【コラム】富樫鉄火のグル新 第367回 東京国際映画祭の「成熟」度

 第35回東京国際映画祭(TIFF)が終わった(10月24日~11月2日)。
 TIFFといっても、よほどの映画好きでなければ「それがどうした」で終わりだろうが、国際映画製作者連盟(FIAPF)が日本で唯一公認しているオフィシャルな映画祭である。だから、俗にいう「世界三大映画祭」(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)と、一応は同格(のはず)なのである。よって、映画好きには、見逃せないイベントなのだ。
 本年は、10日間で110本が出品され、上映動員数は約6万人だったという。コンペティション部門には、107国・地域から1,695本の応募があり、15本が選出・上映された(世界初上映8本、製作国外での初上映1本、アジア初上映6本)。

 あたしは、平日昼間は仕事があるので、夜しか行けない。せいぜいコンペ部門6本を含む10本しか観られなかった(しかもグランプリ受賞作には当たらなかった)。よって、とても映画祭の全容を理解しているとはいえないのだが、それでも、毎年数本ずつではあるが、もう30年近く通っているので、簡単に、印象を記しておきたい。

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