■いがらし きよし の「バンド料理法」(11)

【1月号】
伝統の看板メニューには、また食べたくなる魅力がある。
~素晴らしい仲間と「喜びと感動」を創くろう!
Text:五十嵐清

あけましておめでとうございます。新年のスタートに際し、改めて吹奏楽部の活動を魅力的にする、
5つの魔法のキーワードを使って今年も『喜びと感動』を味わいましょう。

1.健康管理と学校生活の充実。【責任】
一人ひとりが吹奏楽部員の誇りを持ち、自身の「責任」で健康を保つ。欠席、遅刻、早退をせずに授業に集中し、日常の生活をきちんとする。その先に吹奏楽部活動を通しての学校生活のメモリーがある。睡眠と食事をしっかりして、演奏に耐えうる体力と気力を身につける。

2.人と人のつながり。【思いやり】【感謝】
音楽を一緒に創る仲間がいる。活動を支えてくれる人がいる。演奏を聴いてくれるお客様がいる。つながるためには、礼儀正しさと挨拶が大切。そして仲間への「思いやり」と「感謝」。支援してくれる人や音楽を聴いてくれる人へ「感謝」をこめての『音返し』。

3.美しく豊かな響きへのこだわり。【真剣】【一生懸命】
奏者一人ひとりが、「真剣」に楽曲と向き合い考えて、感性のなかから音にする。「一生懸命」に練習して美しく豊かな音に磨いていく。自分自身の役割を明確に仲間と一緒に調和して、喜びを感じてホールに自分たちのサウンドを響かせて、『音楽を共有する』。

歴代の先輩たちが積み上げてきた伝統に、今の代の思いを積み重ねていく。先ずは、先輩方が行なってきたことを確実にやっていく。その上に自らが考え、他メンバーの考えを知り、アイデアを出し創意工夫しながらコツコツと実行する。そして評価してもらい、改善していく。迷ったらもう一度、活動の基本理念を思い出してみる。この魔法のキーワード

「責任」「思いやり」「感謝」「真剣」「一生懸命」

をその時々に当てはめて、伝統を継承しよう。

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