9月7日(木)12:00より、吹奏楽史上空前のオドロキ・コラム 「吹奏楽曲でたどる世界史」by:富樫鉄火(音楽ライター)連載スタート

【はじめに】(筆者:富樫哲佳より)

 9月7日(木)12:00より、週一回、『吹奏楽曲でたどる世界史』なるコラムを連載することになりました。一応、約50回(約1年間)ほどの連載を予定しています。

 これは、読んで字の如く、世界の有名史実を題材にした吹奏楽の名曲を、毎週1曲取り上げ、簡単に解説しながら世界史をたどろうという、不思議な企画であります。

 なぜ、こんな企画を考えたのか。

 いま、吹奏楽はたいへんなブームですが、若い方々(特に中高生)の演奏を見たり聴いたりしていると、「果たして曲の背景を理解して演奏しているのかな」と感じることが時々あるからです。

 もちろん、指導者がキチンと解説したり、あるいは演奏者自身が調べて理解している場合もあるでしょうが、中には、「単なるオタマジャクシの羅列」としてしか曲をとらえておらず、いかに技術的に高度な表現をするか…のみに腐心しているケースもあるようです。

 いい演奏をし、特にコンクールで上位に食い込むためには、それも当然大切です。しかし、もしその曲が、ある「ドラマ」を描いている場合、やはり、それを十分理解した上でチャレンジした方が、演奏も違ってくると思うのです。

 なぜか吹奏楽曲には、有名史実を題材にした曲がたくさんあります。それらがどんな出来事だったのか、なぜ吹奏楽曲になったのか、そして、演奏する際にどんな気持ちになるべきなのか…そんなことが、少しでも皆さんの参考になればと思い、このような連載を始めることにしました。

 また、この連載は、吹奏楽を知らない方々にこそ、ぜひ読んでいただきたいと思います。世界中の作曲家たちが、「吹奏楽」なる表現形態で、これほどたくさんの有名史実を音楽化していることに、きっと驚かれるでしょう。

 中には「こんな作曲家、聞いたことないぞ」「こんな曲、CDになってるの?」「いったい、どこで演奏されているんだ?」と感じる方もおられるはずです。しかし、どれも、楽譜が発売され、CD化され、コンクールやコンサートなど、様々な場所で演奏されている曲がほとんどなのです。つまり「吹奏楽」とは、これほど貪欲に広範に、題材を求め、次々と新作を生み出している、パワー溢れる楽しい世界なのです。そんなことを、ぜひ多くの方々に知っていただきたいと思います。

 なお、私は単なる「吹奏楽好き」な「道楽者」の音楽ライターでして、専門の音楽教育を受けたわけでもなく、ましてや世界史の専門家でもありません。よって、この連載で真面目に世界史を勉強しようなどとは、くれぐれも考えないで下さい(そんな人、いないか)。また、毎回の記述の中に誤解や間違いも多々あると思います。もしそれらを見つけられたら、「バンドパワー」編集部までご一報下さい。皆さんのご協力を得ながら訂正を重ね、より完全な内容にブラッシュアップしていければ、これに勝る喜びはありません。

 連載は、おおむね史実の年代順に掲載する予定ですが、あまり年代の正確さにこだわると、最初のうちは「聖書」にまつわる大昔の話ばかりが続くことになってしまい、皆さんも飽きてしまうでしょう。そこで、あくまで年代順ながら、時々、時代を先に行ったり、後戻りすることもありますので、その点はご承知おき下さい。

 今回の企画に賛同いただき、連載の場を与えてくださった「バンドパワー」編集部の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 それでは、次回=第1回は、「人類誕生」から始めます。1年間、頑張りますので、どうか続けてお読み下さい。

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