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“ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし”と謳われるイングランドの名門ブラスバンド、ブラック・ダイクのプリンシパル、リチャード・マーシャルがコルネット・ソロの珠玉の名曲を独奏した“コルネット・ヘリテージ・コレクション”のシリーズ第2弾!
レコーディング・セッションは、2013年、美しく豊かな残響で知られるウェスト・ヨークシャーのハリファクス大聖堂で行われた。
この大聖堂の大きな空間に広がるコルネットとバンドの響きは、とにかく美しい!!
指揮は、音楽監督ニコラス・チャイルズと、録音当時の首席指揮者ロバート・チャイルズ。
ユーフォニアムのソリストとしても活躍した2人の的を得た指揮は、マーシャルののびやかなソロとアジャストしたすばらしい伴奏をバンドから引き出している。
レパートリーは、第1弾同様、コルネット・ソロとデュエットの定番がズラリ11曲!
ハートマンの『ファシリータ』、リンマーの『マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム(ケンタッキーの我が家)』、『ヘイルストーム』、『ウェーバーのラスト・ワルツ』など、今もイギリスのブラスバンド・ファンを熱狂させている曲目が次から次へと登場する!
シュトラウスの喜歌劇『カサノヴァ』から“修道女の合唱”やゴードン・ラングフォード編の『わが愛は赤い赤いバラのように』の美しさは、とくに絶品だ!
1曲だけ入っているデュエット曲、グリーンウッドの『プレイメイツ』は、マーシャルの一人二役で、当然ながら、デュエットのタッチは見事にアジャスト!
つねにコルネットの先人をリスペクトするマーシャルらしいのは、少年時代に初めてのコルネットを丁寧に選んでくれたブロッズワース・コリアリー・バンドのプリンシパル、ケン・ラルフ(2013年に物故)へ捧げるために、サリヴァンの『失われた音階』を選曲していること。
そのソロも、とても感情の入ったハートフルなものとなっている!
ブックレットの巻頭言を長年CWSマンチェスター・バンドのプリンシパルをつとめたデリック・ガーサイド、プログラム・ノートをシティ・オブ・コヴェントリー・バンドやグライムソープ・コリアリー・バンドのプリンシパルをつとめたジェームズ・スコットという、コルネットのレジェンドたちが書いているのも、まさしくマーシャルの人徳がなせる業だ!!
コルネット吹きには、まさしくバイブルもの!
同一楽器のソロ・アルバムなのに、一気に聴き通せる完成度の高さ!
大成功を収めたファースト・アルバムをさらに上回る、豊かな音楽性が光っている!
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