パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団…情報vol.3 トランペット界のプリンス、ナカリャコフが奏でる<ラプソディー・イン・ブルー/トランペット独奏版>

ガーシュインが世に送り出した、彼の最高傑作、それが「ラプソディー・イン・ブルー」です。わずか10数分の曲の中にちりばめられた、言いようのないほど美しい、インスピレーションに富んだ旋律の数々、そしてその旋律の表情がジャズとクラシックのテイストの中で味わい深くブレンドされた、新鮮で独創的な魅力がいっぱいのこの作品を聴くとき、この作品がガーシュインの“最高傑作”と呼ばれる理由が分かるような気がします。

 この作品は自身がピアニストでもあった、ガーシュインが独奏ピアノと管弦楽のために作曲した作品ですが、ジャズのスタイルで演奏されたり、ピアノだけで演奏されたり、オルガンやバンジョーで演奏されたりと、さまざまな形態で演奏されますが、どのようなスタイルで演奏されても、聴けばすぐに“ラプソディー・イン・ブルー”とわかる、強い個性を持った作品であることに変わりはありません。

11月6日(火)の東京オペラシティ コンサートホールでの演奏会では、なんとトランペット独奏と吹奏楽の編曲でお楽しみいただきます。この編曲は今回トランペットを演奏するナカリャコフの大先輩で、かつて世界最高と謳われたロシアの名トランペット奏者、ドクシツェルによる“独奏トランペットと管弦楽のための”卓越した編曲を元に演奏されるものです。
冒頭のトランペット独奏による通常の“F”から一気にハイ-Bbまでのグリッサンドに始まり、この編曲で聴く「ラプソディー・イン・ブルー」のトランペットによって奏でられる生き生きしたリズムや、ロマンティックな表情、そして力強く、浪々と歌われる旋律に、思わず「こんな“トランペットのための名曲”があったのか!」と驚いてしまうほどの素晴らしいできばえの編曲といえます。

今や押しも押されもしないトランペット界の騎士となった、セルゲイ・ナカリャコフがかつて17歳のデビューCDの1曲目に(この編曲を元にトランペットとピアノのために編曲した版で)取り上げたのもこの作品で、後に、オーケストラ(アシュケナージ指揮/フィルハーモニア管弦楽団)とも録音していますので、「ラプソディー・イン・ブルー」は彼の得意中の得意としているレパートリーということが出来るでしょう。
ナカリャコフによって鮮やかにホールに響きわたる「ラプソディー・イン・ブルー」に是非ご期待ください。

■プログラム詳細
http://www.japanarts.co.jp/html/2007/garde/index.htm

 伝説のパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が、間もなく日本にやって来る。音楽ファンであれば、決して聴き逃すことができない究極をライブを、この機会にぜひ体験しよう!

 日本での公演日程は下記のとおり。プログラムや料金などは招聘元の「ジャパンアーツ」ホームページでチェックできるので、そちらをどうぞ!

【問い合わせ・公演詳細・チケット申し込み】ジャパンアーツ

http://www.japanarts.co.jp/

公演日程】 全国

11月 1日(木)鹿児島県文化センター 099-223-4221
11月 2日(金)姫路市文化センター 079-298-8015
11月 3日(土)東京国際フォーラムホールA 03-3499-8090
11月 4日(日)名古屋国際会議場センチュリーホール 052-221-1319
11月 6日(火)東京オペラシティコンサートホール 03-3499-8090
11月 7日(水)昭和女子大学・人見記念講堂(学校公演)
11月 8日(木)聖徳大学・川並記念講堂
(学校公演・マネジメント・菊池音楽事務所)
11月 9日(金)武蔵野市民会館 0422-54-2011
11月11日(日)よこすか芸術劇場 046-828-1602


主催者の方から「今回の演奏会の聴きどころ」などの資料ももらったので、合わせて紹介しておきますね。

■遂に実現、ギャルド・レピュブリケーヌ…6年ぶりの来日公演!

97年から第10代楽長(首席指揮者)を務めるフランソワ・ブーランジェはパリ音楽院でピアノ、オルガン、打楽器を学び、ジュネーヴ国際コンクールで打楽器奏者として入賞、指揮ではブザンソン国際指揮者コンクールで第3位に入賞しており、パリ・オペラ座管弦楽団ほかを指揮してきた実力者です。

 ブーランジェは、ギャルドの黄金時代を築いたパレス楽長(在籍期間1893~1910)[フランス吹奏楽の規範となる大著「吹奏楽法」を著し、セント・ルイスで行なわれた万国博や、北米・欧州演奏旅行で絶賛を浴びた名楽長]時代に確立されたギャルドのシンフォニックなサウンドを蘇らせたいという意思を熱く語っており、就任10年を迎えるブーランジェが”誇り高いギャルドの団員たち”と描き出す「薫り高いギャルドの響き」に注目したいと思います。

今回の来日公演は、これまでのギャルドならではのプログラムに加えて、新しい注目のレパートリーがふんだんに加わり、またトランペットの名手ナカリャコフを迎えたプログラムなど、6年の沈黙を吹き飛ばすかのような、多彩なプログラムが予定されています。

 プッチーニの歌劇「トゥーランドット」のセレクション、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲、ビゼーのカルメン、ボレロの演奏される11月3日(祝)[会場:東京国際フォーラム ホールA]は、「文化の日」の祝日に相応しく、”吹奏楽の祭典”と呼びたいくらいの盛りだくさんの、”ギャルドの魅力が凝縮された”プログラムと言えるでしょう。
特に「トゥーランドット」のセレクションは、今回の日本公演のために、首席指揮者ブーランジェ自ら選曲、編曲したもので、「トゥーランドット」の極彩色の旋律とハーモニーが名門ギャルドとブーランジェによってどのように描き出されるのか、いやがうえにも期待が高まる所です。
また、R.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、バルトークの「舞踏組曲」など、名曲・大曲がこちらもズラリと並ぶ11月6日(火)[会場:東京オペラシティ]は、トランペットの名手ナカリャコフを迎えて独奏トランペットと吹奏楽による、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」も演奏されます。
「ラプソディー・イン・ブルー」は独奏ピアノと管弦楽のために作曲されたこの作品ですが、今回はリリカルな独奏トランペットとガーシュインの魅力が見事に融合した、魅力的な編曲でお楽しみいただきます。
ドビュッシー、ラヴェル、ベルリオーズ等の大作曲家達たちが賛辞を惜しまなかったフランスの誇り高い管楽器演奏の演奏を今に伝えるギャルドの久々の来日公演に、是非ご期待ください。

【問い合わせ・公演詳細・チケット申し込み】ジャパンアーツ

http://www.japanarts.co.jp/

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