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Q:少人数でも効果的に演奏できる曲の選び方

Q:私は高2で部長をしています。部員が1年生10人、2年生が4人で計14人という少人数バンドです。

少人数ですが今まで吹奏楽コンクールにもB編成で出場して、金賞受賞を目指しています。そこで質問なんですが、この少人数で効果的な曲を選ぶにはどういった点を考えればいいのか、もしよかったら具体的な曲を教えてきたいです。

現在の編成は

BbCla:3人
A.Sax;1人
T.Sax;1人
B.Sax;1人
Trp;3人
Trb;1人
Euph;1人
Perc;3人

です。もし良ければ楽器配置のアドバイスもお願いします。
(高2の部長)


A:常に目標を持ってしっかり活動している姿が見えてきますね。

自分たちの練習の成果をしっかりステージで発揮できるコンクールにしてください。

 少人数の編成だからこそ、「一人一人の力」を磨き、各楽器の特色(音色)を出しながら音楽を表現した「アンサンブルの力」にウエイトをおいた、「極め細やかな管打楽器アンサンブルの魅力」を追求して欲しいと思います。

 また、f を目一杯に「痛い」くらいに演奏すると、バランスを崩してサウンドを濁ごすだけでなく、音楽を台なしにしてしまいます。

 そして打楽器セクションの音色、音量や管楽器とのブレンド感を研究して欲しいと思います。

 以上の観点を参考に、自分たちが演奏したいと思う楽曲をセレクトするといいのではないかと思います。

 また、メンバーにソロを演奏できる人(パート)はいるか?

 メロディーラインと伴奏、ハーモニーラインの楽器バランスはどうか?

 声部(ソプラノ、アルト、テナー、バス)の楽器バランスはどうか?

なども考慮してください。

楽曲の探し方として

1.楽譜を出版している会社からリストを取り寄せ、スコア閲覧サービスなどを使い選曲する。

  例えば(順不同)Band Power、ブレーン、CAFUA、アトリエ・エム、ミュージックエイト、アコード出版、東京ハッスルコピー、フォスターミュージック、ウインドアートなど

2.これまで演奏したことのある楽曲をもう一度新鮮な気持ちで演奏してみる(学校の楽譜リストを再度チェック)

3.著作権、版権に問題がない楽曲で、既に混成楽器のアンサンブルに編曲(アンサンブル・コンテストなどで演奏)されている楽曲から選曲し、自分たちの編成にあった編曲をする。

4.作曲者に委嘱して作曲またはアレンジしてもらう。

 などが考えられます。

 具体的な楽曲は申し訳ありませんが、各個人のレベルやバンドのカラー、そして皆さんの楽曲の好みがわかりませんので、提示できません。ごめんなさい。

 さて、今の編成ですと、ソプラノ・セクションのメロディー・ラインの楽器とバス・セクションのリズム伴奏の楽器が不足していますね。

 ぜひとも新学期にはFl、Tuba、Hrn、Trbが入るといいですね。

最後に、今の編成でのセッティングのしかたですが、

下 手より一列目に、BbCla3、A.Sax、T.Sax の5人。二列目に、Trp3、Trb、Euph、B.Saxの6人。そして三列目中央にPercとしてみたらどうでしょうか。

 楽器同士はあまり離れることなく、お椀型でセッティングしてください。

 ぜひ、ともメンバーで「極め細やかな管打楽器アンサンブルの魅力」を追求してください。

回答:五十嵐 清

Q:音程・音質を良くしたい

Q:クラリネット担当の中学生です。
もう少しで3年生送別会、夏にはコンクールにも出場します。
けど、音程・音質が悪くて・・・。
しかも、チューナーなしだと音程がよく分かりません。
合奏とかになると、その曲に集中してしまい、音のことは
気にしてられない感じです。
けど、音程・音質をよくしたいです!!
どうしたらいいでしょうか? (木村)


A:もう少しで先輩たちも卒業され、皆さんたちが主力メンバーになるのですね。先輩たちの偉大さがひしひし感じられ、次の世代の自分に不安を感じているのですね。

でも、心配することはありません。先輩たちもちょうど一年前には同じ不安を感じたことと思います。
ですから今までやってきたことを一つ一つ確実に継続実行してください。
音程は楽器を吹くだけでなく、声に出して歌うことを、音質は姿勢や息のコントロールを確認しながら以下を参考に曲想をイメージした音を地道に創ってください。一年後の成長が楽しみです。

では、吹奏楽におけるクラリネットの役割をお話します。

なんといってもクラリネット・セクションは、吹奏楽にとっての「要」であり「サウンドの芯」。その楽団のサウンドを創り出す役割を持っています。

それには次の理由があります。

A)音域が広いため、どの楽器とも関係がもて、音色を絡み合わせブレンドさせることができます。

B)音程が安定しているため、基準音となることができます。

C)低音の奥深く、澄んで落ちついた響きの「シャリュモー音域」、透明で軽快に鳴り響く高音「クラリーノ音域」というように、 独特の異なる魅力的な音質感をもっています。

D)全音域においてダイナミックスが自在につけられ、音量の幅があります。

E)そして私の研究した論理ですが、クラリネットだけの特徴「奇数倍音のみが現れる倍音構造」に重要性があると思います。
他の楽器がオクターブを基本としているのに対し、1オクターブと5度(12度)の関係は、移調楽器の集合体の吹奏楽にとって
5度音程をサポートできるので、響きが密になり安定感がでてきます。

これらの要因から吹奏楽にとってクラリネットは「要」の存在であるといえます。

そこで次の2つを、実際に練習する内容に組み入れてクラリネットの魅力を発見してみてください。

A)常に基礎力のアップを目指すロングトーンを行う。
特に息を入れる方向をきちんと定め、息を楽器の内側に束で通しベルの方向に、長く落としていくイメージで吹き込む。
息のコントロールを重視し、まとまり感のある音にしていく。

B)音程感や運指の精度を養うために、スケール練習をきちんと実行する。そのとき楽器で吹くだけでなく声に出して音程を歌いながらの練習も行う。

回答:五十嵐 清

Q:音ミスを減らす練習方法を教えてください

Q:ホルンを吹いている高校生です。吹いていて音ミスが多いことに悩んでいます。

中学校ではテューバをやっていましたが、やわらかくて力強い音色が大好きで高校ではホルンを選びました。
中学の吹奏楽部で、合奏でホルンが音を外していつも注意されていて、「またホルンだ…」と思われているのを見ていたので、私は必死に練習してホルンが上手くなりたい、という気持ちを強く持っていました。
そういう自分も同じホルン・パートの子も音ミスが多くて合奏で目立ってしまっているので、どうにかしたいと思っています。どんな練習していけば良いでしょうか? (E・K)


A:ホルンはいろいろな音色を持っている、とても魅力あふれる楽器ですね。
 ソロでの演奏も魅力的ですが、吹奏楽、オーケストラ、金管アンサンブル、木管五重奏というように多彩に活躍しています。

 どれもが、楽器間のジョイントやコミュニケーションといった、ホルン独特の音色、音域などを十分に引き出せる役割で活躍しています。

 それだけ、いろいろなことができるので倍音も多く、一つの指使いでも口の形、息のコントロールやアンブシュアーで何通りでも音が出ます。
また一つの音をいろいろな指使いでも出せる素晴らしい特徴があります。
 しかしこれが、悪い方向に作用すると、自分で吹こうとしている音以外の音を出してしまう、「音ミス」を誘発してしまいます。

 改善方法としては、ソルフェージュをしてしっかり音符を読み、とくに音程を歌い、出したい音をしっかりイメージしてから楽器に息を吹き込み楽器の音を出す練習を繰り返し行います。
 その音が出せるようにはじめはアンブシュアなどを確実にセットアップして、ゆっくりから、ブレスして出せるようにして、のちに瞬時でのレスポンスを早くしていく訓練をしてみましょう。

 管の長さを長くして、倍音を多く含んだ低音を演奏する時は「F管」を使い、管の長さ短くし、倍音列を少なくし、高音を当てやすくするための「B♭管」とを使い分けるといいと思います。

 では魅力溢れるホルンの音色を奏でられるように、がんばってください。

回答:五十嵐 清

Q:響きを残して音を切る方法

Q:こんにちは。以前、前ほっぺが膨らむことで相談したチューバ吹きの1年生です。
あれから練習して、ほっぺが膨らまなくなりました! ありがとうございました。

今回は、ほかの事で質問があります。
音の最後で「響きを残して切れ」といわれるんですが、どうしてもブチって切れてしまうんです。普段から音が響いてないとかも言われがちで・・・。
なので、音が響く方法と響きを残して切る方法を教えてください。よろしくお願いします! (ハセダ)


A:前回のアドバイスを実行してくれてありがとう。効果が出てきたこと、嬉しいです。

今回は、音の響きの問題ですね。

1)響かせる方法

・立ち上がりのよい発音をする

・息をたっぷり使い、楽譜の音符の長さ分しっかり息のスピード、圧力を保ち吹奏する。

・のどの奥を開け、気道を確保し、口の中の容積を保てるような、舌の位置を会得する。(/a/ 、/o/、/u/)の口の中の発音

・お腹の支えをしっかりする。

 この方法でロングトーンの練習を重ね、倍音の豊かな音を会得し、楽曲に応用する。

2)響きを残す方法

・音の処理(リリース)を指定の音符の長さ分吹いたのち、「n」(エンヌ)の発音を口の中で息圧を増しておこなう。長さは楽曲やフレーズにより異なるので、十分研究する。

・音を飲み込まず、お腹を支えたまま、空気中に放つイメージで楽器に息を送りこむ。

・次の音の頭まで息はコントロールして入れ続ける。

全て一様に響きを残さず、フレーズの最後に「響かせ、響きを残す方法」をとるといいと思います。

回答:五十嵐 清

Q:バンド編成について、アドバイスお願いします

Q:私はフルートとピッコロを吹いている中2です。
質問なんですが、今3年生が抜けた状態で、部員が31人です。

編成は
Fl:2年生2人、1年生1人
Obe:1年生1人
Cla:2年生2人、1年生2人
A.sax:2年生1人、1年生1人
T.Sax:2年生1人、1年生1人
B.Sax:2年生1人
Bass Cla:1年生1人
Fg:1年生1人
Hrn:2年生1人、1年生2人
Euph兼Tuba:2年生1人
Tuba:1年生1人
Trp:1年生2人
Trb:2年生1人、1年生2人
St.Bass:2年生1人、1年生1人
Perc:2年生2人、1年生2人

という状態です。しかも、1人ひとりが、かなり下手です。
また、1年生1人が入ってくるかもしれないんですが、どのパートに入れるべきでしょうか?
編成で変えたほうがいいところも教えてください。お願いします。
(匿名希望)


A:3年生が引退して、これからの部活を担っていく立場になったのですね。頑張りましょう!

 さて、来年度の新3、2年生で31人のメンバーがいらっしゃること、とても素晴らしですね。編成的にも今の状態でいろいろなジャンルの楽曲を演奏できますし、Obe、Fg、St.Bassなど音楽の幅と奥行きを表現できる楽器も揃っていて、うらやましい限りです。楽器を調達して頂いた先生に感謝ですね。

 欲を言うと、Trpがもう1本欲しいところです。
楽譜にある指定の音を出すことができる、メロディー・ラインの強化(1st2本、2nd1本の編成とする)、Trpでの3和音を奏でられる、などが理由です。

 また、EuphとTubaの兼任はできれば避けて、それぞれ専任として、Euph1、Tuba2としたいところです。今から入部してくれる1年生には、(1)Trp、(2)Euphの順番で楽器を決めてみてください。

 これから吹奏楽部の執行メンバーとして中学生活の締めくくりとして、しっかりした活動とたくさんの思い出を作れるように、メンバーと協力してトライしていってください。

回答:五十嵐 清

Q:自分の音に自信が持てず、吹きたい音になかなか近づけない

Q:中学校1年から吹奏楽部でずっとトロンボーンを担当しています。将来はプロの楽団にはいることと目指して日々どの部員よりもたくさん練習しています。知識や理論も少しずつ勉強しつつ、音大の先生に月に何度かレッスンを受けたりもしてます。

独奏コンクールが11月後半に迫っているのですが、最近トロンボーンをあきらめてしまいたくなるときがあります。

私は進学校にいってるので同じ気持ちでがんばっている友達もいなくてさびしいと思ったりもします。自分の音に自信が持てず、吹きたい音になかなか近づけません。
楽しく練習したり、自分のおとを好きになるにはどうしたらいいです か? (高2女子)


A:本当にトロンボーンを愛し、とても吹奏楽が大好きなのですね。

嬉しいです、ありがとう。

 自分の目標に一歩一歩確実に近づいていっているので大丈夫ですよ。
ただし、「音大に入りプロの奏者として演奏していく」という大きな目標は、現実には日々小さな目標をクリアしていかなければならないことと思います。

 これまで、吹奏楽部の仲間、特にパートのメンバーが周りにいて、楽器を演奏してきたことと思います。その仲間の存在はとても大きく、一人の力だけできない、ユニゾンの共鳴、ハーモニーの響きなどプラスの要素に働いていることから安心感があるのではないかと思います。

 しかし、音大を目指すからには、先ず個人の基礎力を伸ばし、いろいろな作者、楽曲、指揮者の要求などに応えられるテクニックや音色などを「自分に身につけなければ」なりません。ですから今は孤独感を感じるのかも知れません。

そして、お友達も進路は違っていても、○○大学に入りたい、△△になりたいので□□学部を目指し勉強していると、受験科目などは違っても、将来の夢を叶えるために頑張って「進学」する気持ちは同じと思います。ですからお互い将来の夢を語って健闘し合ってはどうでしょうか?

 さて、既に目標の音をお持ちのようですので、これからは「息」のコントロールを駆使して、試行錯誤そしてレッスンでのコメントを実行に移して、常に目標の音にトライしていくことです。

 練習で時間的余裕がなくても、プロの演奏会に足を運び、刺激を貰うことをお勧めします。

また、課題のソロ曲をお友達に聞いてもらい、今自分の持っている最高の力で演奏してみましょう。そして聴いて下さる方の為に演奏する感謝と喜びを感じられるまで、自分と向かい合って練習してみてください。

 ある世界最高の一つといわれるオーケストラのプレイヤーの方が、クリニックで「私は今この世界最高のオーケストラの首席奏者をしているが、毎日毎日ここで新しいことを学びお客様に最高のパフォーマンスをお届けできるよう、自分自身が日々努力している」とおっしゃっていました。

「音楽にはゴールはありません。しかしゴールを決める(決められる)のは自分自身です」

 是非とも目標に向け進んでください。

回答:五十嵐 清

Q:低い音を吹く時にほっぺたが膨らんでしまう

Q:テューバを吹いてる中学1年生です。
テューバを始めて5ヵ月なんですが、ほっぺが膨らんでしまうことに悩んでいます。(特に低い音のとき、低いドから下の音がふくらんでしまいます)

先生にもほっぺが膨らまないように吹いてといわれるんですが、無意識のうちにほっぺが膨らんでしまって困っています(たぶんほっぺを膨らますのが癖になってると思います)なので、何か解決方法はありますか?(ハセダさん)


A:バンドの要。重要楽器のチューバ担当ですね。

始めて5ヵ月、きっと一所懸命に一音一音息をた~くさん入れて吹いていることでしょう。

 ほっぺたが膨れる原因として、喉から口までの範囲のみを無意識に使い、立ち上がりのあるアタックのみで楽器を吹いてしまうことが考えれます。

 解決方法としては、前の質問の答えと同様に、響きのある美しい音を奏でるために、息のコントロールがスムーズにできる「正しい演奏姿勢」と空気を充分吸い、安定した息に変換して、楽器に吹き込むことができる、「正しい呼吸法」を会得することが大切です。
そして、金管楽器は、唇が発音体であり、振動源ですので、より唇の柔軟性を養うことが重要です。

ポイントとしては、
1)口を軽く閉じ、口の中で上下の歯の位置を調節して、上下の唇に力が入らないようにする。

2)鼻の下をひげを剃るよう形にしない。

3)困った時や怒った時の顔の形にせず、特に顎を持ち上げない。

4)口を横に引かない。

5)マウスピースを唇に軽くあて、口笛を吹くつもりで息を前方やや下方向に吹きだす。

このような正しいアンブシュアーで奏法すると、頬っぺたは膨らみにくくなりますよ。
頑張ってバンドの支えになってください。

回答:五十嵐 清

Q:安定した音が出せない

Q:私は今、学校の吹奏楽部でテナー・サックスをしています。3年間もしているのに最近よく唇がふるえるんです。そのせいで音が安定しません。どういった練習をすればいいですか?教えてください。(中3のためこ)


A:中学時代をテナー・サックスと一緒に過しているのですね。

楽器の奏法は奥深いので、これから「上手くなる→悩む」を繰り返していってサックスの魅力に取りつかれていくことでしょう。

 さて、音が安定しないことが今の悩みのようですね。
まず、管楽器は息を使って音を出す為、息のコントロールがスムーズにできる事が大切です。

「空気」を充分と吸い「息」に変換したのち、意思のある安定した「息」を楽器の吹き込めるような姿勢と呼吸方法が必要となります。

 次に、アンブシュアーのチェックをしてください。

・マウスピースとネック(マウスピースを付けた状態で、ネックの
コルクが3/4程度隠れる)で、
実音Eの音が出ていることをチェックしてください。

・マウスピースをくわえる位置は、マウスピースとリードを横から見て、両者が離れる点より下唇を深く入らないように注意して下さい。

・口の形は「/イ/」と「/エ/」を同時に発音した状態にして下さい。

・下唇を下歯に少し巻き、口にマウスピースを置く感覚で挿入し、上歯でマウスピースを固定し、頬っぺたの状態を保持して、口の形だけを「/ウ/」に変換し、唇全体を中心に向けるニュアンスで少し締めてください。(噛むニュアンスではありません)

そして、演奏姿勢をチェックして下さい。

・足を肩幅に広げ、リラックスして起立した状態をつくってください。

・マウスピースが自然に口の高さになるように、ストラップを調整して首が曲がらないよう、アンブシュアーチェック得たマウスピースの角度になるようにします。さらに、右手親指に極端に重みが掛からないようにストラップを調節してください。

・左手の親指は、オクターブキーを常に触れているようにしてください。

・左右どちらの手も、普段演奏に必要のないサイドキーに触れないよう丸みをもってセットしましょう。

 これで準備完了です。
後は、ロングトーンで色々な音域の音を吹奏してください。

きっと安定した美しい音色が奏でられますよ。

回答:五十嵐 清

Q:伸ばしの音が転んでしまう。解決方は?

Q:40半ばのオヤジですが、この度中学校の吹奏学部OBが久々に集まって、当時の曲をやってみようということになり、個人的にも練習しています。
しかし、困っているのは、短い音は問題ではないのですが、伸ばしの音が途中から「プロロロ」と音が転んでしまいます。(特に、AとAのフラットで頻発します)単純に練習量が足らないというのはわかっていますが、現役の時にはなかったことで、原因が何かわかりません。
対策として、何に気をつければ良いか、またどのような練習をすれば良いか、
教えていただきたく、よろしくお願いいたします。(トロンボーンを愛する中年より)


A:懐かしのメンバーが集まっての合奏。タイムスリップしたかのように中学時代の思い出や練習状況などが蘇ってきますね。羨ましいです!

 そして合奏をやると、案外??(失礼!)いける! 難はあっても楽曲がまとまってくるのではないでしょうか?
30年間のブランクは、テクニックには難があっても、気持ちやそれまでの人生経験から得た人とのかかわりからのアンサンブルの能力でカバーしているのではないでしょうか?

 さて、音についてですが、当時の中学生のようなロングトーンとはいかないまでも、ガムシャラより考えて息を支え、コントロールして、大きな音より「密な音」を目指してみてはどうでしょうか?
音楽性を前面に出した、テクニックより音楽表現性を重視した合奏を試みてください。

2と3ポジションで「プロロロ」となってしまうのは、1ポジションでマウスピースを唇に強く付けすぎていませんか?
マウスピースのみで、音量を大きくすることなく、音が安定する息をチェックして下さい。

 是非ともおじさん世代パワーを炸裂させてください。

回答:五十嵐 清

Q:コンクール自由曲のタテとヨコがだいたい合ってきたら、次にするべきことは何でしょうか?(遠藤さん)

曲のタテ:アインザッツ、和音の響き、音形などなどなど
曲のヨコ:響きの安定性、和声の進行、音の形長さ、メロディーの流れや受け渡し、伴奏ラインの流れなどなどをチェックしていることと思います。

楽曲は多角的に捉え、次のことを合奏でのチェック・ポイントとしてください。

1.音符について

発音の統一(何を話しているのかハッキリという)
音形、長さの統一(響き方、音符の持っているエネルギーの決める)
消し方の統一(余韻、流れを決める)
2.音程について

ユニゾン(オクターブ関係も含む)を合わせる。
楽器間のバランスを調整する。(楽器が大きい、管が太い・長い楽器の音量を大きめにする)
3.ダイナミックスについて

各曲想、フレーズによりダイナミックスを細かくつける。
曲全体を見てダイナミックスの推移を明確にし実行する。
4.メロディー、フレーズについて

メロディーの流れを明確にし、受け渡しを確実にする。
フレーズの流れを把握し、曲全体の流れを失わないようにする。
5.ブレンド、バランスによるサウンドついて
(このことが一番重要です。ブレンドしてその場面で一番相応しい新しい楽器の音色を創る)

各役割、声部の音量のバランス(メロディーvs伴奏(リズム・ハーモニー)vs対旋律)をとる。特にTuttiのサウンドが崩れないように。
一つの楽器(パート)のみが飛び出ないようにする。
楽器の音色のバランス(色彩感)をとる。
6.自分達の主張のある演奏、緊張感のある演奏

テクニックのみの追究に終わらず、ぜひとも自分が思い描いている音楽に仕上げてください。

回答:五十嵐 清