジャニコロの松 I pini del Giaicolo【6:05】
    IV)アッピア街道の松 I pini della Via Appia【4:31】
  2. 組曲「展覧会の絵」/モデスト・ムソルグスキー(arr. サイモン・ライト)【35:34】
    Pictures at an Exhibition/Modest Mussorgsky(arr. Simon Wright)
    I)プロムナード~小人~プロムナード Promenade-Gnomus-Promenade【5:12】
    II)古城~プロムナード Vecchio Castello-Promenade【5:30】
    III)テュイルリーの庭園にて Tuileries 【1:10】
    IV)ピドロ(牛)~プロムナード Bydlo-Promenade【3:24】
    V)卵の殻をつけたひな鳥のバレエ Ballet of the chickens in their shalls【1:22】
    VI)サミュエル・ゴールデンベルグとシュムイレ Samuel Goldenberg & Schmuyle【2:11】
    VII)プロムナード~リモージュの市場 Promenade-Limages- Le marche【3:00】
    VIII)カタコンプ(ローマ時代の墓地) Catacombe【2:28】
    IX)死せる言葉による死者への話しかけ Cum mortuis in lingua mortua【2:12】
    X)鶏の足のうえの小屋 The Hut on Fowl’s Legs【3:28】
    X)キエフの大門 The Great Gate of Kiev【5:37】
  3. 「ロシアの復活祭」序曲(作品36)
    /ニコライ・リムスキー=コルサコフ(arr. ジョージ・ミラー)【14:52】
    Russian Easter Festival, Overture/Nikolai Rimsky-Korsakov(arr. George Miller)

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■ブロックバスターズ~スクリーン・スペクタキュラー(演奏:ブリーズ・ブラス・バンド)

1997年12月20日、佼成出版社からリリースされたブリーズ・ブラス・バンド(BBB)のスクリーン・スペクタキュラー! 録音は、大阪府箕面市民会館で行なわれ、エンジニアは、藤井寿典が担った。

『バットマン』『スーパーマン』『スタートレック 4』『ピンク・パンサー』『ロッキー』『サンダーバード』『インディ・ジョーンズ』など、収録されている曲は、地元大阪で年1回行なわれていたブリーズのポップ・シリーズ“ア・ファンタスティック・ナイト”で人気を集めたレパートリーだった!!

ヨーロッパ公演から帰国翌年の1997年、ブリーズがもっとも輝き、充実していた頃にレコーディングされた1枚だ!

発売元の佼成出版社が、その後CDから完全に撤退したため、入手が極めて難しくなったが、奇跡的に流通に残っていた発売当時の新品が少数入荷した。

【ブリーズ・ブラス・バンド】
1990年、オーケストラ・トロンボーン奏者、上村和義を常任指揮者として結成されたブリティッシュスタイルのプロのブラスバンド。同年7月2日のデビューコンサート以来、シリアスな作品をアグレッシブに取り上げる「LIMELIGHT CONCERT」と、ポップな音楽をリッチに聴かせる「A FANTASTIC NIGHT」の2つのシリーズを軸に、年2回の地元での自主コンサートのほか、全国各地への演奏旅行、依頼演奏、クリニック、CD制作など活発な活動を展開。海外の作曲家、指揮者、演奏家などとの交流も盛んで、意欲的なプログラミングや本場から多彩なゲストを招いてのコンサートは、国内外の専門誌等が高く評価。佼成出版社がリリースしたCD「エクスカリバー」(KOCD-2503)および「マーキュリー」(KOCD-2504) が、ともに『レコード芸術』誌の管弦楽部門・準薦盤に選ばれる。1996年10月にヨーロッパ演奏旅行。ロンドンではBBC放送番組「リッスン・トゥー・ザ・バンド」に出演。1998年、平成10年度「大阪文化祭賞」本賞を受賞した。

■ブロックバスターズ~スクリーン・スペクタキュラー
演奏:ブリーズ・ブラス・バンド
The Blockbusters – Screen Spectacular
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4627/

【データ】

・演奏団体:ブリーズ・ブラス・バンド(Breeze Brass Band)
・指揮者:上村和義(Kazuyoshi Uemura)
・発売元:佼成出版社
・発売年:1997年
・収録::1997年6月30日~7月1日、箕面市民会館(大阪府)

【収録曲】

  1. バットマン/ダニー・エルフマン(arr. アラン・キャザロール )【3:27】
    Batman/Danny Elfman(arr. Alan Catherall)
  2. スーパーマン/ジョン・ウィリアムズ(arr. レイ・ファー)【3:35】
    Superman/John Williams(arr. Ray Farr)
  3. スタートレック 4~故郷への長い道
    /レナード・ローゼンマン(arr. ダーロル・バリー)【2:34】
    Star Trek IV – The Voyage Home/Leonard Rosenman(arr. Darrol Barry)
  4. ジェームズ・ボンド・コレクション/(arr. ゴフ・リチャーズ)【6:19】
    The James Band Collection/(arr. Goff Richards)
  5. ピンク・パンサー/ヘンリー・マンシーニ(arr. マーク・ジャクスン)【4:06】
    In the Pink, from The Pink Panther/Henry Mancini(arr. Mark Jackson)
  6. ロッキー/ビル・コンティ(arr. リークス・ファンデルフェルデ)【5:41】
    Gonna Fly Now, from Rocky/Bill Conti(arr. Rieks van der Velde)
  7. クリフハンガー
    /トレヴァー・ジョーンズ(arr. リークス・ファンデルフェルデ)【5:41】
    Cliffhanger/Trevor Jones(arr. Rieks van der Velde)
  8. サンダーバード/バリー・グレイ(arr. エドリッチ・シーバート)【2:41】
    Thunderbirds/Barry Gray(arr. Edrich Siebert)
  9. ライオン・キング~愛を感じて
    /エルトン・ジョン(arr. フランク・ベルナールトス)【3:31】
    The Lion King, Can you feel the love tonight/Elton John(arr. Frank Bernaerts)
  10. インディ・ジョーンズ~魔宮の伝説
    /ジョン・ウィリアムズ(arr. レイ・ファー)【5:57】
    Indiana Jones and Temple of Doom/John Williams(arr. Ray Farr)

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■スパーク(演奏:ブリタニア・ビルディング・ソサエティほか)

1997年、既発売アルバムからコンピレーションされたフィリップ・スパーク作品集。各トラックは、以下の5枚のアルバムからとられている。

・Rule Britannia
(Doyen、DOYCD004、1990年)

・European Brass Band Championships 1991
(FT Records、FT5001、1991年)

・Welsh Wizard
(Doyen、DOYCD022、1993年)

・The Vikings
(Doyen、DOYCD023、1993年)

・European Brass Band Championships 1996
(Doyen、DOYCD057、1996年)

リリース当時、オリジナル原盤のいくつかは既に完売で、このコンピレーションは、熱狂的なスパーク人気も手伝って大歓迎された。プロデューサーには、ニコラス・チャイルズ、アリスン・チャイルズの名がクレジットされている。

演奏者は、ハワード・スネル指揮のブリタニア・ビルディング・ソサエティおよびエイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(ノルウェー)、ビョルン・N・サグスタッド指揮、マンゲル・ムシックラーグ(ノルウェー)と、当時ヨーロッパを席巻していたベスト・バンドが勢揃い! ニコラス・チャイルズがソロをとった『パントマイム』は、出身バンドのトレデガー・バンドの伴奏だ。

『パルティータ』『ハーモニー・ミュージック』『ヴァイキング』『エニグマ変奏曲』という収録曲を聴いていくと、1990年代のスパークがいかにブラスバンドのために質の高い作品を書いていたかが実感できる。何よりも、演奏者が高揚感を感じつつ、愉しそうに演奏しているのがいい!

また、『ロンドン序曲』と『ハーモニー・ミュージック』は、今となっては超貴重な1991年と1996年のヨーロピアン・ブラスバンド選手権の興奮ライヴだ!!

もちろん、オリジナル盤もこのコンピレーション盤もすべて廃盤で、このようなリリース当時の新品が出土することは、今後ともまずあり得ない! 愛用のピアノ前に座る若い頃のスパークの写真も超レアだ!!

■スパーク
演奏:ブリタニア・ビルディング・ソサエティほか
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4645/

【データ】

・演奏団体:ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド (Britannia Building Society Band) 1~2 / トレデガー・バンド(Tredegar Band)3 / マンゲル・ムシックラーグ(Manger Musikklag)4 / エイカンゲル=ビョルスヴィク・ムシックラーグ(Eikanger-Bjorvik Musikklag)5、6 
・指揮者:ハワード・スネル(Howard Snell) 1~2、5、6 / ビョルン・N・サグスタッド(Bjorn N. Sagstad)4
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:1997年
・収録::1990年、Dewsbury Town Hall、Manchester、UK – 1/ 1991年4月27日、De Doelen、 Rotterdam、Holland – 2 / 1993年、Barry Town Hall, UK – 3 / 1996年5月4日、Grieghalle, Bergen、Norway – 4 / 1993年、Assembly Hall at Nordhordland Folkehogskule、Norway – 5~6

【収録曲】

【作曲(全曲):フィリップ・スパーク(Philip Sparke)】

  1. パルティータ 【15:76】
    Partita
    I) アレグロ・リトミーコ・エ・デチーゾ Allegro ritmico e deciso【4:32】
    II)アダージェット / ヴィーヴォ Adagietto / Vivo【19:44】
  2. ロンドン序曲 【12:41】
    A London Overture
  3. パントマイム 【5:02】
    Pantomime
    ユーフォニアム(Euphonium):ニコラス・チャイルズ(Nicholas Childs)
  4. ハーモニー・ミュージック 【14:06】
    Harmony Music
  5. ヴァイキング 【9:34】
    The Vikings
  6. エニグマ変奏曲 【13:35】
    Variations on an Enigma

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