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■タッドWS“ニュー・イヤー・コンサート2019”を開催!保科:祝典舞曲、チャンス:交響曲第2番など、魅力的なプロ満載!!(1月11日)

ウィンド・ミュージックの“今”をリードする作曲家や演奏家と緊密なリレーションシップを結び、エモーショナルなパフォーマンスで沸かせるタッド・ウインドシンフォニー!

これまで、ヤン・ヴァンデルローストの「いにしえの時から」やフィリップ・スパークの交響曲第3番「カラー・シンフォニー」、フランコ・チェザリーニの交響曲第1番「アークエンジェルズ」など、数多くの世界初演や日本初演を手掛けながら、一方で、アルフレッド・リードやロバート・ジェイガーなどの名作に再びスポットをあてるなど、独自の世界を築きあげてきた。

それは、人呼んで“タッド・ウィンド・ワールド”!!

2019年1月11日(金)、そんな彼らが、東京・杉並公会堂大ホールで“ニュー・イヤー・コンサート2019”を開催する。

プログラムは、珠玉のオリジナル作品のオン・パレード!!

アルフレッド・リードの『インペラトリクス』は、生前の作曲者から“自作品をもっと取り上げて欲しい”とリクエストされ続けた音楽監督タッド鈴木(鈴木孝佳)のお気に入り!

保科 洋の『祝典舞曲』は、作曲者のリクエストに従って、オリジナル・サイズの《原典版》が取り上げられる。

隠し目玉なのは、アメリカ空軍ワシントンD.C.バンドの委嘱作、ロン・ネルソンの『ラーズ』。聴けば一瞬で虜になるキラキラと輝くエキサイティングな作品だ!

トーマス・ドスの『聖フランチェスコのカンツォーネ』とフィリップ・スパークの『ベートーヴェンの表敬』も、メロディーラインが美しい!

そして、フィナーレを飾るタッド・ファンの隠れた人気アイテム“シンフォニー”には、チャンスの名作“第2番”が選曲された!

荘厳、華麗、律動、情感などなど、多彩な顔をのぞかせるウィンド・ミュージックの魅力満載の「ニュー・イヤー2019」!

新春を明るく彩るコンサートだ!!

■タッド・ウインドシンフォニー「ニュー・イヤー・コンサート2019」
【日時】2019年1月11日(金) 【開場】18:30 /【開演】19:00
【会場】杉並公会堂大ホール (東京)(JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪」駅北口から徒歩7分、TEL:03-3220-0401)
【指揮】鈴木孝佳(タッド鈴木)
【演奏】タッド・ウインドシンフォニー
【料金(全自由席)】一般:\3,000 / 高校生以下:\2,000
【チケット予約】イープラス

【曲目】
●序曲 「インペラトリクス」(アルフレッド・リード)
●聖フランチェスコのカンツォーネ(トーマス・ドス)
●祝典舞曲《原典版》(保科 洋)
●ラーズ(ロン・ネルソン)
●ベートーヴェンの表敬(フィリップ・スパーク)
●交響曲第2番(ジョン・バーンズ・チャンス)

【問い合わせ】090-4061-0134(田島) tadsax@sepia.ocn.ne.jp
【公式HP】http://tadwind.sakura.ne.jp/

◎タッド・ウインドシンフォニーの近作CDをチェックする

■タッド・ウィンド・コンサート(37)
セルジュ・ランセン/マンハッタン交響曲
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4404/

■タッド・ウィンド・コンサート(36)
ナイジェル・ヘス/シェイクスピア・ピクチャーズ
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4401/

■タッド・ウィンド・コンサート(35)
保科 洋/交響曲第2番
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4337/

■タッド・ウィンド・コンサート(34)
ピーター・グレイアム/メトロポリス 1927
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4330/

■タッド・ウィンド・コンサート(33)
ナイジェル・ヘス/イーストコーストの風景
https://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-4243/

◎“タッド・ウィンド・コンサート”シリーズのCDをチェックする

■グラールウインドオーケストラ ウインターコンサートVol.18(12月16日)

グラールウインドオーケストラ
ウインターコンサートVol.18のご案内です。

平成最後のウインターコンサートは豪華3部構成プログラムでお届けいたします。

第一部はワーグナーの楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」、ビゼーの歌劇「カルメン」より、5曲を抜粋して演奏いたします。
どちらの曲も、クラシックに馴染みのない方でも一度は耳にしたことのある、臨場感溢れるメロディが世界的に有名な名曲ばかりです。

第二部はガーシュイン作曲のラプソディー・イン・ブルーをお楽しみください。
クラリネットの甘く、コミカルな雰囲気のソロで始まるこの曲はジャズの要素を盛り込んだファンタジックな曲になっています。当団所属のピアニストとバンドのかけ合いにもご注目ください。

第三部は恒例のポップスステージです。
大ヒットファンタジー冒険映画シリーズである「パイレーツ・オブ・カリビアン」よりをはじめ、平成の時代に旋風を巻き起こしたJ-POP、テレビドラマメインテーマ等、幅広い世代の皆様にお楽しみいただける名曲をお送りします。

グラールのウインターコンサートは今回から、川崎市に新しくオープンしたホール「カルッツかわさき」にて開催します。
新しくて綺麗なホールの素敵な響きを一度体感してみませんか?

皆様のご来場、心よりお待ちしております。

日時:2018年12月16日(日)
開場 13:50
開演 14:30
会場 カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)
入場無料(全席自由)
※入場券をお持ちでなくてもご入場いただけます。
※未就学のお子様のご入場は出来ません。
指揮 佐川聖二

プログラム
第一部
ワルキューレの騎行/R.ワーグナー
歌劇「カルメン」より/G.ビゼー

第二部
ラプソディー・イン・ブルー/G.ガーシュイン ピアノソロ:中村亮太

第三部
名探偵コナンテーマ曲
ジャパニーズ・グラフィティXIV A・RA・SHI~Beautiful Days~
NHK大河ドラマ 篤姫~天地人 テーマ曲
パイレーツ・オブ・カリビアンより

開演前14:00頃よりウエルカムコンサートを予定しております。開演までのひととき、アンサンブル演奏をお楽しみください。

お問合せ

TEL 070-2831-6167(平日20:00以降)
E-Mail info@gwo.org
HomePage http://www.gwo.org/

■アルコバレーノウインドオーケストラ第5回記念定期演奏会(1月14日)

団発足5回目となる定期演奏会では、吹奏楽の名曲「宇宙の音楽」にチャレンジします! また、2015年にABA/スーザ/オストウォルド賞を受賞したアーロン・ぺリン氏の「オンリー・ライト」は、今回が日本初演となります!

その他クラシックのアレンジ作品のみならず、アルコバレーノの得意分野であるジャズ・ポップステイストの入った吹奏楽オリジナル曲等、幅広いジャンルの曲目をご用意いたしました。皆様のご来場をお待ちしております!

日時 : 2019年1月14日(月) 開場 13:00 、開演 13:30
会場 : 大和市文化創造拠点シリウス 文化芸術ホール
交通手段 : 小田急江ノ島線・相鉄本線 大和駅から徒歩 3 分
https://www.yamato-bunka.jp/
料金 : 無料
曲目 :
宇宙の音楽(P.スパーク)
♪祝典序曲(D.ショスタコーヴィッチ)
♪歌劇「トゥーランドット」より(編曲:後藤洋)
♪シー・ロック・シティ(B.キャリック)
♪オンリー・ライト(A.ぺリン) ※日本初演
♪ジルバ!(R.バックリー)

問合せ :

担当者 山根、半澤
E-Mail arcobaleno.w.o@gmail.com
HomePage http://arcobalenowindorchestra.jimdo.com/

■Kanade Wind Armonia 第3回定期演奏会 (2月17日)

Kanade Wind Armonia-カナデウインドアルモニーア- 第3 回定期演奏会のご案内です。当団は横浜市内を練習拠点とし、2016 年1 月より活動を始め今年で3 年目となる一般吹奏楽団です。
『心に響くハーモニーを奏でる』を理念に、毎回練習に励んでいます。

今回は、鎌倉芸術館大ホールという素晴らしい会場での開催となり、より多くの方にご来場いただきたいと思っております。
皆様お誘い合わせの上、足をお運びいただけたら幸いです。
団員一同、心よりお待ちしております。

日時 : 2019年2月17日(日) 開場 14:30 、開演 15:00
会場 : 鎌倉芸術館 大ホール
交通手段 : (JR 東海道線・横須賀線・京浜東北根岸線・根岸線大船駅
下車 徒歩約10 分)
料金 : 無料 全席自由【未就学児可】
曲目 :
マゼランの未知なる大陸への挑戦
アルヴァマー序曲
陽はまた昇る
ディズニー・ファンティリュージョン! 他
問合せ :

担当者 Kanade.wind.a2015@gmail.com
E-Mail Kanade.wind.a2015@gmail.com
HomePage http://blog.goo.ne.jp/kwa2015

■パナソニックES吹奏楽団 第8回 全国職場バンドフェスティバル(2月11日)

◆みどころ
「全国職場トップバンド夢の競演」と言われ、
全日本吹奏楽コンクールで金賞常連バンドの
ヤマハ吹奏楽団など歴史と伝統のある
職場吹奏楽団が全国から一堂に集います。
皆様のご来場、お待ちしております。

日時 : 2019年2月11日(月) 開場 12:45 、開演 13:00
会場 : 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
交通手段 : 阪急神戸線 西宮北口駅 南改札口すぐ

料金 : 指定席 A席 2000円 ・ B席 1500円  自由席 1500円
曲目 : ◆出演団体
東芝府中吹奏楽団  NTT東日本東京吹奏楽団
ソニー吹奏楽団   NEC玉川吹奏楽団
ヤマハ吹奏楽団   天方吹奏楽団
トヨタ自動車(株)吹奏楽団
阪急百貨店吹奏楽団 パナソニックES吹奏楽団

◆演奏予定曲
パナソニック エコソリューションズ吹奏楽団
吹奏楽のための組曲 第2番 「イル・フィラート」 より
阪急百貨店吹奏楽団
歌劇 カヴァレリア・ルスティカーナ より
ヤマハ吹奏楽団
交響曲第3番 「四季連」より第1楽章、第4楽章 他

問合せ :

担当者 パナソニックES吹奏楽団
TEL 06-6904-7467
FAX 06-6904-7467
E-Mail pana.es.band@gmail.com
HomePage http://www.eonet.ne.jp/~pes-band/info.html

■横浜ウインドオーケストラ 第5回定期演奏会(12月23日)

横浜市を中心に活動するアマチュア吹奏楽団の五回目の定期演奏会です!
吹奏楽に親しみのある方からない方まで楽しめるような、耳馴染みのあるプログラムとなっております♪
ぜひ、お気軽にお越しください!

★13:10よりロビーコンサートあり

入場無料/全席自由/親子室あり

日時 : 2018年12月23日(日) 開場 13:00 、開演 13:30
会場 : 横浜市 磯子公会堂
交通手段 : JR根岸線「磯子駅」下車徒歩5分(磯子区総合庁舎内)
料金 : 入場無料
曲目 : 【一部】
音楽祭のプレリュード/アルフレッド・リード
さくらのうた/福田洋介
ちょっと一息フモレスケ~バスクラリネットと吹奏楽のための/福島弘和
デイ・オブ・ザ・ドラゴン/ピーター・グレイアム

【二部】
珍獣ハンターイモトのテーマ~破壊魔定光のテーマ/(作曲)中シゲヲ (編曲)本澤なおゆき
ラ・ラ・ランド/(作曲)ジャスティン・ハーウィッツ (編曲)天野正道
ユー・レイズ・ミー・アップ/(作曲)ジョセフ・グラハム (編曲)ロルフ・ラヴランド
JABBERLOOPメドレー/(作曲)岸本亮 (編曲)高橋宏樹
メイン・ストリート・エレクトリカル・パレード/(編曲)佐橋俊彦
問合せ :

担当者 吉田 幹
E-Mail ywo2013@yahoo.co.jp
HomePage http://yokohamawind.com/

■松阪工業高等学校吹奏楽部 第13回定期演奏会(12月24日)

今年はクリスマスイブの夕方開催です。
イブはカップルで過ごすという方、家族と過ごす方、そうでない方もイブの夜は、私たちと一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
今年は、どこも平成最後ということで様々な平成ネタをやっていますが、松工ブラスはぶれません。昭和テイスト満載の演奏、演出で皆さんに楽しんでいただきます。チケットは、村井楽器松阪店、喫茶花音、松阪工業高校事務室で発売しております。当日券もございます。ぜひ、会場にお越し下さい。

日時 : 2018年12月24日(月) 開場 16:30 、開演 17:00
会場 : クラギ文化ホール
交通手段 : 近鉄・JR松阪駅徒歩約25分、三重交通バス「文化会館前」・鈴の音バス「市民文化会館前」下車すぐ
料金 : 500円
曲目 :
Ⅰ部 行進曲Millaie(未来絵) 火の伝説
組曲「宇宙戦艦ヤマト」
セント・アンソニー・ヴァリエーションズ
Ⅱ部 企画ステージ
Ⅲ部 World Football Anthem
デサフィナード
すてきなホリディ
恋人たちのクリスマス
昭和アイドルコレクション
バードランド
ジャングル・ファンタジー
問合せ :

担当者 齋田
TEL 0598-21-5313
FAX 0598-25-0532
E-Mail saita.tu@mxs.mie-c.ed.jp

■樋口幸弘のウィンド交友録~バック・ステージのひとり言 第66話 大栗 裕:吹奏楽のための神話

▲大栗 裕 生誕100年記念特別演奏会」チラシ

▲楽譜 – 吹奏楽のための神話(音楽之友社)

▲「大阪市音楽団創立50周年記念演奏会」プログラム

▲同、演奏曲目

2018年(平成30年)は、関西を中心に作曲活動を行い、幅広いジャンルに作品を遺した大栗 裕(1918~1982)生誕100年のアニヴァーサリー・イヤーだ!!

歌劇、マンドリン、吹奏楽など、多彩なコンサートが各地で企画されたが、その中でも、12月6日(木)、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開催された「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ創立95周年 大栗 裕 生誕100年記念特別演奏会」は、記念年のフィナーレを飾るにふさわしい特別な演奏会となった。

作曲者とゆかりが深く、ライブラリーに数多くの大栗作品を所蔵する“シオン”だけに、選曲については、企画段階から、“ああでもない”“こうでもない“と、さまざまなアイデアが飛び出し議論百出の状況となったが、最終的に、プログラムは以下のようにまとめられた。

・吹奏楽のための小狂詩曲(1966)

・仮面幻想(1981)

・吹奏楽のための神話 ~ 天の岩屋戸の物語による(1973)

・アイヌ民話による吹奏楽と語り手・ソプラノのための音楽物語
「ピカタカムイとオキクルミ」(1976)

・吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」(1974)

この楽団が、繰り返し演奏してきたレパートリーばかりだが、これらが“自前”の楽譜だけで、すぐに演奏できることひとつを取り上げても、“シオン”と大栗作品がいかに特別な関係にあるかが容易に想像できる。

また、この内、“神話”と“大阪俗謡”の2曲は、21世紀に楽団の民営化が実施される以前、楽団名が“大阪市音楽団(市音)”だった時代の委嘱作だ!

“市音”から“シオン”へと引き継がれたこの2作は、吹奏楽ファンの人気が、特に高い。

当夜は、演奏者の急な体調不良から、プログラムを一部変更するハプニングもあったが、プログラムそれ自体は、多くのファンを納得させるものだった。

アンコールには、『吹奏楽のためのバーレスク』(1976)が取り上げられた。

作曲者と“シオン”の関係は、筆者を含め、さまざまな音楽解説で、「ゆかりの深い」、あるいは「関係が深い」などと説明されることが多い。

しかし、実のところ、両者の結びつきがどのようにして始まったかについては、あまり語られてこなかった。

実は、作曲者と“シオン”の関係は、第二次大戦前の1931年(昭和6年)に始まっている。

この年、“天商(てんしょう)”という愛称で大阪市民に親しまれた旧制の大阪市立天王寺商業学校に入学した大栗少年は、入学早々、大阪初のスクール・バンドとして前年に創部されたばかりの同校音楽部(天商バンド)の部員となった。

同校は、その後の学制改革により、大阪市立天王寺商業高等学校と改称され、近年の統合で2014年に閉校となった。しかし、この音楽部からは、大栗さんだけでなく、森 正さん(NHK交響楽団常任指揮者)、田村 宏さん(NHK交響楽団ホルン奏者)、宮本淳一郎さん(大阪フィルハーモニー交響楽団クラリネット奏者)、小梶善一さん(大阪市音楽団クラリネット奏者)、的場由季さん(大阪市音楽団ユーフォニアム奏者)、荒木好二さん(大阪市音楽団オーボエ奏者)、泉 庄右衛門さん(指揮者)ら、多くのプロフェッショナルが輩出され、一部で“天王寺音楽学校”とまで呼ばれるほど、大阪では存在感があった。

また、“何周年”という記念イベントには、指揮者の朝比奈 隆さん(第65話 朝比奈隆:吹奏楽のための交響曲、参照)が欠かさず祝辞を寄せており、そのことからも、同校が外部からどのように見られていたかがとてもよくわかるだろう。

話を元に戻そう。

大栗さんが入学した当時の音楽部顧問は、高丘黒光さんだった。

この頃、音楽部員たちは、高丘さんの方針で、放課後、“市音”(当時の楽団名は“大阪市音楽隊”)の事務所と練習場がある天王寺音楽堂まで楽器を抱えて運び、音楽堂の舞台や楽屋、あるいは客席の木陰で市音奏者たちの指導を受けていた。

大栗さんは、後に「大阪音楽界の思い出」(大阪音楽大学、1975年)という書物に、この頃のことを回想して“個人的な、あまりにも個人的な”という一文を寄せている。

それによると、この時代の市音の奏者たちに無報酬で中学生のレッスンをしてもらうかわりに顧問の高丘さんが持ちかけた交換条件は、ドイツ語とフランス語を奏者たちに教授するというものだったらしい。

“隊員にとっては随分御迷惑であったと思う”(原文ママ)とは、大栗さんの偽らざる感想だが、その“甲斐”もあって、音楽部の実力は、スクールバンドとしては、やはり他を抜きんでる存在になっていたようだ。放送出演の他、レコード会社の依頼録音まで行っている。

大栗さんのホルンの師は、富岡 進さん。合奏指導は、市音初代指揮者の林 亘さんから受けた。また、年齢も近く、戦後、市音団長となる辻井市太郎さんとも知己を得ている。

1980年に編纂された「天商音楽部・楽窓会 創立50周年記念誌」には、いつの頃の撮影か不明だが、天王寺音楽堂の市音練習場で合奏する“天商バンド”の写真が掲載されている。

大栗少年にとって、コルネットの渡辺一夫さん、クラリネットの勝部藤五郎さんらの清澄な音が響く当時の市音の演奏は“我々には天上の音楽にも等しかった”という。

そして、寄稿は、こう続く。

『このような吹奏楽教育を受けてきたことが、現在の私の基盤になっているのだろう。音楽と言う芸術がもつ大衆性の一面を尊重しなければならないという確信をもつようになったのは、この若い日々の私の音楽に対する接触がそうさせたのだと思っている。だから、大阪市音楽隊への感謝はかってつきることがなかったし、将来もそうである。』(原文ママ。「大阪音楽界の思い出」(大阪音楽大学、1975年)から引用)

1973年の『吹奏楽のための神話 ~ 天の岩屋戸の物語による』と1974年の『吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」』の2曲の委嘱作は、こうして出来上がった。

この内、手書きスコアに「大阪市音楽団創立50周年を記念して」との献辞がある“神話”の初演に際し、作曲者は以下のような一文を寄せている。

『“吹奏楽のための民話”及び“寓話”といった作品はすでにある。ひょっとしたら“神話”もすでにあるかもしれないが、構想はすでに10年近く前からあたためていたものである。

天の岩屋戸(あまのいわやど)にアマテラスが身をかくしたため世界は暗闇となる。ハ百万(やおよろず)の神が天安河原(あまのやすかわ)に集り、オモイカネの発案で常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)を大きく鳴かせ、アメノウズメが裸で踊り出す。その踊るさまに神々はどっとばかりはやしたて、果てはその狂態に爆笑の渦が巻きおこる。不審に思ったアマテラスが岩屋戸の隙間から覗き見するのを待ちかねたタジカラオがアマテラスの手を引いてつれだす。そして世界はふたたびもとの光明をとりもどすという話である。音楽はこの話をかなり即物的に表現するが如何なものであろうか。私は小学生のころ、教科書にのっていたこのお話の絵を今でも生々しく思い出すことができる。そして、この音楽はそのイメージを瞼に浮かべつつ書き上げたものである。』(原文ママ。カッコ内は筆者による)

このくだりは、この作品の楽曲解説には必ずといっていいほど登場する。その後、1989年に音楽之友社が版権を得て、1990年に出版された楽譜の解説文にも引用された。

ただ、永野慶作さんの指揮でこの作品が初演された1973年(昭和48年)9月26日(水)の「大阪市音楽団創立50周年記念演奏会」(大阪市中央体育館)のプログラムに掲載された原文には、この後にもう少しつづきがあった。

『市音楽団と私の関係は深い。私に音楽の手ほどきを与えてくれたのは名隊長、林 亘先生であり、更に先輩として尊敬してやまない前団長、辻井市太郎先生であり、現演奏係長の永野慶作氏も、吹奏楽の指導者としてばかりでなく、人間的にも豊かなものを常に示しておられ私の信頼し得る友人の一人である。中学生のころ、天王寺音楽堂の客席の木影で、隊員から指導をうけた日も、暑い日盛りの午後で、蝉がやかましく鳴いていたのを思い出す。こうしてわれわれがお世話になった方達の多くは、既に幽冥境を異にしている。思い出とともに諸先輩方の冥福をもあわせて祈りたいというのが私の感懐である。したがってこの音楽は、現在の市音楽団のみならず、諸先生、諸先輩にも心から捧げるものである。』(原文ママ)

コンサート終演後の祝宴では、偶然、朝比奈、大栗の両氏が愉しそうに語らっている席に近い場所があてがわれた。

そのとき、朝比奈さんは、この新作がたいへん気に入られた様子で、『つぎは、ホールでやらないとな。』と言われているのがハッキリ聞こえた。

結果、朝比奈さんは、この翌年の1974年11月1日(金)、フェスティバルホールで開催された「第29回大阪市音楽団定期演奏会」でこの曲を客演指揮。さらに、1975年2月27日(木)、箕面市民会館(大阪府)で行われた東芝EMIのLPアルバム「吹奏楽オリジナル名曲集Vol.3」(東芝EMI、TA-60013)の収録でセッション・レコーディングを行なった。

大栗作品とシオンの関係、それは、やはり“特別”なものだった!!

▲“神話”初演中の市音(1973年9月26日、大阪市中央体育館)

▲初演後、花束を受け取る作曲者(同)

▲LP – 吹奏楽オリジナル名曲集Vol.3(東芝EMI、TA-60013、リリース:1975年9月5日)

▲同、A面レーベル(テスト盤)

▲同、B面レーベル(テスト盤)

▲同、A面レーベル(市販盤)

▲同、B面レーベル(市販盤)

■筑波研究学園都市吹奏楽団 午後の演奏会22 ~あの日の歌、終わらない青春(2月17日)

日本の歌や海外のヒット曲、映画・アニメのテーマ曲等の中から、「あの日の歌、終わらない青春」と題して、幅広い年代の皆様に楽しんで頂ける曲を集めました。
小さなお子様も歓迎いたします。
ぜひ皆様お誘い合わせの上ご来場ください。

日時 : 2019年2月17日(日) 開場 13:30 、開演 14:00
会場 : 牛久市中央生涯学習センター 文化ホール
交通手段 : 自家用車の方:駐車場有
※台数567台(内 身障者、ハート・プラス用6台)

公共交通機関をご利用の方:最寄駅からバス有
※駅からバスをご利用の方は、コミュニティバス『かっぱ号』をご利用ください。
【運動公園ルート】
●牛久駅東口→中央生涯学習センター(約7分)
●ひたち野うしく駅東口→中央生涯学習センター(約20分)
料金 : 無料
曲目 : カーペンターズ・フォーエバー
ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー
「となりのトトロ」Highlights  他

問合せ :

担当者 実行委員会
TEL 080-4122-8231
E-Mail obr5623@gmail.com
HomePage http://toshibrass.music.coocan.jp/

■東京農工大学ピアノ部 110th Concert of the Error(12月22日)

部員それぞれが「この曲を弾きたい!」という一心で練習を重ねてきました。入学して始めたばかりの初心者から音大生並みの実力者まで、いろんな音が楽しめると思います。

日時 : 2018年12月22日(土) 開場 12:00 、開演 12:30
会場 : 府中市市民活動センター プラッツ バルトホール
交通手段 : 京王線 府中駅 徒歩1分
料金 : ★入場無料・入退場自由★
曲目 : ●1日目 12月22日(土)
■第1部 12:30~13:45
ピアノソナタ 第31番 変イ長調 Op.110 より 第3楽章
/ L. v. ベートーヴェン …ほか全10曲
■第2部 13:55~15:10
ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想」
/ F. F. ショパン …ほか全10曲
■第3部 15:20~16:35
バレエ組曲『くるみ割り人形』Op.71a より 第8曲「花のワルツ」 / P. I. チャイコフスキー …ほか全9曲
■第4部 16:45~18:00
ハンガリー狂詩曲 S.244 より 第14番 / F. リスト …ほか全9曲
■第5部 18:10~19:25
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調
BWV1004 より 第5曲「シャコンヌ」 / J. S. バッハ = F. ブゾーニ …ほか全9曲

●2日目 12月23日(日)
■第1部 12:30~13:45
ラ・ヴァルス / J. M. ラヴェル …ほか全9曲
■第2部 13:55~15:10
ピアノソナタ 第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」より
第2楽章、第3楽章 / L. v. ベートーヴェン …ほか全9曲
■第3部 15:20~16:35
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 / J. S. バッハ …ほか全9曲
■第4部 16:45~18:00
バラード 第2番 ロ短調 S.171 / F. リスト …ほか全9曲
問合せ :

担当者 09026257024
TEL 09026257024
E-Mail 2018p10@gmail.com
HomePage http://www.tuat-piano.com/