【3月号】
料理の楽しみや美味しいという喜びを仲間と味わおう!
~演奏したいという気持ち大切に
Text:五十嵐清
皆さんが吹奏楽の楽器を始めたのはいつ頃でしたか?そのきっかけは何でしたか?― 楽器を演奏している先輩の姿に憧れて、演奏会を聞いて凄い!カッコイイ!と思った。などなど。
初めは不安の中にも希望に胸を弾ませていたのではないでしょうか?なかなか思うように演奏できないなか、先輩が親身になって教えてくれたお陰で、コツが分かってきて、初めて曲が吹けた時、初めてステージで演奏した時など嬉しくてたまらなかったのではないでしょうか?その時は一途に「吹きたい」「演奏したい」という気持ちで満ち溢れていたこと思います。
途中、「人間関係がうまくいかない」「部活に入っていない友達と時間が合わない。自分の時間が欲しい」「勉強との両立が出来なくなってきた」などネガティブ的な考えになり、つい愚痴、不満や文句を口にしてしまうこともあったかと思います。
皆さんは、音楽は一人でも楽しむより、吹奏楽やオーケストラのように多人数でアンサンブルすることで楽しみが倍増して、とても魅力的になることに気づいていると思います。ですから「吹かなくてはならない」「演奏しなくてはならない」という義務感から開放され、「吹きたい」「演奏したい」という原点に戻った素直な気持ちで、音楽を創っていってほしいと思います。
演奏したいという気持ち大切に
メンバーが共同で利用しなければならない一つの場(楽団)がここにあります。その場(楽団)をお互いがそれぞれの違い(個性)をもったまま、いかに分かち合っていけるかです。そして、音楽面では指揮者の意図を理解し、自分がその曲に対して感じていることを素直に表現していくことです。
これからも「演奏したい」という素直な気持ちで、キラキラした目の輝きで積極的に楽しむことで、『楽器を演奏できる幸せ、喜び』を感じることができると思います。
卒業や進級の門出に、私から皆さんに贈る言葉
「音楽は一生の友。友は一生の宝」
自分を信じて、仲間を大切に、歩んでください。
吹奏楽活動 最高!