「楽譜」カテゴリーアーカイブ

清水大輔の最新作「Adventure tale of ~Professor.ALEX~」が完成

BPイチオシの若手作曲家・清水大輔の最新作(2005年7月現在)
「Adventure tale of ~Professor.ALEX~」が完成した。

この作品は、陸上自衛隊東部方面音楽隊の委嘱により書かれたもので、2005年7月23日の「若手作曲家新曲発表会」にて同団により初演される予定。

作曲者の清水大輔氏による解説によると
「この題名の邦訳は『アレックス教授の冒険物語』という訳になるが、このアレックス教授と言うのは私の考えた想像上の人物で実在はしない。私はこの想像上の人物が繰り広げる大冒険物語を音楽で表現した。

 教授は考古学を研究し続けて20年以上の歳月が経ち、ある地図を見つけた・・・それは何千年も眠ったままになっているという財宝、そして不老不死の泉、教授は意を決し長く危険な冒険に出る・・・そこで待ち受けていたものとは・・・」

まだ、音は聴いていないが、ジョン・ウィリアムズに憧れて作曲家を目指した清水だけに、映画的でかなりスリリングでアドヴェンチャーな作品に仕上がっていることは、まず間違いなさそう。清水ファンの1人として、早く音が聴きたいって感じだよね! ドキドキ・・

吹奏楽のための幻想曲「茨木童子」~羅城門の伝説~ 2005年7月 8日に自衛隊音楽隊によって演奏される

香川県を拠点に活動している作曲家・田中久美子氏の作品が、この7月に大阪と香川の自衛隊音楽隊によって演奏される。詳細は以下のとおり。

◎吹奏楽のための幻想曲「茨木童子」~羅城門の伝説~

・・・“平安時代、京都の羅城門で豪傑、渡辺綱に腕を切り落とされた鬼「茨木童子」の伝説をテーマに中高生のために親しみやすい作品を書いて欲しい”という故・鈴木竹男先生からの依頼によって2004年に作曲された作品。

■陸上自衛隊中部方面音楽隊 第37回定期演奏会
【日時】7月8日(金)
【会場】森ノ宮ピロティーホール(大阪市内)
—————-

◎「海を渡る風」

■第29回 自衛隊音楽隊 高松定期演奏会
【演奏】海上自衛隊呉音楽隊(広島)、陸上自衛隊第2混成団音楽隊(香川)
【日時】7月10日(日)
【会場】香川県県民ホール

■情報の送り先:bpmaster@bandpower.net

広瀬勇人の新作「パイレーツ・ドリーム」が 海上自衛隊横須賀音楽隊の演奏によって初演される(2/24)

現在、ヴァンデルローストの下で作曲を勉強している広瀬勇人氏の新作「パイレーツ・ドリーム」が、海上自衛隊横須賀音楽隊によって初演される。この曲はタイトルどおり海をテーマにした作品で、「キャプテン・マルコ」10分を超す意欲作。どんな曲に仕上がっているのか・・・今から興奮、メッチャ楽しみだ!

————————————————–
■海上自衛隊横須賀音楽隊 開隊30周年記念演奏会

日時:2月24日(木)18時30分開演
場所:よこすか芸術劇場

※チケットは招待制のため、当日券の発売はありません
—————————————————

 広瀬氏は尚美学園在学中の98年に「キャプテン・マルコ(Captain Marco)」 発表、これが「21世紀の吹奏楽/響宴II」に取り上げられて注目を集めることに。
2000年、尚美学園を卒業後、さらなる作曲修行のためにアメリカのボストン音楽院の作曲科に進学、その後、「指輪物語」で知られるヨハン・デメイ氏の推薦もあって、日本人初の「ヴァンデルロースト氏の弟子」として、氏の下で勉強を続けながら、意欲的に吹奏楽作品を発表しつづけてる。
世界から注目を集める、期待の邦人作曲家である。

代表作は以下のとおり

キャプテン・マルコ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cdi-0018/

ブレーメンの音楽隊
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-0569/

アメリカン序曲、他
http://www.rakuten.co.jp/bandpower/457687/564983/

楽譜はデハスケ、他より好評発売中!

オリジナリティー溢れる秀作がたっぷり! ブレーン・アンサンブル・コレクション2004 曲探しで悩んだら、まずはこのリストをチェックしてみてみよう!

アンサンブルの曲探しで悩んだら、まずはこのリストをチェックしてみてみよう!

日本代表する天野正道、戸田 顕、飯島俊成といった国内の人気作曲家のオリジナルを中心に、楽しく、しかも演奏効果バツグンの作品がたっぷり。グレードや作品解説、演奏ポイントなども一緒に紹介しておいたので、とにかく、悩んだ時には、迷わずチェックがオススメです。

【フルート・アンサンブル】

クールール・エ・ムーヴマン(天野正道)

編成:フルート五重奏(Fl.1-3 /A.Fl./B.Fl. ※Fl.1- Picc.持ち替えあり)
演奏時間:約4’50”
定価:¥3,150 グレード.4
製品番号:ENMS-84042

この作品は大きく分けて2つの部分から成り立っています。前半は色彩を意識しており、後半は躍動感や流れといったことを意識しております。
フルート族 はややもすればあまり音色の変化がない楽器と思われがちですが、倍音の混ぜ具合を工夫すると、色々な音色の変化を楽しめる楽器です。また、運動性にも富んでいるので素早い動きも得意です。
ですから曲の前半では部分部分で色々音色を使い分ける、ということを念頭に置いて表現すると良いかと思います。後半は躍動感を最大限に出してみてください。


 ■天空の舞う6人の天使達(天野正道)

編成:フルート6重奏(Picc./ Fl.1-3/A.Fl./B.Fl. ※Picc.-Fl. 持ち替えあり)
演奏時間:約4’50”
定価:¥3,150 グレード.4
製品番号:ENMS-84043

この作品は都立杉並高等学校吹奏楽部からの委嘱で書きました。タイトルの「天空に舞う6人の天使たち」ですが、この曲を初演してくださる6人の演奏者を「天使」に見立てて付けました。曲にはいろいろな要素が盛り込まれ、めまぐるしく展開していきます。それぞれの部分に明確なストーリーがありますが、演奏する際にそれに囚われて欲しくないので敢えて書きません。演奏者一人ひとりがそれぞれのストーリーを展開してくださったほうが良いでしょう。架空の映像のための音楽、と解釈しても結構です。

【クラリネット・アンサンブル】

クラリネット・バスカーズ(戸田 顕)

編成:クラリネット5重奏(Bb Cl.1-4/B.Cl.)
演奏時間:約5’00”
定価:¥3,150 グレード.3+
製品番号:ENMS-84044

明治学院大学吹奏楽部クラリネット・セクションの委嘱で2004年1月20日に創作された「クラリネット・バスーズ」は、同年6月26日(土)、同大学吹奏楽部サマー・コンサートにおいて初演されました。編成はBbクラリネット4本とバス・クラリネットの5重奏で書かれ、約5分ほどの小品です。 終始アレグロで演奏され、大道芸人がめまぐるしく芸を披露し、それを取り囲む観客がその芸を堪能している様子を表している。


小組曲(飯島俊成)

編成:クラリネット8重奏(Eb Cl./ Bb Cl.1-5/B.Cl.1-2 )
演奏時間:約5’00”
定価:¥3,780 グレード.4
製品番号:ENMS-84045

青森県八戸市立長者中学校のために書いた曲です。
「組曲」とはなっていますが、全体を通して1つの作品、それぞれの場面の情景や気持ちを自由に想像しながら演奏してください。
各パートが細かく動きを受け渡ししている部分が多いので、自分の吹いた音が次にどこのパートに受け継がれていくのか、誰が吹いた音を受け継いで自分が吹くのか、しっかり意識しましょう。
また、テンポの指定、比較的細かく書いてあります。これはあくまで参考。メトロノーム記号にとらわれすぎず、前よりも速くなるのか、遅くなるのか、そして、たとえばAdagioとLentoの違い、VivoとAllegroの違いなど、テンポ標語の表すニュアンスを汲み取って演奏していただければと思います。


 ■バレエ音楽「くるみ割り人形」より序曲、行進曲
  (チャイコフスキー作曲/小林 聡編曲)

編成:クラリネット8重奏(Eb Cl./Bb Cl.1-4/A.Cl./B.Cl./Ca.Cl.)
演奏時間:約5’50”
定価:¥3,780 グレード.4
製品番号:ENMS-84046

「白鳥の湖」「眠りの森の美女」と並ぶ三大バレエの1つで、この組曲は作曲者自身がバレエ版から選んで編集しました。チャイコフスキーは1890年のはじめにペテルブルグ劇場から作曲を依頼されます。翌1891年から作曲に取りかかり、同年彼はパリ、ニューヨークと演奏旅行をしていますが、その時に当時ロシアではまだ知られていなかったチェレスタに出会い、ぜひこれを使用しようと構想を練っていました。
翌年1892年に3月に完成し組曲版は3月、バレエ版は12月に初演されました。題材はドイツのE.T.A.ホフマンの童話で、そのフランス語版であるのデュマの物語からM.プティパが脚色したバレエです。クリスマスの夜にくるみ割り人形と少女クララの繰り広げるファンタジーはあまりにも有名なものです。
このクラリネット8重奏版は「MOON CLARINET ENSEMBLE」(堀川豊彦、石村亜矢子、小林亮、野地美智留、濱松亮子、宮村俊、向山志穂、森本春子)によって2002年10月に委嘱初演されたもです。
編成はEb管クラリネット、1番、2番、3番、4番Bb管クラリネット、バセットホルン、バスクラリネット、コントラバスクラリネットをオリジナルとして考えています。1、2番はBb管クラリネットのみ、バセットホルンはアルトクラリネットに、これらのない場合のみBb管クラリネット、コントラバス・クラリネットはコントラアルト・クラリネットまたはストリングベースとの置き換えが可能です。


バレエ音楽「くるみ割り人形」より 金平糖の踊り、
トレパーク、アラビアの踊り、中国の踊り、葦笛の踊り
(チャイコフスキー作曲/小林 聡編曲)

編成:クラリネット8重奏
(Eb Cl./Bb Cl.1-4/A.Cl./B.Cl/Ca.Cl. ※Ca.Cl.-Tamb. 持ち替えあり )
演奏時間:約10’20”
定価:¥6,620 グレード.4
製品番号:ENMS-84047


バレエ音楽「くるみ割り人形」より花のワルツ
(チャイコフスキー作曲/小林 聡編曲)

編成:クラリネット8重奏編成(Eb Cl./Bb Cl.1-4/A.Cl./B.Cl./Ca.Cl.)
演奏時間:約6’40”
定価:¥4,200 グレード.
製品番号:ENMS-84048

【サクソフーォン・アンサンブル】

もあしび(長生 淳)

編成:サクソフォーン4重奏(S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax.)
演奏時間:約7’00”
定価:¥3,360 グレード.4
製品番号:ENMS-84049

以前からトルヴェール・クワルテットには懇意にしていただいていて。四重奏のためにも、あるいはメンバーのソロのためにも、いくつもの作曲・編曲があります。そのトルヴェールのために書いた最初の曲がこの「もあしび」です。まだトルヴェールの実力の奥底を知らない頃でしたので、やたら滅法大変なことを要求しておらず、また曲想の上でも広く親しんでいただける曲ではないかと思います。もあしび — 夜の浜辺で三線を弾き、歌い、踊り遊ぶ沖縄の風習を標題に載いているのは、沖縄の旋律をもちいて、という注文で作曲をしたことによります。


イマージュ~サクソフォーン四重奏のために(正門研一)

編成:サクソフォーン4重奏(S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax.)
演奏時間:約11’00”
定価:¥4,200 グレード.4
製品番号:ENMS-84050

金沢サクソフォンアンサンブルの委嘱により作曲、2001年11月4日金沢市アートホールにおける同アンサンブル第13回定期演奏会で初演されました。
「冬の記憶」という副題を持つこの曲は、私自身のごく私的な印象を音に綴ったもので、1.「パサージュ」(冬の散歩道)~2.「山の夕暮れ」、3.人生の新しいスタートを切った友人へのささやかな贈り物である「ワルツ」、4.雪の中ポツンと咲いている一輪の「花」~5.春を待ち焦がれる花の「ダンス」という5つの小品からなっています。寒い冬の日に出会った情景から感じた暖かさや優しさを感じとっていただければ本望です。


ラプソディー・イン・ブルー(G.ガーシュイン/中村均一)

編成:サクソフォーン4重奏(S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax.)
演奏時間:約12’00”
定価:¥4,830 グレード.5
製品番号:ENMS-84051

 オーケストラで「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏する度にクラリネットやピアノのソロ・パートの数々の素敵なメロディーが羨ましいと思っていました。何年もたつうちに吹いてみたい気持ちが押さえ切れなくなってサクソフォーン四重奏用に編曲してしまいました。
冒頭のグリッサンドはソプラノ奏者がアルトを持ち替えて演奏しますが、[D]から1オクターブは指で、それ以降は指と口でグリッサンドをかけます。ソプラノでもできるように楽譜を添えましたのでお好きな方を使ってください。
[K]からはスラップタンギングにしますがバリトンのソロは自由に、そして、それを邪魔しないように伴奏はバランスを取りましょう。
[M]はメロディ・パートを意識してハーモニーが美しく響くように一体感のあるサウンドを磨きましょう。ソプラノは最低音が出てきますが音量を絞ってコントロールしましょう。
[P]はダブル・タンギングを使います。その後のテンポの変化に合わせてシングル・タンギングと切り替えてスリリングな表現を味わいましょう。特殊な技術は必要ですが、それに捕われすぎないで、音楽的な表現の手段としてチャレンジしてほしいと思います。


ヴォカリーズ(S.ラフマニノフ/堀井正司)

編成:サクソフォーン4重奏(S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax.)
演奏時間:約5’25”
定価:¥3,150 グレード.3+
製品番号:ENMS-84052

「ヴォカリーズ」作品34-14は、もともと母音のみで歌われる歌曲として、14曲からなる歌曲集作品34の最後に置かれた曲です。演奏しても聴いても本当に心が洗われるような美しいメロディーです。フレーズを収めるトリルや、クレッシェンドに伴うアゴーギグをテンポに捕われ過ぎないで(ただし匙加減を忘れずに)美しく音楽的になるよう工夫をしましょう。
メロディーラインの受け継ぎや、それぞれの奏者の歌い方をそろえることも大切です。楽器が変われば当然音色は変わりますが、音程やビブラートの性質はなるべく同じ言葉になるよう研究しましょう。E♯→F♯のレガートはTfキイを使うと滑らかに表現しやすいです。
39小節めと43小節め、52小節めと56小節めは16部音符の動きを対照的に感じましょう。[D]からエンディングへはメロディーラインの最高音を大切にして切なく聴かせてください。最後の音符はそれぞれの音が永遠に続きながら消えていくように楽譜通りの長さを保って下さい。


パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
(J.S.バッハ/八木澤教司 編曲)

編成:サクソフォーン4重奏(S.Sax./A.Sax./T.Sax./B.Sax.)
演奏時間:約30’00”
定価:¥6,300 グレード.5
製品番号:ENMS-84053

もともと鍵盤楽器の作品であったJ.S.バッハの「パルティータ」。雲井雅人サックス4重奏団のメンバーである林田和之氏とコンクールの審査でご一緒した際、バッハの魅力を語り合ったことをきっかけに編曲のご依頼をいただきました。
氏によると雲井雅人サックス4重奏団で「パルティータ」を全曲演奏する企画があり、既に第4番BWV828は編曲が完成し初演済みとのこと。私は第3回定期演奏会(2004年7月7日.東京オペラシティリサイタルホール)のために第6番BWV830の編曲を担当することになりました。
メンバーのご要望で原調であるホ短調での編曲、そして単に声部を振り分けるのではなく、オリジナリティのあるものにしてほしいとのことでした。結果として難曲として仕上がったのですが、ぜひ多くの方々にバロックの響きに挑戦していただきたいと思っています。

 演奏のポイント・・・演奏するにあたって、まず原曲である鍵盤楽器での演奏を聴かれることをお薦めします。テンポ設定や装飾音の取扱い、即興的な奏法など多くの音楽家たちの卓越した名演を聴き研究しててみましょう。
演奏会においては全曲演奏する(リピートは全てしなくてもよい)ことが望ましいですが、コンテストで演奏する際には7つの曲から自由に選択していただいて構いません。各々の曲調を生かした演奏をめざしてください。

演奏時間:
トッカータ(約7分)
アルマンド(約3分)
クーラント(約4分40秒)
エア   (約1分30秒)
サラバンド(約7分30秒)
テンポ・ディ・ガヴォット(約2分)
ジーグ  (約4分)

※演奏時間はリピートを全てした場合です

【木管・弦楽器アンサンブル】

「ベルガマスク組曲」よりプレリュード、月の光
(C.ドビュッシー/黒川圭一)

編成:木管・弦楽器7重奏(Fl./Ob./Bb Cl./A.Sax./T.Sax./B.Cl./St.Bass)
演奏時間:約8’30”
定価:¥4,515 グレード.
製品番号:ENMS-84054

「ベルガマスク組曲」は、ドビュッシーのピアノ作品として、1890年頃に書き始められました。ドビュッシーの比較的初期の作品故、先人の影響を残してはいるものの、作品中に持ち込まれた文学的、絵画的な色彩感覚は、印象派音楽への歩みを踏み出しているといえるでしょう。
この木管7重奏の編曲は、さいたま市立浦和高校吹奏楽部の委嘱により、同曲から1楽章「プレリュード」と3楽章「月の光」との2楽章を編曲したもので、いずれも同校木管7重奏(Fl. 野口慧子、Ob. 橋本奈津美、Cl. 小玉かおり、A.Sax. 関根尚香、T.Sax. 丸美咲、B.Cl. 蓮見絵里、Str.Bass 栗原俊彦)によって初演されました。
この編曲は、フルート、オーボエ、クラリネット、アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォン、バス・クラリネット、コントラバスの7人を想定して書かれていますが、オーボエのパートはクラリネットでも代替できるよう、Bb管用に移調したパート譜が同梱されています。
この編成ような、異種楽器の組み合わせによるアンサンブルにおいて注意すべき点のひとつにバランスがあげられます。各声部をバランスよく響かせることによって、全体の響きも自ずと融和してくることでしょう。特にサクソフォンは、楽器の特性上、そのまま演奏してしまうと他の木管楽器の2~3倍の音量が出てしまかねませんので充分な配慮が必要になります。
この曲の原曲はピアノ曲ですが、この編成で演奏するにあたっては、管楽合奏としての発想も必要になるでしょう。テンポに関しても、自然な空気(息)の流れが感じられる設定が望まれます。管楽アンサンブルならではの表現力を活かした、色彩感豊かな「ベルガマスク組曲」を創り上げていってください。

【バリ・テューバ・アンサンブル】

四重奏曲(天野正道)

編成:バリ・テューバ4重奏(Euph.1-2/Tuba 1-2)
演奏時間:約8’00”
定価:¥3,780 グレード.5
製品番号:ENMS-84058

この作品は戸田顕先生が音楽監督をなさっている「Tubium」第2回コンサートのための委嘱作品です。演奏者はすべて一流のプロ・プレイヤーなので 「アマチュアがそう簡単には演奏できない難しい作品を」という注文でした。ですから音域も広く、技術、音楽性などかなり高度なものが要求されます。特に、1、3楽章は音楽的な表現を考慮しないとなんの魅力もない演奏になってしまいます。逆に終楽章は如何にハッタリをかますか、に掛かっているでしょう。とは言え、音楽としての楽しさを常に失わないで演奏していただければ幸いです。全曲通して続けて演奏されるほうが効果的だと思います。


小組曲「テュービアム・ダンス」(戸田 顕)

編成:バリ・テューバ4重奏(Euph.1-2/Tuba 1-2)
演奏時間:約8’20”
定価:¥3,750 グレード.4
製品番号:ENMS-84059

5つの小品から構成されてるこの作品は、次のタイトルが付けられています。

1. テュービアム・ダンス
2. ワルツ
3. ソロウ・ダンス
4. ユーフォニアン・ダンス
5. ファイナル・ダンス

1曲目の「テュービアム・ダンス」のテュービアムはユーフォニアムとテューバを組み合わせた造語で、特別な意味はなく、作曲者が音楽監督を務めるユーフォニアム・テューバ・アンサンブルのグループ名「テュービアム」から採ったものです。
作品は8分の5拍子で書かれ、シリアスに、また勢いよく踊る様を表している。
2曲目の「ワルツ」は、アニメーションなどで想像するようにテューバとユーフォニアムがワルツを楽しく踊ります。3曲目の「ソロウ・ダンス」は「悲しげな踊り」、うなだれた感じが伺えると思います。4曲目の「ユーフォニアン・ダンス」は「ユーフォニアム国家」の楽しげな踊りです。タイトルの「ユーフォニアン」も造語です。意味あいとしては「ユーフォニアム人」(?)のつもりです。終曲は1曲目の「テュービアム・ダンス」と同じ作風で、激しくテューバとユーフォニアムが踊ります。
2003年4月に作曲され、初演は同年7月、山本孝先生(東京音楽大学教授/2003年現在)の還暦のお祝いのパーティで行なわれ、山本孝先生御自身に捧げられました。


「ラプソディ」(八木澤教司)

編成:バリ・テューバ4重奏(Euph.1-2/Tuba 1-2)
演奏時間:約4’50”
定価:¥3,150 グレード.3+
製品番号:ENMS-84060

この作品はバリ・テューバアンサンブルグループ“テュービアム”の委嘱により、2003年12月に作曲しました。
「ラプソディ」には“熱狂的な表現”“情熱的な文章”あるいは“寄せ集め”などの意味が含まれ、語源であるギリシャ語では“民族の歴史”“英雄の行為などを述べた叙事詩を朗唱する”という意味合いがあります。
同アンサンブル音楽監督を務める作曲家・戸田顕氏から「バリ・テューバアンサンブルのレパートリーを開発するような作品を」というご要望をいただいたことが、この楽想のヒントとなりました。親しみやすい作風をとっていますので、今後は中学・高校生をはじめ一般の方々に幅広く演奏していただけましたら幸いです。コンテストだけではなく、普段の練習でも、お気軽に演奏していただけましたらうれしく思います。
当作品を作曲するにあたって多くのご助言をいただきました戸田顕氏、テュービアムの皆様にこの場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

演奏のポイント・・・冒頭で提示される動機は曲全体を支配する大切なものです。しっかりと音型をそろえ5小節目に向かって広がりを持たせ印象深く演奏してください。
7小節~10小節目のようにメロディーが絡むようにして演奏する場面、11小節~12小節目のようにEuphとTubaが対になり2組で演奏する場面、13小節~14小節目のように4人で響きを作る場面が曲全体に多く現れます。各々の特徴を生かせるよう研究してください。
[A]は前後の音楽と対比させ、優しい音色で語りかけるように奏でましょう。
[E]からは[G]の頂点に向かって、聴く人が優しい気持ちになれるよう心を込めて演奏してください。
[J]からはテンポも上がるのでスピード感が大切です。個性のある素敵な演奏を期待しています。



3つの小品(天野正道)

編成:バリ・テューバ6重奏(Euph.1-4/Tuba 1-2 ※Euph.1-Baritone 持ち替えあり)
演奏時間:約12’00”
定価:¥4,200 グレード.4
製品番号:ENMS-84061

この作品は、彩たま低音’s倶楽部の委嘱で書きました。6重奏ですが、各パートを複数で演奏し、バリテューバオーケストラの様な形態で演奏しても効果があります。ちなみに初演の際はこの形態でした。
2楽章のバリトン・ソロはユーフォニアムでも演奏可能です(ユーフォニアム用のパート譜も同梱されています)。また、4th.Euph.のパートはEb Tubaでも演奏可能ですが音色のそろえ方に気をつけてください。技術的にはそんなに難しくありませんが、パート数がある程度多いので全体のバランスに留意したほうが良いと思います。

【金管アンサンブル】

歌劇「アイーダ」より「凱旋の合唱」と「凱旋行進曲」
(ヴェルディ/坂井貴祐編曲)

編成:金管7重奏(Trp.1-3/Trb.1-3/Tuba<Trb.3は省略可>)
演奏時間:約5’00”
定価:¥3,675 グレード.3+
製品番号:ENMS-84055

 有名な歌劇「アイーダ」第2幕第2場の「凱旋の合唱」と「凱旋行進曲」からの抜粋です。基本的には3Trp.+3Trb.+Tubaの金管7重奏の編成ですが、3rd Trb.を省略して金管6重奏として演奏することも可能です。2nd Trp.パート・3rd Trp.パートにコルネットを使用すると、1st Trp.と音色の差がついてより効果的になるでしょう。
このアレンジでは、1小節内に異なるパートの動き(例えばバンダとヴァイオリン、メロディーと伴奏というように)を兼ねさせているところも多くあるので、まずは、オリジナル・スコアをよく研究して、自分の吹いている音の役割や元になったパートをしっかり把握することが大切です。そうすることで、演奏表現をより効果的で豊かなものにすることができるでしょう。


金管八重奏曲(飯島俊成)

編成:金管8重奏(Trp.1-2/Hrn.1-2/Trb.1-2/Euph./Tuba)
演奏時間:約5’00”
定価:¥3,780 グレード.4
製品番号:ENMS-84056

青森県八戸市立長者中学校のために書いた曲です。
細かいタンギングの連続で、かなり負担が大きいので、演奏に際しては、どこをどうサボって演奏するかも大切なことになるでしょう。力まず、できるだけ楽に演奏することを心がけてください。
また、スコアをよく見て、自分のパートが他の人とどう関係しているのか、重なっているのか、よく研究してください。どんな曲に向かう時も同じですが、全体の中で、1人ひとりのパートがどういう位置を占めるのか、考え理解して演奏することは、とても重要です。曲の最初と最後のファンファーレ、軽快な部分とゆったりした部分、対比をしっかり意識して演奏していただければと思います。


金管八重奏曲(高 昌帥)

編成:金管8重奏(Trp.1-3/Hrn./Trb.1-2/B.Trb./Tuba)
演奏時間:約5’00”
定価:¥3,780 グレード.4
製品番号:ENMS-84057

NTT東日本東京吹奏楽団委嘱作品。
前作「序奏とアレグロ・コン・ブラヴーラ(Introduzione ed Allegro con bravura)」に続き、第27回全日本アンサンブル・コンテストにて上演され、銀賞を受賞しました。この曲では前作と比べて厚い和声を背景としたホモフォニックな構造を特徴としており、演奏に際しては、そのことが逆に短所とならないように、透明感あるハーモニーを心がけてください。

【打楽器アンサンブル】

ペンタゴン~5人の打楽器奏者のための~(天野正道)

編成:打楽器5重奏
1st Perc.:Sus.Cym./Vib.
2nd Perc.:Mari.
3rd Perc.:Mari.
4th Perc.:Timp.
5th Perc.:Dr.Set/4T-toms/Shell Tree/T-tam

演奏時間:約5’00”
定価:¥3,360 グレード.4+
製品番号:ENMS-84062

ペンタゴンと言ってもアメリカ国防省とは全く関係ありません。単に5角形という意味です。練習番号[C]の部分、2台のMarimbaはなるべく音色がそろうようにマレットの選択をしてください。脚注にも書いていますが、2nd.Marimbaが若干テンポを上げることによって徐々に「ずれ」が生じてきます。しかし、2台の音色が違っていると明確なモアレ現象は出てきませんので注意してください。
練習番号[E]からは完全にポップビートにしたほうがオシャレになります。特にTimp.のビート感が重要です。練習番号[J]からは2台のMarimbaのコラールをバランスよく響かせてみてください。

Q:パリのアメリカ人

Q:今度、「パリのアメリカ人」をコンサートピースにエントリーしました。そこで、楽譜及び編曲版をどうするか悩んでいます。編曲者:MARI VAN GILS版、および編曲者:保科洋版。お勧めとかのご指示はできないとは思いますが、いずれもオーケストラ版原曲をそのまま編曲しているタイプなのでしょうか? 楽譜を見ていないため、購入を悩んでいます。もし可能であれば宜しくお願いします。


パリのアメリカ人については、お問い合わせの「編曲者MARI VAN GILS版、および編曲者:保科洋版」共にスコアを見たことがないのでご回答できません。

保科洋版は、東京佼成ウインドオーケストラへの書き下ろしで、CDも出ていますので、音源を聴くことができるので、オーケストラ版と比較できるかと思います。

■パリのアメリカ人/東京佼成ウインドオーケストラ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3337/