「グル新」カテゴリーアーカイブ

【コラム】富樫鉄火のグル新 第182回 「教育勅語のすすめ」

いま話題の森友学園が運営する幼稚園では、「教育勅語」を園児に朗読だか暗誦だかさせるそうである。
「教育勅語」と聞くと、忘れられない思い出がある。

わたしは、1970年代からの約10年間(中学~高校~大学の時期)、テレビ番組「題名のない音楽会」の定期会員となって、公開録画の8~9割がたに通った(隔週金曜日夜、渋谷公会堂にて)。
もちろん、作曲家の黛敏郎(1929~1997)が企画・司会をつとめていた時期である。

1977年、この番組で「教育勅語のすすめ」と題する公開録画があった。

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【コラム】富樫鉄火のグル新 第181回 <古本書評②>『悉皆屋康吉』舟橋聖一

まず、内容よりも、本書の成り立ちからご紹介したい。

これは8章構成の連作小説である。
舟橋聖一(1904~1976)は、昭和16(1941)年から、ほぼ1年に1章ずつ、複数の文芸誌を舞台に本シリーズを書き継いできた。
だが昭和16年といえば太平洋戦争が始まった年である。
次第に「文芸」どころではなくなり、昭和19年1月、前半部(「巻の四」まで)を発表したところで一時中断、残りは「書下ろし」で単行本化の際に加えることにした。
(このあたり、『細雪』の成立過程に似ている)

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【コラム】富樫鉄火のグル新 第180回 <古本書評>『神話をつくる人たち』共同通信社

書評といえば普通は新刊が対象で、古書の書評なんて、あまり聞いたことがない。
だが、初めて読むのであれば、絶版古書だって、読み手にとっては新刊である。
近年、「アマゾン・マーケットプレイス」や「日本の古本屋」の充実で、目的の古書を入手しやすくなった。
だったら、古書の書評があってもいいのではないか。

1970年代から90年代にかけて、FM情報誌は4誌が競っていた。
ポップスに強かった「週刊FM」(音楽之友社)。
オーディオ情報と音楽家伝記マンガが売りだった「FMレコパル」(小学館)。
鈴木英人のイラストによるカセット・ラベルが付いていた「FM STATION」(ダイヤモンド社)。

そしてわたしが好きだったのは、クラシック情報が多い「FM fan」(共同通信社)だった。
同誌は「読み物」が充実しており、特に志鳥栄八郎の「わたしのレコード・ライブラリー」は、毎号、舌なめずりしながら読んだものである。

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【コラム】富樫鉄火のグル新 第179回テレビをほとんど観ないので

例の「出家騒動」で、わたしは、清水富美加なるタレントを初めて知った。
そのことを周囲に話すと、2~3人、「わたしも知らなかった」と言うひとがいた(すべてわたしと同年配の中高年だが)。

わたしと彼らに共通しているのは「テレビをほとんど観ない」点である。
だから清水富美加なんて、知りようがないのである。
では、「テレビを観ない」で、何を観て(聴いて)いるのか。

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【コラム】富樫鉄火のグル新 第178回 行進曲《大日本》

2月13日、東京佼成ウインドオーケストラによる「課題曲コンサート」(指揮・大井剛史)が開催された。

マエストロの的確な解説も助けとなり、課題曲だけでも立派なコンサートが成立することを証明した、素晴らしい一夜だった。

その冒頭で演奏されたのが、第1回全日本吹奏楽コンクール課題曲、行進曲《大日本》である。

たまたまわたしは、この日のプログラム解説を書いたのだが、紙幅の都合で概要しか綴れなかった。
そこで以下、行進曲《大日本》に関する完全版解説を掲載しておく。

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