■交響曲第1番「アークエンジェルズ」作品50(作曲:フランコ・チェザリーニ)

「ビザンティンのモザイク画」や「アルプスの詩」で知られるチェザリーニ初のシンフォニー!

作品は、演奏時間30分超えで、独立した4つの楽章で構成。各楽章には、曲名にしたがって題材とする有名なアークエンジェル(大天使)たちの名が小題としてつけられ、曲中、6曲のグレゴリオ聖歌の旋律がとりこまれている。

各楽章は、概ね、次のような音楽だ。

【第1楽章:ガブリエル~神の意志を伝える天使】
ガブリエルは、聖母マリアにキリストの誕生を知らせた優しい天使。反面、反逆する天使たちへ攻撃を開始する際は、激しい戦士となる。導入部はマエストーゾ。ティンパニとバンドの重厚な響きが交錯するように始まり、アレグロ・ブリランテの主部に入る。二面性を合わせ持つガブリエルの気性の激しい性格を表す第1主題、それとは対照的に穏やかでのどかな性格を表す第2主題が、入れ替わり立ち代わり現れて見事なコントラストを構築しながら、力強くエキサイティングなエンディングへと向かっていく。

【第2楽章:ラファエル~魂をみちびく天使】
レント・エ・デヴォーテの穏やかな楽章。“癒しを司る天使”として知られるラファエルは、広く心と身体と魂を癒してくれる天使であり、死後の世界に魂を導くことなど、様々な役割も担う。楽章全体にその性格が反映され、まず木管やホルン、ハープが美しく敬虔な雰囲気の音楽を展開し、途中、厳粛な高まりをみせた後、元の空気感を取戻し、美しく楽章をとじる。

【第3楽章:ミカエル~神の御前のプリンス】
“神の御前のプリンス”とも呼ばれるミカエルは、天の軍団を統率し、幾多の白熱する武勇伝を残している。神に反逆を企てたサタン(悪魔)の一群に勝利したことで知られるミカエルの好戦的キャラクターを表した楽章で、緊迫感を伴うぺザンテの重厚な導入の後、アレグロ・コン・フォーコのパワフルでエネルギッシュな主部に入る。途中、しばしレントでロマンチックな展開をきかせるが、やがて、元のエネルギッシュな雰囲気が立ち戻り、ドラマチックにこの楽章をとじる。

【第4楽章:ウリエル~時をつかさどる天使】
ウリエルは、天空の光を統治し、時間を司る守護天使。しかし、1545年にイタリアで行われたカトリックのトリエント公会議で、彼のことが言及されている唯一の正典であった“第四エズラ書”が排除された結果、現在のカトリック教会において正式な天使の中には含まれていない。終楽章は、その“忘れられた大天使”ウリエルに捧げられている。レントで始まるこの楽章は、ゆったりとした時の流れを感じさせる音楽で、同一テーマが様々なパートに受け継がれながら展開し、次第にマエストーゾの荘厳華麗なクライマックスへと登りつめていく。

【楽譜セット】
■交響曲第1番「アークエンジェルズ」作品50
作曲:フランコ・チェザリーニ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/set-1404/

【フルスコア】
■交響曲第1番「アークエンジェルズ」作品50
作曲:フランコ・チェザリーニ
http://item.rakuten.co.jp/bandpower/sc-5440/

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