当時、ほとんど無名の若手作曲家の1人りだったヤン・ヴァンデルローストを世界的スターダムへと押し上げた奇跡の大ヒット・アルバム! 交響詩「スパルタクス」/フラッシング・ウィンズ(世界初録音)オリジナル盤(CD-3927)

 ヤン・ヴァンデルローストを世界的スターダムへと押し上げた奇跡の大ヒット・アルバム!!

 演奏は、オランダ国民に“KMK(カーエムカー)”の愛称で親しまれたオランダ王国陸軍バンド!

 録音年の1989年は、このバンドの自主制作CD第1作「ヨハン・デメイ~交響曲第1番「指輪物語」(世界初録音)」(CD-0103)が空前の大ヒットとなった年だ!

 同時にそれは、オランダやベルギーの作曲家のオリジナル作品につぎつぎとスポットがあたる起点ともなった年で、巻き起こったウェーブをリードするこのバンドへの注目度も急上昇。ここから、音楽監督ピエール・キュエイペルスの強力なリーダーシップの下、レコード各社や出版社とのコラボも活発化した!

 キュエイペルスがデメイの次に注目したのが、デメイの大親友で、ベルギー・ギィデ交響吹奏楽団の初演が評判を呼んでいた交響詩『スパルタクス』の作曲者ヤン・ヴァンデルロースト!

 結果、このDHMレーベルのアルバムのために選ばれたのは、注目作、交響詩『スパルタクス』と、それとはまったくスタイルの異なる『フラッシング・ウィンズ』『プロヴァンス組曲』の計3曲!

それらは、今や押しも押されぬ人気曲だが、当時は、ほとんど無名の1人の若手作曲家の新作であり、楽譜出版を担ったデハスケも起業後数年、社員僅か数名の超零細出版社だった!!

 当然ながら、すべてが世界初録音!!

 それらを一気に1枚のアルバムにレコーディングしようとすることじたいが、他の大手レコード会社には“無謀の極致”をいく大冒険プロジェクトと映ったのも当然だ!!

 収録は、当時KMKの本拠があったデン=ハーフの市内にある教会オブスタディンフスケルク。

 だが、KMKの高いモチベーションとユーロサウンド録音スタッフによるすばらしいサウンドが相まって、このギャンブルは大成功!

 アルバム注目度の急上昇とともに、ヴァンデルローストの名もヨーロッパ各国で知られるところとなった。

 交響詩『スパルタクス』は、日本でも関西の3つのバンドがいち早く注目! そのパフォーマンスをリポートした“バンドピープル”誌の記事とともに、この若き作曲者の名とCDの存在は、日本中の注目するところに!

 同時に『フラッシング・ウィンズ』と『プロヴァンス組曲』も注目を集め、何度来日してプロモーションしても、1冊も楽譜を売ることが叶わなかったデハスケの楽譜が、日本につぎつぎと流れてくる確かなきっかけとなった。

 汐澤安彦指揮、シエナ・ウインド・オーケストラが、当時、コンサートのオープナーに『フラッシング・ウィンズ』を使っていたことを記憶しているファンも多いだろう。

 アルバムには、この他、ヴィム・ヴァンデルベークが編曲したドリープのバレエ音楽『シルヴィア』から“バッカスの行列”、ピーター・グレイアムの『ディメンションズ』、ケース・スホーネンベークの『アーサー王』という、この時代に現れた俊英たちの作編曲も収録!

 すばらしい作曲家、すばらしい選曲、すばらしいパフォーマンス、すばらしいサウンドと何拍子も揃ったこのアルバムは、当然ながら、1990年代の比較的早い時期に完売!

 その後、ヴァンデルローストの各作品は、リマスターされて「エッセンシャル・コレクション~ヤン・ヴァンデルロースト作品集」(CD-0948)などに再録されたが、サウンドの瑞々しさやエネルギーは、“新しいものを創ろう!”とする意気込みに裏打ちされた当時のオリジナル・プレスがダントツ!

 次にいつゲットできるかは、もはや神のみぞ知る!

 25年以上の歳月をへて奇跡的に出土した、当時のままのオリジナル・アルバムだ!

【収録曲】

1. フラッシング・ウィンズ/ヤン・ヴァンデルロースト
2. バレエ音楽「シルヴィア」から“バッカスの行列”
/レオ・ドリープ (arr. ヴィム・ヴァンデルベーク)
3. ディメンションズ/ピーター・グレイアム (arr. ヤン・セヘルス)
4. プロヴァンス組曲/ヤン・ヴァンデルロースト
5. アーサー王/ケース・スホーネンベーク
6. 交響詩「スパルタクス」/ヤン・ヴァンデルロースト
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http://item.rakuten.co.jp/bandpower/cd-3927/

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