■宇宙の音楽(作曲:フィリップ・スパーク)

原曲はブラスバンド曲。1992年、ヨークシャー・ビルディング協会バンド(現ハモンズ・ソルテア・バンド)の委嘱で書かれ、2004年の欧州ブラスバンド選手権で演奏。驚異的名演で最高点の195点を叩き出し、6連覇を達成した。吹奏楽版の世界初演は2005年、山下一史指揮による大阪市音楽団。

ギリシャの哲学・数学者ピタゴラスは、当時確認されていた6つの惑星と太陽が音を発し、和音を奏でていると考えていた。これを「Music of the Spheres」(天球の音楽)と呼ぶ。本曲は、この思想をもとに、宇宙の創生~現在~未来を描くもの。スパークならではの華やかで壮大な音楽絵巻である。

曲は<副題>が付いた7部構成だが、切れ目なしで演奏される。 冒頭<t=0>は、静謐にして落ち着いたホルン・ソロ。「t」とは宇宙の時間軸の単位で、「0」は、宇宙の始まりをあらわす(ちなみに現在は「t=138億年」)。すぐに急速テンポとなって宇宙の膨張爆発<ビッグバン>が始まる。やがて静まり、クラリネット・ソロに導かれる<孤独な惑星>で、瞑想に入る。

だが、宇宙は静寂ばかりではない。<小惑星帯と流星群>では、衝突の危険のある流星群が次々と通過し、誕生したばかりの小惑星を脅かす。
流星群が通過すると、ピタゴラスには聴こえたという<天球の音楽>の和音が、エコーのように響き渡って、それらが一つになる<ハルモニア>(調和)で壮大なクライマックスに至る。ついに宇宙の完成か……と思いきや、このあと<未知>なる凄まじい終結部に突入。音楽は壮大なクライマックスとなり、宇宙の果てへと突進していく。(解説:冨樫鉄火)

宇宙の音楽
Music Of The Spheres

・グレード:6
・作曲:フィリップ・スパーク(Phillip Sparke)
・TIME:18分27秒(CD-0794参照)
・出版:アングロ・ミュージック(Anglo Music)
・分類:販売譜(スコア&パート譜セット)

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【吹奏楽版 視聴】

【ブラスバンド版 視聴】

■宇宙の音楽 ~フィリップ・スパーク作品集
http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-0795/

■スパーク:宇宙の音楽<吹奏楽版世界初演ライブ> 
大阪市音楽団
http://item.rakuten.co.jp/bandpower-bp/cd-0831/

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