
「戦争映画の傑作音楽ばかりを演奏する」というユニークな演奏会が、5月29日(火)午後7時から東京オペラシティ・コンサートホールで開催される。当日演奏される曲の中には、吹奏楽でもおなじみの「バックドラフト」や「プライベート・ライアン」「パットン大戦車軍団」などもあって、興味しんしん。このコンサートに、なんと、BP読者50組100名様をご招待!しちゃいます。
■演奏会詳細は、こちららからもチェックできます
http://www.classic1st.net/
希望者は、下記、投稿フォームよりジャンジャン応募してくださいね。
締め切りは2007年5月27日(日)
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「戦士映画音楽祭:男たちへ」
【日時】5月29日(火) 19:00開演
【会場】東京オペラシティ・コンサートホール
【指揮】現田茂夫
【演奏】東京交響楽団
【料金】S席9000円、A席7000円
http://www.classic1st.net/
TEXT:富樫鉄火
おそらく、吹奏楽ファンの中の、かなりの人たちが狂気乱舞すると思われる、驚異的なコンサートが開催される!
その名も「戦士映画音楽傑作選:男たちへ」! 要するに、戦争映画の傑作音楽ばかりが、東京オペラシティ・ホールで、しかも、東京交響楽団、現田茂夫指揮でナマ演奏されるという、たまらない企画なのだ。
曲目がスゴイぞ。いいか、驚くなよ。
プラトーン/バックドラフト/決断/トラ・トラ・トラ/パットン大戦車軍団/エアフォース・ワン/沈黙の艦隊/アポロ13 /皇帝のいない八月/男たちの大和/鷲は舞いおりた/プライベート・ライアン/アラビアのロレンス/遠すぎた橋/史上最大の作戦/U・ボート……
たとえば『決断』とは、1971年に日本TV系列で放映された戦記アニメ・ドキュメント『アニメンタリー/決断』のテーマ曲(古関裕而作曲)である。戦後四半世紀もたって、太平洋戦争史をアニメで描き、しかも毎週土曜日の夜7時半というゴールデンタイムに放映されていた驚くべき番組だった。最終回だけ、なぜか「巨人軍・川上監督の決断」だったが、一説には、「アニメで戦争を美化して家族で見る時間にTV放映するとは何事か」との抗議が相次ぎ、それを回避するために、日本TVが、自社系列の巨人軍ドキュメントを加えたとの噂もあった。
冒頭、「人生で最も貴重な瞬間、それは決断の時である」とのナレーションが流れ、古関裕而のテーマ曲が流れ、もう、たまらん番組であった。それが、どうやらフル・オーケストラで演奏されるらしいのだ。もう、落涙必至である。
そのほか、『トラ・トラ・トラ』は、黒澤明が途中降板して話題になった日米合作映画だが、ジェリー・ゴールドスミスの音楽がたいへんユニークで話題になった。メインタイトルは、アジアン・パッサカリアとでもいうべき名曲である。聞くところによれば、この曲はオリジナル・スコアが入手できなかったので、この日のために専門家によって採譜復元されらしいのだ。
そのほか、吹奏楽版で演奏されている曲も多い。『バックドラフト』『パットン大戦車軍団』『エアフォース・ワン』『アポロ13』『プライベート・ライアン』などは、吹奏楽版で演奏したり、聴いたことのある人も多いだろう。『バックドラフト』などのハンス・ジマーの音楽が、フル・オーケストラで演奏されるなんて、それだけでも興奮ものだ。
また、小便チビリそうなのが、『皇帝のいない八月』(佐藤勝)、そして、かわぐちかいじ原作のアニメ『沈黙の艦隊』(千住明)である。ほんとうに、これらが、ナマ・オケで聴けるのか。フカシじゃないのか。
この日は、戦場カメラマン「不肖・宮嶋」氏のプレトーク(18:30~)があるほか、ミリタリー・ファションでの来場も可能だとのこと。
こんなコンサート、そう頻繁に開催されるとも思えない。戦争映画音楽のファンよ、オペラシティに集結されたし!
※なお、演奏曲目は、随時、変更される可能性があるそうだ。今後、新しい曲が決定した場合は、いちはやく、BPでお知らせする予定。チェックメイトキングツーよろしく。
「戦士映画音楽祭:男たちへ」
【日時】5月29日(火) 19:00開演
【会場】東京オペラシティ・コンサートホール
【指揮】現田茂夫
【演奏】東京交響楽団
【料金】S席9000円、A席7000円
【チケット申し込み先】
http://www.richfield-tv.com/otoko.html
http://www.classic1st.net/